カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
貴方は先導者…
未来を進化に導く、特別な先導者…
これは極めて絶望的な戦い、勝つのは無理に等しい…
でも、この声が聞こえてるのであれば…まだ可能性は僅かでも残ってると言う事…
この先に必要なのは、イメージを通して紡がれる絆…
お願い…2つの惑星を………
未来を………
救って………
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「…はっ!?」
少年は新幹線の中で目を覚ます。
「またあの夢か…」
またあの夢…この少年はよく見ている夢の様だ。
「おっと、もう着く頃だ…」
少年は席から立ち上げり出入口まで移動した。
「………東京か…。まぁ所詮中学卒業までの2年間だ…」
彼はどうやら東京へ向かっている様だ。しかし、彼は喜んでいる訳でも無かった。
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それから少年はある店を探し、やっと到着した。
『珈琲豆販売店:トリックスター』
「此処か、叔父さんの家は…。って今日は定休日………空いてるし」
少年は店のドアを開けた…。
「あぁ、今日は店は休みなんです…って、アキラ君じゃないか…!………そうだ、今日だった…(汗)」
「ご無沙汰してます、叔父さん」
「いやぁ、無事に来てくれて良かったよ。本当は迎えに行こうとしてたけど…」
「大丈夫です」
「姉さんが2年間の海外勤務だって言う話を聞いて、姉さんも流石に2年間も1人でって訳に行かないと言うからね」
首に怪盗の仮面の様なゴーグルを掛けた、黒い髪の少年の名は“海導アキラ”。彼は母が2年間、海外での勤務が決まった。
彼の母は流石に2年間も1人で実家に居させる事に不安を感じ、東京で店をしている弟、叔父の“皇ビャクヤ”に預かって貰う様に頼んだのだ。
「さ、此処が部屋だよ。2年間だけになるけど、自分の家だと思ってくつろいでくれ」
「ありがとうございます」
「さて、遠くから疲れただろうから。ゆっくり休んでね」
「はい…」
叔父であるビャクヤはそう言って、ドアをしめて降りて行った。アキラは荷物を下ろして整理する。
「学校は…晴見中学校だったな。さて、木曜日と言う中途半端なタイミングだな…」
そうして準備をしたりして、夜は叔父と一緒に寿司を食べに行った。その夜は疲れたのか直ぐに眠りに入った…。
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そして明後日…金曜日の朝。
「ご馳走様でした」
「いやぁ、美味しかったよアキラ君…」
「ううん、良かったよ。そろそろ行かないと…」
「お、そうだね。今日は転校初日だから遅刻は笑えないよね…。気を付けて行ってらっしゃい」
「行ってきます」
アキラはそう言って家を出た。残ったビャクヤはと言うと…
「姉さんの言った通り、5年前の心の傷が此処まで深いのか…。義兄さん、貴方ならどう声を掛けるんですか…?」
5年前…アキラは地元で何が有ったのかは…、答える者は居なかった。
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(アキラ視点)
「………」
通学路となる道を歩いている最中の俺。道中には同じ紫色の制服を見掛けた。恐らく、一緒の学校の連中だろう…。
「着いたか…」
遂に目的地に辿り着いた。此処が晴見中学校、今日から2年間通う事になる。
まぁ、所詮は2年間だ。無駄な関わりを持っても卒業後には全てが無駄になって消えてしまうんだから…。
「さて、職員室に行くかな…」
そう思いながら、俺は職員室に向かう。
TO BE NEXT
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