孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き   作:おにぎりは

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孫悟飯とハグ魔の苦悩

  東京のイベントでの挫折から立ち直った新生Aqoursは、いつもの様子に戻っていた。そんな中、新たな知らせが届くのだった。

 

 「へぇ、今度の沼津の花火大会にAqoursとして出てほしいってオファーが来たんですね。」

 

 「そうなんだよ!結構大きなイベントだし、私は出ようって思ってるんだ!」

 

 そう意気込む高海さんだったのだが…

 

 「今は、無理して出るよりも、練習を優先したほうがいいと思うけど……。」

 

 桜内さんは反対のようだ!

 

 「確かにその気持ちもわかります…。でも…」

 

 「今の私たちの全力を見てもらう!それでダメだったらまた頑張る。それを繰り返すしかないんじゃないかな?」

 

 「僕もイベントに出た方がいいと思いますよ!今はみんな自信を取り戻すべきだと思うんです。

 地元でのイベントだったらみんな安心して出来ると思いますから…。

 もしダメでも、今のみんなならきっとまた前を向けるって信じていますから!!」

 

 「ほら、悟飯くんもいいって言ってくれたことだしみんなも花火大会に出るってことでいいよね?」

 

 高海さんの問いかけに

 

 「ヨ〜ソロ〜〜!!賛成であります!」

 

 「マルも賛成です。」 

 

 「ルビィも賛成…です…。」

 

 「クックック、このヨハネも協力してあげるわよ!」

 

 「そこまで言うなら私も反対しないわ!」

 

 みんな賛成のようだ!

 

 「よ〜〜し、じゃあみんな花火大会に向けて頑張っていこう〜〜!」

 

 こうして花火大会への出場が決まるのだった。

 

 そうしていつもと同じように朝練に励んでいたある日、

 

 「あれ、果南ちゃんじゃない?ついていってみようよ!!」

 

 ランニングをしている松浦先輩を見かけた僕たちは、高海さんの提案にしたがって後をつけることにした。

 

 『なるほど、先輩はAqoursの誰よりも体力があるんだなぁ…。

 みんなすごいキツそうなのにすごく楽しそうだし…。』

 

  到着したのはいつも僕たちがゴールとしている淡島神社だった。みんな、物陰から松浦先輩の様子を覗いている。

 

 すると、松浦先輩が踊り始めたではないか!しかも、かなり上手い!

 

 『どうやら松浦先輩はスクールアイドルへの情熱は失っていないみたい。

 やっぱりまた二人で話さなきゃいけないなぁ…。』

 

 そう考えていたところだった。

 

 「復学届、提出したのね。」

 

 拍手をしながら理事長さんが登場する。

 

 「まぁね…。」

 

 「やっと逃げるのを諦めた?」

 

 「勘違いしないで…。学校を休んでいたのは父さんの怪我が元で…。

 それに、復学してもスクールアイドルは絶対にやらない!」 

 

 「私の知っている果南は、どんな失敗をしても、笑顔で次に向かって走り出していた。

 成功するまで諦めなかった。」

 

 「卒業するまで1年もないんだよ!!」

 

 「それだけあれば十分!!それに、今は後輩もいる…。」

 

 「だったら、千歌たちに任せればいい…!!」

 

 「果南…。」

 

 「どうして戻ってきたの?私は、戻ってきてほしくなかった…。」

 

 松浦先輩の表情は悲しそうなものだった。

 

 「果南…。相変わらず、果南は頑固な…、」

 

 「もうやめて!あなたの顔…、見たくないの…!」

 

 松浦先輩は、そう告げて去っていった。

 

 慌てて僕は松浦先輩を追いかけるため、高速でその場を離れることにしたのだった。

 

 〜Aqours side〜

 

 「はぁ…。そこの木の陰で様子見てたんでしょ!

 バレてるから出てきなさい!!」

 

 「あはは…、やっぱりバレてたんですね…。」

 

 「鞠莉さんって今でもスクールアイドルやりたいんですか?」

 

 「ええそうよ!本当は果南と一緒にね…。

 どうしたらいいのかしら…。」

 

 果南ちゃんなんであそこまで反対するんだろう…。

 

 〜Aqours side end〜

 

 松浦先輩の気を見つけた僕はあらかじめ待ち伏せすることに…。

 

 「悟飯くん!なんでここにいるの?」 

 

 「実はAqoursのみんなでさっきのやりとりを見ていたんですよ!

 僕は先輩のことが気になって追いかけてきたんです!」 

 

 「見られちゃってたか……。」

 

 恥ずかしそうに頭をかく松浦先輩。

 

 「前に松浦先輩、僕にスクールアイドルをやっていた話を聞かせてくれましたよね?

 その後、ダイヤさんから、先輩と理事長、ダイヤさんの三人でスクールアイドルをやっていたっていう話を聞きました。

 それに、前にも僕は、貴女と理事長が二人で言い争っているのを見たんです。

 しかもさっき一人で踊っていましたよね!

 ここまで見てきて僕は確信したんです。

 あなたは本当はスクールアイドルを続けたかったんですよね!

 でも、理事長が留学を断っている場面を見て、自分たちのせいで彼女の将来を潰したくないと思ったんですよね。

 だから、東京でのイベントの失敗を機に自分の気持ちに蓋をしてスクールアイドルを辞めた。

 こう僕は推測していますがどうでしょうか?」

 

 黙って僕の話を聞いていた松浦先輩は、

 「はぁ〜……、すごいよ、悟飯くん、その通りだよ!

 大した体力と知力だね、まいったな、こりゃ。」

 驚いた様子を見せながらため息をつく。

 

 

 「……ねぇ、悟飯くん、私はこれでよかったんだよね!?

 鞠莉のためにはこれが一番だったんだよね!?」 

 

 僕の体を揺らす松浦先輩。

 

 「先輩の気持ちはすごくわかります。理事長のためを思って行動したんですよね?

 でも、先輩、理事長が本当にそうして欲しいと聞いたんですか?

 理事長は、貴女が東京のイベントで歌えなかったことを心配していました。そして、スクールアイドルを辞めてしまったことに疑問を持っているんだと僕は思います。

 しかも、先輩も知っている通り、今でも理事長は貴女にスクールアイドルの勧誘を続けていますよね?

 それはきっと、理事長自身は留学よりも、先輩やダイヤさんの三人でまたスクールアイドルをすることの方が大事だと考えているんじゃないですか?」

 

 「っっ〜〜!」

 

 松浦先輩は唇を噛んだ。

 

 そして続けて

 「ありがとう、悟飯くん。君のおかげで鞠莉が何を考えているのかわかってきたよ、どうしたらいいかってこともね!」

 そう感謝の言葉を述べる。

 

 

 「でもまだ待ってください。鞠莉さんとも話をしたいですから!

 僕が話をし終わったら必ず連絡します。その時に素直になってくださいね!」

 

 「うん、わかったよ!」

 

 迷いが晴れたような満面の笑みだ。

 

 「うん、元気な“果南さん”には笑顔がとても似合っていてかわいいなぁ!」

 

 そう心の中でつぶやいていたつもりだったんだけど、

 

 どうやらまたしても漏れていたようで、

 

 「え、うぅ〜〜、いきなりそんなこと言われたら照れるよ〜!」 

 

 頬を赤く染めて恥ずかしがっている果南さん。

 

 まぁ、何はともあれ果南さんが素直に自分の気持ちを表現することができそうだと僕はこの時は考えていたんだけど……。




 今回でアンケートは一旦終了しますので、早めに投票お願いします。

第二回あなたの推しは誰ですか?の投票になります。

  • やっぱりリーダーの千歌
  • ピンチを救われた曜
  • 恋に目覚めた梨子
  • 主人であるヨハネ様
  • 後押しをしてもらった花丸
  • みんなの妹ルビィ
  • しっかりお姉さん果南
  • 意外とツンデレ?ダイヤ
  • シャイニー理事長鞠莉
  • 完璧?聖良
  • ツンデレな妹理亞
  • 音ノ木坂の部長さんでしょ!
  • ヒトリダケナンテエラベナイヨ〜〜!!
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