カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
「さて……反応は、こっちか」
<生まれたばかりで地球に飛ばされてしまうとは、今ごろ不安だろうな……>
「そうだな……急ごう」
「アキラ、どうしたの?」
「トコハ……!?」
誤って地球側に飛んでしまったクロックローバーを捜索するアキラ達の元に、トコハがやって来た。
「実は……生まれたばかりのユニットがコッチで迷子になった」
「えぇ!?」
<それで探してる最中なのだ……>
「はぁ、私も手伝うわ。そのユニットの特徴は」
「探してるユニットは……」
アキラはトコハにクロックローバーの特徴を説明する。
「また随分と可愛いユニットね、クローバーってことは植物?」
「普段はセブンフェアリーだけどね」
「分かった、私は向こうを探してみるわ」
<頼む……>
アキラとトコハは分かれてクロックローバーの捜索を続ける。
☆
<クロ~バ~……>
一方のクロックローバーは一人寂しく迷子になってる。
<クロォ~バァ~……>
「おや、地球では見慣れないねぇ」
<クロ……?>
白い長髪の青年がクロックローバーに近付く。
「植物みたいだけど、君はネオネクタールかい?」
<クロ~……>
「大丈夫だよ、俺は君に危害を加える気は無い」
<クロ~? クロ~バ~♪>
クロックローバーは青年に頭を撫でられご機嫌になる。
「あ、居た! クロックローバー!」
<クロ? クロ~バ~♪>
「おや、彼は……」
「鬼丸カズミ……いや、シラヌイか」
<まさか、このような形で会うとはな……>
クロックローバーを見つけたアキラとアルセーヌ。
一緒に居た青年の正体は『チームディフライダー』の鬼丸カズミだった。
「やぁ、君が海導アキラ君だね。初めまして、俺は鬼丸カズミだ」
「初めまして、言って置くけど……正体はシラヌイだって知ってる。俺には誤魔化せない」
「へぇ、さすがは悪神を倒したPSYクリエイトを持つ選ばれし者、
「クロックローバーに何をしてたんだ?」
「なに、迷子になって困ってたから話を聞いてただけさ」
<クロ~バ~♪>
「クロックローバーの様子をみれば本当のようで」
<全く、心配したぞ……>
<クロ~……>
アルセーヌに注意され落ち込むクロックローバー。
「なるほど、セブントライブのユニットだったのか」
「昨日、生まれたばかりで間違って地球に来ちゃっただけ」
「やはり、君は面白い……」
「?」
鬼丸(シラヌイ)はアキラを見てクスリと笑う。
「新導クロノ、綺場シオン、安城トコハ。他の『Q4 NEXT』の3人とはすでにファイトしたことがある」
「3人から聞いてる」
「中でも新導クロノは一応候補になってるが、俺は君のヴァンガードには特別に興味を抱いてるんだ」
「俺に? 聞いた話だとヴァンガードを破壊して運命から解放するんじゃなかった?」
「確かにその通り。だが……ユニットを自らのイメージで生み出す君と、まだファイトしたことがないからね、それに君は最も候補として近い……」
<候補だと……?>
鬼丸(シラヌイ)の含みのある言葉にアルセーヌが眉を寄せる。
「ここでファイトする気か……」
「いや、今はやめて置く。U20で俺は君とファイトするのを楽しみにしている、では……」
鬼丸(シラヌイ)は静かに去って行く。
「候補って何の話なんだ……?」
<……候補、まさかな……>
「心当たりがあるの?」
<いや、今は何ともな……クロックローバーも向こうへ帰さねばな>
「うん、見つかってよかった……」
<クロ~バ~>
「アキラ~!」
「トコハ」
クロックローバーを見つけて一安心してるとトコハもやって来た。
「その子が新しいユニット?」
「うん」
「可愛いじゃないの、ネオネクタールだったら良いのにね」
<クロ~?>
「見つかったことだし帰るk……」
「ストップ!」
「?」
アキラ達が帰ろうとしたらトコハが声を出して静止させる。
「折角だし、久しぶりにデートしない?」
「そう言えば、再会してからデートしてないな」
「なら、今からどこかの喫茶店でも行こ?」
「「「ちょっと待った!!!」」」
「「!?」」
<何だ?>
突如、声を出して現れたのはミサキ、エミ、スイコの3人だった。
「いつから居たんですか?」
「監s……じゃなくて、散歩してたら偶然ね」
「いやいや、監視って言い掛けましたよね!?」
「トコハちゃんばかりズルイ! 私もアキラ君とデートしたいもん!」
(カムイさ……6号が知ったらまた……)
「私も最近、アキラ君がレッカとばかり居るから……たまには良いでしょ?」
「勝手に人の彼氏を略奪しようとしないでください!!」
<やれやれ……またか>
<クロ~?>
「あ、あの~……取り合えず、落ち着きませんか?」
「「「「アキラ(君)は静かに待ってて!!」」」」
「えぇ~……」
4人が言い争いが終わるまでアキラ達は黙って見てるしかなかった。
TO BE NEXT
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回はいよいよU20の結晶トーナメントです! 最後の1枠はどのチームになるかはお楽しみに!