カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
「グランドビースト・ドラゴンで、ヴァンガードにアタック!」
「うわぁ!!ダメージチェックです…ノートリガーです。僕の負けです…」
「俺の勝ち。だけど、以前より強くなったじゃんタイヨウ」
「ありがとうございます!僕もアキラさんの様に、もっと強くなります!」
タイヨウがもっと経験を積みたいと言う事で、アキラとファイトしていた。ユナサン支部に居た時よりも楽しそうにしてる。
「すみません、海導アキラ君は居ますか?」
「え………!?」
「ん?誰だ?アキラの知り合いか?」
「知り合いも何も………
俺にアタッシュケースを渡した張本人…」
「「「「「えぇ!?」」」」」
そう、アキラの元へやって来たのは………あの時『セブントライブ』を渡して来た女性だった。
「丁度良かった、ずっと探してたので………何で俺に渡したのですか?俺は真実を知りたい………」
「そうですね、頃合いだと思って私も出てきました。私は“赤夜ナナ”と申します。その真実をお話する為にも、是非来て貰いたいのです」
「此処ではダメと言う事ですか?」
「ちょっと待ってアキラ!明らかに怪しいよ!?」
「では、安城トコハさんに新導クロノさん、綺場シオンさん、葛木カムイさんの4人にも来て頂きます。貴方方にも知って貰う必要が有ります」
「俺達も…!?」
「何か分からないけど、シンさん…ミサキさん」
「分かりました…」
「気を付けて」
そう言って、赤夜ナナに連れられてアキラ達は2号店を後にした。
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『異世界研究所』
「此処は…?」
「私のトップである、ボスの研究所です」
「ボス?」
「はい、アキラ君にボスのメッセージを聞いて頂きたくて」
「俺がですか?」
「アキラとその人に何の関係が?」
「ボスからのメッセージを流します。お聞き下さい」
「スルーされた………」
そう言って赤夜ナナは、ボスと呼ばれる人物のメッセージを流した。
『アキラ…良く来てくれた………』
「アキラを知ってる様子だけど、知り合いか?」
「俺もさっぱり分からない…」
アキラが来てくれる事を待って居たかの様なメッセージだ。だがアキラには何が何だかの状態だった。
「声に聞き覚えは有りませんか?」
「声………………!!」
「アキラ、どうしたの!?」
「この声は………
“父さん”の声だ………!!」
「何!?」
「確か、アキラのお父さんって…」
「飛行機事故だったよね…?」
「まさか………生きてるとか?」
メッセージの声の主は、5年前に亡くなったと思われていたアキラの父“海導トウマ”の声だったのだ。
「では、続きを再生します」
『アキラ、お前が私の異世界研究所まで来たと言う事は、ヴァンガードファイターとなって成長したと言う事だな。願わくば会いたい所だけど、今はお前にもモモカの元にも帰れる状況では無いんだ。詳しくは私の親愛なる部下、赤夜君に話を聞きなさい。彼女なら力になってくれるだろう。この5年間、父親らしい事が出来なくて済まない…』
そう言ってメッセ―ジは終わった。
「以上が、ボスからのメッセージです」
「父さんは…生きてたんだ。だったら何で………」
「アキラ…」
「おいおい、一体どうなってんだ?」
カムイの疑問は最もだ。メッセージの声の主がアキラである上に、何でこんな状況になってしまったのかが分からないままなのだから。
「ボスは異世界研究をされており、ヴァンガードの開発や惑星クレイの研究をされてました」
「惑星クレイって………架空上の惑星っすよね?」
「いえ、実在してますよ」
「そんな話、初めて聞きましたよ!」
「葛木カムイさんは…ご存じですよね?」
「「「え!?」」」
「………」
赤夜ナナの言葉に、全員がカムイの方を向く。
「あ…えっと、まぁ数年前にな…」
「それで、父は今は何をしてるのですか?」
アキラは赤夜ナナに尋ねた。
「ボスは、この先の未来に起きる脅威を感知したのです」
「脅威とは、一体…?」
「それが何かはハッキリと分かりませんが…、恐らくは惑星クレイだけでなく地球にも影響があると…」
「マジかよ、地球もってまるでリンクジョーカーの時の…」
「リンクジョーカーってクランの?」
「ま、まぁソコは今は置いて置こう………」
カムイは数年前の事を言い掛けるが、ハッとなって口を閉じた。
「その脅威って言うのはもしかして、明神リューズですか?」
「伊吹が言ってた奴か…」
「いえ、また別の件です。そしてボスは大事な家族を巻き込まないと思い、5年前に飛行機事故と言う事にしたのです。そしてこの5年間、“ある物”を開発をしたのです」
「ある物?」
アキラの父、トウマが開発していた“ある物”と言うのは何だろうか?アキラ達全員が思った。
「ボスは惑星クレイの物質“イメージクリエイト”と呼ばれる力を見つけたのです」
「イメージ…クリエイト?」
「イメージ力によっては、希望にも絶望にもなる惑星クレイに存在する力とも言われてます」
「希望と絶望………まさか!?」
希望と絶望と言う言葉にアキラはハッと思った。
「そうです、アキラ君のセブントライブを作ったのは………ボス、貴方のお父様なのです」
「な、何だって!?」
「アキラの親父さんが作った!?」
そう、セブントライブはアキラの父…海導トウマが制作したクランだった。
「でも、どうしてアキラだったんですか?普及協会とかも力を貸してくれると思うのですが…」
「ボスは公にして、騒ぎを起きるのは避けようとしてました。先程、貴方達が口にされてた明神リューズがその力を欲すれば…」
確かに、公にして狙う連中だって居る。神崎のディペンドカードの様に………。
「ソコで博士はセブントライブの『七色団』を率いる4大義賊に、イメージクリエイトを4分割して作成しました。そうする事で普段は通常のカードと思える上に、4分割だと悪用されても問題無い様に…」
「ソレを息子のアキラに持たせたって事か…」
「そうです。最愛の息子にして、何も知らないアキラ君に…」
「そうだったのですか…」
知らされた驚愕の真実、アキラは父が生きていると言う事だけでも嬉しい事実だっだ。
「さて、そろそろアキラ君に此方を」
「USBメモリーですか?」
「カード・ジェネレーター、カードを出す装置に付けて見て下さい。そのUSBの中のデータをインストールする事で、私がボスから預かっていた4大義賊の1体が排出されます」
「4大義賊の1体…」
アキラはそう言いつつ、持って居た装置にUSBを取り付けてファイカを翳した。すると、新しいカードが1枚出て来た。
「アキラ、どんなユニットなの?」
「えっと………“義賊魔竜 ヘリワード”」
銃口を持った弓の様な武器を持った黒いドラゴン、義賊魔竜 ヘリワード。コレが2枚目となる4大義賊の内の1枚。
「と言う事は、後の2枚は?」
「恐らくはボスがまだ持ってます。それと、此処で有った事は他言無用です。勿論…ボスの奥様にも」
「分かりました…」
「では、入口までお送りします…」
赤夜ナナに他言無用と言われたアキラ達は入口まで送って貰った。
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「な、何だか…とんでもない事になったね」
「あぁ…セブントライブにそんな秘密があったなんて…。でもアキラ、親父さんが生きてたって言うのは良かったじゃないか!」
「カムイさん…」
「私達も居るんだから、大丈夫だよ!」
「そう言う事だ」
「僕等も力になるよ」
「トコハ、クロノ、シオン…ありがとう」
仲間達に励まされたアキラ。決意を決めて、父を探す為にも仲間と共に進むと決めた。その時だった…
プルルルル…!
「あれ、クミちゃんから電話だ。もしもし…え?分かった!直ぐに戻るから!」
電話の相手はクミらしく、何やら慌ただしい模様…。
「岡崎の奴、何て…?」
「それが、2号店で大変な事になってるって…」
「何!?お前等、直ぐに戻るぞ!」
「「「「はい!」」」」
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『カードキャピタル:2号店』
「あ、トコハちゃん…!」
「カムイ、遅かったじゃない…」
「すみません!それで大変な事って?」
「あぁ…それが………(汗)」
「あの人が…」
「ん………!?」
「アイツは…」
2号店の騒ぎはどうやら別に人物にある様だ。その人物とは………
「海導アキラ!!」
「あ………」
アキラの名前を大声で叫びながら睨む人物は、元ディマイズのメンバー………
“羽島リン”だった。
TO BE NEXT
ご観覧ありがとうございました!
羽島リンとは何があったのかは、次回明らかになります!