カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
『デパート』
「クソ…何で俺達が」
「呼ばれたと思ったら荷物持ちって…」
「重い…」
「キビキビ運びな、下僕共…」
「み、ミサキさん…これ以上は(汗)」
「アンタ、性懲りも無くアキラをイジメてたってシンさんから聞いたよ?」
「そ、それは…」
「アキラ君を虐めるカムイ君、嫌い」
「え、エミさん!?誤解です!!」
デパートにて、リンとミサキにエミの3人の買った物を運んでいる。漫才トリオとカムイ。
「俺達、荷物持ちするならアッチが良かった…」
ツネトが向く先に居るのは………
「ほらクロノ、次はコッチ持って!」
「おい、少し待てよ…」
「綺場君~、コッチもお願いね~」
「う、うん…」
「あ、アッチも可愛いよアム!」
「ルーナ、少しは落ち着いて」
トコハとクミ、『ラミラビ』のアムとルーナの方はクロノとシオンが荷物持ちしている形だ。
「この間の1号店のショップ大会、参加締め切りを間違えて参加出来なかった…!」
「その時にラミラビのお2人が参加してたって言うし、オマケにアキラがラミラビとイチャイチャしてたって噂も有るんですよ…!」
「ズルイ…」
以前のショップ大会、ツネト達は締め切りの日付を間違えて参加出来なかった。しかもラミラビがアキラにスカウトしてる話は、イチャイチャしたと言う事に変わってしまっている。
「アンタ等ギャグキャラ共より、アキラの方が良いに決まってるじゃない。確かにライバル多いのはアレだけど…」
「あんたも随分と変わったな…」
「あん?」
「な、何でも無いです………」
リンの圧にツネトは見事に負けた。その会話の内容に、トコハは勿論だが他の略奪組のメンバーも黙って無かった。
「そう言えば、そのアキラ君はどうしたの?」
「そう言えば居ないわね…」
「トコハちゃん、何か知ってるな~?」
「え!?私も知らないわよ!?」
「本当?」
エミの一言で全員がトコハの方に視線を向ける。トコハは知らないと言って居るが、ルーナが本当なのか再度聞く。
「アキラは今日は用事があるって言うから来れないって、そう言ってたの!」
「用事ねぇ…」
「まぁ、アキラにも色々とあるんだと思うよ?」
「今頃、別の女と仲良くしてたり…」
「ば、クロノ!?」
「え?」
「「「「「………………(ギロリッ)」」」」」
「「「「ヒィ!?」」」」
「あ………(汗)」
クロノが余計な事を言ってしまい、女性陣全員が睨む。その睨みで当然、男全員は恐怖する。
「おほん…まぁ、アキラは優しいし好かれるからね」
「そうね、コイツ等ギャグキャラとは天地の差だものね」
「メッチャ酷い!?」
「当然、私の彼氏だもん!」
「確かに“現彼女”だものね」
「現って何ですかミサキさん!?これから先もですからね!」
ミサキが現と含んだ事を言ってるが、トコハ察したのかミサキの言葉に噛み付く。
「まぁ、今日は買い物って事だし…行き付けの喫茶店にでも行かない?丁度このデパートにあるの」
「あ、私も知ってます!ケーキがとても美味しいんですよね!」
「あ、私もアムと一緒に行って見たかったんです!」
「へぇ、じゃあ皆で行きましょう!」
「何か、俺達男が混じったら申し訳無いな…なぁ、シオン?」
「そ、そうだね…」
ミサキの行き付けの喫茶店へ行こうと言う話だが、クロノとシオンは女子会に邪魔をするのに気が引けてしまう。
「気にする事は無いわ。2人も私が奢るから、遠慮しなくて良いわよ…」
「そうね、荷物まで持って貰ってる訳だし」
「「ありがとうございます!」」
「ミサキさん…!」
「「「ゴチになります!!」」」
奢ると言う言葉にカムイと漫才トリオも乗っかる。だが………
「カムイ、アンタは昨日バイト代が出たでしょ?それに私1人で全額は厳しいわよ」
「えぇ!?そんなぁ!?」
「それと2グループ位に別れないと、店員も大変だからカムイと漫才トリオは一緒にね」
「えぇ!?ラミラビと一緒はダメなんですか!?」
「ダメよ」
「そんなぁ!?」
「ガックリ………」
「落ち込まなくて良いからさぁ、サッサと席でも取って来なさいよ…」
「何で俺達が…」
「あぁ!?羽島リン様の命令が聞けないっての?」
「「「直ぐに行きます!!!」」」
再びリンの圧に負けた漫才トリオが、喫茶店の予約を取りに急いで向かった。
「アイツ等…もう完全にギャグキャラだな。今更だけど………」
「クロノもギャグキャラ5号じゃ無いか…」
「俺も混ぜるなって!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『喫茶店』
「あ、居た!」
「お~い、席は取れたか~?」
「「「………」」」
「お~い、どうしたんだ?」
カムイの呼びかけに無言な漫才トリオ。流石に違和感が有ったのか、カムイが再度話しかける。
「無理でした…」
「はぁ?」
「その…お店の前に…」
「看板…」
「看板?何々………」
漫才トリオ3人が言う看板を見ると、『本日、貸し切りになっております』と言う看板が立ってた。
「急に貸し切りだなんて…サイトやSNSには書いて無かったのに…」
「残念ですね………アレ?」
「どうしたのエミちゃん?」
「隙間から誰か見える………アレは、レッカちゃん?」
「え!?」
「しかも、スイコさんも居る…」
「レッカにスイコって、もしかして『ウルトラレア』の!?」
「スゲェ!本物だ………!」
「貸し切ってるのは、プライベートの為でしょうか?」
「貴重………」
隙間から見えたのは、『ウルトラレア』であるスイコとレッカだ。その事に興奮を隠せない漫才トリオ。
「ねぇ、もう1人誰か居ない?」
「確かに、誰かと話してる様ね」
「え?………アレは………」
エミの言葉にミサキも反応する。トコハも気になって見ると………そもう1人は知ってる顔だった。
「アキラ!?」
「「「「「はぁ!?」」」」」
そう、ウルトラレアの反対に居たのは他でも無い………アキラだった。
「まさか、アキラ君…スカウトされてるとか………?」
「えぇ!?まさかアキラ君、ウルトラレアにスカウトされてるの!?私達ラミラビが居るのに!?」
「アキラぁ………」
「ま、マズい…トコハが!?」
「待てって!今入るのは…」
「ちょっと、離しなさいよ!!」
アムとルーナの言葉にトコハは店に入ろうとするが、シオンとクロノが必死に止めようとする。
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『喫茶店』
「アキ君ってさ、彼女は居るの?」
「えぇ、居ます」
「あら、どんな子なの?」
「同じチームメイトで、最初にティーチングファイトした娘です」
「あぁ、あの娘ね!安城トコハだったっけ?」
「えぇ、トコハです」
レッカとスイコと共に貸し切りの喫茶店でお茶をしているアキラ。レッカに彼女が居るかと質問をされ、トコハが居ると言う事を答えていた。
「そっか~………そうだ!」
「?」
「アキ君は立凪財閥のプロファイターになるならさ、ウルトラレアに入らない?きっと楽しいと思うなぁ!」
「あら、良いわねレッカ。アキラ君はどう?大人の女性と一緒に活動と言うのも、ね?」
「あ、あはは………(ラミラビと同じ事を言ってる)」
ラミラビ同様にアイドルへのスカウトをするレッカとスイコ。だがアキラは敢えてラミラビと同じ事を言ってるとは、言わなかった。
「アキラあああああああ!!」
「「!?!?!?」」
「………あ、トコハ」
そんな時だった。貸し切りの筈なのに、トコハが店内で声を上げてたのは。
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