作者:たーぼ
──やっと見つけた。
──────
「ねえねえ! これ知ってる?」
「え、何急に、知らん。豆しば?」
ソファでスマホを弄ってたら突然声を掛けられて俺の隣に座った女の子がいた。
名前は星空凛。いつも明るくて元気な同い年の大学2年生だ。たまにだけど語尾に『にゃー』が付く。何故この歳になってもにゃーと言うのか聞いても理由は教えてくれなかった。まだ教えるには恥ずかしいっぽい。
これでも俺の彼女である。告白はもちろん俺からした。大学1年の最初の頃に出会って声を掛けてから何度もアタックしてようやくOKを貰えたのだ。
心を開いてくれるのに少し時間はかかったけど、今ではこうして俺の家で半同棲しながら楽しく過ごせているくらいにはなった。よく頑張ったな俺。
そんな可愛らしい豆しばに俺は再度問いかける。
「で、何を知ってるって?」
「その前にちょっとニカッて笑ってみてよ!」
「ええ、そう言われると逆に笑いづらいんですけど」
「じゃあくすぐる!」
「ぎゃあ! ちょっとタンマっ、それはズルいって! 笑うよりも先に泣くくらい弱いの知ってるだろうぇえははははははははっ!!」
そして1分後の俺は見事に撃沈した。息が出来ん、もう体がビクンビクンになっている。普通にパワーあるから引きはがすのめちゃくちゃ苦労するんだよな。
さすが元スクールアイドルは違うぜ(付き合ってから後で聞いた)
俺をくすぐって満足したのか、凛はふぃ~と息を吐きながらリモコンで適当にテレビを見始めた。
何とか回復したので体を起こして凛の隣に座り直す。
「いやちょいちょい、何普通にテレビ見始めてんのさ。豆しばどこ行ったよ。疑問ほったらかして放置しないでくんない?」
「あ、そういえばそうだった~」
俺の彼女はもしかしたら鳥よりも忘れるの早いかもしんねえ。
思い出したように凛はスマホ画面を開いて見せてきた。そこに書かれているのは、ある言い伝えというか、伝説みたいなものだ。
「『えくぼの伝説』? えくぼってあれだよな。確か笑った時に頬に出来る窪み的なやつだっけ」
「それそれ! そう! あるか確かめるから早く笑って!」
散々人をくすぐってダウンさせたくせにまだ言うか。でもこのままだとまたくすぐられそうで怖いからとりあえず笑顔になってみる。
愛想笑いでもなく普通に笑ってみるって結構難しいな。というか俺にえくぼあったっけ。鏡見て笑う事ないから全然分からん。写真撮る時もそんな笑うように意識しないしどうなんだろ。
「どう、あった?」
「あった……あったよ! 凄い凄い!」
「何が凄いかは分かんないけど俺ってえくぼあったんだ。初めて知ったかもしれん……」
「じゃあ凛は? 凛はある!?」
「はいはい、ちゃんと見ますからにっこり笑ってくださいねえ」
「にぃ~!」
いやくっそ可愛いな俺の彼女。純粋すぎてそのまま抱き締めたくなってくる。ちなみに付き合って1年くらい経つけどまだ手は出していない。
当たり前だ。凛を大切にすると誓ってからそういうのはもっとお互い成長して段階を踏んでからじゃないとダメって決めた。だから鬼の理性を保っているのが現状である。
おっといけない。普通に見惚れている場合じゃない。
子猫のような笑顔でにっこりしている凛の頬を見ると、
「うん、凛にもあるよ、えくぼ」
「ほんと!?」
「おう、写真でも撮ってやろうか?」
「今はいい!」
さいですか……。そこまでハッキリ言われると俺もちょっとだけ寂しいなって。凛の笑ってる顔撮りたかったんだけどダメですかそうですか。
内心ダメージを受けてる俺とは対照的に凛は何やらご機嫌な様子だった。
「結局その、『えくぼの伝説』だっけか。それがどうしたんだ? 付いてたら何か良い事あんの? 金運爆上がりとか」
「全然違うよ~! これ見てみてっ」
そう言って肩と肩がぶつかる距離までくっついてスマホを見せてきた。
凛がスクロールしてくれて書いてある事をひと通り読んでみる。
どうやら中国で言い伝えられている伝説らしい。
簡単に要約していくとこうだ。
人は死んだ後、冥界に行く。そこで門番をしている女性に生前の友情、愛情、絆、恨みといったあらゆる感情や心に関するものの一切を忘れるスープを飲まされ、心の引っかかりがない状態で転生する。何もかもを忘れた状態となるのだ。
つまりどんなに愛した者やあれだけ憎んだ者も含めて綺麗さっぱりリセットされ忘れてしまう。
だけど、そんなスープをとある理由で飲みたくない者もいた。だから飲まない者にはその女性が身体の一部にマークを付ける必要があったという。
それが『えくぼ』。
スープを飲まないと決めた人は氷のように冷たい川の中に身投げしないといけないらしく、その中で千年も孤独に耐え続けてようやく転生するとの事。
そして転生した後、前世の記憶とえくぼのマークを付けて、前世で恋人だった人を探す。
だから千年後に自分の周りにえくぼが付いている人がいれば、それは前世で恋人だったかもしれない人だから大切にしなさい、と。
何だか、他人事じゃない感覚がした。
凛が見せてくれたサイトの最後まで読んで、終わったと同時にスマホから目を離す。
「へえ、そんな言い伝えがあったのか」
「凛もさっき見つけたんだぁ。だから気になっちゃった!」
「さっきかい。でもまあ、俺達はどっちも付いてたな。俺に関してはあったっけって感じだったけど」
「えへへ、何かこういうのってロマンチックでいいよね~」
「凛はこういう乙女チックなやつ好きだもんな」
活発なイメージがある凛だけど、俺としてはむしろ女の子らしい一面ばかり持っているような気がする。身だしなみも細かくチェックし、普段は俺が振り回されるくらい動き回る事もあるけど、ちょっとした仕草や動作に女の子らしさを感じるのだ。
そういうギャップも凛の良い所だろう。全部ひっくるめて愛くるしい。
「両方えくぼ付いてるって事は凛達も前世じゃ恋人だったのかな!?」
「……だったら俺と最初に会った時あんな警戒しないはずだけどな」
「うッ……そ、それを言われると何も言えないけど……」
バツの悪そうな顔して目線を逸らしている。一応あの時の反応は悪かったと凛も気にしていてくれてたらしい。
いきなり初対面なのに声掛けた俺もアレだったけどね。普通にナンパと思われてもおかしくない。めちゃくちゃ警戒されて言われた一言が『何ですかあなた』だったからな。
もし俺のメンタルが弱かったらそのまま大学行かなくなってたレベルだ。今でもよくめげずに声を掛け続けた俺にはグッジョブしかない。何で初めて会った凛にあんなアタックし続けたのかは俺もよくは分かってない。
けど普通に考えたら、一目惚れになるのか。
っとと、今はしょぼくれた凛を慰めないと。
「ごめんごめん、軽い冗談のつもりで言っただけだから気にしなくていいって。今はこうやって笑い合ってんだからさ、それで良いって事にしようぜ」
「うん……あ、そうだ。アルバム見よアルバム! 笑ってる写真とかあったらえくぼが付いてたか分かるかもしれないし!」
切り替え早えなオイ。すぐポジティブになれるの凄いな。ある意味才能だぞ。
何を思ったのか凛はこの1年間で撮ったアルバムを確認しようと押入れから引っ張り出してきた。
今のご時世はスマホがあるからそのフォルダで充分と思われがちだけど、俺達はちゃんと形に残しておきたいと考えた末にスマホで撮った写真なども現像して保存している。
こういう事が意外にも大事だったりするのだ。そのおかげかは分からないけど凛もよく一緒に写真を撮ろうとしてくる。愛いヤツめ。
お互いくっつきながらアルバムを開く。まだ1年しか付き合ってないけど、この1年で結構写真は撮っている方だと思う。
まあそりゃそうか。今はスマホも高画質で撮れる時代だし、それもあって何気ない日常の一コマでも残しておきたいとなる気持ちも分かる。
「あっ、これ2人共笑ってるよ!」
「……ちゃんと付いてるな、えくぼ」
「凛達どっちも楽しそうだねっ」
「だな。確かこの時って、3回目くらいのデートだったっけ。耳のカチューシャ付けてるって事はイズミーランド行った時だな」
「夢の国だったね~……」
2人ではしゃいだもんなあ。俺も行った事なかったから初めてで普通に楽しかった。特にあれが凄かった。スッポンのキャラクターが喋るやつ。あれアドリブで喋ってんのか。俺も話してみたかった。
……うん、思い出に浸るのはこのくらいにしておこう。何だか危険な香りがする。
「お、これは映画行った時か。凛が観たいって言ったのに途中で寝落ちしてたの今でも覚えてるぞ」
「いやぁ、楽しみで前の夜あんまり眠れなかったから仕方ないよね~」
「開き直ってんな」
その後も適当にパラパラとアルバムを見返していくと、大体2人共笑っていた。
あんま意識してなかったけどこんな笑ってたっけか。……いや、まあ凛といるのは楽しいからついそうなるんだろう。この子の笑顔を見てると俺も嬉しくなるし。
ひと通り見終えてから時計を確認する。
夕方の18時過ぎをまわったとこだった。そろそろ晩飯の準備でもする頃合いだ。とも思ったけど、凛は今日予定があったはず。
「そういや今日は小泉さんと晩ご飯食べに行くって言ってなかったっけ? もう18時過ぎてるけど」
「え? ……あー!? 待ち合わせまで30分もなーい!?」
いきなりどったんばったんしだした。昼にはメイクを済ませてたのに私服に着替えてないのは何故なんだ。
これも凛らしいと言えばらしいけど。俺も今日は1人だしのんびりラーメンでも作ろうかね。そう思いアルバムを閉じようとして止まった。
1年前の写真だ。付き合いたてでちょっとぎこちなさはあるものの笑っている俺と凛。
この頃とは凛もだいぶ変わった。男でも俺には慣れた事と、一番大きいのは髪が伸びた事だ。最初は短くて動きやすいから楽って言ってたけど、今では肩まで伸びたセミロングになっている。
一段と女の子らしさが増している気がするのはそれもあるだろう。そのせいで髪にもっと気を付けなければならないのを少し億劫そうに語っていたけど。
慌てて準備をしている凛を呼ぶ。
「凛」
「なに~!? 今ちょっと忙しいんだけど!」
「急いで着替えたから髪がボサッてるぞ。梳いてあげるからそのまま持ち物の準備しな」
櫛を持って凛の髪を梳いていく。ボサついてる割に髪質はサラサラだ。元々の素材が良いとここまでになるのか。
肌ざわりが良いから何だか手で梳いても気持ちいい。いつまでも触ってたくなる。おっといかんいかん。今は俺よりも小泉さんを待たせる訳にはいかない。
ちなみに小泉さんは凛と幼馴染で大学も一緒だ。よく凛が同じ大学入れたなとは思うけど、必死に頑張ったんだろう。
凛に初めて声を掛けた時にも小泉さんはいて、そこから男の俺に慣れるまで密かにサポートしてくれた恩人でもある。だから小泉さんは俺にとっても大事な人だ。
「車で送ってこうか?」
「大丈夫っ、走れば何とかなるから!」
思考が体育会系すぎやしませんかね。
「ちなみに今日晩ご飯はどうするのっ?」
「適当に具材切って麺湯がいてラーメンでも食べようと思ってる」
「じゃあ凛にも置いといてね!」
「いや小泉さんとの夕食でちゃんと満腹になってきなさい」
「うぇえ~もぉ~行ってくるにゃー!」
「はい行ってらっしゃーい」
久々に語尾ににゃーって言ったな。そんだけラーメン食べたかったのか。
だけど仕方ない。ラーメンよりも小泉さんだぞ凛。ちゃんと楽しんでくるんだ。
静かになった我が家。基いアパートの一室。気付けば凛の私物も増えたものだ。
元々は俺の一人暮らしで親の仕送りとバイトで色々工面していたが、そこに凛も加わった。まだ半同棲だけどお互いバイトで稼いで共有の物を買ったりコツコツと貯金もしている。
付き合って1年で気が早いとも思うけど、こういう事は早めに計画していて損はない。
さて、俺も晩飯作らないと。まずは結局開いたまんまのアルバムを閉じようと手に取る。
「……、」
ふと、凛の言っていた言い伝えが頭をよぎった。
『えくぼの伝説』。前世で愛した人を忘れないための印。最初はただの言い伝えかとも思った。
だけど後から思う事もあったのは事実だ。俺が最初に凛を見付けた時、どうしてそのままの勢いで声を掛けたのか。どうしてこの人しかいないって思ったのか。
一目惚れだけなら警戒されないようにもっとやり方を考えたはずだ。凛の顔を見た瞬間にピンときた、と言ってしまえばそれまでだけど、あの時何故かこう思った。
やっと見つけた、と。
もしかして、あの言い伝えに関係してる……?
「……いや、まさかな」
そんな都合の良い話がある訳ない。
きっと偶然だ。占いとかでいうバーナム効果みたいなものだろう。
そう結論付けた俺はそっとアルバムを閉じた。
──────
あれから約1週間が経過した。
小泉さんとの夕食を終えた凛が帰ってきた時の一言目が『ラーメンは?』とか言われてないと言ったら駄々こねられたし、凛が夕飯当番の日にバイトがあって、急なトラブルがあったから忙しくて連絡もできないまま残業して帰ったら怒られたりもした。
その次の日には大学が終わってから2人でデートしてカフェでのんびりもした。後はバイトだったり大学行ったりと普通に日々を過ごしたと思う。
そして今日、どちらも休日だからいつも通り家でまったりしている訳だが。
「ん、どうした凛?」
「ふぁわ~……ちょっと眠いかも……」
テレビを見ていたら俺の肩に凛の頭がこつんっと乗りかかった。
今日は天気も良いしここは陽当たりも良いからそうなるのも無理はない。ちょうど昼飯も食べ終わって気持ちの良い頃だしな。
「ほら、昼寝するならソファ倒すぞ」
ウチはアパートという事もあってベッドではなく可変式ソファベッドを使っている。これでいつでも座れるし寝れるので便利なのだ。
「ん~……いい」
「や、でも寝るならそっちの方が寝やすいだろ?」
「これでいいからぁ……」
俺の肩を枕に寝るつもりだろうか。別に俺は構わないけど凛はそれでいいのか。てか地味に今めちゃくちゃ幸せ空間になっているんじゃないか。
ポカポカ陽気な昼下がり、恋人とくっつきながら昼寝って何それ、リア充にも程があるぞ俺。
「おやすむぃ……」
「最後まで言えてないぞ……おやすみ」
横を見ると凛の長くなった髪が自分の顔をくすぐる。ふわりと凛の香りがした。
少しだけテレビの音量を下げる。隣ではリズム良く寝息を立てている彼女がいる。肩を使われているので移動も態勢を整える事もできない。
どうしたもんか。そう考えて俺も寝ようかと思ったけど、そんなに眠い訳でもない。
スマホは……ダメだ。テーブルの手の届かないとこに置いてある。テレビもこの時間帯は特に面白いものがやってないので喋り相手の凛が寝ている今、暇つぶしも出来ない状態だ。
何か考え事でもするしかない。
とは言っても特に考える事なんてないのが現状だ。休日くらい大学やバイトの事考えるなんて論外。こんなふわっとした状態で将来の事を考えるのも何か違う。
じゃあ何に耽るものか。
(……えくぼ、ねえ)
一週間前の事を思い出す。
何てことのない会話だったのに、今でも妙に印象に残っている。ただの偶然と思っているのに、どうにも気になってしまうのだ。
俺と凛のどちらにも印はあった。
もしも、もしもあの言い伝え通りならば、俺と凛は前世で死んだ後もお互いを想い合って普通に転生する事を拒んだのか。そしてえくぼを付けられ氷のように冷たい川で千年も孤独に耐え続けた……という事になる。
ただの伝説。そう言い捨てる事も出来るのに、それが出来ない。
何も関係ないなら凛に初めて出会った時、やっと見つけたなんて思わない。不思議とその伝説を否定しようとはならなかった。
(俺は、見つけられたのかな。千年経って、孤独に耐えて、生まれ変わって、同じように印を付けた凛を)
だとしたら、本当にロマンチックな出来事だと思う。今この瞬間に幸せを感じているから呑まれてそう思っているだけかもしれないけど、それならそれで良いと思えてきた。
塞がれてない方の手で凛の髪をそっと撫でる。少し凛が微笑んだ気がした。
俺がこんな事を思ってしまうように、一週間前の凛も同じ事を思って言ってくれたのだろうか。
それなら、俺はこんなにも満たされていてもいいのかと感じてしまうほど幸せだ。何かだんだん『えくぼの伝説』を信じるようになってきた。占いと一緒だ。自分に都合の良い時だけ信じる。
(時代を超えて……凛と……再会、でき……)
そこで俺の意識は途絶えた。
──────
不思議な夢を見た。
いつの時代かも分からない服を着て、隣には見知ったような女性がいた。お互い笑い合って何かを誓っていたようにも思う。
夢だからか何を言っているのか途切れ途切れにしか聞こえない。
『らい―、でも……いっ、に──たら……い──ね!』
そう言って笑っていた女性の頬には、印が付いていた。
愛する者を忘れない、忘れたくない人に付けられたマーク。
千年後も見つけられるように、そうやって信じて孤独に耐え続けた者がいた。
──────
目を覚ますと隣で恋人も同じように寝息を立てていた。
そっと起こさないように彼を寝かして膝枕をする。起きる気配は全然ない。
もしかしたら同じ夢でも見ているのかな、なんて星空凛は思う。そうであるならどれだけロマンチックだろうか。
だけど、何故かそんな確信があった。
『来世でも一緒になれたらいいね!』
夢の中で自分が口にしていた言葉。夢だから勝手にそんな事を言っていたのだと思う。
しかしこれが何かしら意味のあるものだったら、と考える。過去の出来事。それも自分が今生きている以上も前の事。いわゆる前世の出来事ならば。
2人にはえくぼが付いている。時代を超えて
千年の孤独と冷たい川の中で、一途に愛した者を想い来世でその相手を探す。
「……実は凛も初めて会った時、怖かったけど思ったんだよ?」
本当に警戒しているなら、その後も会うはずなんてない。会ったとしてもすぐ逃げる事だって出来た。親友の手助けがあってもこれだけは譲れないと跳ね除けた可能性だってあるのに。
そうはしなかった。出来なかった。
「何でかは分かんないけど、笑顔で話しかけてきたあなたを見て」
何故なら自分も、彼を見てこう思ってしまったから。
「やっと見つけたって」
永遠を捧げたい出会いに巡り合って。
きっと千年後も、同じように愛した君を探す。