孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き 作:おにぎりは
ゴテンクスとピッコロさんを吸収した魔人ブウは格段に戦闘力が上がっていた。
「…どうかな悟飯くん。無事作戦成功だよ。
この瞬間こそ未来においても二度と現れぬであろう、最強の魔人の誕生だ。」
「汚いぞてめぇ。
二人を自分に取り込むなんてよ…。」
「お前のせいだぞ。
お前は絶対に最強であるはずのわたしより強かった。
はるか遠くにお前の存在を感じた時からこの作戦は始まっていた…。
…そこで考えたんだ!
その時闘っていた超ゴテンクスとかいうチビを我が身に吸収すれば、どんなヤツが現れたって最強の王座は揺るがないと!
…だがそのチビのパワーには時間が限られているらしかった、そう話していたんだ。
もし吸収する瞬間に元に戻られては困るからね…。次の機会を待ったんだ。
再び超ゴテンクスとやらになるには1時間あればいいらしい…。
だからそれまで消えていたんだよ!」
「けっ…そういうことだったのか…。
どうせ吸収して一等賞になりたかったらこのオレを吸収すりゃカンタンだったのによ…!」
「クックック、何もわかってないようだな…。
敵もいないのに最強になってどうするんだ?
前の魔人ブウが言ったはずだろ!
絶対にお前を倒してやると…。
それが最大の目的だ…。」
「なるほど…そういうことだったのか…。
なっとく…。」
再び闘いが始まった。
僕は果敢に挑んでいくが、先程までとは違って僕の攻撃はあまり通用しなくなっていた。
それどころか、魔人ブウにはピッコロさんの頭脳が加わったこともあって戦術面も大きく進歩していた。今までなら普通に食らっていた攻撃を予測して躱し、僕の想定していなかった方法で攻撃され、ダメージを受けてしまう。
一方の魔人ブウは僕の攻撃を余裕で受け止め、僕からのダメージを全く受けない。
『く、くそ、このままだと…。』
「くっくっく、ボロボロだな…。
もう飽きてきた…そろそろフィニッシュを決めるか…!
貴様を倒したら、そうだな……貴様の大切なものも全て破壊してやる!
何かもかもおしまいだなっ、カッカッカ!」
その言葉は、僕の我慢の限界を超えて、ブウに対する、そして弱い自分に対する怒りが湧き上がらせた。
『プツン』
そう音が聞こえるような錯覚に陥りそうなくらい僕の中の何かが変わっていった。
「黙って聞いていれば……“僕”の大切なもの、全てを破壊するだって?
父さんや母さん、クリリンさんやブルマさん達に、Aqoursのみんなを殺すつもりか!」
「そんなこと、この僕が絶対許さないぞ!
お前なんかに、お前なんかに僕の大切なものを破壊されてたまるかぁ〜〜ッッッ!!!!」
僕の強い思いが言葉となって、口に出ていた。
何か身体中から新たに大きな力が湧き上がってきた気がした。
──悟飯がブチギレる少し前、界王神界で悟飯の闘いの様子を見守っていたAqoursは……
「悟飯さんがあんなにあっさりやられるなんて……
も、もう魔人ブウには勝てないの……?」
「今度こそ本当にダメずらか……?」
「やっぱり堕天使ヨハネのパワーじゃだめだったのかしら……。」
「悟空さんも助けに行けないし、ここも危ないかもね……。」
「Oh!ブウの作戦勝ちってことだったのね……。」
「動物のマジンとは桁が違う……まさしく神話や物語で恐れられた“魔人”……!」
「そんな……。もうこれ以上悟飯くんが痛めつけられるのを見ていられないわ……。」
「悟飯くん……、お願い、負けないで!」
と諦めかけたり、ブウの作戦に唸ったりして完全に心が折れていた。
でも、千歌だけは違った。
「千歌はまだ諦めたくない!
悟飯くんだってみんなの気持ちもブウの作戦も理解してるんだよ……!?
だったら最後まで悟飯くんを信じてみたい!」
あくまで前向きな姿勢を崩さない。
一方、チチも同じ気持ちのようだ。
「ご、悟飯ちゃんがあんなやつに負けるはずないだ!
オラと悟空さの自慢の息子なんだからな!」
そう言って決して諦めない姿勢を見せている。
「ありがとよ、よく言ってくれた、嬢ちゃん!!
それにチチの言う通りだ!!アイツはこんなところじゃ終わらねぇ!!
だが、何かもう一手が必要なのも確かだ……このままじゃ危ねえ!!」
悟空は、千歌やチチの言葉に賛同しつつも、自分が出られないことを悔しがっていた。
そこでクリリンが
「なぁ、悟空。俺、一つ思ったことがあるんだ!」
と話に入ってきた。
「どうしたんだ、クリリン?」
「ゴテンクスには30分の時間制限があるだろ、それにゴテンクスが超サイヤ人3になっていられるのは5分くらいって言ってた。
悟飯の無駄を抑えた動きは、おそらくブウのパワーダウンを狙ってるんじゃないかなって。」
「おぉ〜、確かにそうだな、クリリン!
それまでに、オラ達にも出来ることがあれば……!」「界王神界からカッチン鋼を投げまくるのは?」「私もキビトもそんなムチャできませんよ。」
悟空達が唸る中、老界王神は言い放った。
「……しゃあない。孫悟空、お前、助けに行ってやれ!」
「い、いやオラはもう…。」
「そうです、ご先祖様。
実は孫悟空は、もう二度と現世には行けないのです…。」
界王神がそう指摘する。
だが……!
「んなこたぁ知っとるわい。
代わりにワシの命をくれてやるんじゃ。
それでお前は生き返れる!」
「い、いけません!」
「だったら全宇宙はもうおしまいじゃ!」
「ではせめてこの私の命を…!!
私もそれくらいは役に立ちたい…!!」
「ムリせんでいい、お前はまだ若い…。
わしはどうせあと千年くらいしか生きられんじゃろうから…。」
何か力になろうと躍起になる若い界王神に対して、老界王神は諭すように返答した。
「“千年くらい”って、いえ、でも、何もそこまでしなくても……!」
ここまでの話を聞いていたダイヤも反対したが、
「でも、これしか方法がないならやるだけやってみるしかないんじゃないかな?
老界王神様は死んじゃってもこの世界にはいられるんでしょ?だって神様だし。」
と会話に混ざってきた千歌が質問する。
「察しがええのう。そうじゃ、ワシが完全に消えてしまうことはない……。
なーに、ただ天使の輪っかが上につくだけだと思ってくれればええわい!」
老界王神は笑いながら答えた。
そしてみんなも
「悟空さが生き返ってくれたらきっとブウに勝てるだ!」
「そうね、こういう時、助けてくれるのが孫くんでしょ!」
「全くだ、いつもギリギリになって助けにきてくれるもんな!」
「悟空よ、お主が悟飯を助け、時間を稼ぐんじゃ!」
そう後押ししてくれた。
こうして老界王神の提案が行われることになり、
「ではさらばじゃ…。」
老界王神は自らの一生を終えた。
その場にいた全員は合掌して老界王神の勇気に敬意を表した。
すると、悟空の天輪が取れて、生き返ることに成功していた。
「…すまねぇ…。
この命、ぜってぇムダにはしねぇぞ!」
そう覚悟を決めていた悟空だったが、
「何やっとるんじゃ!
さっさと地球に行かんかい!
このワシの死を無駄にする気か!」
急に老界王神の声が聞こえてきたので振り返ってみれば、すでに立ち上がって、天使の輪が頭の上についていた。
こうして孫悟空は今、現世に蘇ったのだった。──
はい、アンケートでも復活を望む声が多かった悟空は当初の予定通り復活です。でも、この後の展開に関してはまだ何パターンか考えており、まだ決まっていません。
どうやらアンケートの結果から見ても原作展開を望む人は少ないようで、悟飯吸収回避ルートは決定していますが、結末に関してはまだ構想を練っている最中ですので、更新が遅くなる恐れがありますので、どうかもう少しお待ちください。
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ヒトリダケナンテエラベナイヨ〜〜!!