カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
(アキラ視点)
「ヴァンガードにアタック!」
「ぎゃあああ!?」
あの日、ヴァンガードを始めた事がキッカケで俺は『カードキャピタル2号店』へ今日も足を運んでいる。
「やるわねアキラ!」
「本当にヴァンガードは初めてなのか?」
「モチ」
「いやぁ、お前って持ってるんじゃ無いのか?ヴァンガードの才能…」
「そうですか?」
俺のファイトを見た後に、トコハとクロノ、カムイさんからお褒めの言葉を貰った。
因みにシオンは…家の用事があるとの事で今日は居なかった。
「うん!アキラってばファイカを手に入れてから、もうグレード2間近だもん!まだ4日しか経って無いのに」
「安城、お前嬉しそうだな…」
「え!?何言ってるのよ!?」
「もしかして、お前…」
「新導…?」
「わ、分かってるって…(汗)」
トコハとクロノが何か言い合ってるけど、何の内容だろう?
「アキラも強くなって来てるからな、後はデッキも強化して行けば…」
「デッキの強化…?」
「そう!ヴァンガードは新しいカードを入れ替えたりして、デッキを強化して行くのも大事なんだ!」
「………」
「アキラ、どうしたの?」
「セブントライブってさ…他にカードが無いなぁって…」
「「「………あ」」」
そう、自分が持ってるカード以外のセブントライブのカードが無い。つまり…強化出来ない(汗)
「ならさ、全ての国家とクランに属せる『クレイエレメンタル』とかは?」
「アレはクセが強いし、かなり難しいぞ?」
「うーん、困った…」
「カード、手に入れば良いのにね」
トコハ達も色々とアドバイスはくれるけど、何時かはこのままだと限界が来る。どうしたものかな…。
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『珈琲豆販売店:トリックスター』
「ただいま~」
「お帰り、今日も遊んで来たのかい?」
「うん」
帰ると叔父が出迎えてくれた。叔父は今でも優しく見守ってくれている。
「いやぁ、アキラ君がヴァンガードを始めたって言うから何かと安心したよ」
「うん、誘われて始めたんだけど…思った以上に面白いんだ」
「そっか、良かったよ…。もしも姉さんに窮屈で元気が無かったりしたらって、物騒な事を言われてたからさ…(汗)」
「叔父さん、母さんのあの物騒発言はスルーして貰って大丈夫だよ…(汗)」
俺の母親、家族思いで優しい性格なんだけど…こうも愛が重いと言うか、時折物騒な発言をして周りを恐怖させる事もあるからなぁ…。
「そ、そうだね…あはは(汗)さて今日は僕がご飯を作るよ。それまでは自由にしてて」
「はーい」
俺はそう言って自室で待つ事にする。
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『アキラの部屋』
「ふぅ…デッキの強化かぁ」
したいんだけど、カードが無い。そもそも『セブントライブ』を持ってるのは俺だけだし、一般で売ってるカードじゃ無いんだよね。
クロノの場合は、何やら封筒とかが届くらしい。しかも送り主も分からないし時にはクエスト経由だと聞く。
俺の場合、手掛かりがあの女の人しか分からんしなぁ…。
「女の人…?そう言えば、あのアタッシュケース…何か残って無いか?」
俺はそう思い、アタッシュケースを再び開いた。だが…他のカードは1枚も残って無かった。
「まぁ、そんな都合良くは………ん?下に何かあるぞ?」
よく見たら、アタッシュケースの奥底に何かある。それを取って見ると………何やら小型の機械が入っていた。
「今度は機械?どう使うんだ?」
何の機会だ…そしてどう使うか考えてたら…
「ん?何かファイカを翳す所に似た部分がある。まさか…」
ダメ元でファイカを翳して見た。すると…?
『ファイカの情報を確認しました。新規カードの使用が許可されます』
「新規カード?」
ピーッ!
「あ、カードが出た」
どうやら、ファイトを重ねてファイカを翳すと新しいカードが出る装置の様だ。しかも、持ち運びにも便利そうだ。
さて、カードは…
「お、新しいユニットだ!しかもGユニットまで…!ん?このGユニットは………白紙!?」
色んなユニット、そしてGユニットが手に入った中…1枚だけ白紙のGカードが有った。
「まさかの印刷ミス…、でも…何だろう?」
どうにも別の意味がありそうな気がした。だから敢えて…Gゾーンの方に入れておく事にした。その後は…デッキを編成して見た。明日のファイト…楽しみで仕方が無い。
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『晴見中学校:教室』
翌日…
「では今日は此処まで。気を付けて帰って下さいね」
HRが終わり、俺はいつも通りカードキャピタル2号店へ向かう事にする。
「よっと!」
バシュッ!!
「上からの方が速いんだよなぁ」
俺は左腕に隠しているワイヤーフックを使って、屋根を飛びながらキャピタル2号店へ向かう。怪盗好きの俺にはお似合いのアイテムなんだぜ。
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『カードキャピタル2号店』
「さて着いた。あれ、カムイさんは今日は居ないのかな?」
「いらっしゃい、初めての方ですか?」
「ん?」
店内にはカムイさんでは無く、眼鏡を掛けた緑髪の男性が居た。恐らくカムイさんより偉い立場の人だろう。
「いえ、先週から此方の店に…」
「ん?…その首のゴーグル………あ!ひょっとして、君が海導アキラ君ですか?」
「あ、はい…」
「やはりそうでしたか!私、店長の新田シンと言います!」
「初めまして、海導アキラです」
やっぱり、それも店長さんだったのか…。
「いやぁ、カムイ君から君の事は聞いてましたよ!何とも惑星クレイの国家にすら属して無い、ギアクロニクル以上にレアなクランを持った、選ばれし者とか聞いてましたから!」
「そ、そうでしたか…。宜しくお願いします」
カムイさん、選ばれし者ってあちこちで言ってるのか…(汗)聞いてるコッチが恥ずかしい。
「シンさ~ん、1号店から補充用のパックを取って来ました~!お、アキラ!来てたのか!」
「カムイさん、こんにちは」
「カムイ君、ご苦労様です」
店長と話してると、カムイさんがやって来た。どうやら1号店の方へ在庫を取りに行ってたらしい。
「今日もファイトか?」
「えぇ、新しくデッキを強化してみたんです」
「強化…?………と言う事は、新しいカードが手に入ったのか!?」
「はい…」
「見せてくれ!!」
目がギラギラしてるカムイさんが、デッキを見せてくれと言わんばかりに詰め寄った。
「おぉ!?スゲー!!新しいユニットも増えてるし、Gユニットも………ん?なぁ、1枚だけ白紙だぞ?」
「それが、アタッシュケースの底にあった装置からカードが出たんですけど、何故か1枚だけ白紙だったんです…」
「装置?」
「コレなんですけど…」
俺はそう言ってカムイさんに装置を見せる。
「コレがそうか…。普及協会でも見た事無いな…」
「私も、初めて見ましたよ…」
「ますます謎ですね…」
「ま、公式のカードなら問題も無いだろう!」
「そうですね」
俺とカムイさん達が話していると…
「あ、アキラ!」
「よぉ」
「トコハ、クロノ………えっと、もう1人はどちら様?」
トコハとクロノが、ピンクの髪の女の子と一緒にやって来た。一緒の学校の制服だと言う事は分かったけど。
「この子は友達の岡崎クミちゃん。私や新導と同じクラスなの」
「初めまして~。岡崎クミです」
「俺は海導アキラ、宜しく…」
「トコハちゃんから、話は聞いてるよ~!私もまだグレード2なんだ~!良かったらファイトしよ~!」
「お、アキラ!丁度新しいユニットを入れたデッキなんだろ?クミちゃんとファイトして見ろよ!」
「え?新しいカードが手に入ったの?」
「俺も見たい!」
「じゃあ、ファイトだね!」
「宜しくお願いしま~す」
と言う訳で、彼女…岡崎クミとのファイトが始まる。
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「さて、そろそろヴァンガード・タイムだ!」
「わぁ…!」
「また変わった…
「アイツ、ゴーグル付けるとキャラが変わるな(汗)」
「あの時のアイツ、結構イケイケになるな」
さて、俺がダメージ5。彼女はダメージ4と言う形でファイトしている。さて新しいGユニットを試すかな?
「ストライド・ジェネレーション!野獣の牙と賢者の知恵を併せ持つ、獰猛なる竜!『極獣竜 グランドビースト・ドラゴン』!!」
「おぉ!」
「カッコイイな!」
「わぁ~!凄い強そう~!」
「超越スキルで『バトルシスター まかろん』をトライブゾーンに!更にグランドビースト・ドラゴンの効果!相手の縦列のリアガードをトライブゾーンへ!更に『ドラゴン』と『ビースト』を含む種族のユニットがお互いのトライブゾーンに置かれていれば、相手ターン終了時まで、相手のヴァンガードの☆を-1だ!」」
「そ、そんな…!?」
「行け、グランドビースト・ドラゴン!その獰猛な牙で、阻む全てを嚙み砕け!剛力のグランドファング・クラッシュ!!」
「きゃあああ!?」
新しいGユニット『極獣竜 グランドビースト・ドラゴン』の一撃が決まり、岡崎クミとのファイトに勝利した。
「あ~、負けちゃった~…」
「ふぅ…連続☆トリガー…、怖かった(汗)」
「ありがとう~、またファイトしようね~」
「此方こそ」
お互いにお礼を言ってファイトを終えた。
「やるじゃんアキラ!クミちゃんもお疲れ!」
「本当、良いファイトだったぜ?」
「ちわ~!」
「ん?」
「あの声は………」
俺と岡崎クミのファイト後にトコハ達と話をしていたら、知らない声が聞こえた。クロノは心当たりあるっぽい…。
「やっぱりお前らか…」
「やっぱりって何だ!?」
「そうですよ!」
「うんうん…」
何やら賑やかな男3人が来たぞ…。見た所、年は近いが同じ学校の生徒じゃ無いな。
「誰?」
「俺は、このショップのナンバー3ファイター!運命の騎士!多度ツネト!!」
「世界の全てを調べ尽くす頭脳!山路カル!!」
「自然大好き………長良ケイ!!」
「3人揃って俺達!!チームトリニティドラゴン!!!」
とまぁ、登場と同時にポーズまで取ってる。
「トリニティドラゴン………漫才トリオで良い?」
「「…へ?」」
「「ぶふっ!?」」
「「「誰が漫才トリオだ!!!」」」
トコハとクミはポカンとして、クロノとカムイさんは何故か笑いのツボに嵌ってる。当の3人は見事にツッコミを入れてる。
「ちょ…アキラ…お前、それツボるって…ww」
「お、俺も腹いてぇ…wwwww」
「カムイさんだけじゃなくて、新導まで爆笑してる…」
「えぇい!それは兎も角!お前だな!ここ最近出て来た、惑星クレイの国家に属さないクランを持った新参者は!」
「そうだけど?」
「その快進撃も、この多度ツネト様が終止符を打ってやる!!」
次のファイトか、丁度良いんだぜ。
「行くぜ」
「来い、ギャグキャラ2号!」
「名前で呼べよ!!」
「安心しろ、3号と4号も居る」
「何処に安心要素があるんだ!!」
「3号って僕ですか!?」
「4号…」
「「スタンドアップ!ヴァンガード!!」
多度ツネトと言う名のギャグキャラ2号を弄りながらも、ファイトが始まった。
「ストライドジェネレーション!!鋭き剣を持ち、その一振りで両断せよ!『極剣竜 エクスクレイモア・ドラゴン』!!超越スキルで神凪 クロイカヅチをトライブゾーン送りだ!」
「な、何だそのスキル!?」
「そしてエクスクレイモア・ドラゴンで、ヴァンガードにアタック!極剣のクレイモア・スラッシュ!」
「だあああ!?」
「アタックがヒットしたのでエクスクレイモア・ドラゴンのスキル発動!相手リアガードとドロップゾーンから1体ずつをトライブゾーン送りだ!更に『ドラゴン』『ロイド』『ヒューマン』の種族を含むユニットがお互いのトライブゾーンに2枚以上置かれて居るなら、この効果で置いたグレードの合計以下の<セブントライブ>のノーマルユニットを、山札から手札に加えシャッフル!」
「げっ!?完全ガードを手札に加えやがった!?」
「スピードラゴンのブースト、コマンドラゴンでヴァンガードにトドメだ!」
「ぐはあああ!?」
「「ツネトさああああん!?」」
今度のファイトも『極剣竜 エクスクレイモア・ドラゴン』で勝利した。まぁ相手もナンバー3と名乗るだけあって、実力があるのは本当だ。
「ま、負けた…」
「でも楽しかったんだぜ」
「次は俺が勝つからな!」
「その前に、僕が彼に勝つよ」
「あ、シオン」
ファイトした後に、シオンもやって来た。この流れ…次はシオンとのファイトか…。
「アキラ、僕からの挑戦を受けて欲しい」
「良いよ!俺もファイトしたい!」
「お、今度はシオンとファイトか!シオンはこの店の中で俺の次に強いぜ?」
「カムイさん、そんな大袈裟な…(汗)」
「じゃあ、準備するかな」
次はシオンとのファイト、さて…彼はどんなファイトをするのか…楽しみだ。
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次回もお楽しみに!