1980年のクリスマスの日
「見てジェームズ、ハリーが笑ったわ。」
「おお、ハリーはとてもご機嫌みたいだね。
あ、メリーは寝ているからちょっと静かにしないと。」
魔法界きっての名家であるポッター家は幸せの絶頂である。
ポッター家の新当主であるジェームズ・ポッター、その妻リリー・ポッターの間に生まれた双子。
兄はハリー、妹はメリー。
2人にとって、何物にも代えられない宝物である。
「どんなことがあっても、2人は僕が必ず守る。」
「いいえ、私も貴方と共に、2人を」
「ああ、わかっている。」
このご時世、闇の陣営と戦っている不死鳥の騎士団の一員であるジェームズ、リリー(妊娠を期に戦線から離れた)、当然2人の子供が安全ではない。寧ろ危険な立場とも言えよう。
何よりも闇の帝王から3度も狙われながら生還することができた2人。並の魔法使いなら1度狙われたら逃れられない。
そんな2人は育児に専念ということで不死鳥の騎士団の
てしての活動からは離れている。
「おっ、クリスマスカードだ。
おお、リリー、君の姉さんからも来てるぞ。」
「チュニーの?」
リリーの双子の姉、ベニュニア・エバンズと一時期わだかまりがあったのだが、2人の従姉妹であるデイジー・エバンズが仲を取り持ち、卒業前に和解することができた。2人の結婚式にもベニュニアは招待された。
2人の従姉妹であるデイジー・エバンズ、両親はマグルだが魔法使いでホグワーツに通い、卒業後はマグル界へ戻り、元から夢であった弁護士になった。寮はレイブンクロー。
ベニュニアだけではない、デイジーに、ジェームズの親友であるシリウス・ブラック、リーマス・ルーピン、ピーター・ペテグリュー。更には、日本から来た魔法使いで、2人の友人である一場洋介、渡邉陽奈子からも届いていた。
一場、渡邉は東北の魔法界からの留学生だったが、卒業後は不死鳥の騎士団に加入している。
「ねえ、ジェームズ、
あの子達がホグワーツに入学するときにはきっと、」
「ああ、それまでにはヴォルデモートは倒され、明るい魔法界になるはずさ。」
子供達の未来、魔法界の未来は明るい。2人はそう信じていた。
その後、1人の魔女の予言が1家族の運命を狂わせることになるが、実は、もう1つの予言は別の国で告げられた。
例の予言が、シビル・トレローニから出た頃、
ソビエト魔法連邦 ???の一室
日沈む島国にて、受け継がれし血の魔法使いと、何も交わらない魔女の間で生を受けた魔女が、赤き旗の元に集うものを導くか滅ぼすであろう。
「一体どういうことなのか?」
「日沈む島国、恐らく西の島国、イギリスだろう。
そして、混血の魔女が我々を導くか滅ぼすのかもしれない。 受け継がれし血は、恐らく純血、もしかするとかなりの名家と考えられるな。」
「すぐに委員長に報告すべきか?」
「待て、まだ確信は持てない。詳しく調べた上で報告しよう。」
ソビエト、中国の魔法界を裏で動かし、世界を赤く染めようとするもう1つの影が、イギリスに迫り始めていた。
続く
という訳で、ハリー達の事でした。
今作ではハリーに妹ができました。メリーです。そのメリーは謎の組織に狙われます。
作中にオリキャラとしてリリーに従姉妹が名前だけ出てましたが、彼女も重要な立ち位置です。
赤い組織というのは、要は思想から来ています。ソビエト、中国が出ているのはその為です。
その思想って、魔法界で通用するのか疑問ですが、その組織を上手く動かせればと思います。
次はどうしようかなあ・・・