カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
今回は、出来事の回想と言う形になります。
イメージ19:Gクエスト
『亜空間の天空』
<いやぁ~、ここ最近は激しい日々でしたね~!>
「他人事だな…(汗)」
<まぁ、コイツは未だにデッキへ入れても手札に来ないからな…>
<私とて、早く活躍したいですよ!>
「落ち着こうか…」
<そうよ、まだこれから先も有るのだから!>
デッキに入れては居るが、未だに出番が無い事に不満なヘリワード。そんなヘリワードを宥めるアキラとアーシャ。
<貴殿は少々、喋り過ぎるのでは無いか?>
<ちょっと、最近来初めて言う台詞ですか?>
<アルトマイル…>
聞きなれない声の主は、シオンの分身であるアルトマイルだ。
<アキラ殿も困ってるでは無いか…。それに確か貴殿の部隊の者達はまだ………>
<言わないで下さい!私とて大事な部下達が速く来てくれないかと、ずっと待ってるのですよ!>
「そうなんだ…」
<まぁ、ヘリワードの部下達も近い内には来るだろう。さて、此処の所の状況を整理して見るか…>
<そうね!>
アキラ達はこれまで起きた出来事を整理する事にした。
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『回想①』
それは、アキラが店番してた時に付いてたテレビから始まった。
「Gクエストにジェネレーションマスター?」
そう、全ての支部を巻き込んでの前代未聞の大型クエストの開催。そしてクランリーダーへの試験資格等、様々な栄誉も有った。アキラは『Q4 NEXT』の次の目標として、トコハ達と参加する事を決意。
「「「「グレードじゃんけん、じゃんけん…ほい!」」」」
「ま、負けた…」
「今回はアキラが観戦側ね!」
「負けるなよ?」
「言われるまでも無ぇって!」
「必ず僕等は勝つよ!」
不運な事に、最初のメガラニカ支部のGクエストに参加した物のグレードじゃんけんに負けたアキラは観戦と言う形になった。
アクアフォースのクランマスター、蒼龍レオン達チーム『ドレッドノート』とハイメ・アルカラス達とのファイト。苦戦を強いられてたクロノ達だが、何とか逆転して勝利を収めた。
「次は貴様と戦いたい物だ、貴様からは不思議な風を感じる」
「あ、はい…」
レオンは去る際に、アキラから不思議な風を感じると言い去って行った。この時のアキラは何の事だろうと疑問に思って居た。
「アレがセブントライブの使い手、海導アキラか…」
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<いやはや、残念でしたね!折角のメガラニカ支部でしたのに、観戦とは…!>
<ちょっと、仕方ないでしょ!>
<お前は少しは静かにしろ…>
<何ですと!?>
「それよりも、その次の事なんだけど…」
<我が先導者、シオンの事か…>
<うん、そうだよね…>
メガラニカ支部の後に起こったシオンの悲劇、そう…アキラが学校で聞いた際には驚く出来事だった。
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『回想②』
それは、シオンの家で起こった悲劇。『フィデス』と言う綺場家に伝わる剣を奪われ、その原因となった“エース”と名乗る少年とのファイトによってシオンは全てを失った。
開催が遅れているドラエン支部の手伝い後にも、シオン本人は平気だと強がっているが苦しそうだった。しかし、ドラエン支部のGクエスト当日に黒い上着を来て現れたシオンは、以前と雰囲気が変わっていた。そして今回はトコハが観戦となり、アキラとクロノ、シオンの男3人でドラエン支部のGクエストに挑んだ。
「ポイントをもっと稼がないと…!」
ファイトしてポイントを稼いで行くアキラ。少しでもシオンの、仲間の力になろうと必死でファイトを重ねて行った。そんな時だった………
「あの人だかりは何だろう?」
何やら人が集まってる場所が気になったアキラ。その場所に行くと、あるファイターが立って居た。
「アレって、櫂トシキさん…?」
立って居た人物とは、カムイやミサキ『レジェンドQ4』のメンバーの1人であり、現在はユーロリーグで活躍している孤高のファイター、櫂トシキだった。周りの人達は挑むかどうか悩んでいる様だ。
(今ならファイト出来るかも、でも…もしも負けたら………)
そんな事を考えてると、ある時にアルセーヌの言ってた言葉を思い出す。
<やらずに後悔するぐらいなら、迷わず行け>
そう思ったアキラは、櫂トシキの元へ歩き出す。
「櫂トシキさん、ファイトをお願いします!」
「………」
アキラがそう言うと、櫂はアキラの方を向く。
「良いだろう…」
「アイツ、櫂トシキに挑むのかよ!?」
「負けるの分かっててファイトかよ…」
アキラの申し出に櫂トシキは了承し、ファイトが始まる。
「セブントライブ…そうか、お前が………」
「?」
「見せて見ろ、お前の力を」
セブントライブを目の当たりにした櫂トシキは、何やら火が付いた模様。彼はレジェンドと言うだけあり、圧倒的な攻撃を仕掛ける。
「オーバーロード“The Ace”でヴァンガードにアタック!」
「ノーガード…」
「ツインドライブ、ゲット!☆トリガーW!」
「ぐアッチ!?」
かげろうを使う櫂トシキの分身、『ドラゴニック・オーバーロード』の未来“The Ace”の一撃は骨や魂どころか、来世も焼き続ける様な重い一撃だ。アキラはそれでも必死に耐えている。
「“The Ace”は効果でスタンド!アタック!」
「あ~、コレは…」
「終わったなアイツ…」
ギャラリーも最初から負けると分かって居た様な言い草だった。だが………
「ディフェンドラゴンのGB1で、☆2以上のユニットから受けるダメージを1度だけ0にする…」
「何………?」
アキラは最後の一撃を受け流し、アキラのターンが回る!
「極炎竜 アルセーヌドラゴン・マグナフラムでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「灼熱の太陽すら灰にする、紅蓮の獄炎で全てを死滅させろ!獄炎のフラムブレイク・バスター!!」
「ダメージチェック、ノートリガー………俺の負けだ」
「う、嘘だろ………!?」
「マジかよ、あの櫂トシキに勝ちやがった………」
そして勝ったのは他でも無い、海導アキラだった。その一方でシオンが三和タイシとのファイトで勝利した。(クロノのみバインドゾーン送りだった)
そして櫂トシキに勝った事で、1万トレジャーをゲットして『Q4 NEXT』は大勝利した。
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<と言うか、相当格上の相手だったんでしょ!?それで負けたら元も子も無いじゃない!>
「大丈夫、俺はアルセーヌ達となら勝てるって信じてたから」
<そうだな、我々全員での勝利だ>
<そう言えば、Gクエストが終わった後に櫂トシキに呼び出されたんでしたっけ?>
「そうそう…」
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『回想③』
「明日、『ヴァンガードコロシアム』まで1人で来い。待っている…」
櫂トシキから言われた一言で、翌日の学校の放課後に『ヴァンガードコロシアム』へと向かった。店内のスタッフは理解してくれたのか、地下のギアースまで通して貰えた。そこには櫂トシキだけでなく、青い髪の男性が居た。
「初めまして、先導アイチです」
「貴方が…!?か、海導アキラです!」
そう、其処に居たのは『レジェンドQ4』のリーダーとも言えるレジェンドファイター、先導アイチだった。
しかし、何故この場所に居るのかは分からずに居た。
「俺が特別に呼んだ」
「櫂さんが…?」
「海導アキラ、アイチとファイトしてみろ」
「え!?ファイトさせて頂けるのですか?」
「あぁ」
「うん、僕もアキラ君とファイトして見たいな」
「よ、宜しくお願い致します!」
櫂に呼ばれた先導アイチとのファイトに興奮を隠せないアキラ。しかし、ファイトして見れば…
「………」
ファイトの結果は完全敗北だった。勝つ事もあれば負ける事もあるアキラ。だが…こんなにも力の差を知ったのは初めてだった。
「コレが…アイチさんのヴァンガード…凄い………」
「海導アキラ、お前は今日からアイチの弟子となり強くなれ」
「櫂さん…」
櫂トシキからのまさかの提案、アイチの弟子となって強くなれと。櫂は元々その為に今日は呼んだらしい。ならアキラの答えは1つだ………
「アイチさん、お願いします!」
「うん、一緒に強くなろう!」
「俺も付き合おう」
「櫂さんも…ありがとうございます!」
それから1週間の間、アイチと櫂のタッグと同時にファイトする変則ルールで特訓をして貰うアキラ。これまで9戦中とも全て敗北をしている。だが、アキラは全然諦めなかった。アキラ自身も未来を掴む為に、自分のデッキと共に何度でも立ち向かう。そして10戦目で………
「ダメージチェック、僕等の負けだね」
「よくやった…」
「か、勝った…!勝ったんだ!!」
そう10戦目にして、タッグにしてもアイチに勝った。アキラはこれまでに無い程に感激していたのだった。
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<10戦目にしてやっと勝ったな。流石は3英雄の先導者、手強いのも無理は無い>
「3英雄?」
<まぁ、いずれ話そう。そしてその後だったな…>
「うん…」
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『回想④』
『先導家』
「ただいま」
「お邪魔します」
「お帰りアイチ!あ、もしかしてその子が弟子の人?」
「あら~、とても真面目そうね」
「初めまして、海導アキラと申します!本日はお招き頂き、ありがとうございます!此方、焼いて来たケーキになります」
「あら~、どうもありがとう。ささ、上がって頂戴」
「お邪魔します」
10戦目の翌日、アイチの自宅に招待されたアキラ。手ぶらで行くのはシャクなので、焼いたケーキを持参して居た。
「ん~、何かアキラ君とアイチって雰囲気が似てるわね」
「雰囲気ですか?」
お茶をしてる際にアイチの母であるシズカが、アキラとアイチの雰囲気が似てると言った。
「でもお母さん、アキラ君はアイチよりしっかりしてそうだよ」
「え、エミ………(汗)」
「そんな事は無いですよ。師匠であるアイチさんは、とても優しい方ですし。俺はまだまだですよ」
「そう言えば、アキラ君もファイトしてるんだよね?」
「あ、はい」
「私とファイトして貰っても良いかな?」
「えぇ、宜しければ」
「やったー!」
エミとファイトする事になったアキラ。お茶が終わった後に、ファイトする事になった。
「「スタンドアップ、ヴァンガード!!」」
「セブントライブ?あ、もしかしてアキラ君がカムイ君の言ってた人?」
「カムイさんですか?」
「うん、前に1号店で惑星クレイの国家に属さないクランを持った、選ばれし者だって言ってたよ!」
「カムイさん、あちこちで言ってるんですね(汗)」
どうやらカムイはあちこちでアキラの事を言ってる様だ。当の本人は聞いてて恥ずかしかった。
「アルセーヌドラゴン・アブソリュートでヴァンガードにアタック!絶対零度の翼で、道なき未来を凍てつかせろ!氷結のアブソリュートZERO!!」
「あうぅ、負けちゃった。でも楽しかったよ!」
「此方こそ、ありがとうございました!」
「アイチ、アキラ君凄いね!」
「うん、アキラ君もエミも良かったよ」
「ありがとうございます!」
そうして翌日、再びアメリカに戻るアイチを見送るアキラ。最後にアイチは、アキラに“ある物”を渡した。
「アイチさん、コレは?」
「あぁ、立凪財閥のプロファイター試験の資格だよ。前にタクト君から貰ったのけれど、僕は今、宇宙や天文学について学んでるんだ。もしもアキラ君がプロファイターになるのなら、僕の推薦で紹介して置くよ」
「宜しいのですか?この様な大事な物を俺に…」
「アキラ君なら、もっとヴァンガードの世界を広げてくれる。そんなイメージなんだ」
「アイチさん、本当に何から何まで、ありがとうございます!」
アキラはアイチからプロファイター試験の資格を貰い、頭を下げて礼をする。
「アイチさん」
「ん?」
「また会えた時、ファイトして下さい」
「うん、勿論だよ!アキラ君も頑張ってね!」
「………!!ありがとうございます!」
こうして、アキラはアイチが搭乗した飛行機が見えなくなるまで見送った。また何時か再会するその時まで………。
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<いやぁ、流石ですよね~!先導アイチ殿から資格を貰った挙句、その妹さんや母親にまで好意を持たれて>
<えぇ!?アキラってば、またモテたの!?トコハはどうする気!?>
「って、ヘリワード!エミさんは初対面だし、シズカさんは人妻だから無理だろ!?」
<何よエミさんにシズカさんって!?随分と親し気じゃないの!!>
「俺はトコハ一筋だから…!」
<アキラ殿、モテモテと言う奴だな…>
「ちょ、アルトマイル………」
<このキザゴーグル!!>
「いたたたた!?」
ヘリワードとアルトマイルの言葉に、アーシャはこの場に居ないトコハの代わりに、アキラをポカポカと叩き続ける。
<まぁそろそろ止せ。それはそうと、プロファイターの試験とやら…受けるのか?>
「うん、俺…プロを目指したい」
<そうか、安心しろ…我らもお前と共に歩む>
「うん…ありがとう」
アルセーヌ達と暫く話、やがて何時も通りの朝を迎える。
TO BE NEXT
ご観覧ありがとうございました!
展開等もオリジナルなので、本来ならまだ出ないキャラも出させて頂きました!
次回もキャラが増えます、お楽しみに!