デリシャスパーティ♡プリキュア Carry On 前へ進め 作:シロX
和実家で、先日のあまねの様子について話し合っていた。何故あの様に豹変していたのかが、ジーク達にはそれが分からないでいる
けれど、ローズマリーは一つの仮説を立てる
「あの生徒会長さんは、心を操作されていたんだと思うわ」
「ブンドル団によって、無理矢理怪盗にされちゃってたってことメン?」
「多分あの時、心の操作が解けて、本来の自分を取り戻したんだわ。だからブンドル団は連れ去ったのよ」
万が一、その仮説が本当だとしたら、あまねはブンドル団に都合の良い様に扱われてる駒
「…一度家に訪問すべきね。私が生徒会長さんのお家に行ってみるわ」
「それはダメよマリー」
「何でよ?」
その後どうなったかの様子も含めて、大人であるローズマリーが訪問する形だった。だがそれを、ジークが引き止める
もし戦闘になったりでもしたら、ローズマリーだけではどうする事も出来ない。それを危惧した発言だと考える
「突然大人の人が訪ねて来たら、不審者と思われるじゃない。友達と言うには年齢に無理があるわよ」
真面目な話かと思われたが、ここぞとばかりに話の腰を折るので毎回緊張感が無い。なのだが、今回ばかりはゆい達も賛成の意見だった
「あ〜確かに」
「ジークの言う通り一理あるわね」
「じゃあ二人で行ったら?」
よくよく考えればそれが普通。確かに訪ねるまでは可能だが、大人の人、それも相手が男性となるとあらぬ誤解を受けてしまう事もある
「て訳で、ワタシも行くわ」
「まぁジークが居てくれるなら心強いわ。てっきり、その生徒会長さんに会いたいから、その口実を無理矢理作ってるのかと思ったけど私の勘違いね」
「ソ、ソンナワケナイジャナイ」
「やっぱりジークは置いて行こうかしら」
ジークとテルテル、ローズマリーは菓彩家の前で屯していた。ブンドル団に操られている為、正直なところ帰って来てるとは思えないが訪ねてみたところ、意外にも既に帰っているとのこと
只、今日は疲れているらしく会う事は出来ずじまいで終わった
「予想外の展開ね」
「けれど、居場所が分かればどうとでもなるわ。それに関しては結果オーライ。後は監視を続けて動きを待つだけ」
「もしかして、動きがあるまでずっと居るつもり?」
「えっ、違った?」
ジークとローズマリーの中で少しすれ違いがあったみたいだ。ローズマリーは、様子を見てジークはそれで終わりだと思っていたが、ジークの考えは一緒に居るつもりだった
「遅くなるとご両親が心配するわよ」
「適当に理由付けすれば問題は無いわ」
「…ジークは凄く強いのは皆んなが知ってる。でもね、力の過信は良くないわよ」
「過信なんて……は〜い」
否定しようとしたがジークは素直に聞き入れた。言われなくてもと思っていたが、結局のところ人に言われてそれが初めて気付いた
最近のジークはそれが多くなって来ている。ラファエルの件の時もそうだが、メンタル面が異常に弱い事も初めて気がつく
ローズマリーが言うように、今も心の何処かで過信しているに違いない。それに有してる力がプリキュアだけではない。それも合わさっているからこそだ
「ゆい達には私から連絡するわ。ジークは最近張り切り過ぎ。ゆっくりするといいわ」
「えぇ、ありがとう」
////////
ローズマリーは一歩も動かず、朝まで菓彩家の前で見張っていた。しかし、一日監視はしていても動きはない
「おはようマリー」
「ジークおはよう。早起きなのね」
肩を叩いて名前を呼んだのはジーク。そして片手には朝食を持って来ていた
「差し入れ。これ作って飛んで来たの」
「ありが…飛んで来たの!?力使ったの?」
「日々練習してるからね。おいしーなタウンに限定すれば、全然行けるわ」
「そう…力を付けてるのね」
ジークはまだ知らない。それが大天使の力だとは。この短期間で、そこまでの力を付けてるということは、近い将来とんでもないパワーを持つ事になる
とはいえ、今それを考えていてもしょうがない。先の事も考えるのも大事だが、今はあまねを優先しなければならない
「マリー!」
「えっ…あっ!」
ジークの呼び掛けで、あまねがジェントルーの姿で屋根の上を颯爽と走って行くのを目にした
二人は全速力で追い掛けたが、着く頃には既にレシピッピは奪われており、おまけにウバウゾーまで生み出していた
しかも、今まではお店に攻撃はしていなかったが、今回はいつもと違って脅しでは無く、お店に向けて攻撃をしていた
「ウバウゾー!!」
「デリシャスフィールド!」
「まろやか美酒に、let's乾杯!キュアフレーバー!」
デリシャスフィールドを展開すると同時に、ジークはテルテルと一緒にプリキュアに変身する
「アマネ、何でまたお店を。それにジェントルーに?」
「何を言っている。この怪盗ジェントルーこそ、わたしの真の姿だ!」
「どうやら、前より強く心を操作されてるに違いないわ」
「それは厄介ね…マリー危ないわ!」
力を持たないローズマリー相手でも、容赦無く攻撃を仕掛けて来たウバウゾー。危機一髪のところでフレーバーが抱いて、難を逃れはした
「あのウバウゾーは強力。ワタシじゃ浄化出来ない。早く皆んなが来てくれれば…」
「フレーバー!マリちゃん!」
遅れてやって来たプレシャス達が、タイミングよく駆け付けてくれた。けれど状況は芳しくはない
レシピッピは、捕獲箱の中で今も苦しんでいる
「皆んな…アマネ、レシピッピが苦しんでる」
「それがどうした?レシピッピをゴーダッツ様に捧げることが我が望み、我が使命!」
「ゴーダッツ?」
フレーバーの声を跳ね返して、こちらの話を聞こうともしない。只々、ブンドル団に忠誠を示している
「ウバウゾー!!」
「ヤムヤム!シェアリンエナジー!」
フレーバーは、ハートクリーミーブレンダーのダイヤルを、黄色の三本線に合わせてレバーを一回押す
エネルギーがチャージされ、黄色に発光していつでも放てる体勢になる
「ハートヤムヤム・ヌードル!」
放たれた黄色の光線、直撃する前に無数に分裂して数を増やしていく。その数は30
「ウバッ!!」
何発かはわざと足元に着弾させて目眩しと足止めに使い、残った光線は全てウバウゾーに直撃した
「先にレシピッピを助けるわよ!プレシャス!」
「プリキュア!デリシャスプレシャス・ヒート!」
「オナカイッパ〜イ」
「ごちそうさまでした!」
「チッ!使命を果たさなければならない」
ウバウゾーを浄化して、レシピッピを助けれたのは良いが、あまねとは話す前に立ち去られてしまった
////////
一度公園でゆっくりとし、あまねについて話し合っていた。皆んな、あまねの様子がおかしい事に気付いていた
「何か、前とは感じが違ってたよね?厳しいっていうかさ」
「心を操る術は強くかけ過ぎると、だんだん本当の心を消してしまうと言われてるの」
「生徒会長の心は、もう元には戻らないの?」
「それは、分からないわ…」
説得は出来ない。しかも、戻れる可能性も不明瞭で何もかもが怪しい。果たして本当に、このまま続けて良いのかローズマリーも分からない
全ての出来事が初めてもあり、判断材料がとてつもなく少ない
ただ一つだけ、真実なものもある
「あのね、お店でコレを見つけたの」
ローズマリーが皆んなに見せたのは、フルーツパーラーKASIのお店のカード。中身は全て手書きで書かれており、それだけでどんなものかすぐに分かるもの
「これは…!」
「それは、生徒会長さんが書いたそうよ」
「これが生徒会長の…ううん、あまねさんの本当の心なんだ。絶対に取り戻さなきゃ!あまねさんの心も体も!」
お店のカードを見て改めてそう思う。ゆいの言葉に、ジークやここねにらんも、あまねの本当の気持ちを理解した
心にそう深く誓ったのは良いが、まだ一つだけある重要な問題がある
「問題は取り戻す方法ね」
「あたしね、あまねさんの話がしたい!話してみる!」
「でもあの様子じゃ、本当の心はきっともう…」
話を聞いてくれたとして、その言葉が心の奥まで届くかも疑問。可能性はあっても、確実性は無い
「大丈夫だよ!お婆ちゃん言ってた『小さじ一杯、大事な一杯』」
「少しでも可能性があるなら」
「それは大事なきっかけになる」
「最後にどうなるかは、開けてみてのお楽しみ」
皆んなの言葉にローズマリーも納得し、ゆいの言葉の意味もちゃんと理解してくれた
「小さじ一杯だからこそ、希望と呼ぶのかもしれない。そうとなれば、すぐにジェントルーを探しましょう!」
「それ、らんらんに考えがあるんだ!」
////////
らんの作戦は至ってシンプルだった。以前にちゅるりんの投稿を利用して、レシピッピを一足先に奪っていた。今度はそれを逆手に取るというのだ
ジェントルーは、らんがちゅるりんというユーザーだと気付いてない。だから敢えて、まだ営業前のお店に嘘の書き込みをして、それを餌に誘き寄せよう考えなのだ
朝早くの時間帯に誘えば、一般人は出回らない為レシピッピも奪われずに、ジェントルーだけがやって来る
その為、朝一で「いつでもハンバーグ」というお店で皆んな待ち構えていた
「どうやら、ランの作戦は上手くいったようね」
「この投稿を見れば、きっと来ると思ったんだ〜!」
案の定、ジェントルーはその投稿に食い付いて、まんまと網に引っ掛かってくれた
「小癪な真似を!」
「あまねさん!あたし、あまねさんと話がしたいの!」
「何を言ってる。わたしはジェントルーだ」
レシピッピもいず、代わりにあるのはプリキュア達だけ。これ以上此処に留まる必要性も無い為、すぐさまジェントルーは立ち去ろうとマントをひるがえした
「あっ待って!」
走り出したジェントルーだが、すぐにその足を止めた。ほのかに匂う香りが、ジェントルーの鼻に届いたのだ
「この香りは!」
匂いの元を辿ると、朝早くから営業をしている「あさからハンバーグ」というお店が目に入った
「ごちそうさまでした!」
しかも店内から拓海が食事を済ませて、出て来たのだ。これで、そのお店が開いてる事は間違いなかった
「ほんぎゃ〜!あの店だけ開くの早かったんだ〜!」
「良かったじゃない。今度皆んなで食べに行きましょう」
「あ、それいいね〜!朝から皆んなで食べるハンバーグも楽しそう!」
「そんな事言ってる場合?」
ここねの言う様に、ジェントルーはお店の窓からレシピッピを見つけて捕獲箱を取り出した
「ブンブンドルドルブンドル〜!」
奪えたのは、ハンバーグのレシピッピ一匹だけだがそれだけで充分
「汝に我が力を授けよう」
「出でよ!ウバウゾー!」
「ウバウゾー!」
サラダスピナーを媒体した上、ジェントルーの力が込められた捕獲箱によって強力なウバウゾーが街のど真ん中に現れてしまった
「まずいわ!」
「デリシャスフィールド!」
街に被害が及ぶ前にローズマリーは、デリシャスフィールドを展開させて結界内へと閉じ込めた
「皆んな、あまねさんを助けよう!」
『プリキュア・デリシャスタンバイ!』
『パーティ・ゴー!』
「あつあつごはんで、みなぎるパワー!キュアプレシャス!」
「おいしい笑顔で満たしてあげる!」
「ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!」
「分け合うおいしさ、焼きつけるわ!」
「きらめくヌードル・エモーション!キュアヤムヤム!」
「おいしいの独り占めゆるさないよ!」
「まろやか美酒に、let's乾杯!キュアフレーバー!」
「魅惑のおいしさに酔いしれなさい!」
『デリシャスパーティ♡プリキュア!』
「先ずはレシピッピを!」
「「「「分かった!」」」」
フレーバー達が一心不乱にウバウゾーへ走り出すが、当然の如くジェントルーが妨害する
「させると思うか?はぁーッ!!」
「はっ──キャア!」
「「プレシャス!」」
蹴り飛ばされるプレシャスを心配するスパイシーとヤムヤムだが、二人の相手はウバウゾー
フレーバーも一人になっているプレシャスを援護したいが、ウバウゾーも早く浄化したい。優先順位が分からず、右往左往しているとスパイシーが声を掛けてくれた
「ウバウゾーは任せて!フレーバーは、プレシャスと一緒に生徒会長を!」
「OK!」
交戦してるプレシャスとジェントルーに割って入り、フレーバーもジェントルーの説得に参加する
「アマネ、プレシャスの話を聞いてあげて!」
「くどい!わたしはジェントルーだ!」
今までにないスピードでフレーバーの懐に潜り込み、右拳で顎をかち上げて、回し蹴りでフレーバーの腹を蹴り飛ばした
「あぐっ!」
「フレーバー…キャアッ!」
フレーバーの後すぐにプレシャスへと切り替えて接近し、衣装の襟を掴んでは腹部に膝蹴りをかまし、蹲って動けない隙に投げ飛ばした
「うぅ…あたし、あまねさんと話がしたい!」
「ふざけるな!これで終わりにする!!」
ジェントルーは手の平から紫のエネルギー弾を、倒れてるプレシャスへ攻撃を仕掛けた
「プレシャス!」
フレーバーがプレシャスの肩を掴んでは、強引に後ろへと下がらせて代わりに、ハートクリーミーブレンダーを構えて対抗する
「ハートプレシャス・ライス!」
素早くレバーアクションをして、ジェントルーの攻撃を打ち破った。ハートプレシャス・ライスは、そのままジェントルーへ真っ直ぐ突き進むも、威力が落ちた攻撃は簡単に腕で弾かれた
「限界ね。あまねには悪いけど、強引にでも心を取り戻して貰うわ」
最後の手段である、あの力を使おうとフレーバーの瞳が輝く。逆に何故今まで行使しなかったのかは、ちゃんとした理由がある
力を使えば元に戻せる可能性もある。しかし、使いこなせれていない力を使うとなると、加減が出来ず、下手をしたら心を壊してしまう可能性もある
そのさじ加減が出来ない為、使いたくはないが、手段を選んでいたらこちらが先に倒れる。だから最後の手段なのだ
「痛いのは最初だけだから」
「待ってフレーバー!」
手を翳して力を使おうとする場面で、プレシャスがその手を抑えて止めた。少しビックリはしたが力は使わず、瞳の輝きも引いた
「まだ話せてない」
「…信じていいんだね?」
「うん!」
「それなら、ワタシはそのプレシャスを全力で援護するわ」
「何をごちゃごちゃ話してる!!」
怒りに身を任せて仕掛けて来たジェントルーだったが、フレーバーはそれを弾いて、両腕を使って取り押さえた
「あまねさん、あたし貴女と友達になりたい!」
「戯言はうんざりだ!わたしはジェントルー!貴様達と慣れあうつもりはない!」
「戯言なんかじゃない、本気だよ。あたし、レシピッピが大好きなあまねさんと、友達になりたいって思ったの!」
「わたしがレシピッピを?ありえない!」
そう言うのは最初から分かっている。だから、プレシャスは例のお店のカードを広げて見せつける
「じゃあ、これは何?」
それを見たジェントルーの瞳が、一瞬揺れ動いた
「貴女は、レシピッピを大事に思っていたじゃない?」
カードには、レシピッピの絵が可愛く、手書きで描かれていた。好きでないと、わざわざお店のカードになんて描きはしない
「こんなに優しい気持ちが、簡単に消える筈が無い。貴女の中には、レシピッピへの思いがあるってあたし信じてる」
フレーバーの手を振り解き、ジェントルーは使命を果たそうと、その思いを頑なに拒否する
「黙れ!わたしは使命を果たす!」
捕獲箱を空に掲げて、ウバウゾーのパワーを底上げしようとするも、何も変化などしなかった
変化があるとすれば、それはジェントルー自身。頭を抑えて、片目の瞳が変化していた
「そんな…わたし、わたしは──わたしを止めて」
「あまねさん!」
「本当の心が残っていた!」
あまねは最後の力を振り絞り、プレシャスに自分が元に戻る方法を伝えようとする
「これを、壊して…」
胸の中にある黒いハート。それが核となってあまねを操っている
けれどそのハートから、禍々しいオーラが溢れてはあまねの体を蝕んでいった。
虚な目で動かなくなり、膝をついた
「あまねさん…うっ!」
プレシャスが触れようとしたが、オーラに指を弾かれてしまった。もはや、触れる事すら許されない状況となってしまった
そして黒いハートはあまねから飛び出ると、ウバウゾーと一体化して更に凶悪となってしまった
「フレーバー、あまねさんをお願い」
「それはいいけど、ワタシも手伝った方が」
「大丈夫」
プレシャスの言葉を信じて、フレーバーはそれ以上は言わずに引き下がって、あまねに寄り添う形で側にいる事を承知した
「あの黒いハートを、壊さなくちゃ!」
プレシャスが走り出して、そこへ並走してスパイシーとヤムヤムも合流する
「許さない!」
「ブンドル団!」
「あまねさんの!」
「心も!」
「体も!」
「「「絶対取り戻す!」」」
三人仲良く突っ込んで来るに対して、ウバウゾーもパワーアップした力で攻撃して来る
けれど、パワーを上げたのはウバウゾーだけではない。あまねを助けたい思いが高まったプレシャス達も、同様の力を見せつける
「バリバリカッターブレイズ!」
いつものバリカッターブレイズに、電撃が纏われて威力が上がっており、ウバウゾーの攻撃を難なく相殺してみせた
「ピリッtoヘビィサンドプレス!」
今度はスパイシーの強化されたサンドプレス。更にパンの枚数が増えて、より相手を拘束する力が強くなった
そして、最後に一撃を加えるのは勿論プレシャス
「1000キロカロリーパンチ!!」
500よりももっと強い1000。文字通り倍となった威力の拳を、ウバウゾーに叩き込んで吹っ飛ばした
「皆んな、一緒に行こう!」
『トリプルミックス!デリシャスチャージ!』
「プレシャスフレイバー!」
「スパイシーフレイバー!」
「ヤムヤムフレイバー!」
『プリキュア!MIXハートアタック!』
「オナカイッパ〜イ」
『ごちそうさまでした!』
「わたしは一体…」
「おっと!」
ウバウゾーを浄化出来てレシピッピを奪い返し、更にあまねを操っていた力の核も共に砕いた事で、元の姿へと戻った
色々ごたついて疲れたのか、元の姿に戻ると倒れて気を失ってしまった。
フレーバーがなんとか支えて、念の為に安否を確認する
「今度こそ戻ったようね。力を使って治さなくても、時期に目覚めると思う」
「本当に良かった〜!」
これにて、あまねに関する事は全て解決出来た。ようやく肩の荷が降りたと思っていたのだが
「ッ?!」
安心の笑顔から一変して、険しい表情を見せて振り返るローズマリー。しかし、辺りを見渡しても誰もいない
そんな行動を見てたフレーバー達も、少し気になった
「マリちゃん?」
「誰も居ないと思うけど?」
「…そうね。誰も居ない、気のせいだったみたい」
和かにローズマリーは返していたが、それでもやはり何かを感じ取っていた。それに気付いたのは、ローズマリーただ一人だけ
誰かの視線、それは────
「ゆいが…!」
デリシャスフィールドが展開されると同時に、その場に居た拓海もまた、先程までの戦いを見てしまっていた
ここまでの拝読ありがとうございました