RE:MEMBERS   作:クソザコぎつね

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こんなんが主人公ってマ?


主人公は犯罪者

俺だ、遊仁だ。昨日はヤバかった・・・まさか東郷さんに見つかるだなんて。いやバレるとは思わんやん。まぁなんだ、あの二人の邪魔にならなければ良いんだ。

それはさておき、この中学校では帰る時に神樹へ礼するらしい。まぁバッチリ現界してるからなぁ。そんな感じでひとまず今日の学校は概ね終わり、神樹に礼をした。

・・・こうしてみると結城さんの髪色って特殊だなぁ。俺の髪型もそうだけど、誰も気に留めないのが流石だ。多様性っていいね。

 

「さようなら」

 

適当に返して後はやる事やるだけだ。何するかって?

 

ストーキングだよなぁ!

 

早速あの二人について行ってその綺麗な顔を収めてやるぜ!

それでだ、この学校にも部活はあるわけで。俺は言わずもがな帰宅部。彼女達は・・・これまた妙な部活だ。

その名も勇者部。

なんでも人の為になる事を勇んでやる部活らしいが、まさに彼女達の為のような部活だ。

まぁ部活だから彼女達以外にも部員はいる。

一人は犬吠崎 風

部長。女子力がうんたら言っているのをよく耳にする。

一人は犬吠崎 樹

一年生で、風の妹である。

この姉妹の絡みもまぁ素晴らしいんだが、それはまたの機会ににしよう。

 

てな訳でスニーキングの必需品であるダンボールを被った俺は勇者部の部室へと足を踏み入れた・・・

 

「ん?今扉開かなかった?」

 

「気のせいじゃないですか?」

 

「んーそっか。じゃ、ミーティング始めるわよ」

 

あっぶねぇ、風先輩にバレるとこだった。でもなんでバレないんだよこれ。

黒板に目をやると、子猫の飼い主探しと書かれている。

 

「今日からは強化月間。学校を巻き込んだキャンペーンにして、この子達の飼い主を探すわ」

 

なるほどですねぇ。これは、聞き込みをしている所の写真をゲッチュ出来そうだぞ。

 

「学校への連絡は私がするとして・・・ホームページの強化は、東郷。任せた!」

 

「はい!携帯からもアクセス出来るように、モバイル版も作ります」

 

お、早速東郷さんがpcに手を付けたぞ。どれどれ、見せて貰おうか、東郷さんのパソコン能力とやらを。

すげぇ。タイピングする指に一切の迷いが無いぞ、みるみる可愛いHPが出来上がっていく!あのキーボードを叩く動き・・・コーディネイターかな?

 

「ホームページの強化任務、完了です」

 

「「「はやっ!」」」

 

「しかもよく出来てる・・・」

 

「すごっ・・・」

 

東郷半端ないって!そんなん出来ひんやん普通!中学生の持って良い能力と胸じゃねぇって。将来有望ですねクォレハ・・・

 

 

 

 

辺りもすっかり暮れ、勇者部一行は今日の活動も順調に終わり、かめやに来ていた。

え?かめやが何か分からない?うどん屋だよ。豊富なメニューに唆るぜこれは。

さすがに店内までダンボールは無理だからね、普通に入店しますよ普通に。ここは学生もよく来るし、怪しまれることはない・・・はず。

 

麺屋に来たらやる事は一つ。

まず店員を呼びます、

 

「すいません、肉うどんください。あと天ぷらをトッピングで」

 

「分かりました」

 

頼むうどんはなんでもよし。店員への笑顔も忘れずにな!意味は無い。しばらくすると、俺の元に美味しそうな肉うどんが運ばれて来た。

 

「お待たせしました、肉うどんでございます。ごゆっくりどうぞ」

 

あとは独り言でこう言おう。

 

こちらがかめやさんの肉うどん天ぷらトッピングです!

うっひょ〜〜〜〜〜〜!

着席時水入りのコップが置かれたのを見て感謝の声を出したら、店員さんからの好意で天ぷらをサービスしてもらいました

俺のレビュー次第で最高のうどん屋だって広める事もできるんだぞって事でいただきま〜〜〜〜す!

コラ〜!

これでもかってくらい出汁が香るスープの中には天かすが入っており、喜びのあまり卓上の唐辛子をかけてしまいました〜!

すっかり俺も立場を弁え、好意の天ぷらを食べ終わった所でお次に圧倒的存在感の極太麺を

啜る〜!殺すぞ〜!

モチモチとした食感の麺の中にはコシもちゃんとあり

流石のKISARAGIもレビューで星5を付けてしまいました〜!

ちなみに俺が店主さんに感謝の意を述べている様子はぜひサブチャンネルをご覧ください。

 

まぁ、美味しい。すごく美味しい。さっきのヤバいクレーマーの言う通りここのうどんは美味しい。

だが俺がここに来たのは食うためだけじゃない、彼女達が食べている様子を盗撮する為だ。

座っている席の都合上、話している内容を聞く事は無理だが、覗き見るぐらいなら出来る。コツは長く見ず、尚且つあまり見ようとしない事だ。コソコソやってると怪しまれるからな。厨房の様子を見る感じでやるといいぞ。

 

チラッと彼女達を見てみると、風さんの皿だけ多い。彼女いわくうどんは女子力を上げるらしいが・・・だからだろうか。もう三杯目だぞ。その三杯目も一分程で食べてるし・・・。すげぇな。

おっ!風先輩が樹の頭を撫でているぞ。素晴らしい、来たかいがあったというものだ。

揃って見てると分かるが、東郷さんだけ黒タイツじゃん!フフフ・・・黒タイツ、それは男のロマン、人生の縮図である!古事記にもそう書かれている。

 

「すみませーん、うどんもう一杯下さい」

 

えっ?風先輩まだ食うの。

 

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