しかし、1年半も空いた作品なんて読んでくれるんでしょうか?
決死の逃避行を続けるリリーとハリー。
しかし、ジェームズ達4人の囮となった2人の魔法使いを簡単に殺したヴォルデモートはハリーを執拗に狙い続けた。
そして、リリーが身を潜めた誰も使っていない古びた小屋をヴォルデモートは見つけた。
「見つけたぞ・・・
ハリー・ポッター・・・」
不気味な声と風貌でリリーとハリーに近寄るヴォルデモート。
リリーは、恐怖と絶望に押し潰されそうになる。
しかし、
「やめて・・・・!!
お願い、
ハリーだけには・・・・!!」
ハリーを見捨てるという選択肢などあるはずがなかった。
自らの命より息子の未来を選んだのだ。
「クルーシオ!!」
ヴォルデモートの叫びと共に放たれた閃光は、リリーに突き刺さり、叫びを生んだ。
「きゃああああああ!!!!
ハ、リー…」
光の拘束から解除されると、リリーは崩れ落ちるように倒れた。背後で守っていた愛する息子を案ずる囁きと共に。
ヴォルデモートは、リリーを足蹴りして毛布でくるまれているハリーの目の前へ。
「再び目覚めたあと、息子が死んだ事実を知り絶望する中殺してやろう
・・・
アハダ ケタブラ!」
これで邪魔物が消える、そう確信しながら放った死の呪文…
しかし、
消えたのはハリーではなかった。
死の閃光は、ハリーのおでこが弾き返し、ヴォルデモートに直撃した。
そして、突然ヴォルデモートがいなくなってしまったのだ。
残ったのは苦しみの呪文を撃たれて倒れたリリーと死の呪文を撃たれても意識のあるハリーだけだった。
「・・・
!!?
な、何なの!!?」
突然、小屋に入ってきた東洋風の女性が、倒れている1人の赤髪の女性と、その状況をわからずか笑っている赤ん坊が毛布にくるまれている様子を見て困惑していた。
同時間の頃、全速力で箒を飛ばす1人の魔法使いと抱かれる赤ん坊の逃避行が続いていた。
ヴォルデモートがハリーを見つけたことで、ジェームズとメリーは助かったはずだった。
しかし、突然遭遇した謎の魔法使いに襲撃されて逃げていたのだ。
謎の魔法使いは赤い装束ということと英語以外の言語を使っていることしかわからない。
謎の魔法使いも箒に乗ってジェームズを追い続け、遂に追いついた。
そして、謎の魔法使いは、杖を振り、そこから光が放たれる。
「プロテゴ!!」
すかさずジェームズも盾の呪文で応戦して身を守る。
しかし、
「うわあああ!!!」
呪文を使って箒のスピードが一瞬落ちた隙を突いて謎の魔法使いがジェームズに体当たりをし、ジェームズはバランスを崩して箒を制御することが出来なくなり、そのまま地面へと墜落した。
「う、… メリー…
メリー…! メリー!」
幸い、柔らかい土の上であったので即死することは無かったが、抱いていたメリーを離してしまった。
もしそのまま地面へと叩きつけられてるのなら、赤ん坊のメリーが無事で済むはずがない。
すぐに立ち上がりメリーを探すジェームズ。落下した際に痛めた体でおぼつかない歩きで。
しかし、遭遇したのは謎の魔法使いだった。
突然杖を振るい、放たれる光はジェームズに当たった。
「うわああああああああ!!!!」
体内への激痛がジェームズを襲った。まるで、身体の働きが止まるような感覚でもあった。
「インペディメンタ!!」
「!!?」
妨害呪文で謎の魔法使いが動きが止まった直後に、倒れかかったジェームズを見知らぬ男が支えた。
「大丈夫か!?」
「…君は。」
「話しは後だ。 ポータス!!」
すると、見知らぬ男はポートキーを取り出してジェームズと共に瞬間移動した。
同時に、
「ポータス!!」
一人の女性がポートキーを使った瞬間移動を行った。
東洋人のような風貌をした彼女は、一人の赤ん坊、メリーを抱きながらで瞬間移動したのであった。
彼らは敵か味方か? そして、謎の魔法使いは何の目的でジェームズとメリーを襲ったのか?
それから暫くして、ヴォルデモート消滅、英雄ハリー・ポッターと、イギリス魔法界は大騒ぎになっていくのだが、それはまた別の話である。
リリーはヴォルデモートが思いっきり舐めプしてくれたお陰で助かりました。しかし、強烈なクルーシオを浴びた影響が今後出てきます。
ジェームズを襲った謎の魔法使い、ジェームズを助けた2人の魔法使いは当然ながらオリジナル要素であり、日本の魔法界やソ連(年代設定上)の魔法界と関係しています。
次回は、リリーとハリー、ジェームズとメリーがどうなったのか。書いていきます。