孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き 作:おにぎりは
僕たちは、高海さんの家に到着する。
「えっ、旅館ですよね?」
「旅館よね?」
僕と桜内さんは高海さんに尋ねるが、
高海さんはきっぱりと答えた。
「うん、ここが私の家だよ!」
『へぇ〜、ここ「十千万(とちまん)」って言うんだ〜、今度悟天を連れてくるときもこれで安心だなぁ……。』
こんなことを考えていると、何とも言いがたい顔の犬(後で聞くと、一般的に“ぶさかわ犬”と言うらしい)がこっちを見つめている。この子は高海さんによると“しいたけ”と言うみたいだ。
「ひっ…。」
「桜内さんもしかして犬が苦手なんですか?」
僕の問いに桜内さんはコクコクと頷いて、僕の背中に隠れている。
高海さんに、家の玄関に通された僕たちは、そこでこの旅館の女将で千歌さんのお姉さん、高海志満さんに挨拶することになる。幼馴染なだけあって、やはり渡辺さんとは面識があったようで、
「あら、曜ちゃん、今日もかわいいわね。」
って褒めている。
そして桜内さんをみて
「あら、そちらが千歌ちゃんが言っていた子?」
「桜内梨子です。」
「そう。さすが東京から来たってことだけあってかわいいでしょ!」
高海さんは得意げに話している。
急に志満さんが僕の方をみて
「で、そっちの男の子は?もしかして千歌ちゃんの彼氏?」
と何やら聞いてきた。
「ち、違うよぉ〜、この子は前話した浦の星に来た転入生の男の子。彼氏とかじゃないよぉ〜…。」
高海さんは急に顔を真っ赤にしつつも説明している。
志満さんは
「冗談よ〜。」
って笑って返している。
改めて名前を聞かれた僕は
「孫悟飯です。4月から浦の星に転入してきました。」
と挨拶する。
「あら、見た目通り結構真面目なのね…。これから千歌ちゃんがいっぱい迷惑かけると思うけど、優しくしてあげてね♪」
「はい、頑張ります。」
そんな会話をしていると、奥からもう一人の女性が出てきた。
「あれ、その子は誰?」
「美渡姉、その子は孫悟飯くん!!」
「ああ、前に言ってた男の子ね。確かあんたたちのマネージャーやってもらうんだって?ひとまず真面目そうな子で安心したわ…。
あたしは千歌の姉の美渡だ。よろしくな。」
「よろしくお願いします。」
挨拶を交わした後、僕たち四人は高海さんの部屋へと案内される。
高海さんの部屋に通された後、作詞を始めるはずだったのに、高海さんは「東京で志満姉が買ってきた限定プリンを美渡姉に食べられた」と言って、渡辺さんに不満を漏らしている。
そこで美渡さんが入ってきてなんか言い争いになっちゃったよ……。
すると、桜内さんがふすまを閉めて争いを終わらせる。その後、携帯の話を始めた高海さんだったが、
桜内さんがなんか怖い顔になって高海さんに
「始めるわよ!」
と威圧している。
こうして作詞を始めることになった。
しばらく経ったが、全然高海さんの手は進んでいない。
「う〜〜ん全然思いつかないよ〜〜!!」
見かねた僕は、
「高海さんはどういう曲が作りたいんですか?」
聞いてみる。
「ラブソングを作りたい!」
「それは無理じゃないかな?」
桜内さんに一刀両断されている。
「いやだ!μ'sの『スノハレ』みたいな曲を作るの!」
高海さんは諦めていないみたいだ。
「じゃあ、高海さんは恋愛経験あるんですか?」
「な、ないけどぉ……。」
小声な辺り、わかりやすい。
「そういう曜ちゃんと梨子ちゃんはどうなの!!」
「私は飛び込みばっかりだったからそういうの全然なかったよ…。」
「私もピアノで忙しかったからないかなぁ…。」
三人とも顔が赤くなっている。
その後、μ'sの人がSnow halation(スノハレ)を作った時に恋愛をしていたのか気になった高海さんは、それについて調べ始めている。
そこで
「「千歌ちゃん、スクールアイドルが大好きって気持ちを書いてみたらいいんじゃないかなぁ。」」
渡辺さんと桜内さんの二人は何か閃いたようでこう提案していた。
「なるほど、それとてもいいですね!!」
「それなら書けるよ!!」
高海さんは目の色を変えて手を動かし始めた。
と、思っていたらμ'sの「ユメノトビラ」という曲の歌詞を書いていた。
「私ね、それを聞いてスクールアイドルをやりたいって、μ'sみたいになりたいって本気で思ったの!!」
そう言って高海さんは映像を見せてくれた。
「この曲を初めて聞いた時、とっても元気がもらえたんだ!
頑張って努力して、力を合わせて、奇跡を起こしていく。私でもできるんじゃないかって、今の私から変われるんじゃないかって、そう思ったの!!」
「本当に高海さんはμ'sのことが大好きなんですね。」
「うん、大好きだよ!!」
満面の笑みで話す高海さん。
それから、高海さんは歌詞を見事に書き上げていたが、なんと最終バスの時間に曜さんが間に合わなかったようで、慌てて志満さんに車を出してもらっていた。
〜梨子side〜
──その日の夜、しばらくピアノを弾いていなかった私は、千歌ちゃんが見せてくれた『ユメノトビラ』の映像を見ていたの。
『やっぱり心に刺さるよね、この曲…。なんか今ならずっと弾いていなかったピアノも弾ける気がしてくるかも…。』
そう思った私は、ピアノの前に座って、歌い始めたの。──
そうすると、隣の家の窓が開いて人が出てきたの。
なんとその人は千歌ちゃん!?
「あれ、梨子ちゃん!!そこ、梨子ちゃんの部屋だったんだ!!」
「そっか、十千万って私の家の隣にあったから…。引っ越したばかりだから千歌ちゃんの部屋がそこにあるなんて気づかなくて…。」
「今の『ユメノトビラ』だよね!?梨子ちゃん歌ってたよね!?」
「いや…。それは…。」
『そっか聞かれてたんだ…。』
「夢の扉、ずっと探し続けていた。」
「そうね…。」
「その歌、私大好きなんだ!」
「うん、知ってる…。
ねぇ高海さん…。私、どうしたらいいんだろう…。何やっても楽しくなくて…。変われなくて…。」
「梨子ちゃん…。」
そこで、千歌ちゃんから提案があった。
「やってみない?スクールアイドル。」
「ダメよ…。このままピアノを諦めるわけには…。」
「やってみて笑顔になれたら、また弾けばいい…。諦めることないよ!!」
千歌ちゃんは手を伸ばしてこう言ってくれている。
「失礼だよ…。本気でやろうとしている高海さんに、そんな気持ちで…。そんなの失礼だよ…。」
「梨子ちゃんの力になれるなら、私は嬉しい…。みんなを笑顔にするのがスクールアイドルだもん♪
それって、とっても素敵なことだよ!!」
そう言って千歌ちゃんは思いっきり私の方に手を伸ばしてくれた。
『はっ…!スクールアイドルになったら私にも自信がついてまたピアノが弾けるようになるかも…。』
そう思った私は千歌ちゃんに向かって手を伸ばしました。
「流石に届かないね…。」
「待って!!ダメ!!
諦めちゃダメ!!」
そう言った千歌ちゃんは身を乗り出して自分の手が私の手に当たるようにしてくれたのでした。
こうして私はスクールアイドルを始めることに決めたのです。
〜梨子視点end〜
第二回あなたの推しは誰ですか?の投票になります。
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やっぱりリーダーの千歌
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ピンチを救われた曜
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恋に目覚めた梨子
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主人であるヨハネ様
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後押しをしてもらった花丸
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みんなの妹ルビィ
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しっかりお姉さん果南
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意外とツンデレ?ダイヤ
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シャイニー理事長鞠莉
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完璧?聖良
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ツンデレな妹理亞
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音ノ木坂の部長さんでしょ!
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ヒトリダケナンテエラベナイヨ〜〜!!