新人退治人(ハンター)爆発しろ!!   作:マンティスネオ

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 遅くなって申し訳ありません。

今回は、古き血の吸血鬼の1人が登場し、ユキトくんを酷い目に合わせる回です。


初めての新横浜の恐ろしさ

 僕の名は春川ユキト、13年前にこの世界で5歳の少年に転生して、優れたエリートを集めたマンモス校『日ノ神学園』で吸血鬼の生態、歴史などを学び、吸血鬼退治人(ヴァンパイアハンター)となったものだ。

 只今僕は、ロナルドさんに電話で「申し訳ないが、大至急来てくれっ‼」と頼まれ、現場に向かって走っている最中だった。

 吸血姫(カノジョ)達も一緒に行きたいと頼んできたが、今回は僕だけ来てほしいということなので、皆には留守番しててほしいと頼んで、皆は(嫌々ながら)了承してくれた。

 だが僕は歩きながらあることが頭に過った。

 あることとは、僕が新横浜に来てからまだ『Y談おじさん』に一度も会ってないことだ。

 『Y談おじさん』とは古き吸血鬼の1人で、右手に持った杖を光らせてビームを放ち、当たった相手をY談しか言えなくなるようにしてしまう催眠術使いである。

 このY談ビームを浴びた相手は性癖をぶちまけるようになり、真面目な会話すら持ちうる限りの下ネタ語彙を尽くしたY談語になってしまう(Y談おじさんは解読できる)ので、僕もかなり警戒していたのですが、一向にも彼は現れなかった。

 まあ、現れなかったら現れなくてこっちはかなり好都合だ。

 おっと、そんなこと考えていたら襲われるフラグが建ってしまうかもしれないので、考えるのを止めt・・・・・・

 

 

(ビーーーーーー!!)

 

 

ユキト

「・・・・・・ん?」

 

 

 今、僕の背後から謎の光が発光されたような、僕は直ぐに背後を振り向くとそこには、自転車に搭乗したダンディな英国紳士風の格好をした謎の男が走行して去っていくのを発見した。

 その姿こそ、まさしく古き吸血鬼の1人『Y談おじさん』だった。

 

 

ユキト

「・・・・・・ま、まさか・・・・・・(汗)」

 

 

 僕は不吉な予感を察知し、直ぐに両手で回りの人に聞こえないように口を覆って喋ってみると、予感は的中した。

 

 

ユキト

「・・・お風呂出た後の吸血姫(カノジョ)達の髪を触りたい・・・・・・!!??

 

  

 やっぱりだーーーーーー‼ 完全に油断したーーーーーー‼ 無意識に襲われるフラグが建っちゃってた‼ どうしよう‼ すぐに現場に行かなければならないのに・・・どうすれば‼ ・・・・・・ん? そういえばここから直ぐそこにドラッグストアがあったような・・・・・・よし‼

 

 

* * *

 

 

ロナルド

「おお来たかユキト君‼ 丁度いいタイミングで来たな‼ ・・・・・・ユキト君?」

 

 

 ロナルドさんは現場に到着した僕の姿を見て少々驚いていた。

 僕はY談でしか喋らなくなっているのをバレないように、ドラッグストアでマスクを購入し、マジックペンでマスクに×印を書いて顔に装着すれば、僕は風邪で喉を痛めて喋らなくなっている状態に見えるようにしたのだ。

 

 

ロナルド達

「どうしたユキト君!! ここに来る前に『吸血鬼☓印マスクおじさん」に襲われたのか!?」

 

 

ドラルク

「イヤ、どっからどう見ても風邪を引いて喋らなくなっているだけだろ?」

 

 

 ロナルドさんは僕が『吸血鬼☓印マスクおじさん』に襲われたと勘違いしてるようだが、何故僕の状態を風邪だと思わないんだ。

 

 

 

ロナルド

「え、風邪って退治人(ハンター)は引かない筈じゃ」

 

 

ドラルク

「そんな訳なかろーが、退治人(ハンター)でも普通に風邪を引くにきまっているだろ。風邪引かないのは頭の中がゴリラレベルの脳みそしかない馬鹿な奴=キミだけd(パンチ‼)スナア・・・」

 

 

ジョン

「ヌーーーーーー‼(泣)」

 

 

ロナルド

「あれ、でも電話にかけた時、普通に喋れた筈じゃ・・・・・・まあいっか、すまないユキト君、風邪をひいてるとは知らずに呼び出しちまって、直ぐに家に帰って安静にしたほうが・・・・・・」

 

 

ユキト

「(ブンブンブンブン‼)」

 

 

ロナルド

「え? 手伝ってくれるの! 大丈夫か⁉」

 

 

ユキト

「(コクコクコクコク)」

 

 

ロナルド

「そうか、まあ無理すんなよ」

 

 

 危ない、メモ帳で筆記して喋ろうとしても、全てY談語に変換されてしまうから、家に帰っても吸血姫(カノジョ)達に自分の性癖を口に滑らせちゃうかもしれないので、即効吸血鬼を退治して誰も居ない公園でY談催眠が解けるまで待とう。

 

 

ロナルド

「今から俺たちは『吸血鬼ブラジャー仮面』という、民間人の両目にブラジャーを被せて視界を遮って吸血する変態ヤローを退治しなければならない。だがヤツはかなりの速度で逃げるから、はさみうちにしないといけないから、俺たちがそいつを誘導するから、待ち構えて暴力で退治してくれ!」

 

 

ドラルク

「そこは捕まえろと言うべきでは?」

 

 

 二人と一匹でその変態吸血鬼を探しに行ってしまった。これは好都合だ。その吸血鬼が来るまで黙って待ち続けよう・・・と思ったが、そうは問屋が下ろさんの如く、ロナルドさん達が来るまで、僕は様々なトラブルに襲われた。

 

 

通りすがりのおばあちゃん

「ちょっとそこのお兄さん、ちょっとスーパーに買い物したいんだけど、道を教えてくれないかえ?」

 

 

ユキト

「⁉」

 

 

通りすがりのおばあさんに道を聞かれたり(風邪を引いていると何とか伝えた)

 

 

 

誰かに挨拶したがる人『誰火二亜居札信太意』

「どうもこんばんは! こんばんは! こんばんはーーーーーー‼」

 

 

ユキト

「‼?」

 

 

 変な人に挨拶を返してくれるまで挨拶されまくったり(風邪を引いていると何とか伝えた)

 

 

オッサンアシダチョウの群れ

『エ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ッ!!』

 

 

ユキト

「!!?!!?」

 

 

 新横浜に生息する害鳥『オッサンアシダチョウ』の群れが僕に向かって走って来たり、

 

 

 何なんだ今日は? Y談催眠に掛かってから声を出すような様々なトラブルが襲い掛かってきてるぞ‼ これが新横浜の恐ろしいところか⁉ それともこの世界を管理する神様が僕を辱めようという魂胆か⁉ 

 

 

ロナルド

「おーーーいユキトくーん‼ 変態がそっちに逃げたぞーーー‼」

 

ユキト

「⁉」

 

 

 そう考えていると、ロナルドさんが僕がいる場所に変態が逃げたと聞こえてきて、後ろを振り向くと、両目にブラジャーを装着した変態吸血鬼が僕に向かって走ってきていた。あれがロナルドさんの言ってた変態吸血鬼か。

 

 

吸血鬼ブラジャー仮面

「フハハハハハ‼ まだ退治人(ハンター)がいたか‼ しかし我がブラジャーで貴様の視界をさえg(バキッ‼)ぶえぇぇぇーーーーーーーーー‼」

 

変態が近づいてきた瞬間、僕は渾身の右ストレートをそいつの顔面を叩きつけて気絶させた。

 

 

* * *

 

 

 気絶した吸血鬼ブラジャー仮面はVRCに連行され、事件は解決した。

 

 

ロナルド

「ありがとうユキトくん、おかげで助かったぜ」

 

 

ドラルク

「全く大変だったなー、ロナルド君がヤツを追いかけてる最中にブラジャーで視界を遮られ、ブラジャーが引っ付いて取れないとパニくって大騒ぎしていたのを小学生に見られて笑われていたのは凄かったなー」

 

 

怒るロナルド

「てめーこそ動画撮影している暇あったら助けろやボケがーーーーーー‼」

 

(パンチ‼)

 

 

ドラルク

「スナアァァァーーー‼」

 

 

ジョン

「ヌーーーーーー(泣)」

 

 

 ロナルドさんも大変な目にあってたんだなー。

さて、僕に掛かったY談催眠も解けた頃かなー?

 

 

ユキト

「あー、あー、あー・・・」

 

 

 よし‼ やっと解けた‼ Y談催眠がこんなにも大変だったとは、皆さん苦労したんですね。

 

 

ロナルド

「あれ、ユキトくん風邪ひいて喋れなかったんじゃなかったのか?」

 

 

ユキト

「あああ、すみません実は・・・」

 

 

(ピカッ)

 

 

ユキト

吸血姫(カノジョ)達の髪を撫で撫でしながら匂いを嗅ぎたい・・・・・・」

 

 

「ほう、それが君の性癖か、なかなかのマニアックだな」

 

 

 後ろを振り向くと、そこにはY談おじさんが杖を僕に向けて立っていた。

 ということは・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユキト

「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼」

 

 

(バキッ‼)

 

 

Y談おじさん

「ぶえぇぇぇーーーーーー‼」

 

 

ロナルド、ドラルク、ジョン

「「「・・・・・・・・・」」」

 

 

(ヌン)




【おまけ】
体育座りして落ち込むユキト
「・・・・・・」


慰めるロナルド
「気にすんなってユキトくん、俺たちもあの野郎のせいで酷い目にあってるからその気持ち分かるよ」


ドラルク
「そうだぞ、ムダ毛フェチくんよりも軽い性癖ではないか頭髪フェチくん」


ロナルド
「更に心の傷をえぐるなボケエェェェーーー‼」


(パンチ‼)


ドラルク
「スナアァァァーーー‼」


ジョン
「ヌーーーーーー(泣)」





【おまけ2】

机に倒れて落ち込むユキト
「・・・・・・・」


ミズキ
「ユキト殿、帰宅されてからずっとあの調子だ(汗)」


キョ―カ
「あんなに落ち込むなんて、あのロナルドっていうヤツの手伝いをして何があったんだ?」


ロゼ
「仕方がない、今日は僕が彼をベッドの上で慰めてあげようか」


フィリア
「何を言っているのですかあなたは⁉ ユキト兄様を慰めるならこの私が‼」


ユキトを慰めるカルマナ
「大丈夫ですか旦那様ー、しっかりして下さい(撫で撫で)」

ルミナ
「・・・・・・(撫で撫で)」


ミズキ、キョーカ、ロゼ、フィリア
「何抜け駆けしてるんだーーー‼」
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