カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN-   作:D・MAKER

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審判の時が近付いてます……。


イメージ43:審判

「みんな~! 会場を一緒に盛り上げるみゅ~!」

「「「「「みゅ~~~!!」」」

「邪魔はさせないだが~!」

「あ、アレは……!?」

「ブラックヴァンガ郎!!」

 

 ドラエン支部にて復興イベントの為、サーヤに加えリサ・フェリスとレミー・アルテナがショーをしている最中。

 

「皆の笑顔を奪ってやるんだが~!!」

「ちょっと待った!!」

「だ、誰だが!?」

「アレは!?」

「「「カード戦士ヴァンガマン!!」」」

 

 ブラックヴァンガ郎の登場と同時に、クロノとシオン、トコハが『カード戦士ヴァンガマン』として登場。

 

「何人来ても同じだが! 皆出て来るだが~!!」

「「「「「だが~!!!」」」」」

「あんなに沢山も!?」

「無茶苦茶だろ!?」

 

 ブラックヴァンガ郎も他の仲間を呼び出し、流石にピンチを迎える。

 

「ハッハッハッハ!」

「今度は誰だが!?」

「あ、アソコ!?」

「みゅみゅみゅ!?」

 

 高い場所から、黒いロングコートと赤い手袋をした仮面の男が立っていた。

 

「俺は怪盗セブンメーカー! お前が奪った全てを頂戴しに来た!」

(アレ、絶対アキラだ……)

(王子様みゅ~!!)

((か、かっこいい……))

 

 リサとレミーも、以前のサーヤと同様にアキラ(セブンメーカー)に惚れたのは言うまでも無かった。

 

 

――――

 

 

 そして数日後……。

 

「こんにちは、キデさん」

「おや、アキラ坊ちゃん。いらっしゃい」

 

 左目に眼帯をした大男は『都波キデ』、皇組の四天王の1人にして、アキラの行き付けのモデルガン専門の小店を経営している。

 

「予約してた物を取りに来ました」

「ええ、坊ちゃんが前から欲しかったタイプが遂に販売されましたよ」

「この時の為に貯金をしてたので……所で、あそこに誰か居るのですが、バイトの人ですか?」

「ああ……バイトでは無く、昨日の雨の中にへたり込んでたので、それで泊めてたんです」

「へぇ……ん?」

「どうしました、坊ちゃん?」

「アム……?」

「アキラ……」

「坊ちゃんのお知り合いですか?」

 

 そう、店内にはリューズ側に就いた筈のアムが居た。

 

「キデさん、すみませんが……」

「坊ちゃんのお友達だったんですか。何か理由があるのであれば、部屋をお貸ししますよ」

「お願いします、アム……」

「うん……」

 

――――

 

「一体、どうしたんだ?」

「アキラ……お願いがあるの」

「お願い?」

「ルーナを……ルーナを助けて欲しいの!!」

「ルーナに何かあったのか?」

「実は……」

 

 アムはルーナに起きた事、そしてアム自身が何故此処に居るのかを一部始終説明する。

 どうやらルーナはアムの代わりに真のピースメーカーになったが、自我を失ってしまいユニットを起動させるだけの存在になってしまったと言う。

 そんなアムは江西にファイトを挑んだが敗北し、更には追い出されたと言う。その道中でキデに助けられたらしい。

 

「あの江西サトシ(・・・)と言い、構ってちゃんや濁り水と言い……手段は問わないって事か」

(サトルだよ……構ってちゃんは恐らく東雲で、濁り水って若水のことね)

「兎に角、救出を考えないと……」

「お願い、力を貸して」

「僕は反対だ!」

「!?」

「シオン……トコハとクロノも」

「悪い、取り込み中だったか」

「アキラがこの店に居るって聞いたから、そしてらアムも一緒だなんて」

「……」

「僕はどうあっても、君を信じる事は出来ない」

「おい、シオン!?」

 

 そう言ってシオンは店から出て行き、クロノが追い掛ける。

 

「当然だよ……それだけ酷い事をしたんだから。あちこちの支部でも……」

「アム……」

「トコハ?」

 

 そこで先程から黙っていたトコハが口を開く。

 

「私は……私は、アムを許す!」

「トコハ……」

「確かに許せない事をしたかも知れない。でも、まだやり直せるから!」

「トコハ……!!」

 

 アムはトコハの胸に顔を埋める。

 

「ごめんなさい……ごめんなさい!!」

「アム……」

「……」

 

 アキラは黙って2人だけにして部屋を出た。

 

 

――――

 

 

「最後の審判……?」

「神様仏様、リューズ様にでもなるつもりかな?」

「ハイメさん……」

 

 カードキャピタル2号店にて、アキラ達『Q4 NEXT』にハイメ、タイヨウとアム、カムイと伊吹が集まっていた。そしてリューズがこれから起こそうとする『完全なる未来』と言うのが、ストライドゲートに関する事と最後の審判について情報を交換している最中だ。

 

「先ずはゲートの解放を阻止する事が最優先だ。明神の思惑は、奴を捉えてからじっくり聞いてやる」

「そう言えば伊吹さん、あの美神(ヴィーナス)って言う仮面の女は何者なんですか?」

「その女の情報だが、一切の経歴が出て来ない。未だに得たいが知れないのは確かだ……」

「そうですか……」

 

 プルルルルル……!

 

「ん?」

「わりぃ、俺の携帯からだ。………」

「どうした?」

「リューズからだ……」

「マジかい……」

 

 クロノの携帯に電話を掛けて来たのは、明神リューズであった。アキラ達はリューズの待つ場所まで急いで向かう。

 

「あ、アソコ!!」

「明神リューズ……!!」

「若返ってる……本当にクローン体で?」

「あぁ……」

 

 目の前の小さな子供の姿をした明神リューズが、アキラ達とは少し離れた場所に居た。そして突如、リューズは持っていた携帯を落とす。

 

「ストライドゲート、解放」

<……リューズよ、汝が望む完全なる未来のために惑星クレイの全ては犠牲となろう。だが、これで…クレイから一切の争いもまた消える。止まぬ戦に、無益に散らすより完全なる幸福、その礎たる方が余程崇高で、正しい犠牲ではないか!>

「今の声は……!?」

<恐らく奴のユニットだろう……>

「今こそ示せ! 我が真に望む世界を!! ストライドジェネレーション!!」

「「「「「!?!?」」」」」

 

 リューズの言葉と同時に、大きな光の柱が出現した。

 

「惑星クレイの全ての未来がストライドゲートに変換された時我等のイメージは、現実そのものとなる! さぁ、イメージせよ! 君たちが望む、完全なる未来を!」

「くっ……」

 

 そしてアキラ達も意識を失い倒れた。

 

 

――――

 

<起きろアキラ>

「……」

<アキラ殿!!>

<いつまで寝てやがんだテメェ!!>

「……ん」

<やっと、起きた……>

「俺は……寝てたのか? って、クロノ達も寝てる!! クロノ、皆! 起きろ!!」

 

アルセーヌ達の声で目が覚めたアキラは、慌ててクロノ達を起こす。

 

「ハイメさんとカムイさんは寝たままで、伊吹さんは居ないし……」

「それにしても、リューズの完全なる未来って……」

「夢によるイメージって事かよ」

「私とルーナは、あんな夢のために利用されてなんて……」

「そうだ、これが私の作る、完全なる未来。ストライドゲートの齎す、イメージの世界こそが人類が進むべき次なるステージそこは悲しみも、憎しみも、一切の痛みが排除される。全ての人が穏やかで理性的な完全なる人生を謳歌できるのだ!」

 

 リューズの目的は、どうやらイメージの世界による物で実際に願いが叶う物では無かったらしい。

 

「で、でも…どうして僕たちだけが?」

裁定者(・・・)達よ、審判の時だ>

「またあの声か……」

<互いに結びし因縁により、汝等はイメージの呪縛を打ち破り、未来の担い手として選ばれた。運命を導く5つのファイト。その全てが決した時、宇宙の真理が在るべき未来を決定する>

「私達が…未来を、決める…?」

「審判…」

「そのために、僕達だけが…」

「……! 伊吹の奴、どこ行った?」

「既に入ったのかも知れない。俺達も行こう」

「うん!」

 

 アキラ達も決着を付けるべく、光の柱の中へと入った。

 

「皆とはバラバラになったか……。今は兎に角、進むしかないか」

 

 空中に浮いているバラバラな足場を渡りつつ、進んで行くアキラ。やがて進んで行くと、ファイトテーブルを見つける。

 

「アイツは……」

 

 テーブルの先の離れた場所に居たのは、見覚えのある仮面の女だった。

 

「やっぱり貴方だったのね、私の所に来たのは」

美神(ヴィーナス)……。どうやら余り物同士らしい」

「それはどうかしらね?」

「何……?」

「まぁ良いわ、審判の時は来たわ。構えなさい」

「やってやる……」

 

 お互いにFVをセットし、ファイトの体制に入る。

 

「「スタンドアップ、ヴァンガード!!」」

 

 

TO BE NEXT

 

 




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回は早めですがファイト描写です!
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