カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
「んん……ここは……?」
ゲイリはアキラが借りてるマンションのベッドで目を覚ます。
「このベッド……んっ……懐かしい匂い……!」
<何やってんだコイツはぁ……?>
<おい、声を出すな……>
「ん……?」
ゲイリは近くの台から声が聞こえた方に振り向く。
<あ~、気付いた~!>
<ちょっとラウール、声が大きいです……>
<ブ~?>
「…………」
<お、おい……見つかったぞ……!?>
「あなた達……クレイのユニット……?」
<……は?>
ゲイリの反応にウィリアムは空いた口が塞がらなかった。
<お前、我らを見て何とも思わないのか?>
「あなたのこと知ってる……キラ君と一緒に居た子でしょ? ただのトカゲじゃないって思ってたから……」
<鋭いですねぇ~。もしや、この私のこともご存じですか?>
「ううん、知らない……」
<ふぐっ!?>
自分のことを知られてないヘリワードは精神ダメージを受けた。
「ゲイリちゃん……」
「……!? キラ君……!!」
「おっと……!?」
アキラと気付いた途端にゲイリが抱き着く。
「キラ君、会いたかったよ……!」
「うん、久しぶり……」
<おやおや、お熱いですねぇ~~w>
<ブ~♪>
「ああああああぁぁぁぁ!?」
「あ……」
「……誰?」
そこにトコハがやって来て大声を上げる。
「嫌な予感がすると思ったら……アキラ! 朝から何やってるの!!」
「うん……久しぶりの再会だけど」
「ハグされる必要は無いでしょ!!」
「貴女が……キラ君の彼女候補……?」
「候補じゃないわよ! 正真正銘、アキラの彼女!!」
「「ちょっと待ったぁ!!」」
<今度はラミラビか……>
次にアムとルーナも割って入る。
「アキラは私たちとアイドルデビューするんだから、勝手に奪ったらダメよ!」
「そうだよ!」
「まだ諦めてなかったの!?」
「えっと……」
「違うよ、キラ君は私と結婚するんだもん……」
「げ、ゲイリちゃん……」
「だから……勝手に略奪するなあああああああぁぁぁぁぁ!!」
再びトコハの大声が部屋中に響き渡った。
☆
――カードキャピタル2号店。
「キラ君……♪」
「…………」
「ぬぬぬぬ……!」
「「むうぅぅぅ…………」」
デッキ構築を見直してるアキラにくっ付くゲイリの反対に、トコハとラミラビ嫉妬のオーラを放っている。
「おい、何だよアレは……」
「話ではアキラの幼馴染で、ディフライドされてた子だって聞いてるけど……」
「いや、そう言う問題じゃねぇだろ……」
一方でクロノとシオン、カズマが冷や汗を垂らしながら5人を遠くから見ていた。
「キラ君、このクワガタ……懐かしいね」
「あぁ……ゲイリちゃんはスタンスタッグの時に見たことあったからね」
「んぬぬぅ…………!」
(アキラ……これ以上、トコハを刺激するなぁ……!!)
「ね、ねぇアキラ……そろそろ昼食の時間じゃない?」
「あぁ……もうそんな時間かぁ」
「下にあるお好み焼き屋に行きましょうよ!」
「あ、うん……」
トコハが笑顔で名案をしてるが、凄く黒く怖い笑みだった。
「キラ君、キラ君の好きなお寿司にしよ……?」
「ゲイリちゃん……」
「だったらコロッケパンがいいよね?」
「待って、だったらちくわ天でしょ!」
「えぇ~、シュークリームだよ~!」
(((いや、シュークリームはオヤツ……)))
巻き込まれたくない3人は心の中でルーナにツッコミを入れる。
「……」
「え、ゲイリちゃん……?」
「キラ君、行こう」
「あ……」
「ちょっ、コラーッ!!」
「「待ちなさい!!」」
ゲイリがアキラの腕を引っ張り、店の外に出た。
「行っちまったな……」
「そうだね」
「やっと平和になったぜ……」
「「「そこのもどき含むギャグキャラたち! ボーっとしてないで手伝いなさい!!」」」
「「「えぇ~~~~……」」」
結局、トコハたちに巻き込まれたクロノたちだった。
☆
「こうしてキラ君と一緒に歩くの嬉しい」
「そう……?」
寿司屋へ向かう途中、アキラとゲイリは手を繋いで歩いている。
「キラ君、お寿司の前にプレゼントあるの」
「プレゼント? 何かくれる…………」
「んちゅ…………」
「ん…………」
道中で足を止めたゲイリがアキラの唇を奪う。
「ん……キラ君……」
「んん……」
「ん……好き。愛してるよキラ君……それと、この子も一緒に連れて行って欲しいな……」
「ん? これ、ゲイリちゃんが昔描いたユニット……」
それは昔、アキラと遊んでた時にゲイリが描いたユニットの絵だった。
「名前はキラ君のユニットに合わせて……『
「ゲイリちゃん……ありがとう」
「うん……」
「へぇ……随分とお楽しみねぇ~……」
「あ……」
そこに仁王立ちで立ってるトコハとラミラビ、ギャグキャラ3人が居た。
「アキラ、こんな堂々とキスするなんて……」
「私だって、あんなに長くしたことないのに……」
「まぁ……プレゼントということで置いといて」
「置けるワケないでしょうが……このキザゴーグルぅ!!」
「ちょっと、キラ君イジメないでよ……私の方がキラ君を世界で一番愛してるんだから。じゃじゃ馬は帰って。しっしっ……!」
「「「ムキイイイイイイィィィィ!! 絶対に許さない!!」」」
ゲイリの挑発に乗ったトコハとラミラビが食って掛かろうとする。
「お、おい! 落ち着けって!?」
「ちょ、クロノ……!?」
「ば、やめろって!!」
「「「邪魔しないで、ギャグキャラども!!!」」」
「「「グハァ――ッ!?」」」
「アルセーヌ……何、このカオス……?」
<知らん……>
しばらく女の争いは続いた。
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