カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN-   作:D・MAKER

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 前回、飛行機と共に出現した謎のオカマ3人の正体は……?


イメージ75:オカマな3人

「い、伊吹! 何だアイツら!?」

「俺も知らん……!」

「しかもオカマじゃねぇか!?」

「「「オカマでぇ~す♪」」」

「「「「「……」」」」」

 

 アキラ達を除く一行は、オカマ3人のハイテンションに着いて行けない。

 

「OKMのみなさん、どうしたんですか?」

「OKM……?」

「「「あ! アキラちゃ~ん!! お久しぶり~!!」」」

(((((知り合いかい!?!?)))))

 

 アキラの知り合いだと判明した一行は心の中でツッコミを入れる。

 

「チームOKMの方々で、父の研究チームのスタッフさん。しかも父の次にお偉い方々」

「海導博士の……次に!?」

「えぇ、私の元上司の方々です」

「マジかよ……」

 

 海導トウマより偉いと聞いたクロノは未だに信じられない様子。

 

「そうなのよ~! それじゃあ自己紹介しちゃおうかしらん♪」

 

 小太りの男がクルクルと踊り始める。

 

「イケメン大好き、リーダーのぉ……壇上アツシ♪」

「生意気な思春期のハートを筋肉で鷲掴みぃ……安西テル♪」

「声変わりしてない可愛い男の子は独り占め……加賀ジョニー♪」

 

 壇上アツシに続き、マッチョの安西テルと髭が特徴の加賀ジョニーも踊りながら自己紹介する。

 

「3人揃ってぇ……」

「「「チーム・OKM!!!」」」

 

 最後はビシッとポーズを決めた。

 

「「「「「……」」」」」

「ユニークでしょ?」

<ユニークで済むのか……?>

<面白いね~!>

<ラウール、お前もか……>

「アキラって、色んな人と知り合いなのね……」

「そう言えば……」

 

 トコハやアルセーヌ達がげんなりしてると、アキラがOKMに顔を向ける。

 

「アツシさん達は、どうしてこの島に?」

「いやぁね! アキラちゃんを探してたらぁ、飛行機が壊れて食料が届けられないって言うイケオジ集団から頼まれちゃってねぇ! 遊んでもらうって報酬の代わりに届けに来たってわけ♪」

「そしたら偶然、アキラちゃんが居たってわけなの♪」

「これも運命だわぁん♪」

「なるほど、それで俺を探してた理由とは……?」

「そうそう! アキラちゃんに渡す物があるのぉ! はい♪」

「封筒?」

 

 アツシはアキラの前に来て封筒を差し出す。

 

「それ、ボスからのプレゼントよ! カードの中身はファイトの時まで相手に見せたらダメよ? アツシとの約束!」

「ありがとうございます、アツシさん」

「新しいカード? 海導の父親が何で……?」

「アキラの親父さんは、ヴァンガードの開発にも関わってるんだ。アキラのイメージしたユニットをカード化してるんだ」

「はぁ!? 息子贔屓かよ!!」

「仕方ないですよ、セブントライブは今でもアキラさんの専用クランですから」

「ボスの話だと、セブントライブの製品化はまだまだ先だって話ねぇ♪」

「確かに、特殊だしファイトデータも必要ですから」

「ところでアキラちゃ~ん、お願いがあるのだけどぉ」

「何でしょうか?」

 

 アツシがアキラに近付く。

 

「見返りを求めるのはダメだと分かってるのだけどぉ、折角だから……こちらに居る男達を3人ほど遊び相手にしていいかしらぁ?」

「「「「「……はぁ!?」」」」」

 

 アキラを除く男たちは目をギョッとさせる。

 

「あ~! アツシだけズルイわぁ! アキラちゃん、アタシもアタシも!」

「いやぁん! アキラちゃん、アタシもいいわよね?」

「何言ってんだ、このオカマども!!」

「さすがにアキラでも了承するわけ……」

「いいですよ♪」

「「「「「おい!!!!!!」」」」」

 

 クロノ達の願いは即答で了承したアキラの前に無に帰した。

 

「さて……3人か……ん~」

「「「「「!?!?」」」」」

 

 アキラは品定めする目でクロノ達を見る。

 

(アキラ、俺は売らないよな……?)

(アキラさん、僕は絶対にやめてください……!?)

(コイツ……俺を選んだら承知しねぇぞ!?)

(アキラ……僕ではないよね?)

(お、俺を指名しても楽しくないと思う……)

(俺を選んでもハートに来ないよアミーゴ……)

(アキラ君……僕は信じてる。君が義理の兄である僕を売らないと……)

(間違っても俺は選ばんだろう……)

(あああああ、アキラさん……まさか俺を……!?)

 

 男達は顔を青ざめながら、必死に自分を指名しないで欲しいと願うばかり。

 

「じゃあ……決めた!」

(((((遂に来た……!!)))))

「こちらの3人でどうですか?」

「「「は!?」」」

 

 アキラが指名したのはクロノ、カズマ、伊吹の3人だ。

 

「「「イエーイ!」」」

「「「ちょっと待て!!!」」」

「ん?」

 

 選ばれた3人は納得出来ずアキラに詰め寄る。

 

「何で俺なんだよ! 恨みでもあるのか!?」

「ない」

「だったら何でだよ!?」

「俺も願い下げだ、こんな暑苦しい連中……」

「しかも俺まで巻き込んでんじゃねぇ!!」

「ちゃんとした理由があるんだよ……」

「何だ、ちゃんとした理由とは……?」

 

 選抜した理由を3人はアキラを見る。

 

「それは……」

「「「それは……?」」」

「3人がこの中で唯一……ギャグキャラ(・・・・・・)だから!」

「「「ふざけるな!!!」」」

 

 ギャグキャラだから……と言う理不尽な理由で選ばれた3人の叫びが南の島中に響き渡る。

 

「漫才トリオが居ないからさ……この中で5・8・10号が居たのは幸いだった」

「ツネト達だったら簡単に売るのかよ! いや、そもそも俺は5号じゃねぇ!!」

「今さら何を言ってるのよ……ギャグキャラでしょ?」

「トコハが勝手に付けたんだろ!!」

「まぁ……ギャグキャラの運命なんだろうね」

「安城、自分が選ばれなかったからって……」

「アキ君が決めたことなら、別に問題ないしね~」

「お前ら女どもはコイツに甘すぎだろ!!」

 

 ギャグキャラ達は必死で断ると訴えるが、誰も味方にならなかった。

 

「大丈夫よ~! 一緒に楽しくしましょう?」

「何ならお肉や海の幸で楽しみましょ~!」

「でも、その前に運動もねぇ?」

「「「……!?」」」

「言っとくけど、お偉いさんだから粗相のないようにね?」

「「「……」」」

 

 OKM達はギャグキャラ達にジリジリと詰め寄る。

 

「「「に……」」」

「ん?」

「「「逃げる!!!」」」

 

 クロノ達は必死に山へ向かって走り出す。

 

「あ~ん、待ってぇ~!!!」

「追い掛けっこなら負けないわぁん!」

「お髭でスリスリしちゃうぅ!」

「「「来るなあああぁぁ!!!」」」

 

 逃げるが先か、追いかけるが勝ちか。絶対的に逃げ場などない孤島に、しばらくクロノ、伊吹、カズマの悲鳴がこだましているのだった。

 

 

「ん~、美味しい!」

「海老もプリップリですね!」

「アキラが焼いたこの肉も、いい味でハートに来たー!」

 

 食料が無事に届いたことで全員でBBQ。

 

「美味しいわねぇ、クロノちゃん♪」

「あ、はい……」

「カズマンも、あ~ん♪」

「自分で食う……」

「ブッキーもぉ! アタシの愛情タップリよぉん♪」

「……」

 

 ギャグキャラ達はOKMと食事を楽しんでる(?)模様。

 

「クロノさん達、大変ですね……」

「そう言えば、アキ君は?」

「食べ終えてから、またどこかに行きましたよ? マネージャーさんと」

「ナナさんと……?」

「怪しいわね……」

「そうかな? アルセーヌも一緒だと思うよ?」

「トカゲはいいのよ」

「Oh……」

 

 

「さて、父さんから送られたカードは……」

 

 一方のアキラはアルセーヌ達と人気のない場所で封筒を開ける。

 

「Gユニット2枚……コレは……!」

<ほぉ……お前の父、やはり凄い技術だな……>

「さすがボスですね……」

 

 取り出したGユニットの凄さに驚くアキラ達。

 

「もう1枚は……鬼丸カズミに対する切り札になるな……」

<あぁ……>

「ですが、そのGユニットを使うとなればルール上……」

「うん……」

「アキラ~!」

「アキラく~ん!」

「ここに居たわけ?」

「ん? トコハとクミ……リンとレッカさんまで」

 

 南の島へ来ている女子4人がアキラの元に走って来る。

 

「こんなところで何してるの?」

「もしかして~、ナナさんとイチャイチャしてたり~」

「ち、違いますよ」

「ユニットと二人きりなんて、本当にイケナイ男ねぇ」

<我もいるぞ>

「アキ君って、クレイのユニットからもモテモテだよね~!」

<おい、無視するな>

「一緒にアツシさんに渡されたカードをって……レッカさん?」

 

 説明中のアキラにレッカが抱き着く。

 

「ねぇ~、レッカちゃんにも見せて~!」

「えっと、ファイトの時ではダメですか……?」

「ケチなこと言わないでよ~!」

「私も見た~い」

「私にだけ、いいわよねぇ?」

「ちょっとぉ……」

 

 女子達がカードを見せてとアキラに詰め寄る。

 

「はい、略奪おしまい。まだ食べる物があるから、アキラも手伝って!」

「あ、うん……」

「そして片付けたら皆でファイトだから!」

「分かったから引っ張らないで……」

 

 アキラは助け船(?)を出してくれたトコハに腕を引っ張られる。

 

「あ~、トコハちゃんズルイぞ~い」

「ちょ……待て!」

「レッカちゃんを差し置いてぇ!」

<おい、我を置いて行くな!>

「はぁ……My魔賊《ルパン》も大変ですね……」

 

 残ってるメンバーも二人の後を追い掛ける。

 

 

「後片づけは終わったな」

「さぁて、お待ちかねのファイトだね!」

「必ず優勝する!」

 

 全員でファイトの特訓に意気込む。

 

「さて、俺は誰と……」

「なら俺とファイトしてもらおう」

 

 アキラの元へやって来たのは江西サトルだ。

 

「江西サトシ(・・・)……」

「未だに名前をちゃんと呼んでくれないのか……」

<まぁ……気にするな>

「ファイトなら……問題ないですよ」

「よろしく頼む」

 

 アキラと江西はファイトテーブルに着く。

 

「あぁん! アキラちゃんのファイトじゃない!」

「ウッソ! 相手はかなりのイケメンよぉ!」

「見るっきゃないわぁん!」

「げっ!? オカマども!?」

 

 アキラや他の男のファイトを見たいアツシ達がやって来た。

 

「アタシ達もぉ、観戦いいわよね? ね?」

「もちろんですよ」

「構わない」

「頑張れ、サトルンルン!」

「「「イエーイ!!!」」」

「変わらずテンション高ぇ……」

 

 OKMの無駄に高いテンションを見てクロノはげんなりする。

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 TO BE NEXT




 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
 次回は江西とのファイトです!
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