デート・ア・ライブ&クライム   作:星の翼

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PSO2が復旧したよ!
やったねSEGAちゃん!!

因みに自分はship3でハンターやってますw


四糸乃パペット&怠惰アンノウン&色欲マーセナリー Ⅶ

迅達が十香を見送る一方その頃―士道達は昨日四糸乃が現れた地域を中心によしのんこと―パペット捜索を行っていた。

 

「見つからないなぁ…」

「お兄さん―。別に無理に付き合う必要ないんだよ?」

「バカいうなよ。お前ら二人が一生懸命なのに、年上の俺が投げ出すわけにもいかないだろ…」

 

それに、パペットを無くしたのは不本意とは言え此方が原因なのだから―っと、此処できゅるるるるる―っと可愛らしい音が聞こえた。

 

「……!」

 

四糸乃がフードを深く被りなおしてしまう

 

「……腹減ったのか?」

「………っ!」

 

士道の問いには顔を真っ赤にしてブンブンと首を横に振る。 しかし、そのタイミングで、再び四糸乃のお腹が鳴る。

 

「……ずっと探してたからね。ぼくも、お腹空いちゃった…」

 

そこに悠輝も腹を擦って便乗する。

確かに、俺が此処に来る前から二人は此処でパペットを探していた。それに彼是、昼を過ぎているし、俺も二人ほどではないと思うが、小腹が空いてきた。

耳に付いたインカムをコンコンと小突くと、琴理から声が届いた。

 

『――そうね。一度休憩も兼ねて食事したら如何?』

「ん……そうだな、二人とも少し休憩しよう。」

 

そう言うと、四糸乃が再び首を横に振る…だが、そこでまたお腹が鳴る。

 

「……四糸乃。無理は駄目。」

「くー君……。」

「それに、お前が倒れたらよしのんが探せなくなっちまうぞ。」

 

二人の言葉に四糸乃は少しの考えを巡らせるようになって、ためらいがちに首肯した。

っとなれば、休憩する場所だが……お金はあるけど、こんなびしょ濡れだと流石に店に入るのは難しいか。

っとなれば――再びインカムを小突く

 

「……なあ、琴理。休憩する場所なんだが、うちでも大丈夫か?」

『わお。四個しみない間に随分大胆になったわね。押し倒す気なら気をつけなさいよ。』

「……おい。」

『冗談よ……ま、他に場所もないでしょうし、特別に許可するわ』

「ああ……って、そこに凌さんは居ないのか?」

『野暮用で席はずしてるわよ…何?凌に話?』

「……いや。 じゃあ、行こうか二人とも―」

 

野暮用か―まぁ、暫く十香達も戻ってこないし、大丈夫だろう。

二人は一度顔を見合わせた後―こくりと頷いた。

 

 

 

四糸乃と悠輝を家に招き入れる…二人、特に四糸乃は周囲をものめずらしそうに見渡していた。

 

「ソファにでも座って寛いでてくれ」

 

そう言って、自分は冷蔵庫を開けて材料を確認する―卵はまだ残ってるし、鶏肉もある。 ご飯も炊飯器に入ってるし、親子丼が作れるな…。

 

「お兄さん。」

 

何時の間にか悠輝がこっちに来ていた。

 

「ん?如何した?」

「…家には誰も居ないの?」

「ああ―家は両親が海外赴任で居ないんだ。今は俺と妹で二人暮らししてるんだ。」

「ふぅ~ん……」

 

それだけ聞くと暫くジッと此方を見つめた後、やがて興味を無くしたのか四糸乃の方へと歩いて隣に座る。

何だったんだ?―そう言えば、悠輝の家族とか如何してるんだろう。

 

「………」

 

いや、聞かないでおこう―迅や凌も言っていた。

『悪魔と契約する人間には碌な思い出が無い』―あんな小さな子供でも契約してる―きっと触れられたくないだろう。それからは二人に好きにさせてこちらは何も言わずに調理を進める

 

暫くして―親子丼は完成する。

 

「ほら、出来た。しっかり腹ごしらえして、早いところよしのんをみつけてやろうな。」

 

先に四糸乃と悠輝の分を運び、次にスプーンを二つに箸を一つと自分の分を持ってくる。

 

「さて、んじゃ、いただきます。」

「……」

「…いただきます。」

 

四糸乃は士道の仕草を真似る様にペコリと頭を下げ、悠輝はそれだけ言って親子丼を一口、口に運ぶ。

 

「………!」

「!…美味しい。」

 

そのまま食欲に火がついたのか二人して小さな口を大きく広げ、直ぐに平らげてしまった。

美味しいか―やっぱり、そう言われるとやっぱり嬉しい気持ちになる。

 

「そういえば四糸乃―あのパペット――よしのんって、お前にとってどんな存在なんだ?」

 

その問いに、四糸乃は恐る恐るといった調子で、たどたどしく口を開く

 

「よしのんは…私の、理想……憧れの、自分……です。私、見たいに…弱くなくて、私…みたいに、うじうじしない……強くて、格好良い……」

「理想の自分……ねえ…」

 

ふと昨日のパペット越しの彼女との会話を思い出す。

今の彼女とは口調も態度もまるで違い別人だ…けど―

 

「俺は今の四糸乃の方が好きだけどなぁ…」

「!!」

 

途端に四糸乃の顔がボンっ!と真っ赤に染め、フードをたぐって顔を覆い隠してしまった

 

「ど、如何した?四糸乃…」

「お兄さん…狙って言ったの?」

「???」

 

悠輝の言葉が今一分からずに首を傾げる

 

「でも、その気持ち分かる…ぼくも四糸乃好きだよ。」

「く、くー君……まで」

 

悠輝の言葉で顔がさらに顔を赤くする四糸乃―

折角だし、悠輝にも話を聞いてみるか―

 

「悠輝は何時から四糸乃と一緒に居るんだ?」

「…ぼくが四糸乃と出会ったのは―1年位前、家出した時に会った。」

「それからずっと一緒に居るのか?」

「うん―ぼくと四糸乃とよしのんは友達だもん。」

「そっか…」

 

精霊とかそういうの関係ない―まるで当然の事のように言う悠輝を見て納得する。

友達だから護る―助ける。 この子供はそういった純粋な気持ちで動いているんだ。

 

「良い子だな―悠輝は…」

「!…」

 

その言葉に悠輝は照れた様に顔を俯かせる。

 

「別に―そういうのじゃ、ないし…」

「うん……くー君は…わたしの、大事な、友達」

「うぅ……四糸乃まで――」

 

さっきの反撃だろうか―今度は四糸乃の言葉に悠輝が顔を俯かせる。顔も少し赤くなっている。

本当に仲が良いんだな―この二人は…

 

「そういえばさ…四糸乃―お前はASTに襲われても、殆ど反撃してなかったけど、何か得理由があるのか?」

 

再び話題を振られたのに一瞬びくりと肩を震わせる四糸乃だが―消え入りそうな声で答えが返ってくる

 

「……わ、たしは…痛いのが、きらいです。こわいのも……きらいです。きっと、あの人たちも…痛いのや、こわいのは、いやだと……思います。だから、私、は……でも、私は、…弱くて、こわがり……だから。一人だと……だめ、です。痛くて…こわくて、どうしようも、なくなると……頭の中で、ぐちゃぐちゃに…なって…きっと、みんなに…酷い、事を、しちゃい、ます。だ、から…よしのんは…私の、ヒーロー…なんです。よしのんは…私がこわく、なっても…大丈夫って、言って…くれます。そした、ら……本当に、大丈夫に……なるんです。だから……だ、から……」

「だから―よしのんは絶対に見つけなきゃ駄目なんだ。四糸乃はよしのんと一緒だったから…ぼくじゃ、よしのんの代わりにはなれないから…だから、よしのんは絶対に見つけなきゃ駄目なんだ。四糸乃の為にも、四糸乃が言う危ない人達の為にも―別に、危ない人達は知らないけど、ぼくは四糸乃が痛いのや怖い目に合うのは嫌だ…如何して、四糸乃がこんな目に合わなきゃいけないの―四糸乃は何も悪い事してないのに、四糸乃がかわいそうだよ。」

 

「………………っ」

 

二人の言葉に唇を噛んでいた。

四糸乃は。この小さな少女は。あまりにも優しくて――あまりにも、悲しすぎる。

悠輝は。この小さな男の子は。とても友達思いで―とても純粋なんだ。

 

四糸乃が―弱い?

悠輝が―契約者?

 

そんな言葉に首を振る

弱くなどない―悪魔との契約者など関係ない。

 

この子達はとても優しい子なんだ。

そんな理不尽―とても納得できるものではない。

 

二人の前に腰を下ろすと―そのまま、二人の頭をわしわしと撫でた。

 

「……っ、あ…っ、あの―」

「お兄…さん?」

 

「俺が―二人を助けてやる。」

 

目を丸くする二人の頭を撫でながら俺は言葉を続ける

 

「俺が二人を助けてやる。絶対に、よしのんを見つけ出す。そして…お前達の所に返してやる。それだけじゃない。もう四糸乃に『こわいの』や『いたいの』なんて近づけさせない。俺がお前達を護ってやる。 俺が―お前達の、ヒーローになる。」

 

ガラにもない台詞だとは自分でも思う。でも―止まらなかった。

 

「……?…?」

「……お兄さんって、変な人だね。」

「変って―」

「今まで、そんな事言ってくれた人…誰も居なかったからさ。変だよ、お兄さん。」

 

まさか変と返されるとは思わなかったよ―

 

『そりゃあそんな臭い台詞吐けば子供でも変って思われるわよ』

 

五月蝿い!五月蝿いよマイシスター!!

 

「でも―ありがとう、お兄さん。四糸乃の味方になってくれるのは―嬉しいな」

「お、おう…」

「けどさ―一つだけ譲れない。よしのんはぼくが見つけて四糸乃に返す。ぼくがこれからも四糸乃を護り続ける。」

「…なら、競争だな。」

「うん―競争。」

 

「士道、さん…くー、君……あ、りがとう、ございま……す。」

 

そんな四糸乃の言葉に、俺達二人は顔を見合わせて微笑んだ。

そんな時だった

 

「シドー……!すまなかった、私は――」

 

突然扉が開かれたかと思うと、迅たちに出かけてた筈の十香が突如リビングに入って来た。

そして、三人の姿を見るなり―特に四糸乃の姿を見るなり、ぴき、と固まらせる。

 

「………………と―とッ、ととととととととと十香ッ?!」

「? あのお姉さん…確か―」

「……ひ……っ」

 

悠輝は何処かで見たことあるような―と言った雰囲気で首を傾げるが、四糸乃にとってはパペットを取り上げられたこわい相手であるはずだし―それに入り口にたたずむ十香からは言葉にし難いプレッシャーを感じて―

 

いきなり、四糸乃の姿がその場から消えてしまった。

え?ちょっと?!―とは思ったが、精霊の消失に都合など関係ない。

 

「………」

 

そのまま、十香は扉を勢い良く閉めるとそのまま階段を登る音―そして、再びバァン!と乱暴に扉が閉めるような音が聞こえた。

 

「え、ええっと…」

「…お兄さん。今のって、お兄さんの恋人さん?」

「いや…」

 

違う―とは否定し辛い。

キスしてるんだし…というか、何だろう。 迅達にはとても申し訳ない気持ちだ―。

 

「…でも、四糸乃居なくなっちゃった。 如何しよう」

「そりゃ、パペットを探すさ…俺はそう約束したからな。」

「…嘘じゃないんだね。」

「あんな良い子に嘘なんて吐いたら男じゃないさ…。」

「……やっぱり、変な人だ。」

 

その言葉に苦笑する―っと、此処で再び琴理から通信が入る。

 

『士道。お取り込み中悪いけど―パペットの所在が判明したわ。』

「!本当か?」

「何?如何したの?」

 

気になったのか悠輝が首を傾げる。

 

「悠輝、パペットの場所が分かったぞ」

「! 本当?!」

「ああ―それで、琴理何処なんだ?」

『何ていうか――厄介なところよ』

 

その場所を聞かされて―俺は思わず頬を引きつかせた。

「? ?」

 

悠樹はそんな俺の顔を見て、さらに首を傾げるのであった。

 

 

 

 

 

「さて…これで貸し借りは無くなったかな?」

「ああ、お前の能力のおかげで随分とパペット捜索が捗っただろうな」

 

『正確には、俺の力だけどな…』

はいはい。でも、士道の奴平気かなぁ~よりにもよって場所がなぁ…

『食われるだろ…絶対に』

そうそれ…絶対だよ―食われるよ。性的に…

 

「それで、お前は何か異論はあるのか?」

「無いよ…それでそっちが上手くやってくれるのなら、アンタが出て来る手間も省けるんでしょ?」

「お前がしくじらなければな…まぁ、接近戦になれば遠距離の【色欲】には分が悪い…そこまで持ち込めるかはお前次第だ。」

「分かったよ…それにしてもさぁ。」

「ああ…」

 

「………全く減らないね。」

 

ファミレスにて相談から作戦会議と代わった会話は凌を十香が注文していた高カロリー料理の数々と助っ人として着てもらった凌と共に消化していた

 

『俺達は【暴食】ではないからなぁ~』

十香ちゃんの胃袋ってものすっごいよねぇ~~~

 

「僕、太ったちゃうよぉ~~。」

「この為だけに俺は来たわけじゃないんだがなァ…」




以上!四糸乃編…七話目でした!感想お待ちしております!

と言う訳でぇ…次回は士道君が美味しくいただかれる(B「とでも思っていたのかァ?」
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