デリシャスパーティ♡プリキュア Carry On 前へ進め   作:シロX

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初めての方も毎度の方もどうもです。今回は「デリシャスパーティ♡プリキュア」の方を新しく開始する事になりました!

色々とお願いします

ではスタート!


THE FIRST SEASON
Ⅰ. Carry on my wayward son


SOON(これから…)

 

 

 

 

 

Carry on my wayward son

 


There'll be peace when you are done

 


Lay your weary head to rest

 


Don't you cry no more

 

 

 

Once I rose above the noise and confusion

 

Just to get a glimpse beyond disillusion

 

I was soaring ever higher

 

But I flew too high

 

Though my eyes could see

 

I still was a blind man

 

Though my mind could think

 

I still was a mad man

 

I hear the voices when I'm dreaming

 

I can hear them say

 

 

Carry on my wayward son

 

There'll be peace when you are done

 

Lay your weary head to rest

 

Don't you cry no more

 

 

 

 

 

NOW(そして今…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ

 

ミシガン州デトロイト市

 

「────ッ!!」

 

とあるゴーストタウンの廃墟ビルで、リュックを背負った一人の少女が大人の男性二人を追い掛けていた

 

Wait!(待ちなさい!)

 

男性二人は捕まらない様に逃げていたが、逃げた先は扉はおろか窓すら存在しない完全な密室

 

追い詰められた二人は観念したのか、少女へと向き直り敵意……というより殺意の目を向ける

 

少女の右手には大きな鉈が握られている。

その刃には、既に何かに使用した後と思われる跡が残っている

 

べったりと赤い液体が

 

少女はリュックを投げ置き、鉈を巧みに手の中で回して、逆手持ちに変えては臨戦体勢になる

 

「──ッ!」

 

少女は走り出して一人の男性に襲い掛かる

 

右から鉈を振り抜くが男性は後ろへと後退して避ける。からの、距離を開けさせない様に進みながら振り抜いた鉈を左から返しで切りつける。

これも避けられたが、少女は足で男性の腹を蹴り飛ばして壁へと叩き付けた

 

しかしその行為が失敗となる

 

蹴り飛ばしたせいで距離が開いてしまい逃げるチャンスとなる

 

少女は「やってしまった」と言わんばかりの表情をする。

瞬時に鉈をボールの様に素早く投擲して、逃げようとする男性の目の前に鉈が突き刺さった

 

逃げる方向を変えようと反対側に体を向けるも、それよりも早く少女がタックルして壁に押し付ける

 

少女は拳を握り顎にアッパーをかます。そのまま左拳で頬を殴り、上体が前に倒れようとする男性の服を掴んで腹に膝蹴りを食らわし、両手を握りハンマーの様にして首元に打撃を与えた

 

ようやく倒れてこれで終わりかと思いきや、少女は辺りを見渡す

 

偶々落ちていた石で男性に頭部に打ち付けた。

その衝撃で男性は気を失った

 

次は二人目の男性へと思うが、その二人目から後ろから掴まり投げ飛ばされた

 

転がる少女は首を振って何とか意識を保つも顔を上げた途端、顎を蹴り飛ばされてまたも倒れてしまう

 

何とか立ち上がりはしたが、口の端から血が流れており拭い取る

 

「…プッ!」

 

唾を吐き捨てると血も一緒に吐き出された。思った以上に口の中に血が溜まっていた

 

少女は険しい表情をする。自分が持つ武器は、さっき投げた鉈一本と己の肉体のみ

 

普通ならこの状況になると、焦りや不安といった気持ちが込み上げて冷静な判断を失う

 

普通なら

 

少女はゆっくり近付いて来る男性に向かって走り、襲って来る拳を男性の脇に飛び込んで避けつつ背後へと回る

 

背中でも蹴ったりと抵抗するのかと思いきや、少女はそんな隙だらけの背中には目もくれず、壁に突き刺さる鉈へと手に掛ける

 

これで武器は確保したと思った。けれど鉈を引き抜く事が出来なかった

 

Oh, what?(あ、あれ?)

 

いくら力を入れても抜く事が出来ない。それもその筈、鉈が刺さってる壁はコンクリートなのだ。

刺さっただけでも不思議と言いようがない。それを抜く事は力の強い男性でも至難の業。

とてもじゃないが、少女が引き抜くなど到底不可能

 

oh shit!?(嘘でしょ!?) It's not the legendary Excalibur!(伝説のエクスカリバーじゃないのよ!)

 

それを見た男性は容赦無く襲って来る

 

なりふり構わず両手両足を使い、全体重を乗せて力を込めると努力が報われて引き抜く事に成功した

 

その勢いで鉈が手から離れてしまうも不幸中の幸いか、抜けた勢いで縦回転しながら男性の眉間に奇跡的に突き刺さった

 

Oh, lucky you!(あ、ラッキー!)

 

鉈を引き抜き、そしてトドメと言わんばかりに首へと振り下ろした

 

今度は気絶させた男性へと近付いては、足で踏み付けて逃げられない様に固定する

 

すると踏まれて意識を取り戻したのか、男性は目を覚ました

 

最後の抵抗として暴れるも、虚しく頭と胴が離れた

 

「…ホッ」

 

大きく息を吸い込み取りこぼした。まるで一仕事終えたみたいに

 

少女は確認のつもりか頭を蹴り、男性の口の中を凝視する

 

男性には、歯とは別に歯茎から"牙"が生えており、それを確認すると鉈を懐へと仕舞い込んだ

 

投げ置いたリュックの中から大きな袋を出しては、その中に男性達を詰め込んで引き摺りながらその場を去って行った

 

 

 

 

 

////////

 

廃墟から移動した少女は街へと帰り、愛しの我が家の玄関を潜る

 

I'm home(ただいま)

 

その声を聞いて奥から母親が顔を覗く。するとみるみる顔色を変え始めた

 

「ちょっとジェーン!何よその格好は?」

 

「?」

 

少女──ジェーンはポカンとした表情をして首を傾げる

 

「『いや何か?』って顔をしてるけど大ありだから!!」

 

ジェーンの体は、先程の男性達との出来事で赤く汚れていた

 

「早くお風呂に入りなさい」

 

 

 

 

 

お風呂から上がりリビングへ向かうと、父親が笑顔で待っていた

 

I heard you killed a vampire!(バンパイアを殺したんだってな!)

 

背中を何度か叩いて褒め終わると、ソファーに腰を掛けてビール瓶の栓を開けた

 

Great!(流石!)

 

「じゃない!もう…明後日は日本に住むのに"狩り"なんかして…」

 

But it's the last hunt, okay?(でも最後の狩りだよ?)

 

母親は怒っては項垂れての感情の変化でヘトヘトだった

 

「あとそれに朝お母さん言ったよね?そろそろ日本語で話しなさいって。いつまで英語で喋ってるの?今の内に日本語喋って慣れないと。郷に入っては郷に従え」

 

「……今から」

 

母親に言われて流暢に日本語を口にし始めた

 

「プライド貴方もよ!」

 

「はい…」

 

父親「プライド」も体を縮こませて返事をするしかなかった

 

母親「グレース」の言葉は家族内でも強力。一家の大黒柱であるプライドもこのザマ

 

(でもこれで…やっと日本に住めて静かに暮らせる!夢にまでみた"普通"の暮らしが!)

 

 

 

 

 

////////

 

『──あたしは和実ゆい!それでこっちが…』

 

 

『──コソ泥とは失礼な。我は怪盗ブンドル団のジェントルー』

 

 

『──あつあつごはんで、みなぎるパワー!キュアプレシャス!』

 

 

 

「──ッ!!!」

 

ベッドから上体を勢いよく起こした、朝の目覚めから始まった

 

Weird dreams, headaches...(変な夢、頭痛い)あ、日本語」

 

それから三ヶ月の時が経ち、季節は春を迎えた

 

「ふわぁ〜……もう少しだけ」

 

二度寝しようとしたその時だった。部屋の扉が勢いよく開いては、甲高い音が部屋中に鳴り響いた

 

「おはよう!おはよう!朝ご飯食べなさい!!」

 

部屋に入って来たグレースが、お玉とフライパンを叩いて朝の目覚ましとなっていた

 

「あの、お母さん…それ近所迷惑」

 

「ジェーンが早く起きれば済む話よ?ほら、起きた起きた」

 

布団を剥がされて、強引にベッドから引き摺り出されたジェーンは床へと転がる。

しかし、それでも尚頑なに寝ようとするジェーンを見てグレースは尻を叩いた

 

「ひゃんっ!?」

 

「馬鹿やってないで起きなさい」

 

You monster...(化け物め)

 

「何か、言ったかしら?」

 

「いえ何も!!」

 

ジェーンは私服であるノースリーブ カットソーとキャミワンピース着て、急いで階段を降りて洗面所へ駆け込んだ

 

顔洗ってスッキリしていたのだが、鏡に目を向けると不思議な現象を目にした

 

「え、何これ…?」

 

ジェーンの左目が何故か金色に光っていた

 

「ん〜??」

 

ずっと見開いたせいか目が乾き始めたので、一度瞬きを挟むとその輝きは無くなっていた

 

「…目が光るなんてそんな事今まで一度も無かったのに……」

 

「何やってるの?」

 

いつまででもリビングへ来ないジェーンを心配して、グレースが顔を覗かせた

 

「サイクロプスみたいに目が光ったの!ビームは出なかったけど」

 

「そんな事言っても朝から映画は観させないわよ〜」

 

 

 

 

 

////////

 

「もうすぐ学校学校〜!狩りとは無縁の学園生活〜っと……?」

 

ジェーンはスキンシップをしながら散歩していた。

その途中、目の前でトカゲが歩いてるのを目にした

 

「わ、トカゲ…」

 

そこで手を顎に当てて何やら考え始めた

 

少ししてトカゲを上手く捕まえて目の前まで持って来る。

次の行動で、普通とは有り得ない行動をジェーンは起こした

 

「はむっ!」

 

頭から齧り付き、そのまま歯で噛みちぎって食べ始めたのだ。

取り残された胴体はジタバタしているが、次第に力を失くして動かなくなった

 

残りも全て口の中に放り込んで全て飲み込んで、指で口元を拭った

 

「美味しいけど……やっぱり焼いた方が良いわね」

 

そんな頭がイカれた行動をしたジェーンは散歩を再開しようと歩き出した所、少し遠くで危ない事件を目撃した

 

坂道を猛スピードで下るベビーカー、そしてそれを追い掛ける少女、走る二人の前には自転車に乗ったもう一人の少女だった

 

ジェーンは猛ダッシュで走り出した

 

しかし助けるにしても問題が二つある

 

一つ目は、自転車に乗る少女を助けた場合に起こる問題。

ベビーカーはあっという間に木っ端微塵に吹き飛ぶ

 

二つ目は、ベビーカーを止めた場合に起こる問題。

坂道を猛スピードで下るベビーカーを受け止めるとなると、勢いを殺し切れず自転車の少女まで巻き添いを食らってしまう。

かと言って、ベビーカーに乗る赤ん坊だけを助けても自転車の少女が助からない

 

目の前の横断歩道を通過する時には決断しなければならない

 

少女か赤ん坊か

 

だがそこで、その問題二つを解決した奇跡的な事が起きた

 

ベビーカーを追い掛けていた少女が何とか追い付き、踵を使って急ブレーキをしていた

 

ジェーンは横断歩道を渡り切って自転車の少女へ。

ベビーカーは追い掛けてた少女に任せて、ジェーンは自転車の少女に横から飛び込んでその場から離れさせて助け出した

 

ゴロゴロと転がり顔を上げると、少女はギリギリでベビーカーを止めていた

 

「止めたの?凄いわね……あ、Are you okay?(大丈夫?)

 

「お、お〜け〜……」

 

自転車の少女も突然の事で胸の中で目を回してはいるが、目立った傷などは無かった

 

「大丈夫!?」

 

ベビーカーを止めた少女が此方へやって来て安否を確認してくれた

 

「余計なお世話だったかしら?」

 

「ううん。手伝ってくれてありがとう!」

 

「それじゃあワタシはこれで」

 

ジェーンは一礼した後その場から立ち去った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女達はまだ知らなかった。これから巻き起こる事件と共にまた遭遇するとは




英語の綴り合ってるかどうか不安…

主人公の設定は次の話に書くとして、家族周りの設定を先に出しておきます。
これ本当にいるのかな?


父 プライド・ウィンチェスター
元NCIS特別捜査官、現場対応チーム主任
ジークに護身用と言い訳してありとあらゆる戦闘技術を叩き込み、ハンターとして育てた

母 心美・"グレース"・ウィンチェスター
専業主婦、日本人
実家は、おいしーなタウンの和食ストリートにある「喫茶 ネフィリム」という喫茶店。

由来は、「異なるものでも組み合わせれば良いものが出来る」とのこと
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