カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
「ふあぁぁ……」
<おいおい、腑抜けた面してんじゃねぇよ>
「新しい力に覚醒してからウズウズしてるんだな、ウィリアム」
<おうよぉ!>
「特訓したもんね」
2号店へ向かうアキラとトコハ。二人の側に居る白ヘビは、<
<ヘビですけどねぇ……>
<はっ! トカゲやカメよりかマシだぜ!>
<トカゲ言うな>
<誰がカメですかぁ!?>
「賑やかねぇ……」
「本当に……」
「アキラ~!」
「あれ、アム」
「ルーナも!」
アキラ達の元にラミラビの二人がやって来た。
「今日はオフ?」
「うん、久しぶりに会いたくなったの!」
「この間、一緒にデートしたじゃない……」
「あれ、トコハ居たの?」
「ちょ……最初から居たわよ?」
<いやぁ、両手……周囲に花ですねぇ~>
ヘリワードは3人の女性のやり取りを見て笑う。
<ヘリのオジちゃん、お花はどこなの~?>
<いえ、そうではなく……と言うよりも、オジちゃんではありませんって……>
<オッサンだろうが、ウソ教えんじゃねぇ!>
<なぁにがウソですか!? それを言ったら、あなたもオジさんでしょうに!>
<あぁ? 俺様はニーちゃんって感じだろうが! そうだろラウ?>
<えぇ~、ウィリのオジちゃんもオジちゃんでしょ~?>
<…………>
<ウィリのオジちゃん……クックック……!>
<テメェ、笑ってんじゃねぇ!>
地球へ来て姿が変わっても、二体のやり取りは変わらずだった。
「この白ヘビさんが、ウィリアムなんだぁ」
「見た目に反して、口と態度が悪いのね」
<あぁ? テメェらが勝手に決め付けてただけだろうがぁ?>
<お前は短気すぎるぞ……>
「そうそう……」
<アキラまで……ったくよぅ……>
ウィリアムは面白くない顔をする。
「ねぇ、折角だから近くの美味しいカフェに行かない?」
「うん、私も行きたい! アキラ君も行くでしょ?」
「あ~……」
「大丈夫よ、使徒が来ても私達も居るんだし!」
「そうだよ!」
<パワーアップした俺様が居るんだぜ? 心配すんじゃねぇよ>
「みんな……」
仲間たちから励まされアキラは思わず微笑む。
「見ぃつけたぞぉーーーー!!」
<誰か来たぁ~>
「あ、あの人……!?」
「
「「「「ズコオォッ!?!?」」」」
<はぁ……やれやれだ…………>
アキラがボケるとトコハ達がズッコケ、アルセーヌはため息をつく。
「だから違う! 俺様は……」
<汚い水を飲む人だぁ~~!>
「話を聞けぇ! 俺様は……」
<敵の名前なんざ知るかよぉ!>
「えぇい! 俺様はダークフェイスだと前に言っただろうがぁ!!」
「知ってるよ……身体の持ち主の名前も」
「な、何だとおおおおぉぉぉおぉっ!?!?」
<――やかましい奴だ……>
アルセーヌは地団駄を踏みながら叫ぶダークフェイスを見て呆れる。
「知ってるって……アキラは毎回、間違えて呼んでたでしょ?」
<いえ、あの人間の場合……リアクションが面白いからと、アキラ殿は
「「「ワザとぉ!?!?」」」
<えぇ……ワザとです>
「はぁ……江西さんと違って、ワザと間違えてたとはねぇ……」
「アキラってば、天然なのかそうじゃないのか……分かりにくい」
「あ、アハハ……」
トコハとアムは若干ながら呆れ、ルーナは苦笑いを浮かべる。
「貴様らぁ! 俺様を無視して何を和んでやがるっ!!」
「別に無視して無いっての濁り……あぁ~……名前で呼ぶの疲れるから、今日からギャグキャラ11号で」
「俺様はギャグキャラではなぁい! あと番号も付けるなぁ!!」
<うっせぇんだよ! テメェみたいな虫野郎には十分だろうが!>
「えええぇぇい! どこまでも俺様をコケにしやがってぇ~~!!」
「黙らぬか、11号……」
「じょ、女王陛下……!?」
「え……?」
ダークフェイスがマフラーを巻き、魔女のような帽子を被った少女の足元へ跪く。
「この感じ……ディフライダー……使徒か」
「さすがは海導アキラ。そして……久しぶりじゃのう、わらわの婿殿」
「え……?」
使徒と思われる少女がウィリアムを見て微笑む。
<あぁ? 誰だテメェ……は…………>
「ウィリアム……?」
<ちょっとぉ、何を固まってるのですか?>
「フフフ……」
<………………………………ギャアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!?!?>
「ちょ……うるさっ!?」
<耳が痛いよ~~……>
ウィリアムは普段の性格から考えられないくらいに絶叫する。
<て、てててて、てててててててててて……テメェは…………“グレドーラ”!!>
「フフフ、わらわを覚えてくれて何よりじゃ」
<何でテメェが居やがんだよ!?>
<愚門じゃのぅ? 子孫繁栄のために、一度わらわを負かしたソナタを婿にするために決まっておろう?>
<だぁれがテメェみてぇなクモアマと結婚するかよぉ!!>
「貴様ぁ! 陛下の愛を侮辱するとは、我らメガコロニーの同胞全員を敵に回したぞぉ!!」
「だから黙らぬか、11号よ……」
「は、はっ……!?」
(グレドーラはいいのなぁ……よく見たらニヤついてるし)
ギャグキャラを否定してたダークフェイスだったが、グレドーラから呼ばれた場合は嬉しい様子を見せる。
<クックック……>
<おい、なぁに笑ってやがんだ……?>
<いやぁ……運命の赤い糸でなくても、運命のクモの糸でも……愛って偉大だなぁと思いましてねぇ……ククク……>
<ヘリワード、テメェ……>
<ツボに嵌ったらしいな……>
ヘリワードもウィリアムとグレドーラのやり取りを見て、普段よりも笑っている。
「それはそうと……婿殿だけでないのじゃよ」
「ど、どう言う意味なの……?」
「海導アキラ、わらわはソナタにも用があるのじゃぞ?」
「ギーゼの器か……」
「いや、わらわの場合は別件じゃ……」
「別件……?」
グレドーラの言葉にアキラは眉を寄せる。
「そう、ソナタはわらわが身体を借りてる娘の夫となるべき男なのじゃからな」
「……は?」
「んなああああああぁぁぁぁにいいいぃぃぃぃぃ!?!?」
「「「ええええぇぇぇぇぇぇ――!?!?!?」」」
呆気にとられるアキラよりもダークフェイスと、トコハ、ラミラビの2人が叫ぶ。
「ちょっとアキラ! また他の子のハートを奪っちゃったわけ!?」
「まだ女性と仲良くし足りないの!?」
「酷いよ、アキラ君……」
「ちょっと待って、俺……あの子と会うのは初めてなんだけど……」
「初めてじゃと……? もしや、この娘が誰か気付いてないのか?」
「えっと、本当に分からないんだけど……」
「やれやれじゃ、
「え……その絵は……!?」
グレドーラが懐から取り出したのは、色鉛筆で描かれた“紫のサソリ”の絵だった。
「ふふ……」
「それにキラ君って呼び方…………!? ま、まさか…………」
<アキラ……?>
「……………………
TO BE NEXT
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回はグレドーラがディフライドしてるゲイリとアキラの関係に迫ります!
複数デートの場合はどっち?
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トコハは必須
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たまにはトコハ抜き