今回の話では、本編には出ていないあの人が出てきます!
「よし、今日から頑張るぞ!」
「行ってこいベル。自分のファミリアを探しに」
「うん、ギル兄さんはどうするの?」
「俺はてきとーにぶらぶらしてるよ」
「ふーん、じゃいってきまーす!」
「おう。頑張れよ。」(あんなに張り切っちゃって、あーゆーところは昔からかわいいよな)
「さてと、俺も外に出ようかな」
ギルは軽く背伸びをして外にでた。一歩外に出ると朝日が目に光を差し、少し目を細めた。
「いい天気だなー。こーゆー日にする散歩はサイコーなんだよな〜」
そんなことを言ってギルはオラリオの街を歩き始めた。
(
「あいつら、どうしてるかな、、」
「み〜つけた」
「ん?」
後ろを振り向くとそこには青い髪をした小柄な少女がいた。昨日関門で検問をしていたときに見えた人物だった。
「おぉ、、、久しぶりだな
「うん!久しぶりだねギル!」
5年越しの再会にギルは嬉しく思いながらもどこか気まずい表情でいた。
「どうしたのギル?」
「いや、なんでもない。元気だったかアーディ?」
「元気だよ。色々と話したいこともあるし、どこかでお茶しない?」
「俺はかまわないけど、お前ファミリアの仕事はいいのか?」
「今は休憩中だから大丈夫なの。いこ!ついてきて。」
ギルとしては街中を歩き回って自分の会いたくない人物達と遭遇しないかが心配だったが、アーディはそんなことには気づかずにスタスタとあるいていってしまう。
ここで行かなければ彼女は絶対に怒るのでギルは諦めてついていくことにした。以前アーディを怒らせ、恐ろしい目にあった経験があるギルは、彼女を怒らせることはやめようと心に誓ったのである。
「お願いします。僕をあなた達のファミリアに入れてくれませんか?」
「無理だよ、うちのファミリアにはお前みたいな田舎者の面倒見る余裕はないんだ。帰れ帰れ」バタン!
ベルは朝宿を飛び出してからたくさんのファミリアに自分を加入させてほしいと頼み込んだが、全てのファミリアから入団を断られてしまっていた。
「はぁ、、」
根気良く活動していたベルだったが、さすがに心が折れてきていた。
「どこも僕を受け入れてくれない、、、どうしよう」
『がんばれよ。』朝にギルに言われた言葉が浮かんできた。
「、、、よし。まだまだこれからだ!」
ベルはパチン!と自分の頬を叩き、気合を入れ直して、また他のファミリアを探しに始めた。
「お断りだ!さっさと帰れ!」
と意気込んだのは良かったが、また違うファミリアの団員にキツイ言葉を浴びせられたベルははやくも心にダメージを負っていた。
ふと気づけばすでに日が落ち始めていた。
「今日はもう帰ろう、、、」
明日には必ず、、、そんな自分を励ますようなことを思いながらベルは宿への帰路についた。
[宿]
「ただいま〜」
「おかえりベル。どうだった?」
「、、だめだったよ。たくさんファミリアを訪ねたけど、全部門前払いだった。」
「ははは。まぁなんとなく想像はできてたけどな。」
「え!?分かってたのギル兄さん,」
「ベルはお世辞にも戦力として見込みがあるようには見えないからな」
「そんな〜ひどいよ兄さん」
「そんなに落ち込むことねーさ。今日がすべてじゃないんだ。明日、そのまた次の日だってある。急ぐ必要はないんだ。そのうちベルの良さに気づいてくれるファミリアが絶対に見つかるさ」
「うん、、ありがとうギル兄さん。」
(あちゃーこれは結構精神にきちゃってるやつだな。しょうがねーか、なんでも理想どうりになるわけじゃないからな、、、)
「兄さんは今日何してたの?」
「俺は、、昔の知り合いに会ってきた」
「兄さんの知り合い?今度紹介してよ、僕も挨拶したいしギル兄さんがオラリオにいた頃の話とかも聞きたいしさ」
「んー。ま、機会があればな」
「、、、うん。」
(そういえば兄さんは僕と会ってから、オラリオでのことを聞いても答えてくれないんだよな、、いつもはぐらかされてる、、)
「さ、ベル、明日も頑張るならもうそろそろ寝た方がいいぞ。」
「うん、そうだね。おやすみ兄さん」
「おやすみ、ベル」
「、、、、、昔の話…か。あんまりベルには話したくないんだよな、、」
ペースは、結構適当です笑