カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
イメージ87:ギーゼの使徒
「ふぅ……疲れた~。思ったより講習会が長かった」
<そうだな、我らは寝てたがな>
<お疲れですねぇ>
<お腹空いた~>
立凪財閥のヴァンガード講習会を終えたアキラは夕飯の材料を買いに商店街に立ち寄っていた。
「寒くなったからなぁ……うどん食べたい」
<いいですねぇ、私は賛成ですよ>
<わ~い、おうどんだぁ~♪>
<ブ~♪>
<ねぇ~、コプトンっておうどんに入れたら美味しいかなぁ~?>
<<……え!?>>
<ブッ!? ブゥ~!?!?>
ラウールの発言にアルセーヌ達はギョッとする。
<ちょっと、私の部下を食べる気ですか……!?>
<待てラウ、食べてはダメだ……多分、感電するぞ>
「うん、体内に雷が宿ってるからなぁ……」
<いやいや、突っ込むのはソコではないでしょ!? 私の部下は食べ物でなければ、ダシでもありません!>
<ブ~! ブゥ~……!>
ヘリワードの正論に涙目のコプトンが激しく頷く。
<残念だなぁ~……>
「まぁまぁ、今日は美味しい鶏肉を入れるから」
<うん、鶏肉も大好き~!>
<ブ~♪>
「さてと、まずは肉屋から行くかな」
アルセーヌ達をデッキに戻し、アキラは再び足を動かす。
☆
<いっぱい買いましたね>
「荷物持ってもらって悪いね、ウィッチ」
<いえ、My
思ったより買った量が多く、ナナが積極的に荷物持ちを手伝ってくれてる。
「おやおや、ユニットが地球の人間の姿で楽しく過ごしてるとは……」
<?>
2人の前にカチューシャを着けた金髪ロングの男が現れる。
「どちら様……?」
「これも賊の先導者であるPSYクリエイトの力と言うことでしょうか……」
<!? ……My
「あぁ……PSYクリエイトが反応してる……! 恐らくディフライダー……ギーゼの使徒……!」
「フフフ、やはりすぐ気づかれましたか。そう、我が名は“
「こいつが、ガスティール……」
以前に鬼丸から口にした名を聞いてアキラは身構える。
「お待ちください。此処では目立つので、別の場所に移動しましょう」
「うお……!?」
<キャッ……!?>
ガスティールの力でアキラ達はどこかに転移した。
☆
「ここでいいでしょう」
「廃墟……?」
「えぇ、誰も居ない静かな場所です……ふむ」
「何だ……?」
<My
薄暗く視界が悪い廃墟の中、ガスティールはアキラを品定めするような目で見る。
「やはり、貴方こそがギーゼ様の器として最も相応しいですね」
「俺が……」
「ギアクロニクルの特異点である新導クロノも候補ですが、やはり貴方が持つPSYクリエイトの力があれば……ギーゼ様は無限に進化し続ける……」
「何……!?」
<My
「そうです。そして……貴方には感謝しているのです。ギーゼ様の邪魔者を倒してくれたのですから……」
「邪魔者……?」
ガスティールが口にした言葉にアキラは眉を寄せる。
「ギーゼ様の邪魔者……そう、貴方が以前に倒した“
「なっ……!?」
<シェキナー……!?>
「えぇ、奴が居たせいでギーゼ様に捧げる器の選定に時間が掛かりました。しかし……貴方が倒してくれたお陰でこうして計画が進みました。ありがとうございます、海導アキラ……」
「…………」
アキラは自分がシェキナーを倒したことが使徒たちに手を貸す形になると思っていなかったといえ、動揺を隠せない。
「だったら今度は……お前を倒すだけだ」
「いいでしょう……ファイトです」
「ウィッチ、デッキに」
<はい……!>
「「スタンドアップ! (Z)ヴァンガード!!」」
アキラとガスティールのファイトが始まる。
「流石ですね、悪神を倒したのもマグレではない……と言うことですね」
「余裕で居られるのも今だけだ」
<アキラ、決めるぞ……!>
「あぁ……レシュでアタッ……」
「おぉっとぉ、攻撃をやめてもらおうか!」
「え……なっ!?」
アキラがガスティールにトドメを刺そうとした瞬間、誰かがアキラのアタックを妨害する。
「お前は……
「違う! 俺様は若水……じゃなくて、ダークフェイスだぁ!」
(コイツもディフライドされてるのか……)
「えぇい、コッチを見ろ!」
「あ、アキラさん……」
「ミツヨシ君……!?」
若水にディフライドしているダークフェイスはミツヨシを人質にしていた。
「おい、ミツヨシ君を離せ」
「おぉっとぉ、お前がこのままターンエンドしなければ、コイツの命は……分かるなぁ?」
「あ、アキラさん……ダメです……、俺なんかに……!」
「くっ……」
「さぁ、どうします?」
「…………ターンエンドだ……」
<アキラ……>
アキラは人質のミツヨシを放って置くことができず、アタックを中止しターンエンドする。
「さて……ここまで楽しませてくれたのですから、
「とっておき……?」
「ヴァンガードと同じカードをコストに……我が未来の可能性を掛けて、生きとし生ける者に滅びの祝福を……! ファイトに敗北すれば、ジェネレーションゾーンのカードは2度と戻りません」
「な、何だ……その無茶苦茶なリスクは……!?」
<ま、まさか……!?>
<嫌な予感しかしませんね……>
危険を察したアキラ達を息を呑むと、ガスティールはGゾーンから1枚のカードを掲げる。
「我が未来を喰らい、顕現せよ……ダークゾーンの“ゼロスドラゴン”……
「なっ……何だ、コイツ……!?」
<こ、コイツが……ゼロスドラゴン……>
顕現したのは邪竜と思わせる禍々しい存在った。
「ダストのスキル。あなたのユニット全ては全能力を失い、グレードとパワーが1になる」
「な……!?」
「アキラさんの全てのユニットが……!?」
「貴様は黙れぇ!」
「ぐっ……!?」
「さらにヴァンガードに1ダメージ」
「ぐっ……!?」
全てのユニットの能力を封じられ、パワーがたった1になり大量のシールドが必要になった挙げ句、グレードも1になったことでグレード2以上でのガードやインターセプト、Gガーディアンまで出せなくなった。
「アタックです」
「…………ノーガード……」
「アキラさん……」
アキラは何もできず、ただダメージを受けることしか出来なかった。
「ぐっ……」
「フフフ、ダークフェイス。人質は解放してください」
「はっ!」
「うわ……!?」
アキラが敗れてしまったと同時に、人質になってたミツヨシが解放される。
「使徒とのファイトに敗北せし者、魂の牢獄“レリクス”へ至れ」
「え……おわっ!?」
<アキラ……!?>
<My
足元に大きな穴が開き、落ちてしまうアキラをナナ急いで手を掴み、本来の姿でないアルセーヌ達も必死に引っ張る。
「ウィッチ……」
<My
<アキラ殿、手を離してはダメです……!>
<うんん~~……!>
<ブ~~~ッ!>
「やれやれ、そんなことをされたら困りますねぇ……」
ガスティールが片手を上げると、ダストが実体化しアキラ達を攻撃を仕掛ける。
「……!? 危ない……!!」
<キャッ……?>
<うおぉ……!?>
アキラ達の近くでダストの攻撃で大きく揺れると、繋いでた手が離れてしまう。
「うわああああああぁぁぁああああぁぁ――!?」
<アキラ(殿/My
<アキラ~~!?!?>
<ブーーーーッ!?>
アキラは底が見えない穴の中へ消えて行き、穴は閉じてしまった。
「これで
「はっ!」
ガスティールとダークフェイスはアルセーヌ達を置いて消えて行った。
<お父さん……アキラは、どうなっちゃったの……?>
<ぐっ……>
「お、俺の所為で……アキラさんが……」
<ミツヨシ殿……>
「クソオォォォーー!!」
人質にされ、何も出来なかったミツヨシは悔し涙を浮かべ叫んだ。
☆
「トウマさん、そろそろ休憩してね」
「あぁ、ありがとうモモカ」
一方で、ヴァンガードの開発を進めてるトウマ。妻であるモモカが自身の研究所でお茶を淹れてもらってた。
「今日は2人だけねぇ、アキラも誘うべきだったかしら?」
「アキラも忙しいからねぇ」
「そうねぇ、U20で優勝してからインタビューや雑誌とねぇ。流石は私達の可愛い息子ね♪」
「あぁ」
「ボス~! 大変です~!」
夫婦水入らずで楽しんでると、OKM3人が大慌てでやって来た。
「ちょっと、何の騒ぎかしら?」
「もう、奥様も大変なのよぉ! さっきミツヨシ君から連絡があって……」
「え? キデの息子さんのミツヨシ君から?」
「えぇ……アキラちゃんが……誘拐されたって!」
「アキラが誘拐。んもう何の騒ぎかと思ったら…………アキラが誘拐されたですってぇ!?!? あぁ……」
「モモカ!?」
愛する息子が誘拐されたと聞かされたモモカはショックのあまり気を失った。
TO BE NEXT
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
Z編開始早々、アキラもレリクスへ囚われてしまい、どうなるのでしょうか……?
次回もよろしくお願いします!
複数デートの場合はどっち?
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トコハは必須
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たまにはトコハ抜き