孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き 作:おにぎりは
『三年生達のことも気になるけど、今は高海さん達の問題を先に考えなきゃいけない。』
僕は高海さんならきっとこのピンチでも乗り越えてくれると信じているけれど、今の高海さんの気持ちを思うと不安は消えなかった。
すると、先日母さんから
「Aqoursのみんなと連絡を取るのに必要だべ!」
と渡されたスマートフォンに電話がかかってきた。
相手を見ると、桜内さんだ!
「もしもし、悟飯くん?夜遅くにごめんね…。私、千歌ちゃんの様子が気になって電話してみたの…。
千歌ちゃん、今日ずっといつもの元気がなかったじゃない。なんだか無理して笑顔をずっと作っているように見えたのよね…。
きっと、自分がリーダーだから一人で抱え込んでしまっていると思うの。
だからね、私明日の朝、千歌ちゃんと話してみようと思うの!でも、私だけじゃだめかもしれない。
そこで、悟飯くんにも明日の朝、いつもより早く来て欲しいんだ!
みんなにも声をかけておくから。じゃあね!おやすみ!!」
一通り話し終えたのか、電話は切れてしまった。
『確かに、高海さんは一人で抱え込んでいる様子だったよね…。
丁度明日、話してみようと考えていたから、明日は早起きするか!』
こうして、明日の朝はいつもより早く内浦に行き、高海さんを励ますことに決めたのだった。
〜梨子side〜
昨日の夜、みんなに連絡した後、早起きするために私はいつもより早く寝ることにしたの。
で、起きて窓の外を見てみると…
なんと千歌ちゃんが目の前に広がっている海の前に立っている!!そして、次の瞬間海に服のまま入っていったの!!!!
慌てて着替えて外に出た私は千歌ちゃんが早まってしまったんじゃないかと心配で、必死に
「千歌ちゃん!!千歌ちゃん!!
千歌ちゃ〜〜ん!!!千歌ちゃ〜〜〜〜ん!!!!」
叫んで呼びかける。
すると、
「あれ?梨子ちゃん?」
驚いた顔で千歌ちゃんは海から上がってきたの。
「一体何してるの!!!!すごく心配したのよ!!!!」
ちょっと怒っているみたいに言っちゃった…。
「え…。ああ、うん…。心配かけてごめんね…。」
ちょっとしょんぼりさせちゃったかも…。
〜梨子side end〜
僕が内浦に着いて、高海さんの家である十千万の真前にある海を見てみると、高海さんが海から出てきて、桜内さんが心配そうに話しかけているところだった。
慌てて二人の元に駆け寄った僕は二人に質問する。
「高海さん、桜内さん、どうして海にいるんですか?」
「千歌ちゃんがいきなり海に飛び込んだから、心配になってここに来たのよ!」
「何か見えないかなぁって……。
ほら、梨子ちゃんが海の音が聞きたいって潜ってたでしょ?だから、私も何か見えないかなって…。
でも、何も見えなかった……。」
いつもと違って、暗い表情の高海さん。
「でもね、だから思った!続けなきゃって。
私、まだ何も見えてないんだって!先にあるのが何なのか…。
このまま続けても、0なのか、それとも1になるのか、10になるのか…。
ここでやめたら、全部わからないままだって…。」
「千歌ちゃん…。」
「だから私は続けるよ!スクールアイドル。
だって、まだゼロだもん!ゼロだもん…。ゼロなんだよ…。」
段々苦しそうな表情になっていく…。
「あれだけみんなで練習して、みんなで歌を作って、衣装も作って、PVも作って、頑張って頑張って、みんなで良い歌聞いてほしいって…。
スクールアイドルとして輝きたいって…。
なのにゼロだったんだよ!!悔しいじゃん!!」
語気が強くなっている…。
「やっぱりSaint Snowはすごかったよ!今の私たちじゃ全然敵わないって思った。
でもそんなSaint Snowだって入賞できなかったんだよ!
正直このまま続けていても越えられないって思いかけたよ!
でもね、昨日悟飯くんは必死で努力すれば、いつかSaint Snowみたいなすごいスクールアイドルだって超えられるって言ってくれた!
その言葉を信じてみようと思ったんだよ!うぅ〜!」
自分の思いを打ち明けて涙ぐむ高海さん。
「良かった…。やっと素直になったね…。」
桜内さんはそっと高海さんを抱きしめる。
「だって私が泣いたら…、みんな落ち込むでしょ…?
今まで頑張ってきたのに…、せっかくスクールアイドルやってくれたのに…、悲しくなっちゃうでしょ…!
だから、リーダーのチカがしっかりしなきゃって…!!だから、だから〜〜!」
感情が溢れてきている。ずっと溜め込んでいたんだね……。
「バカね!!みんな千歌ちゃんのためにスクールアイドルやってるんじゃないの!自分で決めたのよ…。
私も…、曜ちゃんも…、ルビィちゃんも…、花丸ちゃんも…。
もちろん、善子ちゃんも…。
だからいいの…。
千歌ちゃんは、感じたことを素直にぶつけて、声に出して…。」
優しい言葉をかけられた高海さんは…
「うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」
今まで我慢してきていた感情が決壊し、大粒の涙を流し始めている。
「高海さん、後ろを見てみてください!」
「え?どうしたの?」
振り返るとそこには渡辺さん,善子さん,花丸さん,ルビィさんの四人が僕たちのやりとりを見守っていたのだ!
そして、四人は僕たち三人の元へと駆け寄ってくる。
「今すぐに0を100にするのは無理だと思います…。
でも、必死に努力していけば0から1へ、1から2へ、どんどんステップアップしていけるって僕は確信しています。
だから、この悔しさをバネにこれからAqoursは今まで以上にもっと頑張っていきましょうね!!」
そんな僕の言葉に、
「悟飯くんにもみんなにも心配かけてごめんね…。
でも、私わかったよ!全力で走り続けていけばいいって!
だから、練習頑張ろうよみんな!!」
いつもの眩しい笑顔で答えてくれる高海さんにもうさっきまでの迷いはないみたい。
「ええ、そうね。」
「ふふっ、もちろんであります!」
「マ、マルもついていきます!」
「ル、ルビィもがんばルビィします!」
「クックック、この堕天使ヨハネも協力するわ!」
みんなも口々に返してくれて、改めて結束が深まったように感じるのだった。
その時だった。雲の隙間からわずかに日光が差し込んだのは。
まるで高海さんの心の雲が晴れたような今の状態を暗示しているような天候にちょっとした奇跡が起こったように感じるのだった。
そんな雰囲気の中、渡辺さんが爆弾発言を投げかける。
「ねぇ、千歌ちゃん、さっきからず〜っと気になってたんだけど、着てるTシャツ、思いっきり透けて下着が丸見えだよ!」
「え〜〜〜〜!?そういうことは先に言ってよ〜〜〜〜〜!
も、もしかして、悟飯くんもみた?」
『やっぱり正直に言うべきだよね…。』
「すいません…。なかなかあの雰囲気だと言い出しづらかったので……。」
次の瞬間、高海さんは急激に顔を真っ赤にして恥ずかしがり、腕で胸を隠した。
「うぅ〜〜、恥ずかしいよ〜!」
『高海さんらしいみかん色の下着だったけど、もっと早く言ってあげればよかったかな…。』
「でも恥ずかしがっている高海さんも可愛いですね…。」
どうやらまた、心の声が口に出てしまっていたようで、
「か、可愛いって!!
うぅ〜!も、もう、いきなりそんなこと言わないでよ〜〜〜〜!!!!」
渡辺さんから貸してもらった上着を羽織り、僕の手を握って恥ずかしがっている高海さん。
この様子を見ていた渡辺さんは
「はいはい!そこまでだよ、千歌ちゃん!」
そう言って高海さんを引き離していく。
──曜の様子が前と違うと気づくが、その原因が自分にあるとは微塵も思っていない悟飯だった。──
何はともあれAqoursはまた再スタートを切ることになったんだ。
〜千歌side〜
この時、私、高海千歌はAqoursのマネージャーをしてくれている孫悟飯くんのことが気になり始めていました。
やっぱりすごくかっこいいしね!!それに千歌たちのことをしっかり考えてくれて、Saint Snowにも負けないって言ってくれたのがすごく嬉しかったの!!
でも、今は悟飯くんの言ってくれた通り必死で努力しなきゃね!
〜千歌side end〜
──この彼女の思いが日に日に大きくなっていくのを彼女自身も悟飯たちもまだ知らない。──
アンケートは圧倒的に魔人ブウ編が多いですね。一応まだ続けますが、次で締め切ろうと思いますので、早めに投票お願いします。
第二回あなたの推しは誰ですか?の投票になります。
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やっぱりリーダーの千歌
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ピンチを救われた曜
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恋に目覚めた梨子
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主人であるヨハネ様
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後押しをしてもらった花丸
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みんなの妹ルビィ
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しっかりお姉さん果南
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意外とツンデレ?ダイヤ
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シャイニー理事長鞠莉
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完璧?聖良
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ツンデレな妹理亞
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音ノ木坂の部長さんでしょ!
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ヒトリダケナンテエラベナイヨ〜〜!!