孫悟飯と見つけるとあるスクールアイドル達の輝き   作:おにぎりは

8 / 125
孫悟飯と転校生の悩み

  『まさか桜内さんがこの浦の星女学院に転入して来るとは思っていなかったなぁ。』

 

 僕は呆気に取られていた。

 

 でも、高海さんは

 「奇跡だよ〜〜!」

 と言って

桜内さんに手を伸ばし、

 「一緒にスクールアイドルやりませんか?」

 と勧誘していた。この速さは見習いたいな。

 

 でも

 「ごめんなさい。」

 断られている。

 

 さらにその日の放課後、高海さんはまたしても生徒会長さんの元へ行っていたけど、案の定

「お断りしますわ!」

 こうなってしまった。

 

 

 そこでふと高海さんは

 「でも最初は三人だったんですよね、“ユーズ”も…」

 って呟く。

 

 というか高海さん、あのチームの名前は……!

 

 すると生徒会長さんが、

 「……まさか、μ's(ミューズ)のことを言っているのではないですわよねぇ?」

 と強めの口調で喋り出す。

 

 高海さんが

 「あれって“みゅーず”って読むの……?」

 と呟く間も与えず、

 

 「お黙らっしゃ〜〜い!」

 と叫ぶ。

 

 『やっぱり間違ってたのか……。』

 

 ここから生徒会長さんがμ'sについて熱く熱く語り始め、しまいにはクイズを出し始めていた。

 

 「ぶーですわ! ぶっぶーですわ!!ぶっぶっぶーですわ!!!」

 

『生徒会長さんって本当はスクールアイドルが大好きなんだなぁ……。』

 

 あ、結局認められないみたい。

 

 

 その後、高海さんは桜内さんにずっとアプローチをかけ続けていたが、毎回彼女に

 「ごめんなさい。」

 と断られていた。

 

 『というか高海さん、桜内さんが少し嫌そうな顔しているのに気づいていないのかな……。

 さすがに体育の時間まで追いかけるのはどうかと思うけどなあ。』

 

 そうして桜内さんに入ってもらうことはできずにいた。

 

 そうしてしばらく経った日、高海さんとどうしようか下校中に話し合っていると、最初に桜内さんと出会った海岸で、彼女が立っているのを見つけた。

 

 すると、それを見た高海さんは駆け出していった。

 

 桜内さんの元へ駆け寄った高海さんは、突然彼女のスカートをめくって、聞いていた。

 「もしかしてまた海に!?」

 

 

 どうやら水着を下に着ているかどうか確認していたみたいだ。

 

 すると桜内さんは

 「してないです!」

 と返すが、

 

 隣にいた僕に気づいた瞬間、顔を急激に真っ赤に染めてスカートを押さえてモジモジしながら、

 「み、見た?」

 と聞いてきた。

 

 『正直とても可愛らしい……。』

 

 僕は嘘をつくのはいけないと思って

 「ごめんなさい。わざとじゃないんですけど白いパンツが見えちゃいました……。」

 と正直に答えた。

 

 「い、イヤ〜〜〜〜!!!!」

 桜内さんは悲鳴をあげて、僕にビンタをお見舞いしてきた。

 

 まあ、僕もある程度覚悟はしていたから別にどうってことはなかったんだけど……。

 

 

 「悟飯君、女の子のパンツ見るなんてサイテーだよ!」

 

 

 

 「確かにまずかったですけど、そもそも高海さんが桜内さんのスカートをめくらなければ、こんなことにはならなかったはずですよ!」

 

 自分がそもそもの原因だと言うのを自覚していない高海さんにそう言い返した。

 

 すると、高海さんも反省したらしい。

 「うぅ〜〜、次からは気をつけるね〜。」

 

 しばらくして落ち着いた桜内さんはまた悩みを話してくれた。

 

 「私ね、小さい頃からずっとピアノをやっているの。

 でも、最近はいくら頑張っても全然上達しなくて…。やる気も出なくなっていったの。

 そんな時、思ったの。海の音が聞ければ何か変わるかもって…。

 だから、海の音をテーマに曲を作ろうと思ったの…。」

 

 『僕もあのセルゲームの時、最初は上手く自分の本当の力を出せなくてセルの分身セルジュニアを生み出されてみんなを苦しめてしまったことがあったっけ……。』

 

 本当の力を出せない桜内さんの今の気持ちが何となくわかったような気がした。

 

 「変わるよ、きっと。そんな気がする!」

 

 「簡単に言わないでよ。」

 

 「分かってるよ。でも、そんな気がする。」

 

 「変な人ね、あなた。」

 

 「ええ〜〜、そうかなぁ〜?どう思う、悟飯くん?」

 

 「僕の父さんみたいです。父さんも高海さんみたいなこと言う人でしたから…。」

 

 「そうなの!悟飯くんのお父さん会ってみたいなぁ〜〜!!」

 

 僕は何も答えることができず、思わず目をそらしてしまった。

 

 「とにかく、スクールアイドルなんてやってる暇はないの!

 ごめんね…。」

 

 桜内さんは高海さんにそう言った。

 

 でも、

 「分かった。じゃあ、海の音だけ聞きに行ってみようよ!

 スクールアイドル関係なしに!」

 高海さんはこう提案をする。

 

 「え?」

 

 「ならいいでしょ?

 週末にダイビングショップに行ってみない?」

 

 「ダイビングショップに行ったらスクールアイドルになれって言うんでしょ!?」

 

 「そんなこと言わないよ。ただ、梨子ちゃんの力になりたいって思ったから!」

 高海さんは屈託のない笑顔で善意からのものであることを伝える。

 

 「ふふっ、あなたってやっぱり変な人!」

 そう言う桜内さんだったが、表情は笑っていた。

 

 「あ、悟飯くんも私たちと一緒に来てね?」

 

 「え、僕も行くんですか?」

 

 「勿論!だって私悟飯くんのこともっと知りたいもん♪」

 

 笑顔で話す高海さん。

 

 「はぁ、わかりましたよ!僕も一緒に行きますよ!」

 

 「うん、そうこなっくちゃ!!じゃあ週末、楽しみにしてるね?」

 

 こうして僕も週末、ダイビングショップに行くことになったのだった。

 

第二回あなたの推しは誰ですか?の投票になります。

  • やっぱりリーダーの千歌
  • ピンチを救われた曜
  • 恋に目覚めた梨子
  • 主人であるヨハネ様
  • 後押しをしてもらった花丸
  • みんなの妹ルビィ
  • しっかりお姉さん果南
  • 意外とツンデレ?ダイヤ
  • シャイニー理事長鞠莉
  • 完璧?聖良
  • ツンデレな妹理亞
  • 音ノ木坂の部長さんでしょ!
  • ヒトリダケナンテエラベナイヨ〜〜!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。