カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
『回想』
ズー支部にて、伝説のファイターとのファイトに料理と色々。そしてスターゲート支部では、櫂トシキか伊吹コウジの何方かに勝てばクリアと言う。だがこの2人は桁外れの強さで、殆どラミラビ目当てか余程自信があるチームしか来なかった。
「今回はシオンとクロノに任せるわ」
「俺も譲るわ、存分にしてくれ!」
「「あぁ!」」
最初はシオンVS櫂。この時の櫂は『カイザー』によって構成された“なるかみ”を使用。シオンも負けずと良い線までは行ったが、カイザーが織り成す黙示録の雷で、前列全てを薙ぎ払われ惜しくも敗れた。
そしてクロノと伊吹のファイト、クロノが押され気味だったが、途中でクロノがキレて…そして伊吹もキレて口喧嘩をしながらのファイトに発展した。
そして………
「俺はまだ、二十歳だああああああああ!!」
「だからオッサンじゃん」
「!?」
「ブフッ!?」
クロノが伊吹に言い放った『オッサン』発言。観戦側のアキラが、予想外に吹いた。
「くっ………アッハハハハハ!アーッハッハッハハハ!!」
「あ、アキラ!?」
「アキラがあんなに爆笑する何て…(汗)」
何時ものアキラとは思えない程の大爆笑で、笑い転げたアキラを心配するトコハと苦笑いして見てるシオン。そんなこんなで、クロノは伊吹に逆転勝利をしたのだった。
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『ユナサン支部』
「中々来ませんね~」
「100人抜きだぜ?流石にしようって思う奴は居ないだろ?」
「レン様の企画に何の問題も無いわよ!」
此方ユナサン支部の一室。伊吹によって新支部長となったAL4の雀ヶ森レンと、そのメンバー鳴海アサカと矢作キョウ。
何やらイベントか何かを出したようだが、誰1人来ない事で悩んでいる。そのイベントとはユナサン支部の物では無く、『フーファイター本部、100人勝ち抜き戦』と言うハードの高いイベントだった。
フーファイター本部に所属している中から選抜された100人に何処まで勝ち続けられるか(休憩込み)、そして100人目はAL4の誰かとファイト出来ると言う難題な内容だった。
「レン、100人勝ち抜き戦の件なのだが…」
「お帰りなさい、テツ」
「応募者は全然か?」
AL4の将軍にして、支部長補佐の新城テツが先程の『フーファイター本部、100人勝ち抜き戦』の事で何か伝えに来た様だ。
「いや、1人応募者が出た」
「はぁ…?どんな物好きだよ一体…(汗)」
「それで、どんなファイターなの?」
「海導アキラ、『Q4 NEXT』の一員で例の“セブントライブ”の使い手だ」
「それって、ドラエン支部のGクエストで櫂トシキに勝ったって奴か?」
「他にも、アイチ君の唯一の弟子だとか。面白そうですね!テツ、日時をメールで送信して下さい」
「レン様、私にお任せ下さい!」
どうやら応募したのはアキラらしく、早速メールにて返事を返す事にしたレン達。果たして、100人抜きはどうなるか………。
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『フーファイター本部』
「此処か…随分と高いビルで」
空まで伸びてるビルを下から見上げるアキラ。そう、応募した『フーファイター本部、100人抜き』へ挑む所だった。アキラももっと実力を付けたいと思い、サイトから応募してしっかりと準備をしていた。
「あ、アキラさん!」
「タイヨウ」
其処にやって来たのが、ユナサン支部のファイターである明日川タイヨウだ。最近は新しくなったユナサン支部を自主的に手伝っているらしく、フーファイター本部にも支部での用事なのだろう。
「今日も支部の手伝いでコッチに?」
「いえ、今日は100人抜きの応募者が初めて出たと言う事で、今日はファイトの見学をさせて貰おうと」
「え?俺以外は居ないの?」
「応募したのって、アキラさんですか!?」
「うん…そうらしい。さて…入ろうかな」
「あ、はい…」
こうしてアキラは、見学のタイヨウと共に本部のビルへと入って行く。
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『フーファイター本部:ビル内』
「ようこそ、フーファイター本部へ」
「貴方は…雀ヶ森レンさん…!」
「はい、雀ヶ森レンです。ようこそ100人抜きへ!君の事は聞いてますよ、海導アキラ君」
「宜しくお願い致します」
「それでは、早速ですが始めましょう。先ずは1人目からです」
「はい!」
こうして100人抜きが始まる。アキラもデッキを出してファイトに挑む。
「くっ…コイツ強い」
「アルセーヌで、ヴァンガードにアタック!」
「グアアア!?」
開始してから現在は51人目に達している。(勿論休憩は取ってる)雀ヶ森レンが選んだ100人だけ有って、実力者が集まってる事は確かだと思うアキラ。それから更に勝ち続けて現在、99人目の相手『FFBS』の1人、美童キリヤとのファイトの終盤辺りである。
「ありすでヴァンガードにアタック!コレが決まれば、再びレン様に認めて貰える!」
「ライトーンのGB2!バインドゾーンに有る自身をトライブゾーンに置いて、相手リアガードのアタックを無効にする!」
「そんなバカな!?」
「俺のスタンド&ドロー!ストライド・ジェネレーション!極地竜 アルセーヌドラゴン・グラビティ!断絶のグラビティ・シザース!!」
「グアアアアアア!?」
「ほう、99人目の美童相手にも疲れが見えないな。流石は櫂を倒しただけは有るな」
「それでレン様、100人目は私がさせて頂いても宜しいでしょうか?」
「良いですよ」
「おい、俺様じゃ無いのかよ!?」
美童キリヤを相手にも見事に勝利を収めた。そして遂に最後…100人目の相手…AL4の美しきアサシン『鳴海アサカ』とのファイトとなる。
「貴方がレン様のお気に入りの子ね。鳴海アサカよ、宜しく」
「海導アキラです、宜しくお願い致します」
「おい、そこのゴーグル!そんな女なんかサッサと倒しちまえ!」
「煩いわよ!あら、ごめんなさい…始めましょうか」
「はい」
こうして100人目のアサカとのファイトに突入。アサカのデッキは『銀の茨』を中心としてペイルムーンデッキ。トリッキーな戦術で翻弄されやすい。
「さぁルキエ!フィナーレよ!」
「フラッグ・フロッグのGB1で、アタックの対象を自身に変更」
「え!?」
「アサカのアタックの対象を変更しただと…!?」
「何だよ!?あのカエルは!?」
「へぇ、とてもユニークですねぇ」
アサカのルキエの攻撃を、フラッグ・フロッグが引き寄せてくれた為に残りの攻撃もしっかり防いだアキラ。
「アルセーヌドラゴン・ハーデスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード…」
「冥府から集いし怨念、呪術と化して打ち放て!呪撃のブラッディ―・ブラスト!!」
「キャアアアアア!?」
極冥竜 アルセーヌドラゴン・ハーデスによる攻撃で、鳴海アサカに勝利を奪い取った。
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「流石ね、完敗だわ」
「ありがとうございました」
「アキラさんが…勝った!」
パチパチパチ…
「いやぁ、凄く良いファイトでしたよアキラ君。100人抜き、おめでとうございます」
「レンさん、今日はありがとうございました」
「はは、君は本当にファイト中と普段のON/OFFがハッキリしてますね。とても丁寧で良い事です。あ!もしも良かったら、アキラ君のセブントライブを見せて頂いても宜しいですか?」
「レン…」
「えぇ、どうぞ」
「ありがとうございます…えっと、義賊魔竜 アルセーヌに…アサカとのファイトで出てたスパイワイヤーやハンマンター…ダジャレが混じってるユニークなユニット多いですねぇ」
レンはまるで無邪気な子供の様な目をして、アキラのセブントライブを見ている。そして見終わって、デッキをアキラに返した。
「ありがとうございました。僕のPSYクオリアと異なっては居ますが、アキラ君とセブントライブの間には“特別な何か”で繋がってると思うんです」
「特別な…何か、ですか?」
「えぇ。具体的な事は分かりませんが、僕にはそう思ったんです。………そうだ!アキラ君で良ければ、AL4の新しいメンバーになりませんか?」
「………へ?」
まさかのAL4へのスカウトだった。思わずアキラもポカンと口を開ける。
「キョウは補欠にするので、どうですか?アサカもテツも良いと思いませんか?」
「それは良いアイデアですレン様!」
「ちょっと待てえええええええええええええええ!!」
この事に当然ながら、キョウが叫ぶ。
「折角AL4に返り咲いたのに、何でいきなりゴーグルに座を渡される上に補欠にされなきゃならねぇんだ!!」
「レン様の言う事は絶対なのよ!補欠なだけマシでしょ!」
アサカとキョウの口論、それを楽しそうに見るレン。テツは…申し訳無さそうにアキラに向いて言う。
「その…すまんな。スカウトの話は冗談と取って貰って良い…」
「テツ~、僕は本気ですよ~?」
「レン…」
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それから100人抜きが終わり、タイヨウと共にアサカに入口まで送って貰う事になったアキラ。
「楽しかったわアキラ君。レン様も私も、何時でも待ってるわ」
「ありがとうございます…」
「そ・れ・と…」
「?」
チュッ♡
「んむ!?」
「ん…チュッ…♡」
突然、アサカに不意で唇を奪われる。しかもかなり長く逃げられない状態だ。
「あわ…あわわわわ…!?////」
それを目の前で見せられるタイヨウは、手で顔を隠して居るが耳から顔全体が赤面になっている。
「ん…プハッ!んふふ…美味しかったわ♡」
「アサカさん、レンさんとお付き合いしているのでは…?」
「レン様は尊敬ではあるけど、恋愛とは違うのよね。それに…アキラ君は好みだもの。お姉さんが別のを奪って上げようかしら?」
「あの…彼女居ます」
「あら、そうなの?でも…他に略奪組って言うのが居るなら、私も…ペロリ♡」
「!?//////」
アサカは妖艶な笑みを浮かべながら、アキラを見つめて下で口周りをペロリと舐め回す。
「それと、100人抜きのご褒美に上げるわ」
「あ、ありがとうございます…////………えっと、『ロイヤルスパ・優待チケット』?」
そのチケットは今流行りのスパのチケットで、冬でも人気のあるリゾートスパの施設のチケットだった。
「私は仕事の事もあるから、それはアキラ君が楽しんでね。じゃあね♡」
アサカはそう言って、フーファイター本部へと帰って行った。
「ほほう…明日、トコハ達にも見せるかな?」
「あ、あの…アキラさん」
「ん?」
「さっきの…トコハさんに言うのですか?アサカさんとの…その…/////」
「………言うな」
タイヨウの言葉に、アキラはどう隠すか悩むのであった。
TO BE NEXT
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