孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き 作:おにぎりは
「悟飯くんちょっといいかな?」
そう話しかけてきたのは南ことりさん、僕が通っている音ノ木坂学院の二年生だ。そして、僕がマネージャーをしているスクールアイドルグループμ'sの一員だ。
「どうしたんですか?ことりさん?」
「あのね、今度お菓子作りをするんだけど、悟飯くんに試食してほしいの!」
「え、僕ですか!穂乃果さんや海未さんじゃなくていいんですか?」
「悟飯くんはことりのお菓子食べたくないの?」
「え、そうじゃなくてですね…、僕より親友の二人を誘った方がいいんじゃないかなと思ったので…。」
「ことりのお願い聞いてくれないの??」
ことりさんは若干涙目になっている。
『あ、これはやばい…。』
僕がそう思っていると、
「お願い〜〜!!!!」
予想通りことりさんは上目遣いでいつものアレをやってきた!
正直こうなったことりさんのお願いは断れない!
「はぁ、ずるいですね…。いいですよ、行きますよ!」
僕は今回もことりさんのお願いに陥落してしまった…。
「えへへ、ありがとう悟飯くん♪」
満面の笑みで話すことりさんを見ていると、仕方ないかなと思えてくる。
「じゃあ楽しみにしてるね♪」
ことりさんは楽しそうにしており、鼻歌を歌いながら穂乃果さんと海未さんの元へ行ってしまった。
そんなことりさんを見て、
『そういえばその日はことりさんの誕生日だったっけ。
なら、プレゼントを用意しておかないと…。』
誕生日のことを思い出す僕であった。
迎えた当日、ことりさんの家へと到着すると、
「悟飯くん待ってたよ!早く上がって!」
エプロンをつけたことりさんが出迎えてくれた。
「そのエプロン姿、よく似合ってますね!」
思わず素直な感想が口に出てしまっていた僕。
「うふふ、そうかな?いつもしてるんだけどな〜〜?」
「いつもはメイド服じゃないですか!いつもとはちょっと違うので新鮮です。」
「そうなんだね。嬉しい♪」
そんな会話をしつつもことりさんの家のリビングへと向かう。
「ジャーン、まずはマコロンを作ってみたの。食べて食べて!」
ことりさんが作っていたのはさまざまな色のマカロン。すごく美味しそうだ。
早速一個食べてみると、
「おお、サクサクですよ!すごく美味しいです!
あ、こっちは味が違いますね。これ、毎日でも食べたいですね。」
思わず素直な感想が漏れてしまっていた。
「えへへ、ことりの自信作だからね〜〜!!
悟飯くんが気に入ってくれてよかった〜〜♪♪
今度から練習の差し入れに持っていくね!」
「きっとμ'sのみんなも喜んでくれますよ!
でも、食べすぎないようにしてくださいね?」
「大丈夫だよ!海未ちゃんが止めてくれるから。」
これで終わりかと思っていたら…、
「実はもう一つ作ってみたんだ〜〜!!
ジャジャーン!!チーズケーキ!!」
「すごい、ホールケーキじゃないですか!
よく作れましたね。」
「だって、私チーズケーキ大好きだもん!
一回作ってみたくってね。
さぁ、食べて食べて♪」
ことりさんに勧められ、僕はチーズケーキを一切れ口に運ぶ。
「お〜〜、すごくおいしいです!
初めて作ったとは思えないですよ!」
「よかった〜〜!!
実はちょっと失敗しちゃって不安だったの。」
「全然気にならないですよ。」
僕の言葉にことりさんは、
「やっぱり悟飯くんは優しいね…。」
下を向きながら返してくれた。
「どうしたんですか?ことりさん?」
「ううん、なんでもないの…。」
「そんなわけないじゃないですか!
今日僕を呼んだのは、もしかして寂しかったからじゃないですか?」
その言葉に驚き、
「な、なんでそう思うの?」
質問してくることりさん。
「だって、今日はことりさんの誕生日なのに全然嬉しそうじゃないですもん。
もしかして、穂乃果さんや海未さんが用事で来れなかったんじゃないですか?」
「やっぱり悟飯くんにはお見通しだね…。
そうなの、いつもは穂乃果ちゃんと海未ちゃんが祝ってくれるんだけど、今日は二人とも用事が入ったみたいで来れなかったの。
でも、悟飯くんが来てくれてことりは嬉しいよ!」
「大丈夫ですよ、穂乃果さんも海未さんもきてくれますよ!」
その言葉に
「え〜〜!!」
驚くことりさん。
「実は、穂乃果さんと海未さんに今日のことを話したんです。
そうしたら、実は用事ってことりさんへのプレゼントを用意するためだったみたいで、最初から来るつもりだったみたいですよ。」
「そっか、最初からそのつもりだったんだ。」
そう言ったことりさんの目から涙が流れ始めていた。
ちょうどその時に、
「ことりちゃん来たよ〜〜!!」
「ことり、お待たせしてすいません。」
穂乃果さんと海未さんが来てしまった。
「わわ、ことりちゃんが泣いてる〜〜!!
どうしたの?」
「悟飯、あなたが何かひどいことを言ったのですか!!」
海未さんに僕が詰め寄られたところで、
「違うの…。
さっき、悟飯くんに全部教えてもらったから…。
二人とも本当にありがとう!」
「ことりちゃんは私の大事な友達だもん♪
だから絶対祝いたかったんだよ〜〜!!」
「穂乃果の言う通りです。
ことりは私の大切な友達ですから、祝わないなどありえません!!」
「穂乃果ちゃん…、海未ちゃん…。」
そう言ってことりさんは二人を抱きしめて、
「二人とも大好き♪」
そう話すのだった。
さて、落ち着いたところで僕たちでことりさんが作ったマカロンやケーキをいただき、プレゼントを渡す番になる。
「じゃあ次は悟飯くんの番だね。」
「じゃあこれ、開けてみてください!」
「何かな?うわぁ〜〜!!」
ことりさんが開けた箱の中身はいつも頭につけている緑のリボンだった。
「これ、結構古くなってきたから新しいの買おうか迷ってたんだ〜〜、ありがとうね♪
じゃあ早速つけちゃおっ♪」
この後もことりさんはご機嫌だった。
この関係がずっと続けばいいなぁと思う僕なのだった。
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