孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き 作:おにぎりは
『突然決まってしまった高海さんたちのファーストライブ、なんとか満員にしなければ…。』
「よ〜し、がんばるぞ〜〜!!」
燃えている高海さんだったが、
「ちょっと待って、ここの生徒だけじゃ体育館はどう考えても満員にならない!」
桜内さんが大事なことに気がついたみたいだ。
「じゃあ、ウチの学校の生徒以外にも来てもらう必要があるってこと?」
「そうなりますね…。」
「じゃあ、チラシ作って沼津の駅前で配ろうよ!沼津からだったら人が来てくれそうだし!」
「お、いいね〜〜千歌ちゃん!じゃあ今日からチラシ作り頑張ろう!」
「お〜〜!!」
「ほら梨子ちゃんも。」
渡辺さんは桜内さんの手を取っている。
「お、お〜〜!!」
「ははっ、僕もみんなに負けないように頑張ります。」
「うんうん、その意気だよ悟飯くん!」
こうしてチラシを作って、配ることもやらなければいけなくなったのだった。
数日後、僕は高海さんたちが作ったチラシをコピーしているんだけど…。
『ん?なんかグループ名が書いていないし、開始時間ズレているけど、流石に気づくよね……。』
僕が印刷したチラシを持っていっても、三人とも全然気づかないままだ。
それどころか、
「よ〜し、今から沼津駅でチラシ配るぞ〜〜!!」
そのままで配ろうとしている。
結局僕は高海さんたちに上手く切り出すタイミングが掴めずに沼津駅前まで来てしまった…。
『さて、配る前にそろそろちゃんと言わないと!』
こう思った僕はチラシを配り始めている高海さんたちの元へと向かう。
すると、そこにあの時の赤髪の女の子と確か花丸さん?の二人組が高海さんからチラシを受け取っていた。
「あの、高海さんちょっと話があるんですけど…。」
「あ、悟飯くんちょうどいいところに!この二人に紹介しようと思って!ほら、自己紹介して♪」
「こんにちは。僕は孫悟飯、高海さんたちと同じ2年生でこの春から浦の星に転入してきたんだ。
あと、高海さんたちのマネージャーをやってるんだ。よろしくね。」
僕の自己紹介を聞いて、二人も挨拶してくれた。
「マ、マルは国木田花丸です。浦の星の一年生です。好きなことは食べることと読書ずら。」
「国木田さんね、よろしく。あと、ずらって?」
「あ〜〜、マルまた方言が出ちゃってたです。」
頬を赤らめている国木田さん。
「大丈夫、全然気にしてないから、ね?」
そう言って僕は国木田さんと握手をする。
「うぅ〜〜、ルビィはく、黒澤ルビィでしゅ…。花丸ちゃんとは中学からの友達で一年生でしゅ。よよ、よろしくお願いしましゅ。」
黒澤さんは少しずつ後退りして国木田さんの後ろに隠れながら小さな声で話してくれた。
「あの、確か男の人が苦手なんだよね?あまり無理して僕と話さなくても…。」
「うゆ、ルビィ男の人は苦手ですけど、悟飯さんとはお話してみたいですから…。」
「ルビィちゃんはスクールアイドル好きだからね?」
「そうなの?だからこのチラシを受け取りに来てくれたのかな?」
僕の問いにコクコクと頷いている黒澤さん。
「あ、あとルビィちゃんはあの生徒会長さんの妹ずら。」
「え?確かに同じ苗字だけど、生徒会長さんからそんな話は聞かなかったなぁ…。」
「ル、ルビィはお姉ちゃんから悟飯さんの話は聞いています。」
そう言ってくれた黒澤さんは国木田さんの後ろに完全に隠れてしまった。
「で、結局二人はチラシもらってくれるの?」
桜内さんの質問だ。
「うん、ルビィもらいます!」
チラシを受けとった黒澤さんだったけど、
「あ、あの、グループ名はなんて言うんですか?」
僕が言おうと思っていたことの一つを言ってくれた。
「あ…。」
どうやら高海さんたちもようやく気づいてくれたみたいだった。
ちなみに二人に会う前に何やらサングラスにマスクの怪しい格好をした女の子にも桜内さんがチラシを渡していたみたいだ。気を探ったら、この前に出会った善子(?)さんと言うことは分かったけど……。
場所は変わって砂浜、ここで僕たちはいつものように練習をしながらグループ名決めをすることになった。
「う〜ん、グループ名何にしようかな?
どうせなら、学校の名前が入ってる方がいいよね!浦の星スクールガールズとか?」
「まんまじゃない!」
「じゃあ、梨子ちゃん決めてよ!」
「え!?」
「そうだね!東京で最先端の言葉とか!」
「うん!そうだよそうだよ!」
『確かに桜内さんならいい名前をつけてくれるかも…。』
「え、え〜〜っと…。じゃあ…、三人海で知り合ったから、スリーマーメイドとか…。」
「それはないよ梨子ちゃん!」
「そうだよ!それじゃあ悟飯くんが入ってないじゃん!」
「確かにそうですね…。」
「じゃあ曜ちゃんは何かない?」
今度は渡辺さんが考えている。
「う〜ん、制服少女隊!どう?」
「ないかな…。」
「そうね…。」
「え〜〜!!かわいいと思うんだけどなぁ〜〜…。」
「渡辺さんが制服が好きだって言うのはよく分かりましたよ。」
こんな風にしばらく候補を考えていたところで、
「じゃあ悟飯くんはどんな名前がいいと思う?」
高海さんに聞かれた。
僕はう〜んと少し悩んだ後
「『ブルー・スター』なんてどうですか?浦の星の星のイメージと内浦の海のイメージから考えてみたんですけど……。」
と提案してみる。
でも、
「う〜ん青のイメージはいいと思うけど、ちょっとストレート過ぎな気がするかも……。」
「まぁ梨子ちゃんの『スリーマーメイド』よりはいいかな?」
「ちょっと、蒸し返さないでよ!」
「やっぱり難しいですね…。」
なかなかグループ名が決まらないその時だった。
『ん?少し離れたところに気を感じる。』
探ってみると、生徒会長さんだった。そして、僕たちに気づいたのか、何かを砂浜に書き終えた後、すぐ立ち去ってしまった。
少し遅れて高海さんたちも気づいたみたいだ!
そこには『Aqours』と書いてあった。
「これなんて読むのかな?」
「エーキューアワーズ…。」
「アキュア?」
「多分アクアだと思います。」
『多分“水”の“aqua”と“私たち”の“ours”を組み合わせた造語だろうな。』
「お〜〜、さすが悟飯くん!」
「水ってこと?」
「水か…。なんかよくない?グループ名に!」
高海さんには何か感じるものがあったようだ。
「これを!誰が書いたかもわからないのに!」
「だからいいんだよ!名前決めようとしているときにこの名前に出会った。
それって、すごく大切なんじゃないかな?」
「確かにそうかもしれませんね!」
「このままじゃいつまで経っても決まりそうにないし!」
「そうね!」
「よ〜〜し、じゃあ決定ね!
この出会いに感謝して…、私たちは今日から『Aqours』だ!」
こうして『Aqours』が正式にグループ名になったのだった。
『あ、高海さんにチラシの開始時間のこと伝えておかないとなあ。あと生徒会長さんにもグループ名のことでお礼を伝えておこう。』
その後も町内放送などで宣伝を続けている高海さん達に負けじと僕も少ないけど知り合いに声をかけてみることにした。
まずは、クリリンさん一家のところに声をかけることに。
『久しぶりに来たなぁ。カメハウス。』
「すいません、クリリンさん。」
「お、悟飯か、どうしたんだ?」
「実は今僕、学校でスクールアイドルのマネージャーをしているんです。で、僕がみている子達のファーストライブに来て欲しいんです。」
「別にいいんだけどよ、どうして俺に声をかけたんだ?」
「実は、このファーストライブで学校の体育館を満員にしないと、もうスクールアイドルを続けられないんです!
だからなるべくたくさんの人に来ていただきたくて…。」
「そりゃ大変だ!オレもスクールアイドルは前から気になってたしいい機会だから行くよ!なんてったっておまえの頼みだしな!」
「ありがとうございます。」
「で、話は終わったかクリリン。」
「ああ、どうせ聞いていたんですよね、18号さん!18号さんは行きますか?」
「私は…。」
「うわぁ〜〜、アイドル、私みてみた〜〜い!!
ママ、行ってみようよ!」
ここでクリリンさんと18号さんの娘さんのマーロンちゃんが興味が湧いたみたいだ。
「わかったよマーロン、私も行くからね?」
「わ〜い、ありがとうママ♪」
こうして18号さんとマーロンちゃんも来てくれることに…。
さらに、
「勿論ワシも行くぞい!
ピチピチギャルに会えるかもしれんと思うとワクワクするぞい!」
武天老師様も来てくれることに。
変なことしなければいいけど……。
次にブルマさんのところにやってきた。
「こんにちはブルマさん。」
「あら、悟飯くんじゃない。どうしたの?」
ここで僕はクリリンさんたちにしたのと同じ話をブルマさんにもした。
「そっか、大変なことになってるわね。
どうせずっとここにいても退屈だし、私も行くわ。」
「ありがとうございます。」
そこに、
「あ、悟飯さんだ!オレと遊びに来てくれたの?」
トランクスくんがやってきた。
「違うわよトランクス。悟飯くんはスクールアイドルのライブに誘いに来てくれたのよ!」
「何それ、面白そう!オレ行ってみたい!」
「ふふっ、だそうよ悟飯くん?」
「嬉しいよ、トランクスくん。当日は楽しみにしててね。」
「楽しみだなぁ〜〜。」
こうしてトランクスくんも来てくれることに。
「あ、人数多い方がいいんでしょ?だったら私からヤムチャたちにも声をかけておくわ。絶対好きそうだし…。」
「ありがとうございます。」
「あの、あと一ついいですか?」
「何かしら?」
「実はライブ当日の天気があまりよくないみたいで、何かあった時のために用意をしておきたいんですが、どうしたらいいですか?」
「それならウチから非常用の発電機と電源を貸すわ。ちょっと待ってて、取ってくるから。」
ブルマさんが取りに行ってくれている間、僕はトランクスくんと遊んで待つのだった。
ブルマさんから機材を受け取った僕は最後に、
「あの、ベジータさんは来てくれますかね?」
質問をしてみた。
「う〜〜ん、難しそうね。
悟飯くんもわかるでしょ。アイツ、修行と孫くんのことにしか興味ないからさ。まぁ一応言っておくけど、期待はしないでね?」
「分かりました。ブルマさん、ありがとうございました。
トランクスくんもまたね。」
「じゃあ当日会いましょう。」
「悟飯さんバイバ〜〜イ!」
こうしてブルマさんの家を出た僕はパオズ山の家へと帰る。
夕食の席で話を切り出すことに。
「母さん、それと悟天に話があります。」
「何かあったんだべか?」
「実は僕、今学校のスクールアイドルのマネージャーをしているんです!
で、今度そのファーストライブがあるので母さんと悟天にも来てほしいんですが…。」
「勿論いいだべが、なんでそんなに必死なんだ?」
「このファーストライブで学校の体育館を満員にしないと、もうスクールアイドルができなくなっちゃうんです!だから、一人でも多く来てほしいんです!」
「そうけ、それにしても悟飯ちゃん、どうしていきなりスクールアイドルのマネージャーなんてやろうと思っただ?」
「同じクラスの女の子に真剣な顔でお願いされたんです。
それで今は三人のメンバーの練習を手伝っているんですよ。」
「そうけ、それはよかっただ!」
なぜか母さんは僕の顔を見ながらニヤニヤしている。
『一体どうしたんだろうか?」
「僕もにいちゃんがマネージャーをしてるスクールアイドル見てみたい!
ひょっとしてこの間潜りに行ってた海も関係ある?」
「ああ、学校の近くにあるんだ!」
「本当!じゃあ海にも連れてってくれる?」
「それはまだ早いかな。その時になったら言うからね。」
「分かったよ、にいちゃん!あの時の約束ちゃんと守ってね?」
「勿論!」
言葉を交わす僕と悟天。
こうして二人も来てくれることになったけど、当日うまくいくだろうか?『心配だなぁ…。』
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