カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
(今回は複数の視点による構成です。)
「何でドアが……?」
ガスティールとのファイトに敗れたアキラが居る場所は何もない空間と、目の前にある不自然なドアがあった。
「敵が休憩中か……ん?」
「あら……?」
「アキラ……!?」
「アキラさん!?」
「タイヨウ、リン……んでギャグキャラ2、5、10も……」
「またその呼び方かぁい!?」
「こんな時にまでお前って奴は……」
「つーか、九九みたいに纏めて呼ぶんじゃねぇよ!」
ドアを開けるとファイト中のクロノとカズマ、観戦してるタイヨウとリン……椅子になってるツネトが居た。
「まさか、アキラさんまでレリクスに囚われるなんて……」
「アキラ、お前もギーゼの使徒に負けたのか……!?」
「ガスティールにトドメを刺そうとしたんだが、ミツヨシ君を人質に取られて……この有様」
「マジかよ……」
「連中がそんな卑劣な手を……」
クロノは使徒の行いに苦虫を嚙み潰した表情を浮かべる。
「クロノ達も使徒に敗れたのか……」
「あぁ、俺はカオスブレイカーにな……」
「私も同じく……」
「僕はヴァレオスです……」
「俺は渕高サヲリ……ダムジットだ」
「そうか……ん? 2号は誰に敗れたんだ?」
「2号言うなっての! それに俺は負けたんじゃなくて、クロノを助けようとしたら一緒に落ちたんだよ!」
「あぁ……そう言うことか」
2号……ツネトの抗議を見て、「なぜか1人だけ場違いだったから」とは口が裂けても言わずアキラは心の中で納得する。
「しかも俺の場合、穴に落ちる際にデッキだけ弾き出されてしまった……」
「ウソだろ!?」
「じゃあお前、ファイト出来ねぇじゃんか!」
「あの無茶苦茶なユニットでファイトしてるクセに、何でこんな時に限って……」
「テメェは黙ってろ」
「ぐげっ!?」
カズマは理不尽にリンに殴られる。
「あれ……?」
「外が騒がしいな……」
「また使徒か……?」
「いや、何か光ってる……アレは……!?」
「!? シオン、トコハ、8……伊吹!」
「これは幻……?」
「いや、現実だ……!」
「もしかして、レリクスの外から俺達を助け出そうとして……」
トコハ達が戦ってる光景を見て、アキラ達は希望を抱くが、アキラを除く全員は光に包まれ幻影とファイトする。
「クソ、俺もデッキがあれば…………それに、右手の紋章もほとんどが点滅してる……!」
戦えないアキラは右手を見ながら悔しさを噛み締めるしか出来なかった。
☆
<申しわけありません、ボス…………>
<すまない…………アキラを守れなかった>
「すみません、俺の所為で…………」
「君達の所為ではない、連中はアキラを最も器の候補か……マズいな」
『どう言うことですか、海導博士?」
一方、アキラが攫われたことを聞いたトウマはアイチ達と通信で話してた。
「連中は、アキラのPSYクリエイトでギーゼを無限に進化させ続けるつもりなんだ……」
<恐らく、そうかと思います……ガスティールとか言う変ユニットも、そのように言ってました……>
<しかし、そんなことをしたら……<My
「その通りだ、一刻も早くアキラや他に捕まったファイター達の救出をしないと……」
『はい、僕らはレリクスを外から破壊します」
「うん、わかった。私もバックアップするよ。『チームOKM』!」
「「「はぁ~~い!!!」」」
トウマの呼び掛けにどこからともなくアツシ達が現れる。
『OKM……も、もしかして……』
「『チームOKM』は各世界の支部に連絡を……ん?」
「どうしましたぁ、ボス~~?」
「ソファーで寝ていたはずのモモカは、知らないかい?」
「あぁ~~……そう言えば笑顔でフライパンを持って、どこかに行っちゃいましたよぉ?」
「……え?」
この時、トウマは嫌な予感しかしなかった。
☆
「俺様のレリクスへお前たちを強制送還するために、ワザワザおびき寄せてやったと言うのに……」
「ふん! ディフライドされても、そのイカレっぷりは変わらねぇみてぇだなぁ?」
そして別の場所、カムイとミサキ、櫂の3人は若水にディフライドしてるダークフェイスと対峙してた。
「『レジェンドQ4』! お前らはギーゼ様の栄誉ある器になることなどない! だが、コソコソと俺様たち使徒の周りをその存在が気に入らない! 二度と出られぬこの虫籠でぇ、一生を終えるがいい! 藻掻き苦しむその様ぁ、我が敬愛なる“グレドーラ女王陛下”もぉ、お喜びになられるだろぅ!!」
一人で舞い上がってるダークフェイスを見て、カムイは呆れて何も言えなかった。
「パチンッ! 排除してやる! ジワジワと……一匹ずつなぁ……!」
「言いたいことは、それだけか……?」
ファイトテーブルが出現しファイトする気満々のダークフェイスの前に櫂が前に出る。
「最初の獲物はお前かぁ……いいぜぇ!」
「来い……!」
ついにファイトが始まる……その時だった。
「「「「!?!?!?」」」」
閉まり切ってた扉が突如、破壊されたのだった。
「ば、バカな!? お、俺様の完璧なセキュリティがぁ!?!?」
「んふふふふ……♪」
「あら、この声は…………」
「?」
土煙から女性らしき声が聞こえ、そこに居たのは……。
「も、モモカさん!?!?」
「な、何でここに…………!?」
「んふふ、世界各地の情報網を使って……ね♪」
「「…………」」
フライパンを振り回しすモモカが黒い笑みを向けると、カムイとミサキは震える。
「お、おい! 誰だ貴様はぁ!? 俺様のセキュリティを勝手に壊しやがってぇ!!」
「あら…………?」
「な、何だ……グゴッ!?」
「
「――!?!?」
「私の可愛い息子は、どこに攫ったの……?」
「な、何のこと……があぁぁぁ!?!?」
モモカはダークフェイスに近付き、ニッコリとアイアンクローで頭を鷲掴む。
「おい、あの人は誰なんだ……?」
「モモカさんは、アキラのお母さんだ……!?」
「海導アキラの……母親?」
「えぇ……」
「ねぇミサキちゃん、カムイくん?」
「「は、はい!?」」
モモカに名前を呼ばれた二人は固まる。
「コイツが私の可愛いアキラを攫った一人で、間違いないのね……?」
「お、おい……前回のは俺様じゃなくて……!?」
「そ、そうです! ソイツです!」
「間違いありません……!」
「に、人間どもおぉぉぉぉ――ふごぉ!?」
怒りを露にするダークフェイスだったが、顔面にフライパンが直撃し気絶する。
「「「…………」」」
「さてと、アキラを助けるには……この機械を壊せばいいのかしらぁ?」
「わ、わあああああ!? も、モモカさん! 壊したら助けられません!」
「えぇ――!?」
「私達が助けますので、落ち着いてください……!」
「あらそう? じゃあお願いするしかないわね……」
「えぇ、必ず助けますので……!」
ミサキは急いでPCの操作を始める。
((やっぱり、モモカさんを敵に回したらヤバい…………!!))
(ダークフェイスの奴、ディフライドが解除され掛けてたが、気のせいか……?)
カムイ達は改めて思った。絶対にモモカを息子絡みで怒らせてはダメだと……。
☆
「クソ……どうしたら……!?」
『その器をギーゼ様に捧げるのです……』
「それがお前の本当の姿か、ガスティール……」
右手に痛みが走るアキラの前に現れたのはユニット姿のガスティールだった。
「冗談じゃない。俺とアルセーヌ達を断ち切ることなんて、絶対にさせない……!」
「なぜです? 貴方がギーゼ様の器となれば、他の者はレリクスから解放される。貴方一人の犠牲だけで済むのですよ? それに……」
「!?」
「受け入れる=破滅とは限りません。貴方が自分の意思で、ギーゼ様を抑え込めばいいのです」
「そんな都合のいい話、信じるわけ……」
「彼らの運命を握ってるのは貴方です……助けたくはありませんか?」
「そ、それは……!?」
「おめでとう……」
アキラの右手の紋章が全て光っており、黒いエネルギーが溢れ出す。
「くぅ……うわあああああああ――!?」
そしてアキラは真っ暗闇に包まれ、巨大な存在が目の前に出現する。
「こ、コイツが……ギーゼ……うわあああぁぁ!?」
ギーゼさらき存在から放たれる黒いエネルギーによって、アキラは足元から沈んでいく。
「ぐぅぅ……あぁぁぁぁ………あ、アレは……!?」
<アキラ……!>
「あ、アルセーヌ…………!?」
『アキラ……!』
『アキラ!』
『アキラぁ!」
「トコハ……シオン、クロノ……」
<アキラ殿……!>
<<アキラ様ぁ!>>
「み、みんな……俺は……ここだぁ……!」
暖かい光に包まれた手に捕まったアキラは引っ張り上げられた。
☆
「アキラたちは?」
「全ては特異点に集束する。恐らくクロノが消えた場所だ」
トコハ率いる『ハイメフラワーズ』はクロノが消えた河川敷を走る。
「居た! クロノ、みんな!」
「大丈夫!? みんな無事だった!?」
「う……ん……ここは……現実?」
「アキラ!!」
「ぐぇ!?」
ハイメが声を掛けるとアキラが目を覚ますと、トコハは涙を流し抱き着く。
「こちら江西、全員の生存を確認」
こうして救出作戦は成功した。しかし、使徒たちの行動は始まったばかりだった。
TO BE NEXT
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
次回は“あの人”が初登場……!
そして最後にすでに見てる方も含めてですが、今後のためにも活動報告にある『注意事項』は必ず読んでいただければと思います。伝えたいことはそちらにございます。
では次回も、宜しければ引き続きお願いいたします。
複数デートの場合はどっち?
-
トコハは必須
-
たまにはトコハ抜き