カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN-   作:D・MAKER

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 弱体化したアキラ。
 そしてウィリアムたちは……?


イメージ105:人間の身体になったユニットたち

「ん……可愛い」

『シャー…………』

<わぁい♪ 新しいお友達ぃ~~♪>

 

 アキラに指で撫でられ、見知らぬ赤い蛇は目を細めて彼に甘える。

 クレイのユニットであるラウールともすっかり仲良くなっていた。

 

「そう言えば、今のコイツはファイト出来るのか……?」

「確かに、それも心配ね……」

「「「「「…………」」」」」

 

 カズマの一言で全員が黙り込んでしまう。

 今のアキラは3体分のディフライドの影響で精神も幼くなってしまい、まともにファイトが出来る状態ではないと不安に駆られる。

 

<ちょっとぉ、私をお忘れではないですかぁ?>

「は? まさか、お前がアイツの代わりにファイトするって言う気か?」

<今さら何を言っているのですか……。私だって部下たちと一緒にアキラ殿と戦ってたのですよ? アルセーヌはトカゲのままですし、ここは私がファイトするのが妥当でしょう>

<はぁ? なぁに寝ぼけたことほざいてんだぁ? こう言うのはアルセーヌと同じ強さを持った俺様の出番だろうが!>

<聞き捨てなりませんねぇ、いつから貴方が私より強い立場になったのですか……?>

<そんなの、俺様が存在してすぐに決まってんだろうが! 俺様ならダメージ回復無効だったり、グレードを減らせるぜぇ!>

<それはおかしい……ワガハイたち3体、同時に誕生した……。ワガハイ、毒ある上に双闘(レギオン)持ってる……>

<ちょっとちょっとぉ、それでしたら私は☆の差分が相手より多いほど強いのですよぉ? 大ダメージも与えられるし、策略に優れてる私と部下たちの最高のコンビネーションを保証しますよ>

<そん程度じゃねぇかよ! やっぱ俺様が出るべきだぜ!>

<ワガハイ、出るから……お前ら、いい……>

<私ですよ!>

「おいおい、スゲェ揉めてるぞ……」

 

 ヘリワードたちは自分が出ると必死に主張を続ける。

 しかし、いつまでたっても言い争いが続くだけだった。

 

「そんなに言うんならよぉ、お前らが順番に俺たちの誰かとファイトして勝てば良いんじゃね?」

<ほう、10号にしてはまともな意見ですねぇ>

「10号呼ぶんじゃねぇ!! だったら俺が相手をしてやるから掛かって来い!」

<ふふん、良いでしょう……! 私の美しい策略で打ち抜かれてください>

 

 ヘリワードがアキラのデッキを手に持ち、カズマとのファイトが始まる。

 しかし…………

 

<な、なぜ……!?>

「こ、コイツ……滅茶苦茶弱ぇじゃねぇか…………」

「「「「「……………」」」」」

 

 ヘリワードがあっさりとカズマに負けてしまったのだった。

 

「何でグレード3にライドしなかったの?」

<いやいや、私自身にライドしなれけば効果は発揮できないでしょ……>

「変なプライド持ってても、グレード3にならないと超越(ストライド)もできねぇだろ……」

<ぐぅぅぅ……解せません……>

<まったくよぉ、見てらんねぇぜ! どけ! 次は俺様だ!!>

「コイツと同じようなことになるなよ?」

<誰に向かって口利いてやがんだ! 俺様がギャグキャラに負けるワケねぇっての!!>

 

 あっさり負けたヘリワードからデッキを取ったウィリアムが強気で挑む。

 ファイトの結果は…………

 

<お、俺様が……負けた、だと……!?>

「コイツも弱ぇぇ……」

「どうして、いきなりダメージを4になるまで受けたの?」

<俺様の能力の発動のタメに決まってんだろうが……!!>

<話にならない、ワガハイ出る……>

「今度は食ってばかりの奴か……どうせお前も同じだろ?」

<舐めるな、ギャグキャラ……>

 

 今度はディエゴがファイトに挑む。

 

<…………負けた>

「やっぱりコイツもか……」

「発動させても意味ない効果を発動させすぎでしょ……」

 

 案の定、ディエゴも負けてしまい仰向けに倒れていた。

 

「ダメだコイツら、全然戦力にならねぇ……」

「頭数には入れない方が良いだろう……」

<んだとぉ! ヘリワード如きに負けた8号に言われたかねぇっての!!>

<ちょっとぉ、私如きって何ですか……私如きって……!!>

<でも、それは正解……>

「お前らな……」

「た、大変です!!」

 

 そんな時、タイヨウが大慌てで入って来た。

 

「どうしたタイヨウ?」

「ドラエン支部に……異導メツギが現れたって情報が!!」

「ドラエン支部に!? 兄さんや支部長たちが危ないわ!?」

<野郎……ゼッテェ倒して元に戻させてやらぁ!>

<待て、ウィリアム……!?>

<るせぇ!!>

 

 アルセーヌの静止を聞かず、ウィリアムは一人で突っ走って行った。

 

<はぁ……本当に単細胞ですねぇ。私も行かねば……!>

<同感……行く……>

「おい!? お前らまで!?」

「僕たちも追わないと……!!」

「うん! アルセーヌ、アキラをお願いね!」

<分かった、気を付けろ……>

 

 勢いよく出て行ったウィリアムたちを追うよう、クロノ、シオン、トコハの3人はドラエン支部へと向かった。

 

 

TO BE NEXT




 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
 次回は再び異導メツギと対面しますが、果たしてどうなるでしょうか?

複数デートの場合はどっち?

  • トコハは必須
  • たまにはトコハ抜き
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