カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
「アタック……!」
「くぅぅぅ……うおおぉぉぉ!?!?」
「支部長……!?」
ドラゴンエンパイア支部、ファイトエリア――。
支部長の“大山リュウタロウ”が吹き飛ばされ、壁に減り込む。
擦り落ちる彼にトコハの兄であるマモルが急いで駆け寄る。
そして目の前には、ニヤニヤと笑う一人の男が立っていた。
「俺に逆らうからだ……」
「き、君の目的は何だ……? 何故ファイター達を襲う……?」
「世界の復活のタメだ……」
「世界の……復活……?」
<見つけたぞ、コンチキショウがぁぁ!!>
その時、怒りを露にしたウィリアムが走って来た。
「よぉ、待ってたぜ……」
<なぁにが待ってただぁ!? 俺様やアキラをサッサと元に戻しやがれっ!!>
<はぁ……はぁ……少しは落ち着きましょうよ>
<腹……減った……>
「あ、アキラ君が…………!?」
「3人も…………!? 声は違うけど…………」
事情を知らないマモルたちアキラの姿をしたヘリワードたちを見て困惑する。
「ルブラン……」
『うむ…………むんっ!!』
<あぁん……グギャアアアァァァァアァ――ッ!?!?>
<なっ……んぐぉぉぉぉぉぉおぉおおぉ――ッ!?!?>
<ギッ!? ギギィィィィィィィィィィィ……!?!?>
メツギの隣に出現したルブランが手から黒いエネルギーを放ち、襲われたウィリアムたちは悶え苦しむ。
「いいぞ、分裂したコイツらから経由してニセ救世主の能力を奪え……!!」
<の、能力…………そ、そう言うことですか……!?>
<こ、コイツが俺様たちを……強制的に、ディフライドさせたのは…………>
<アキラの能力を…………グギィ…………!?>
黒いエネルギーを浴びせられ続けたヘリワードたちは、メツギの狙いを知った様子だが身体が耐え切れなくなり倒れてしまう。
そしてアキラの姿から、地球上での動物の姿へと戻った。
「アレは……アキラ君たちのユニット…………!?」
「な、何がどうなって…………」
「兄さん! 支部長!」
トコハたち3人もやっと到着し、急いで2人の元へ駆け寄った。
「大丈夫ですか!?」
「トコハ、僕らよりも彼らを……」
「あの、アキラ君たちの……ユニットが……!?」
「え……あっ!? ヘリワードたちが戻ってる……!?」
「おい、大丈夫か!?」
元の姿に戻り、ボロボロの状態であるヘリワードたちに気付いたクロノとシオンは急いで向かう。
「しっかりしろ!」
<お、遅ぇぞバッキャロウ…………>
「全くだな」
「お前が異導メツギか!?」
「君の目的は何だ!?」
「そうよ! ファイターたちを無差別に襲って、アキラをあんな風にして……!」
「コレだ……!」
メツギが見せたのは、キラキラと七色に輝くエネルギーの物体だった。
「何だそりゃ……?」
<あ、アレは……PSYクリエイトです……!>
「PSYクリエイト!? アレが!?」
「まさか、アイツの目的は……!?」
<アキラを弱体化させたのは、PSYクリエイト……奪うため……ぐっ…………!?>
「ディエゴ!? しっかりして!?」
<すまねぇ……アイツを、倒してくれ……!?>
<頼み、ます…………!?>
「ヘリワード!?」
「ウィリアム!?」
力尽きたヘリワードたちはトコハたちの手のひらの中で気を失ってしまう。
『やはり、ニセ救世主のユニットだけあって貧弱だ……』
「テメェら……! 俺とファイトしろ!!」
「ふん、良いだろう。まとめて掛かって来い……!」
「その余裕、命取りになるよ?」
「絶対に許さないから!」
「トコハ、気を付けるんだ……! 彼の使うユニットは……」
「大丈夫……! 絶対に勝つから!」
こうして、異導メツギとクロノたち3人による変則的なファイトが始まる。
☆
「ぐぅぅ……コイツとのファイト、本当にダメージが……!?」
「その程度の痛みで怖くなったのか? ここでサレンダーしても良いがな」
「誰がアンタなんかに……!!」
「それにしても、本当にクランや国家が無いユニットの上に……除外に関連した効果だなんて……」
シオンの言う通り、メツギの使うカードは異質な物だった。
見た目もそうだが、効果も除外に関連しており……種族は“ヴォイド”と記されている。
今までのユニットたちと違い、生気を全く感じられなかった。
「スタンド&ドロー。ここで使うか……奪ったこの効果を……!」
「な、何をする気なんだ……!?」
「この世界を滅亡させ、ニセ救世主を始末するため……俺のイメージを具現化しろ! PSYクリエイト発動!!」
「なっ!? ファイターがスキルだと……!?」
メツギが手を上に上げた途端、彼の手のひらにエネルギーが集まり始める。
それは次第に黒く染まり、1枚のカードへと変わっていく。
「凄い力だ……本当に自分の思うがままにイメージ通りのカードが誕生した……!」
「本当にアキラと、同じ能力を……!?」
「さてと、このカードを顕現するには当然ながらコストは払わないとなぁ。しかし……相手のヴァンガードがクランか国家に属している場合……支払う必要が無くなるけどな」
「な、何……!?」
「絶望から救うため、虚無の力で世界を全て無に帰せ!
『フゥゥゥゥ…………』
「「「!?!?!?」」」
アキラから奪ったPSYクリエイトによって、ルブランのグレード5のGユニットが顕現された。
しかし、全身に刻まれている青黒く光るタトゥーと全身から発している黒いオーラの影響か、クロノたちは見るだけで身体を震わせる。
「な、んだ……コイツ……!?」
「こんなに、震えることって……!?」
「こ、怖い…………」
「登場時、お互いのリアガードを全て除外……! 互いに6枚以上を除外しているなら【
「んな!?」
ルブラン・ヒューマシュラが登場した瞬間、それぞれのファイターのリアガードが全てファイトの盤面から消えてしまう。
「Gゾーン裏を1枚表にして、このターン終了時まで、除外されているカード1枚に付き、このユニットのパワー+1000上昇……!」
「そんな……!?」
第2の効果によって、ルブラン・ヒューマシュラから力と黒いオーラが膨れあがる。
「さぁ、コレでお終いだ……! ルブラン・ヒューマシュラでトドメだ……! お互いの除外カードの合計が10枚以上で☆+1、ドライブ+1……そしてクランか国家に属している限り、
「そ、そんなの……防げない……!?」
「あぁ、防がせないさ……トリプルドライブ! ゲット、トリプル☆トリガー!! くたばれぇぇ!!」
「う、うおおぉぉぉぉぉぉ――っ!?!?」
「わぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ――っ!?!?」
「キャアアァァァアァァァ――っ!?!?」
完全ガードも出来ない状態での☆5のルブラン・ヒューマシュラのアタックに、クロノたちは成す術なく敗れてしまうのだった。
TO BE NEXT
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ルブラン・ヒューマシュラを含めた異導メツギのユニットはまた別で紹介します。
次回もよろしくお願いします!
複数デートの場合はどっち?
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トコハは必須
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たまにはトコハ抜き