カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
『カードキャピタル2号店』
「アキラとタイヨウ、やっと来たか!」
「待ってたよ」
「オッス」
「こんにちは、クロノさん!シオンさん!」
アサカとのファイトから翌日。途中で会ったタイヨウと共に2号店に入ったアキラが、クロノとシオンに会う。因みにアサカとの事で起こった事は、自分からは言わず、タイヨウにもコンビニでアイスを奢る代わりに内緒にして貰う事にした。
「アキラ、やっと来た!」
「「「「「アキラ(君)!」」」」」
そこにトコハを中心に、クミ・リン・ミサキ・エミ・アム・ルーナとやって来た。最近はアムとルーナも時間を見つけては2号店へやって来ている。
「あれ、カムイさんは?」
「そうなのよ、全く…店番をサボって何処に行ったのやら…」
「そうですか…(汗)」
何時ものカムイ+漫才トリオは今日は見ない。何時もより静かなのが違和感を覚える。
「………ん?」
「アム、どうしたの?」
「ん…?」
すると、アムが突然アキラに近寄った。
「ねぇアキラ、ひょっとしてさ…」
「ん?何か匂うとか?」
アムがアキラに近づいて、周りを嗅ぎ始める。そして次に放った言葉は…
「昨日………誰かにキスされたでしょ!」
「………え?(汗)」
「「「「「………え!?」」」」」
(あぁ…やっぱり)
アムの一言で周りの空気が凍った。タイヨウに至っては、やっぱりバレたと悟って居た様だ。
「さっきからアキラの唇から、キスの香りがするんだもん」
(どんな嗅覚してるの!?)
「ん~?この香りは…大人のお姉さんかな?」
(どうして細かく分かるんだ!?しかも昨日のだし!?)
「ふえぇ~…この間のスイコさんの時もそうだったけど、やっぱりアキラ君って年上のお姉さんとか…おっぱいの大きいお姉さんが良いの…?」
「ちがああああああう!!と言うか変な誤解されてる!?」
「おい…お前、昨日何処かで浮気して来たのか………?」
「何でじゃい!?」
アムに昨日のキスがバレるわ、ルーナが『アキラはおっぱいの大きな年上のお姉さんが好み』だとか、クロノは浮気したのかと言うわで、理不尽な目に遭うアキラ。流石の本人もコレばかりは声を上げずには居られない。
「奪われた側はどうするんだよ…」
「へぇ…じゃあキスはしたんだ」
「グギュッ!?」
当然ながらトコハの耳に入らない訳が無い。アキラも素直に白状せざるを得なかった。
「はい…奪われました」
「…誰に?」
「AL4のアサカさんに…」
「アキラは怪盗なのに、どうして簡単に奪われる訳?」
「唇へのセキュリティが0だから…ゴメン(汗)」
何故そうなったのか、全て洗いざらい白状し謝るアキラ。トコハは目を瞑りながら…
「はぁ…」
チュッ♡
「!?」
「「あ、あわわわわわ!?////」」
「おいおい…(汗)」
トコハはアキラの唇を、長いと言わんばかりに奪った。ルーナとタイヨウは顔を真っ赤にして慌てたり、クロノはまたかと言わんばかりの顔。
「んもう…簡単には奪われないでよね」
「ごめん…」
チュッ♡
「!?////」
「な…!?」
「ふぅ…上書きはして置いたわよ」
「み、ミサキさん(汗)」
そこでミサキが上書きと言う形で、アキラの唇を奪った。更に…
チュッ♡
「!?!?!?」
「ふぅ…浮気はダメだよ、アキラ君♪」
「あ、すみません…」
エミも続けてアキラの唇を奪う。そんな光景が続くから…
「………」
「トコハ…?(汗)」
「1分早々も経たない内から…奪われるな!!」
ゴンッ!!
「イタ!?」
「それと、謝る相手が違うでしょ!!」
ゴンッ!!
「グギュッ!?」
1分も経たない内にアッサリと唇を2回も奪われるのを見せられたら、怒るのも無理は無いだろう。トコハの怒りの拳骨を2回も喰らったアキラも、流石に頭を擦っていた。
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「ロイヤルスパなぁ…それで保護者はどうすんだ?」
「ソレなんだよなぁ」
アキラとクロノが保護者として、大人の誰かに頼もうと悩んで居た。しかし…
「俺の叔母さん、ミクルさんも仕事だしなぁ。お前の叔父さんも店があるだろ?」
「うん、店長も店の事もあるし…困ったなぁ」
「トコハの両親か、マモルさんに頼むか?」
「自分の彼女のご家族に頼むのは流石になぁ…(汗)」
「だけど、トコハも他の女性陣も行く気満々だよね」
「此処で中止と言う訳には行きませんし…」
「ん~…」
保護者が決まらず悩んで居る。シオンも事情が事情で、シンも店長として店もあるから厳しい状態。だけども女性陣は水着とかお店の話で盛り上がってるまでだから、中止出来る状態でも無かった。
「キ~ザ~ゴ~グ~ル~に~」
「「「制裁を~」」」
「んん…?」
何やらグランブルーの『お化け』の真似にしては似てない声が聞こえた。そう…この嫉妬を含んだ声を出すのは…他ならぬ4人の人物だ。
ガシッ!!
「ぐえっ!?」
「捕まえたぞ男の敵め!!」
突然、漫才トリオの3人に捕まった。
「何だよギャグキャラ共…」
「お前なぁ!!ラミラビだけで無く、ウルトラレアのハートまで盗むってどんだけ強欲なんだよ!!」
「そうですよ!僕等だって!!」
「譲って…」
「何を言ってるんだ…(汗)しかもカムイさんまで…」
「うるせぇ!お前が俺のエミさんを奪うからだろうが!!」
「ちょ…!?」
「あ~、アキラ君がイジメられてる!」
「カムイ、アンタサボってる上に…」
カムイ+漫才トリオが嫉妬のオーラを出しながらアキラにプロレスの締め技を繰り出す。
「こんにちは~!」
「あ、モモカさん!」
そんな時、マイペースな挨拶と共にやって来たのはアキラの母であるモモカだった。年末年始は休みであり殆どノートPCによる作業なので東京へと来たのだった。
「あら?アキラは一緒じゃ無いの?」
「アキラはカムイさん達にイジメられてるんです!」
「え?…イジメ!?何で…何でアキラは虐められてるの…!?」
「タダの逆恨みですよ!」
「逆恨みで…イジメられてる!?ねぇ…クロノ君?シオン君?」
「「は、はい!?」」
「アキラは、誰に虐められてるの…!?何か知らないかしら?」
トコハ達の告げ口で、モモカが不安な顔をしている。だが…その不安そうな顔はやがて、何やら怖さを含んでいた。
「か、カムイさん達です!」
「はい、後は漫才トリオとセットで4人です!」
「そうなの…教えてくれてありがとう」
クロノとシオンにお礼を言って、モモカはアキラ達の元へ歩いて行く。
「私の可愛い息子に、何をしているのかしら?」
「「「「!?!?!?」」」」
「あ、母さん」
アキラ達の元へ来たモモカ。だが…目は笑って無い。口は笑ってるがカムイ+漫才トリオは顔が真っ青だった。
「ねぇ…私の可愛いアキラが怪我をしたり心に傷を負ったら貴方達はどうやって償う気かしら?」
「い、いえ!そんな大袈裟な事にまでは…!?」
「万が一アキラに何か有れば…
皆殺しにしても私は恨み続けるわ」
「「「イヤアアアアアアアア!?」」」
「こ、怖い…」
モモカが満面の笑みで残酷な発言をする。カムイ達は悲鳴を上げてム〇クの叫び見たいになっている。
「それに、裏社会でも生きなれない様にあらゆる所にも根回しをしないと…」
「あ、あががががが…!?」
「か、カムイさん!コレはマズいですって!!」
「す…」
「す?」
「「「「すみませんでしたあああああああああああああああああああああ!!!!!!!」」」」
勝てない事が分かったカムイ達は、勢い良くジャンピング土下座をした。
「カムイ君達、最低」
「ぐはっ!?」
「本当、最低だよね」
「「「ガアアアアアアアン!!」」」
エミとアムからそれぞれ『最低』と言われてショックの余りに倒れる4人。そして残ったアキラはと言うと…。
「アキラ~、ただいま~♡」
「お帰り母さん」
ギュッっと息子であるアキラを抱き締めるモモカ。先程の殺気は何処かへと消え去っては居るが…
「「「………………(震)」」」
残ってる男達は先程のモモカを見て、完全に恐怖しており、そして全員が思った。絶対にモモカを怒らせてはいけないと。
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「なんだ~、それなら私が一緒に行くから大丈夫よ~!折角の高級スパなのだから、楽しまないとね~」
「ありがとう母さん」
「良かったね、コレで安心して…」
「シオン君…!」
「は、はい!」
ギュッ♡
「「「「「!?!?!?」」」」」
ロイヤルスパへ行く保護者はモモカが引き受けてくれる事になった。そして突如、モモカがシオンを抱き締める。それもモモカの巨乳がシオンの顔を埋める。
「シオン君、話は聞いたわ。辛かったでしょう?困った事が有ったら私に相談してね?私をお母さんだと思って、甘えても良いのよ…?」
「あ、あの…!大変嬉しいのですが…その…胸が………////」
シオンは何とか離れて貰おうと頼むが、その間に理性が崩壊して気絶した。
「あら?疲れて眠ったのかしら?」
「母さん…(汗)」
気絶したシオンを椅子に寝かせ、一先ずはロイヤルスパの打ち合わせをする事にした。
「それじゃあチケットを…あれ?何処行った?」
「あれ、こんなのが書いてあるよ~」
「って、クミが持ってたんだ…」
「ごめんぞい。でもコレ見てよ~」
「ん?」
「何でも、女性は無制限だけど男性は5人までって書いてるよ~」
「あれま…」
クミの言う通り、チケットには『女性は無制限、男性は5名まで』と注意書きがされている。アキラ達からすれば逆で大事になるよりかはマシだと思った。
「アキラは先ず確定でしょ!残り4人は誰にするの?」
「やっぱり、クロノ君とシオン君かな?」
「うん、チームメイトだしね」
「お、ありがとな!シオンもきっと喜ぶぜ」
「そして残り2人か…」
「タイヨウ君はどうかな?」
「お、確かに!タイヨウはどうだ?」
「あ、はい!ありがとうございます!」
トコハ達の意見もあり、クロノ・シオン・タイヨウが同行する事は確定した。残り1人はと言うと…
「最後は俺だよな!漫才トリオは3人で一緒じゃないと変だしな!俺もアキラの世話してる訳だしさ!」
「え~、カムイ君が一緒だとまたアキラ君をイジメそうだから私反対~!」
「えぇ!?!?!?」
「「「そんなぁ!?」」」
まさかの反対の言葉に4人共ショックを隠せなかった。
「店長は…」
「お気持ちは大変嬉しいのですが、お店の事もあるので(汗)」
「う~ん…マモルさんは…」
「兄さんも明日明後日は有給消化と言ってたから、ゆっくり休ませて上げたいしね…」
「そっかぁ…師匠のアイチさんもアメリカだしなぁ…櫂さんは、どうだろうか?」
「櫂も行かないと思うけどね。なら、この4人をファイトさせて最後まで勝った1人が行くって言うのは?」
「あ、それが良いですね」
「良し、絶対に勝ってやる!」
ミサキの提案でカムイ+漫才トリオがファイトをして、最後の1人を決める事になった。特にカムイは下心の影響なのか、何時もより激しいアタックとスタンドを発揮していた。
「行け、フィニッシュホールド!!」
「んぎゃあああああああ!?」
ツネト…もといギャグキャラ2号にカムイのトドメが炸裂し宇宙の星になるイメージが見えた。
「やったああああああ!!コレでエミさんと………!!」
「カムイちゃああああああん!!」
「グフォ!?」
最後の1人としてカムイに決まり喜んで居るカムイに、誰かがタックルにも見える。
「な、ナギサ!?」
「そう、カムイちゃんのお嫁さんのナギサだよ!」
突撃して来たのはカムイLOVEの『大文字ナギサ』である。
「な、何でお前が此処に…!?」
「さっき、アキラちゃんから『カムイさん達とロイヤルスパに行くから、ナっちゃんもどう?』って電話が有ったの!」
「アキラちゃん!?ナっちゃん!?ってか、アキラ!お前何時の間にナギサに電話したんだよ!!」
「え?1分前ですが?」
「その割には早すぎだろ!?と言うか…お前ももしかしてアキラに!?そうだとしたら…やっと解放だ!」
「違うよ!アキラちゃんとはカップル持つ者同盟だからよ!」
「何じゃそりゃ!?」
「それに俺、女性の恋愛を邪魔する趣味は微塵も無いので」
「このキザゴーグルうううううううう!!!」
「わぁ、アキラ君優しいね~!」
「と言う訳で、コレで全員と言う事で」
「じゃあ後で皆、保護者の方とお話もあるから連絡先を教えてね~♪」
こうして、ロイヤルスパに行くメンバーが決まった。そしてこの時………“招かれざる客”の存在に気付く事は無かった。
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