孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き 作:おにぎりは
あの練習では結局一度も上手くいかず、練習が終わった後も高海さんと渡辺さんは自主的に二人で練習していた。
僕はその様子を確認しつつ、母さんに連絡を入れる。
それに対して、母さんは
「そうけ、ならしっかり問題を解決するだぞ!
あっ、今度はうちにも連れてくるだよ!」
と言ってくれた。ありがとう、母さん。
二人が練習している最中、桜内さんから電話がかかってきた。
高海さんと桜内さんが話していると、やっぱり渡辺さんは複雑な表情をしている。
そんな中、高海さんから
「悟飯くん、梨子ちゃんが話したいって!」
と声をかけられたので、僕は高海さんからスマホを受け取る。
「あっ、悟飯くん!直接東京に着いた連絡をしたくて変わってもらっちゃった!
コンクール頑張るから直接来れないと思うけど、応援してね!」
と少し残念そうに話す。
ここで僕は絶対に桜内さんのコンクールを見に行こうと決めた。あの約束はしっかり守らなきゃ……!
僕が喋ろうとしたら、スマホの充電がなくなりそうになっていたので、慌ててスマホを高海さんに返して結局桜内さんに伝えることはできなかった。
そして、高海さんと別れた渡辺さんに僕はついていった。
それに気づいた渡辺さんは
「悟飯くん、どうしたの?パオズ山行き、乗り遅れちゃった?」
と冗談混じりで尋ねてくる。
「今まで渡辺さんの家に行ったことなかったから、行ってみたいなぁって思ってね……。
いきなり行っても大丈夫かな?」
「えっ……?えっ?え〜〜!?
悟飯くんなら大歓迎だよ!多分悟飯くんならお母さんもOKだと思うよ!」
最初は驚いていたが、すごく嬉しそうにしている。
こうして渡辺さんの家に向かった僕は玄関先で渡辺さんのお母さんに挨拶をすることに。
渡辺さんのお母さんは僕を見て
「あら、曜、お帰りなさい。
ところでそっちの男の子は誰、まさか彼氏とか?」
とからかう。
「ふぇ!?もっ、もう違うよ〜〜!
前に話したことあるでしょ!Aqoursのマネージャーをしてくれてる孫悟飯くんだよ!」
渡辺さんは、頬を急激に真っ赤に染めて慌てて誤解を解こうとしている。
「もう、冗談に決まってるじゃない!」
そう笑って返す辺り、どこの親も一緒なんだな、と思った。みんな、お茶目だ。
僕は、いつも通り、自己紹介を行なった。
「ねぇ、悟飯くんだっけ、ぶっちゃけ曜のこと、どう思ってるの?」
「はい。勉強も水泳部の活動も頑張っていてすごいと思っています。
それに、友達想いのいい子ですしね。
おまけにスクールアイドルができるくらい可愛いですから、素敵な女の子だなって考えています。」
これを聞いていた渡辺さんは
「ふぇ!ご、悟飯くん私のことそんな風に思ってくれてたんだ、嬉しいな!
でも恥ずかしいよ〜〜!」
と身悶えしている。
一方、そんな渡辺さんの様子を見ていたお母さんの方は
「曜のことそんなに考えていてくれていたのね!
これからも曜が迷惑かけるかもしれないけど、ちゃんと支えてあげてね!」
と僕に託してくれた。
「勿論です。僕にとっても大事な人ですから!」
それから渡辺さんと僕は夕食を一緒に食べて渡辺さんの部屋にやってきた。
そこで僕は改めて渡辺さんに
「実は今日ここに来てみようと思ったのは渡辺さんが何か悩んでるんじゃないかって思ったからなんだ!
だから、何を悩んでいるか聞かせてほしいな。」
と話を切り出す。
それに渡辺さんは驚いた表情を見せつつも
「……わかった。じゃあ話すね。」
と答えてくれるようだ。
「私がスクールアイドルを始めたのは昔から千歌ちゃんと一緒に何かしてみたいって思ってたからなんだよね!
でも、私が入った後に梨子ちゃんが入ってきて、他のみんなもどんどんきたよね。
そしたら千歌ちゃんは私より家が隣の梨子ちゃんとよく話すようになってた。
だから私、思っちゃんたんだ。
もしかして千歌ちゃん、私と二人はいやだったのかなって……。」
と話してくれた。
「どうしてそう思ったんですか?」
「私、昔から『要領がいい』って思われることが多くて、
そういう子と一緒は、やりにくいのかなぁってそんな風に考えちゃったんだ。」
「渡辺さん、高海さんがそんなこと思うわけないじゃないですか!
高海さんはよーく知ってますよ、曜さんが実はものすごく努力していることを。
だって出会って日が浅い僕だって知っているんですから!
それに、才能だけでなんとかなるわけないんです。
今まで僕が闘ってきた敵も必ず最後は一生懸命修行したお父さんや僕が倒してきたんです。
そして、そいつらは自分の才能に胡座をかいている奴らばかりでした。
だから渡辺さん、要領がいいなんて思わないで努力を続けてくださいね!
絶対に無理に自分を押し殺して人に合わせようと思っちゃダメですよ!」
脱線しながらも、一気に捲し立てた。
すると、外から渡辺さんを呼ぶ声が聞こえきた。
「曜ちゃん、曜ちゃ〜〜ん!」
高海さんの声だ!
慌てて渡辺さんと僕が外に出てみると、自転車に乗ってきたであろう汗だくの高海さんが待っていた。
「練習しようと思って!
色々考えたんだけど、やっぱり曜ちゃん、自分のステップでダンスした方がいいと思うんだ!
梨子ちゃんの動きじゃなくて、曜ちゃん自身の動きでやった方がいいよ!
合わせるんじゃなくて、一から作り直そう!
曜ちゃんと私の二人で!」
「なんで……なんで、私のためにそんなこと考えてくれるの?」
「私さ、昔から曜ちゃんの誘いを断ってばかりだったじゃん。
やりたいことが見つかってない私はいつも断ってるからすごく申し訳なく思ってたんだ……。
でも、そんな私にもスクールアイドルっていうやりたいことが見つかって、曜ちゃんも一緒にやるって言ってくれて私、本当に嬉しかったの。
だから、スクールアイドルは絶対曜ちゃんと二人で一緒にやり遂げたいんだ!」
そこで渡辺さんは我慢できずに涙がこぼれ落ちた。
「私、バカだ……バカ曜だ……!」
そう呟いてから、高海さんに思いっきり抱きついていた。
いきなり抱きつかれた高海さんは慌ててた。
「うわぁっ!ちょっと!?私、汗だくだから汚れるよ!?」
「いいのっ!」
「風邪ひくよ!」
「いいのっ!」
「恥ずかしいって!」
「いいのっ!」
「もう、なんで泣いてるの!」
「いいのっ!」
何だか二人らしいやりとりだった。
二人の間で解決できて本当によかった……!そう思っていたら、落ち着きを取り戻した高海さんに
「なんで悟飯くんがいるの?」
と突っ込まれてしまいました。
なんとこの小説のUA数が一万を突破しました。いつも読んでくれている皆さん、本当にありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。
第二回あなたの推しは誰ですか?の投票になります。
-
やっぱりリーダーの千歌
-
ピンチを救われた曜
-
恋に目覚めた梨子
-
主人であるヨハネ様
-
後押しをしてもらった花丸
-
みんなの妹ルビィ
-
しっかりお姉さん果南
-
意外とツンデレ?ダイヤ
-
シャイニー理事長鞠莉
-
完璧?聖良
-
ツンデレな妹理亞
-
音ノ木坂の部長さんでしょ!
-
ヒトリダケナンテエラベナイヨ〜〜!!