僕が誰かって?本当に知りたいの?多分原作LOVEな人や、シリアス好きな人は聞かない方がいいよ。
OK、じゃあ説明しよう。
僕の名前は如月遊仁、いわゆる転生者って奴だ。まぁここにくるまでに色々あったんだけど、ザックリ言うと、こんな感じ。
「そんな装備で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない」
ウッ!(死亡)
「コォクォア・・・?」
「私は神だ、知りたい事なんでも教えよう」
「私の事どれくらい好きか教えて?」
「いっぱいちゅき(はぁと)」
「おうなんの用だよ、あくしろよ」
「お前死んだ、転生させる、何が持って行きたい物は?」
「ゆにこおおぉぉおん‼︎」
「新たな世界への旅立ちはOK?」
「OK!」
「GO!」
「イヤッッホォォォオオォオウ‼︎」
てな訳で転生してきたぜ!でもユニコーンガンダムが見当たらないぜ!
これでどうやって戦えばいいんだ。
そしてこの世界は神世紀300年とかいう聞いたこともない元号になっている。どうやら謎の新型ウイルスが蔓延して四国以外が全滅したらしい。嫌だねぇ。
そんでこのクソッタレた世界で四国が何故無事かというと、神樹っていう神様が守ってくれてるらしい。
やっぱ神さまは最高だな!これからもついてくぜ!
そんな世界で俺の立場はと言うと、一つ除いてただの男子中学生!つまり彼女が作れる!そう思ったのが運の尽き!
この中学校にはそれよりも大事なものがある!
それは百合!
俺のクラスに二人の女子がいるが、その二人がとてつもなく最高!
百合が、何故ここに。自力で脱出を⁉︎
ウッ(腹パン)
何はともあれその二人を紹介するぜ!
一人は結城友奈
めちゃくちゃいい子!
一人は東郷美森
めちゃくちゃいい子!
以上!
後は皆んな知ってるだろ⁉︎
俺がここに来た意味、それはこの百合を守ること!それ以外絶対にねぇ!
このスマホの写真フォルダを見てみろ!全部この百合だ!あんな写真やこんな写真まで、ストーキングと盗撮はやっぱ・・・最高やな!
このまま死ぬまで撮り続けてやるぜ!
ヘッヘッヘッヘシンパイルスコトハナイ
その日、如月遊仁はいつもの通り写真を撮っていた、だが対象は一人、結城友奈だ。
本来なら東郷美森と一緒にいる姿を撮るべきだが、今日は見当たらない。だが彼女一人だけでも満足する事は出来る。
「ウッ、やっぱ最高だ!あの容姿、性格、心!何から何まで素晴らしいお人だ!見る度に俺のLPが減っていくのが分かる、分かるぞ!」
シャッターを連続で切りながら独り言を叫び続ける遊仁。
「えぇ、その通りよ!彼女は明らかに格上の存在!貴方もよく分かっているわね!」
「だがこれだけじゃ満足できねぇよなぁ!」
「勿論!」
写真を撮るのに夢中になっていた遊仁はその声に聞き覚えがあった、なんとなくスマホの画面から目を離して、声の主の方に顔を向ける。
「ん?どうかした?私の顔に何かついてるかしら?」
見た途端彼は固まった、その声の主は東郷美森その人だったのだ。
「とっととととと東郷サン⁉︎何故ここに?」
体中を震わせながら遊仁は質問を投げかけた。なんせ憧れの存在が目の前にいるのだ。
その質問に当然とでもいうように彼女は答えた。
「何故って、ここが私の撮影スポットだからよ。車椅子でもここまでは来れるわ」
東郷の言う通りここは友奈がいた所からそれ程離れておらず死角の位置になる。恐らくどこかに行くとか言って席を外しここまで来たんだろう。いやはや体を張る人だ。
「あっ、そろそろ時間だから行くわね。また会いましょう」
そう言いながら彼女は車輪を回し、友奈のもとへと向かって行った。
この日、この出来事が全てを変えた。遊仁の運命も勇者の運命も神さえも変えてしまう事態のはじまりはこの小さな出会いからだった。
何、展開に無理がある⁉︎確かにな!