孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き   作:おにぎりは

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孫悟飯と夜の話し合い

  Saint snowと別れた僕たちは、その後、神田明神で明日のイベントの成功を祈ってから、桜内さんが紹介してくれた旅館で一夜を明かすことになっていた。

 

 その旅館に着いたみんなはくつろいでいた。

 

 ルビィさんは、今日買ったであろう、スクールアイドルのグッズ(μ's…特に小泉花陽さんのグッズが多いみたい)を眺めてうっとりしているし、

 

 花丸さんはこちらも今日買ったたくさんの本の中から一冊とって読み始め、お土産用に買ったであろう饅頭をバクバク食べているし、

 

 渡辺さんは今日買った制服を試着して満足そうにしているし、

 

 善子さんに至っては机の上に立っていつもの堕天使ポーズをとって不敵に笑っている。

 

 『ちょっと危ないかなぁ……。』

 

 

 「降りなさい!恥ずかしいから」

 

 あ、桜内さんに怒られた。

 

 『まあ、人の目があるところでこんなふうにするのは良くないよね……。』

 

 降りてきた善子さんは花丸さんの食べていた饅頭を手に取って食べ始める。

 

 「あんた、そんなに食べたら太るわよ!

 これ結構美味しいわね。」

 

 「善子ちゃんだってその饅頭食べてるずら!」

 

 善子さんが饅頭を食べ始めたのに呼応して、ルビィさん,渡辺さん,桜内さんの三人も饅頭をどんどん食べ始める。

 

 花丸さんはそれを見て、叫び出した。

 「マルのお土産用のお饅頭〜〜!」

 

 

 それに

 「え、これって私たち用のものじゃなかったの?」

 驚いている桜内さん。

 

 結局花丸さんがお土産用に買っていた饅頭は全部食べられてしまい、すごく落ち込んでしまっている。

 

 流石に花丸さんが可哀想だと思い、

 「明日、お土産をまた買おう。僕もお土産買わなくちゃいけないから一緒に買いに行こうね!」

 話しかける。

 

 「分かったずら。じゃあ、マルのお土産選びに協力してねっ!」

 

 結局お土産を一緒に選ぶ約束をすることになった。

 

 それにしても、「バックトゥザぴよこ万十」って凄い名前だな、これ。

 

 その時、今まで旅館の人と話していた高海さんが部屋に戻ってきて、提案してきた。

 

 「みんな、さっき旅館の人に聞いたんだけど、μ'sの通っていた音ノ木坂ってここから近くにあるんだって。だから、今からみんなで行ってみない?」

 

 「ルビィ、音ノ木坂に行ってみたい!」

 ルビィさんは目をキラキラさせている。

 

 一方、

 「夜の東京の街は物騒じゃないずらか?」

 不安そうにしている花丸さん。

 

 『流石にサタンシティよりは酷くないとは言え、真っ昼間から渡辺さんが連れ去られそうになったしなぁ。』

 

 これに善子さんがいつものように堕天使のセリフを言って、花丸さんに突っ込まれている。

 

 そんな中、

 「ごめん、私はいい…。

 先に寝てるから、みんなで行ってきて。」

 一人悲しそうな顔をしてそういう桜内さん。

 

 「梨子ちゃん…?」

 

 高海さんは心配そうな表情をしている。

 

 「やっぱり、今日はもう遅いし、もう寝ようか?」

 

 「そうですね。明日、ライブですし…。」

 

 渡辺さんの提案にみんな賛成して、結局音ノ木坂に行くことはやめることにしたのだった。

 

 こうして、みんな寝る準備を始めていたが、どうしてもさっきの桜内さんの様子が気になって仕方ない。

 

 だから…

 「桜内さん、ちょっと話をしたいから、外に来てくれませんか?」

 僕は桜内さんを連れて部屋の外にやってきた。

 

 「桜内さん、さっきの話の時、悲しそうな目をしていましたよね?

 だから、どうしても気になってしまって、なんであんな目をしていたのか教えて欲しいんです!

 もちろん、話せる範囲で構いませんから。」

 

 「……分かったわ。私ね、前に音ノ木坂にいたって言うのは話したわよね、でね、音ノ木坂って伝統的に音楽が有名な学校なの。

 私、中学校の時にピアノの全国大会に行ったせいか、高校では結構期待されてたの。

 別に音ノ木坂が嫌いな訳じゃないの…。

 ただ、期待に応えなきゃって…、いつも練習ばかりしていて…。

 今から思うとそれがプレッシャーになっていたのね…。

 結局全然ピアノを楽しめなかったの。

 だから、大会では上手くいかなくて…。

 そして、あるコンクールに出た時、ピアノの前に立ったら自分が今までどうやって弾いていたのかわからなくなって弾けなかったの…。

 それ以来、音ノ木坂に行くのが怖くなってさっきあんなことを言ってしまったの……。」

 

 心の傷は深そうだ。

 

 「ありがとうございます、勇気を出して教えてくれて……。

 桜内さんがピアノを弾くのにプレッシャーを感じることは、それだけ今まで努力してきた証拠ですよ!

 プレッシャーを感じる程、努力してきた桜内さんのこと、僕は尊敬します。

 僕のお父さん…孫悟空はサイヤ人だって話はしましたよね。

 お父さんは、どんな時でも闘いを楽しんでいたんです。プレッシャーすら楽しみのスパイスにして…。そうして、いつも絶対に諦めず闘い続けてピンチを救ってくれたんです。

 僕は、お父さんがもしプレッシャーに押し潰されていたら、きっと僕は今頃いなかったかもしれないって考えているんです!

 プレッシャーを感じ過ぎない方がきっと自分のポテンシャルを発揮できる、そう考えているんです。

 もちろん、桜内さんは桜内さんです。孫悟空じゃないってこともわかっています。

 ただ、今はAqoursのみんなや僕だっているんですから、今もプレッシャーも全力で楽しんで欲しいんですよ!

 そして、いつかピアノを弾く機会があったら、もう一度挑戦してみて欲しいです!僕は絶対応援に行くって約束しますから!」

 

 「ごめん、ちょっと、熱く語り過ぎましたね。」

 

 

 「ううん、いいよ、謝らなくって。悟飯くんが私を励まそうとしてくれているのは伝わったから。

 それに、ピアノの大会に出る時は絶対応援に来てくれるって言ったわよね、その約束、絶対守ってよね!

 ありがとう、私のことをこんなに励ましてくれて……!」

 

 

 こうして、僕たちは部屋に戻って、明日に備え、寝ることになった。

 

──梨子はこの時、自分のことをこんなに気にかけてくれた悟飯に対して、徐々に好意を感じ始めていた。その思いが花開くのはもう少し先のことになる。──

第二回あなたの推しは誰ですか?の投票になります。

  • やっぱりリーダーの千歌
  • ピンチを救われた曜
  • 恋に目覚めた梨子
  • 主人であるヨハネ様
  • 後押しをしてもらった花丸
  • みんなの妹ルビィ
  • しっかりお姉さん果南
  • 意外とツンデレ?ダイヤ
  • シャイニー理事長鞠莉
  • 完璧?聖良
  • ツンデレな妹理亞
  • 音ノ木坂の部長さんでしょ!
  • ヒトリダケナンテエラベナイヨ〜〜!!
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