カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
イメージ47:牢獄の悪夢
「後もう少しで新年なんだね」
「何か、2年ってあっと言う間な気がする」
「アキラは卒業後に海外でプロファイターでしょ?」
「頑張れよ!」
「僕達も応援するよ」
「ありがとう」
年末の大晦日、アキラ達は何時も通り『カードキャピタル2号店』に入り浸っている。今日はいつもより早く解散予定なので、朝早くから集まってファイトしている。
「来年も良い年であって欲しいね」
「アキラやシオンは兎も角、クロノ……アンタは大丈夫なわけ?」
「だ、大丈夫だ……!」
「クランリーダーの筆記試験、鉛筆を転がしてたって聞いた」
「うっ……」
「アキラが東京に来る前も、クエストで同じ事してたのよ?」
「ギリギリの合格ラインだったね」
「もう良いだろ!!」
「「「あはは」」」
思い出を話し、笑い合うアキラ達。あの戦いが終わって、今はこうして楽しく過ごせている。
「お~い、お前ら」
「あ、カムイさん」
「今日はそろそろ店を閉店するぞ? 買い忘れとか無いか?」
「大丈夫です!」
「年末年始は何所も早いですね」
「まぁな、俺達は2日の福袋の用意だったりと忙しいけどな」
「お疲れ様です」
「ま、来年も宜しく頼むぜ」
「「「「はい!」」」」
その後、全員は2号店を出てそれぞれの家へ帰って行った。
――――
「あと10分で今年も終わりか……。トコハ達と出会って、色々とあったな」
自室でそう思いながら、デッキを見る。
「アルセーヌ……、
自分の分身の名を呟くアキラ。
「俺の所為でアルセーヌが……謝りたいのにな」
謝罪の気持ちで一杯なアキラとは別に……
「あ、新年になったんだ。寝るか……」
そう言い、布団に入り眠りに着いた。
――――
「ん……!?」
目を覚ましたアキラは、見慣れない個室に居た。
「何処だ此処……? 扉はあるけど……開いたか。どうやら廊下が続いてるな……」
個室のドアを開け、廊下を進む。自分の足音以外の音は聞こえず、先も暗くて何も見えない。
「何なんだ……出口も見つからないし……。ん? あそこに明かりが指してるな。行ってみよう」
明かりに見える部屋を見つけた。扉が無いので簡単に入る事が出来た。
「なっ……!? これは……」
部屋を見ると、アキラは信じられないと言う表情をした。
「ろ、牢屋……!?」
入った部屋はは無数の牢屋だった。そう……牢獄部屋と言うべき場所だ。
『た、助け……』
「ど、どうしたんだ……?」
1人の男性がアキラに助けを求める。
『分からない……足に変な鎖を付けられてて。しかも体に力も入らなくて』
「一体、誰がこんな事を……」
『……キラ』
「!?……今の声は……?」
聞き覚えのある声に、アキラは別の牢屋へと走る。
『アキラ……』
「トコハ……!? どうしてトコハまで……いや、トコハだけじゃない……、クロノとシオン……カムイさんに漫才トリオ達も!?」
そう、牢屋に居たのはトコハ達だけではなかった。ヴァンガードで通じ合った仲間達……アキラの知ってる人物ばかりだった。
「待ってろ、今すぐに……。あ、開かない……!?」
アキラは扉を開けようにも鍵穴も無い上に、固く閉ざされている。
「ど、どうすれば……」
<去れ……>
「え……?」
どこからともなく、不気味の声が聞こえた。
<去れ、招かれざる賊よ……>
「賊……!? うわああああああ!?」
自分の足元に、大きな暗い穴が広がり、アキラは落ちてしまった。
――――
「……はっ!? ゆ、夢……?」
アキラは目を覚ますと、そこは自室だった。どうやら悪夢に魘されていたらしい。
「新年早々、牢屋の夢か……」
アキラの額には汗が流れていた。
「夢だよな……?もう7時か……」
だがこの時、アキラは知らなかった。これから自分に起こる……2つの惑星の未来を背負う事を。
TO BE NEXT
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