デリシャスパーティ♡プリキュア Carry On 前へ進め   作:シロX

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ではスタート


XX. 呪縛解かれるとき

和実家で、先日のあまねの様子について話し合っていた。何故あの様に豹変していたのかが、ジーク達にはそれが分からないでいる

 

けれど、ローズマリーは一つの仮説を立てる

 

「あの生徒会長さんは、心を操作されていたんだと思うわ」

 

「ブンドル団によって、無理矢理怪盗にされちゃってたってことメン?」

 

「多分あの時、心の操作が解けて、本来の自分を取り戻したんだわ。だからブンドル団は連れ去ったのよ」

 

万が一、その仮説が本当だとしたら、あまねはブンドル団に都合の良い様に扱われてる駒

 

「…一度家に訪問すべきね。私が生徒会長さんのお家に行ってみるわ」

 

「それはダメよマリー」

 

「何でよ?」

 

その後どうなったかの様子も含めて、大人であるローズマリーが訪問する形だった。だがそれを、ジークが引き止める

 

もし戦闘になったりでもしたら、ローズマリーだけではどうする事も出来ない。それを危惧した発言だと考える

 

「突然大人の人が訪ねて来たら、不審者と思われるじゃない。友達と言うには年齢に無理があるわよ」

 

真面目な話かと思われたが、ここぞとばかりに話の腰を折るので毎回緊張感が無い。なのだが、今回ばかりはゆい達も賛成の意見だった

 

「あ〜確かに」

 

「ジークの言う通り一理あるわね」

 

「じゃあ二人で行ったら?」

 

よくよく考えればそれが普通。確かに訪ねるまでは可能だが、大人の人、それも相手が男性となるとあらぬ誤解を受けてしまう事もある

 

「て訳で、ワタシも行くわ」

 

「まぁジークが居てくれるなら心強いわ。てっきり、その生徒会長さんに会いたいから、その口実を無理矢理作ってるのかと思ったけど私の勘違いね」

 

「ソ、ソンナワケナイジャナイ」

 

「やっぱりジークは置いて行こうかしら」

 

 

 

 

 

ジークとテルテル、ローズマリーは菓彩家の前で屯していた。ブンドル団に操られている為、正直なところ帰って来てるとは思えないが訪ねてみたところ、意外にも既に帰っているとのこと

 

只、今日は疲れているらしく会う事は出来ずじまいで終わった

 

「予想外の展開ね」

 

「けれど、居場所が分かればどうとでもなるわ。それに関しては結果オーライ。後は監視を続けて動きを待つだけ」

 

「もしかして、動きがあるまでずっと居るつもり?」

 

「えっ、違った?」

 

ジークとローズマリーの中で少しすれ違いがあったみたいだ。ローズマリーは、様子を見てジークはそれで終わりだと思っていたが、ジークの考えは一緒に居るつもりだった

 

「遅くなるとご両親が心配するわよ」

 

「適当に理由付けすれば問題は無いわ」

 

「…ジークは凄く強いのは皆んなが知ってる。でもね、力の過信は良くないわよ」

 

「過信なんて……は〜い」

 

否定しようとしたがジークは素直に聞き入れた。言われなくてもと思っていたが、結局のところ人に言われてそれが初めて気付いた

 

最近のジークはそれが多くなって来ている。ラファエルの件の時もそうだが、メンタル面が異常に弱い事も初めて気がつく

 

ローズマリーが言うように、今も心の何処かで過信しているに違いない。それに有してる力がプリキュアだけではない。それも合わさっているからこそだ

 

「ゆい達には私から連絡するわ。ジークは最近張り切り過ぎ。ゆっくりするといいわ」

 

「えぇ、ありがとう」

 

 

 

 

 

////////

 

ローズマリーは一歩も動かず、朝まで菓彩家の前で見張っていた。しかし、一日監視はしていても動きはない

 

「おはようマリー」

 

「ジークおはよう。早起きなのね」

 

肩を叩いて名前を呼んだのはジーク。そして片手には朝食を持って来ていた

 

「差し入れ。これ作って飛んで来たの」

 

「ありが…飛んで来たの!?力使ったの?」

 

「日々練習してるからね。おいしーなタウンに限定すれば、全然行けるわ」

 

「そう…力を付けてるのね」

 

ジークはまだ知らない。それが大天使の力だとは。この短期間で、そこまでの力を付けてるということは、近い将来とんでもないパワーを持つ事になる

 

とはいえ、今それを考えていてもしょうがない。先の事も考えるのも大事だが、今はあまねを優先しなければならない

 

「マリー!」

 

「えっ…あっ!」

 

ジークの呼び掛けで、あまねがジェントルーの姿で屋根の上を颯爽と走って行くのを目にした

 

二人は全速力で追い掛けたが、着く頃には既にレシピッピは奪われており、おまけにウバウゾーまで生み出していた

 

しかも、今まではお店に攻撃はしていなかったが、今回はいつもと違って脅しでは無く、お店に向けて攻撃をしていた

 

「ウバウゾー!!」

 

 

「デリシャスフィールド!」

 

 

 

「まろやか美酒に、let's乾杯!キュアフレーバー!」

 

 

 

デリシャスフィールドを展開すると同時に、ジークはテルテルと一緒にプリキュアに変身する

 

「アマネ、何でまたお店を。それにジェントルーに?」

 

「何を言っている。この怪盗ジェントルーこそ、わたしの真の姿だ!」

 

「どうやら、前より強く心を操作されてるに違いないわ」

 

「それは厄介ね…マリー危ないわ!」

 

力を持たないローズマリー相手でも、容赦無く攻撃を仕掛けて来たウバウゾー。危機一髪のところでフレーバーが抱いて、難を逃れはした

 

「あのウバウゾーは強力。ワタシじゃ浄化出来ない。早く皆んなが来てくれれば…」

 

 

「フレーバー!マリちゃん!」

 

 

遅れてやって来たプレシャス達が、タイミングよく駆け付けてくれた。けれど状況は芳しくはない

 

レシピッピは、捕獲箱の中で今も苦しんでいる

 

「皆んな…アマネ、レシピッピが苦しんでる」

 

「それがどうした?レシピッピをゴーダッツ様に捧げることが我が望み、我が使命!」

 

「ゴーダッツ?」

 

フレーバーの声を跳ね返して、こちらの話を聞こうともしない。只々、ブンドル団に忠誠を示している

 

「ウバウゾー!!」

 

「ヤムヤム!シェアリンエナジー!」

 

フレーバーは、ハートクリーミーブレンダーのダイヤルを、黄色の三本線に合わせてレバーを一回押す

 

エネルギーがチャージされ、黄色に発光していつでも放てる体勢になる

 

「ハートヤムヤム・ヌードル!」

 

放たれた黄色の光線、直撃する前に無数に分裂して数を増やしていく。その数は30

 

「ウバッ!!」

 

何発かはわざと足元に着弾させて目眩しと足止めに使い、残った光線は全てウバウゾーに直撃した

 

「先にレシピッピを助けるわよ!プレシャス!」

 

 

 

「プリキュア!デリシャスプレシャス・ヒート!」

 

 

「オナカイッパ〜イ」

 

「ごちそうさまでした!」

 

 

 

「チッ!使命を果たさなければならない」

 

ウバウゾーを浄化して、レシピッピを助けれたのは良いが、あまねとは話す前に立ち去られてしまった

 

 

 

 

 

////////

 

一度公園でゆっくりとし、あまねについて話し合っていた。皆んな、あまねの様子がおかしい事に気付いていた

 

「何か、前とは感じが違ってたよね?厳しいっていうかさ」

 

「心を操る術は強くかけ過ぎると、だんだん本当の心を消してしまうと言われてるの」

 

「生徒会長の心は、もう元には戻らないの?」

 

「それは、分からないわ…」

 

説得は出来ない。しかも、戻れる可能性も不明瞭で何もかもが怪しい。果たして本当に、このまま続けて良いのかローズマリーも分からない

 

全ての出来事が初めてもあり、判断材料がとてつもなく少ない

 

ただ一つだけ、真実なものもある

 

「あのね、お店でコレを見つけたの」

 

ローズマリーが皆んなに見せたのは、フルーツパーラーKASIのお店のカード。中身は全て手書きで書かれており、それだけでどんなものかすぐに分かるもの

 

「これは…!」

 

「それは、生徒会長さんが書いたそうよ」

 

「これが生徒会長の…ううん、あまねさんの本当の心なんだ。絶対に取り戻さなきゃ!あまねさんの心も体も!」

 

お店のカードを見て改めてそう思う。ゆいの言葉に、ジークやここねにらんも、あまねの本当の気持ちを理解した

 

心にそう深く誓ったのは良いが、まだ一つだけある重要な問題がある

 

「問題は取り戻す方法ね」

 

「あたしね、あまねさんの話がしたい!話してみる!」

 

「でもあの様子じゃ、本当の心はきっともう…」

 

話を聞いてくれたとして、その言葉が心の奥まで届くかも疑問。可能性はあっても、確実性は無い

 

「大丈夫だよ!お婆ちゃん言ってた『小さじ一杯、大事な一杯』」

 

「少しでも可能性があるなら」

 

「それは大事なきっかけになる」

 

「最後にどうなるかは、開けてみてのお楽しみ」

 

皆んなの言葉にローズマリーも納得し、ゆいの言葉の意味もちゃんと理解してくれた

 

「小さじ一杯だからこそ、希望と呼ぶのかもしれない。そうとなれば、すぐにジェントルーを探しましょう!」

 

「それ、らんらんに考えがあるんだ!」

 

 

 

 

 

////////

 

らんの作戦は至ってシンプルだった。以前にちゅるりんの投稿を利用して、レシピッピを一足先に奪っていた。今度はそれを逆手に取るというのだ

 

ジェントルーは、らんがちゅるりんというユーザーだと気付いてない。だから敢えて、まだ営業前のお店に嘘の書き込みをして、それを餌に誘き寄せよう考えなのだ

 

朝早くの時間帯に誘えば、一般人は出回らない為レシピッピも奪われずに、ジェントルーだけがやって来る

 

その為、朝一で「いつでもハンバーグ」というお店で皆んな待ち構えていた

 

「どうやら、ランの作戦は上手くいったようね」

 

「この投稿を見れば、きっと来ると思ったんだ〜!」

 

案の定、ジェントルーはその投稿に食い付いて、まんまと網に引っ掛かってくれた

 

「小癪な真似を!」

 

「あまねさん!あたし、あまねさんと話がしたいの!」

 

「何を言ってる。わたしはジェントルーだ」

 

レシピッピもいず、代わりにあるのはプリキュア達だけ。これ以上此処に留まる必要性も無い為、すぐさまジェントルーは立ち去ろうとマントをひるがえした

 

「あっ待って!」

 

走り出したジェントルーだが、すぐにその足を止めた。ほのかに匂う香りが、ジェントルーの鼻に届いたのだ

 

「この香りは!」

 

匂いの元を辿ると、朝早くから営業をしている「あさからハンバーグ」というお店が目に入った

 

「ごちそうさまでした!」

 

しかも店内から拓海が食事を済ませて、出て来たのだ。これで、そのお店が開いてる事は間違いなかった

 

「ほんぎゃ〜!あの店だけ開くの早かったんだ〜!」

 

「良かったじゃない。今度皆んなで食べに行きましょう」

 

「あ、それいいね〜!朝から皆んなで食べるハンバーグも楽しそう!」

 

「そんな事言ってる場合?」

 

ここねの言う様に、ジェントルーはお店の窓からレシピッピを見つけて捕獲箱を取り出した

 

「ブンブンドルドルブンドル〜!」

 

奪えたのは、ハンバーグのレシピッピ一匹だけだがそれだけで充分

 

 

「汝に我が力を授けよう」

 

「出でよ!ウバウゾー!」

 

 

「ウバウゾー!」

 

 

サラダスピナーを媒体した上、ジェントルーの力が込められた捕獲箱によって強力なウバウゾーが街のど真ん中に現れてしまった

 

「まずいわ!」

 

 

「デリシャスフィールド!」

 

 

街に被害が及ぶ前にローズマリーは、デリシャスフィールドを展開させて結界内へと閉じ込めた

 

「皆んな、あまねさんを助けよう!」

 

 

 

『プリキュア・デリシャスタンバイ!』

 

『パーティ・ゴー!』

 

 

「あつあつごはんで、みなぎるパワー!キュアプレシャス!」

 

「おいしい笑顔で満たしてあげる!」

 

 

「ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!」

 

「分け合うおいしさ、焼きつけるわ!」

 

 

「きらめくヌードル・エモーション!キュアヤムヤム!」

 

「おいしいの独り占めゆるさないよ!」

 

 

「まろやか美酒に、let's乾杯!キュアフレーバー!」

 

「魅惑のおいしさに酔いしれなさい!」

 

 

『デリシャスパーティ♡プリキュア!』

 

 

 

「先ずはレシピッピを!」

 

「「「「分かった!」」」」

 

フレーバー達が一心不乱にウバウゾーへ走り出すが、当然の如くジェントルーが妨害する

 

「させると思うか?はぁーッ!!」

 

「はっ──キャア!」

 

「「プレシャス!」」

 

蹴り飛ばされるプレシャスを心配するスパイシーとヤムヤムだが、二人の相手はウバウゾー

 

フレーバーも一人になっているプレシャスを援護したいが、ウバウゾーも早く浄化したい。優先順位が分からず、右往左往しているとスパイシーが声を掛けてくれた

 

「ウバウゾーは任せて!フレーバーは、プレシャスと一緒に生徒会長を!」

 

「OK!」

 

交戦してるプレシャスとジェントルーに割って入り、フレーバーもジェントルーの説得に参加する

 

「アマネ、プレシャスの話を聞いてあげて!」

 

「くどい!わたしはジェントルーだ!」

 

今までにないスピードでフレーバーの懐に潜り込み、右拳で顎をかち上げて、回し蹴りでフレーバーの腹を蹴り飛ばした

 

「あぐっ!」

 

「フレーバー…キャアッ!」

 

フレーバーの後すぐにプレシャスへと切り替えて接近し、衣装の襟を掴んでは腹部に膝蹴りをかまし、蹲って動けない隙に投げ飛ばした

 

「うぅ…あたし、あまねさんと話がしたい!」

 

「ふざけるな!これで終わりにする!!」

 

ジェントルーは手の平から紫のエネルギー弾を、倒れてるプレシャスへ攻撃を仕掛けた

 

「プレシャス!」

 

フレーバーがプレシャスの肩を掴んでは、強引に後ろへと下がらせて代わりに、ハートクリーミーブレンダーを構えて対抗する

 

「ハートプレシャス・ライス!」

 

素早くレバーアクションをして、ジェントルーの攻撃を打ち破った。ハートプレシャス・ライスは、そのままジェントルーへ真っ直ぐ突き進むも、威力が落ちた攻撃は簡単に腕で弾かれた

 

「限界ね。あまねには悪いけど、強引にでも心を取り戻して貰うわ」

 

最後の手段である、あの力を使おうとフレーバーの瞳が輝く。逆に何故今まで行使しなかったのかは、ちゃんとした理由がある

 

力を使えば元に戻せる可能性もある。しかし、使いこなせれていない力を使うとなると、加減が出来ず、下手をしたら心を壊してしまう可能性もある

 

そのさじ加減が出来ない為、使いたくはないが、手段を選んでいたらこちらが先に倒れる。だから最後の手段なのだ

 

「痛いのは最初だけだから」

 

「待ってフレーバー!」

 

手を翳して力を使おうとする場面で、プレシャスがその手を抑えて止めた。少しビックリはしたが力は使わず、瞳の輝きも引いた

 

「まだ話せてない」

 

「…信じていいんだね?」

 

「うん!」

 

「それなら、ワタシはそのプレシャスを全力で援護するわ」

 

「何をごちゃごちゃ話してる!!」

 

怒りに身を任せて仕掛けて来たジェントルーだったが、フレーバーはそれを弾いて、両腕を使って取り押さえた

 

「あまねさん、あたし貴女と友達になりたい!」

 

「戯言はうんざりだ!わたしはジェントルー!貴様達と慣れあうつもりはない!」

 

「戯言なんかじゃない、本気だよ。あたし、レシピッピが大好きなあまねさんと、友達になりたいって思ったの!」

 

「わたしがレシピッピを?ありえない!」

 

そう言うのは最初から分かっている。だから、プレシャスは例のお店のカードを広げて見せつける

 

「じゃあ、これは何?」

 

それを見たジェントルーの瞳が、一瞬揺れ動いた

 

「貴女は、レシピッピを大事に思っていたじゃない?」

 

カードには、レシピッピの絵が可愛く、手書きで描かれていた。好きでないと、わざわざお店のカードになんて描きはしない

 

「こんなに優しい気持ちが、簡単に消える筈が無い。貴女の中には、レシピッピへの思いがあるってあたし信じてる」

 

フレーバーの手を振り解き、ジェントルーは使命を果たそうと、その思いを頑なに拒否する

 

「黙れ!わたしは使命を果たす!」

 

捕獲箱を空に掲げて、ウバウゾーのパワーを底上げしようとするも、何も変化などしなかった

 

変化があるとすれば、それはジェントルー自身。頭を抑えて、片目の瞳が変化していた

 

「そんな…わたし、わたしは──わたしを止めて」

 

「あまねさん!」

 

「本当の心が残っていた!」

 

あまねは最後の力を振り絞り、プレシャスに自分が元に戻る方法を伝えようとする

 

「これを、壊して…」

 

胸の中にある黒いハート。それが核となってあまねを操っている

 

けれどそのハートから、禍々しいオーラが溢れてはあまねの体を蝕んでいった。

虚な目で動かなくなり、膝をついた

 

「あまねさん…うっ!」

 

プレシャスが触れようとしたが、オーラに指を弾かれてしまった。もはや、触れる事すら許されない状況となってしまった

 

そして黒いハートはあまねから飛び出ると、ウバウゾーと一体化して更に凶悪となってしまった

 

「フレーバー、あまねさんをお願い」

 

「それはいいけど、ワタシも手伝った方が」

 

「大丈夫」

 

プレシャスの言葉を信じて、フレーバーはそれ以上は言わずに引き下がって、あまねに寄り添う形で側にいる事を承知した

 

「あの黒いハートを、壊さなくちゃ!」

 

プレシャスが走り出して、そこへ並走してスパイシーとヤムヤムも合流する

 

「許さない!」

 

「ブンドル団!」

 

「あまねさんの!」

 

「心も!」

 

「体も!」

 

「「「絶対取り戻す!」」」

 

三人仲良く突っ込んで来るに対して、ウバウゾーもパワーアップした力で攻撃して来る

 

けれど、パワーを上げたのはウバウゾーだけではない。あまねを助けたい思いが高まったプレシャス達も、同様の力を見せつける

 

「バリバリカッターブレイズ!」

 

いつものバリカッターブレイズに、電撃が纏われて威力が上がっており、ウバウゾーの攻撃を難なく相殺してみせた

 

「ピリッtoヘビィサンドプレス!」

 

今度はスパイシーの強化されたサンドプレス。更にパンの枚数が増えて、より相手を拘束する力が強くなった

 

そして、最後に一撃を加えるのは勿論プレシャス

 

「1000キロカロリーパンチ!!」

 

500よりももっと強い1000。文字通り倍となった威力の拳を、ウバウゾーに叩き込んで吹っ飛ばした

 

「皆んな、一緒に行こう!」

 

 

 

『トリプルミックス!デリシャスチャージ!』

 

 

「プレシャスフレイバー!」

 

「スパイシーフレイバー!」

 

「ヤムヤムフレイバー!」

 

『プリキュア!MIXハートアタック!』

 

 

「オナカイッパ〜イ」

 

『ごちそうさまでした!』

 

 

 

「わたしは一体…」

 

「おっと!」

 

ウバウゾーを浄化出来てレシピッピを奪い返し、更にあまねを操っていた力の核も共に砕いた事で、元の姿へと戻った

 

色々ごたついて疲れたのか、元の姿に戻ると倒れて気を失ってしまった。

フレーバーがなんとか支えて、念の為に安否を確認する

 

「今度こそ戻ったようね。力を使って治さなくても、時期に目覚めると思う」

 

「本当に良かった〜!」

 

これにて、あまねに関する事は全て解決出来た。ようやく肩の荷が降りたと思っていたのだが

 

「ッ?!」

 

安心の笑顔から一変して、険しい表情を見せて振り返るローズマリー。しかし、辺りを見渡しても誰もいない

 

そんな行動を見てたフレーバー達も、少し気になった

 

「マリちゃん?」

 

「誰も居ないと思うけど?」

 

「…そうね。誰も居ない、気のせいだったみたい」

 

和かにローズマリーは返していたが、それでもやはり何かを感じ取っていた。それに気付いたのは、ローズマリーただ一人だけ

 

誰かの視線、それは────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゆいが…!」

 

デリシャスフィールドが展開されると同時に、その場に居た拓海もまた、先程までの戦いを見てしまっていた




ここまでの拝読ありがとうございました
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