ゴジラ バーニングブラッド feat.リバイス&トリガー   作:ホシボシ

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※注意!

・この作品はゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーのクロスオーバーです。
 ウルトラマントリガーと、仮面ライダーリバイスを見ていなくても問題はありませんが、非常にわかりにくくなるので、その点は注意してください。

・オリ主要素があり、世界観もオリジナル設定とオリジナル要素が中心になります。
 原作と用語が同じでも、設定などが違う場合があります。

・デリケートなテーマではありますが、とにかくこの作品は実際の人物や企業、団体とは何の関係ありません。
 
上記の要素が苦手な方は我慢してください。
解釈違いやったら、ごめんやで……(´;ω;`)




プロローグ

主要都市破壊ミサイル発射装置設置場。

繰り返されるサイレンに交じって打撃音と電子音が聞こえてくる。

 

 

「ハーイッ! 大きなお友達のみなさーん! こんにーちはー! 文字じゃわからないだろうけど、現在、恐竜のフードを被ったキュートな悪魔が戦ってるよーっ! おれっちの名前はバイス。仮面ライダーバイスだよーっ!」

 

「おい! 何言ってんだバイス! ちゃんと戦え! この大事な時に!」

 

「ああん! もうっ! わかってるって! ほいでもって、こっちのピンクの仮面ライダーが五十嵐(いがらし)一輝(いっき)。仮面ライダーリバイ! もうわかるよね? リバイとバイスで、仮面ライダーリバイスってわーッけ!」

 

「だから真面目に――ッ! 状況わかってんのか! って、やばい! アイツ!」

 

 

リバイの視線の先では、蜘蛛男がミサイルに手足を張り付かせて上のほうに移動しているところだった。

せっかくフェニックスが妨害電波で照準を宇宙に設定してくれたのに、修正装置を取り付けられては意味がなくなってしまう。

そうしているとカウントダウンが始まった。

リバイスは蜘蛛男を追いかけようとしたが、ショッカー戦闘員が多すぎてなかなか階段を上ることができない。

かといって飛行しようにも、ミサイルが発射されては追いつけるかどうか。

 

 

「こうなったら……!」

 

 

そこでカウントダウンがゼロになった。

吹き出る炎と白煙。崩壊していく足場の中をリバイスは走り、飛び上がった。

 

 

「やだあああああああああああああああ!」

 

 

宇宙を目指して飛行するミサイルに、バイスはしがみついていた。

すさまじい衝撃と抵抗の中でも振り落とされないでいるのは、コングゲノムのおかげだろう。

とはいえ、何も余裕というわけではない。

少しでも力を抜けば終わりだ。それはリバイと蜘蛛男も同じようで、硬直状態が続く。

 

 

「マジでヤバイって、いやこれガチでヤバイって! ガチのガチで一周回って……、あれ? 逆にやばくない? なーんだ。やばくないのかぁ。じゃ、安心だね! うふ! って、んなワケあるかーいっ!」

 

「おちつけバイス! 深呼吸でもして気分を整えろ!」

 

「お、おっけー! スゥーハァー! スゥ! ハァ! んー! 最高ッ! 宇宙の空気って最高に美味いね! マスター、もう一杯。って、バカーッ!」

 

「……さっきからなに言ってんだお前」

 

 

気づけば周りは完全な宇宙空間だ。

しかしそこでミサイルが減速した。みんな一斉に立ち上がる。

蜘蛛男が装置をミサイルにつけると、ミサイルが行き先を地球に変更する。

しかし同時にリバイも走り出して、そのままの勢いで蜘蛛男を殴っていた。

宇宙に放り出される蜘蛛男。続いて装置を剥がすと、宇宙に向かって投げ捨てる。

 

 

「させるものか!」

 

 

宙に浮いていた蜘蛛男が、右手から糸を出した。

装置を絡め取り、左手からも糸を出してミサイルに付着させて戻ってくる。

 

 

「気をつけろバイス! 来るぞ!」

 

 

返事はない。

 

 

「っ?」

 

 

リバイは後ろを見る。バイスがいない。思わず二度見する。

 

 

「あれ? バイス?」

 

 

よく見れば地球に向かって何かが落ちていっているような……。

 

 

「我が魂はァァァァア! 一輝と共にあ――」

 

「うぁぁ! ま、まずい! 待ってろ! すぐに終わらせてやる!」『コング! スタンピングフィニーッシュ!!』

 

 

リバイがバックステップで蜘蛛男から距離をとる。

これは好都合だと蜘蛛男は再び装置をミサイルに取り付けようとしたが、それが狙いだった。

空を殴るリバイ。そこで手が分離して飛んでいく。

ロケットパンチだ。蜘蛛男が顔を上げた時にはもう遅い。剛腕が腹部を貫通して蜘蛛男は悲鳴と共に爆散した。

 

リバイは装置を握りつぶすと、ミサイルから飛び降りた。

しばらくしてミサイルは爆発。これで地球の平和は守られたというわけだ。

一方でリバイはバイスを助けるために、バイスタンプを起動させた。

ゲノムチェンジの際はバイスはリバイの体に戻る。これで引き寄せようとしたのだが――

 

 

「あれ? バイス? なんで……!?」

 

 

バイスが戻ってこない。

どういうことなんだ? リバイがドライバーから視線を外すと、そこには巨大なオーロラがあった。

 

 

「なんッ、だ……? あれ」

 

 

一瞬、オーロラの向こうに何かが見えた。

あれは文字だ。赤い文字。

しかし何と書いてあったのか、目を凝らすまえにそれは消えてしまった。

そうしていると、オーロラが移動してリバイを通過した。

 

 

一方、『別の宇宙』では巨大な蝙蝠が星の一つに着陸した。

吸血魔獣キュラノスは、自分やその配下たちが地球の支配者となるために邪魔な太陽に細工を施そうとしていた。

しかし翼を矢で射抜かれてしまったために、緊急で着陸したのだ。

 

同じくしてウルトラマントリガーも着陸する。

キュラノスが吠えた。それを合図に両者が走り出す。

キュラノスは翼を振るうが、トリガーは前宙で飛び越えて回避。さらにその際に振るった弓でキュラノスの背中を斬る。

着地と同時にさらに背を蹴った。よろけて前に行くキュラノスを矢で追撃しようとしたが、そこでキュラノスが飛んだ。

 

空中で頭を下に向けて反転。

蝙蝠の特徴的なシルエットであるが、その際に怪音波を発射してトリガーの脳を揺らす。

 

 

「グァア!」

 

 

トリガーは思わず頭を押さえ、武器を落としてしまった。

すぐに首を振って意識を覚醒させたが、キュラノスの姿を見失った。

まさか、と、背後を振り返った時には、すぐそこに牙があった。

 

「!」

 

予想外だった。

それは、お互い。

トリガーはキュラノスの怪音波という飛び道具に怯み、キュラノスはトリガーのスピードに怯む。

 

奇襲は完ぺきだったが、今のトリガーにはそれを凌駕するスピードがあった。

牙が届く前に横に跳んでおり、さらに両腕を広げていた。

ランバルト光弾がキュラノスの頭部に直撃した。キュラノスは悲鳴を上げて後退していき、顔を何度も払って煙と熱を取り除こうとしている。

 

光を感じた。

キュラノスが前を見ると、目の前に光の矢があった。

キュラノスは自分も横に跳ねようと思ったが、足が動く前に矢は腹部を貫いた。

爆発が起こる。キュラノスが消滅し、トリガーは小さく頷いた。

地球に帰ろう。そう思って飛び立とうとした時、宇宙にぽっかりと大きな穴が開いたのを見た。

 

 

(あれは確か、ワームホール……!)

 

 

嫌な気がする。

そう思って飛び立ったはいいが、前に進むことができない。

気づけばトリガーは、そのまま巨大な時空の中に吸い込まれてしまった。

そこで彼の意識は途切れた。

 

 

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