カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN-   作:D・MAKER

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タイトル通り、異変が……?


イメージ48:異変

「明けましておめでとう、アキラ君」

「あけましておめでとう、叔父さん。今年も宜しくお願いします」

「はは、さてと……はい、お年玉だよ」

「ありがとう」

 

 新年の挨拶からすぐ、ビャクヤからお年玉を貰うアキラ。

 

「さて、夕飯は親父達の所でおせちだからね」

「お爺ちゃんたち、今年も餅つき張り切ってたね」

「そうだね、姉さんの方は……合流が遅くなるって言ってたよ」

「会長だもんね」

 

 モモカは会長と言う立場である為、此方への合流は遅くなると言うことだ。

 

「さて朝食は軽くにしようかな。今日は確か、カードショップに行くんだったかな?」

「うん、ヴァンガードのイベントがあるって言うからさ」

「ヴァンガード……?」

「どうかした?」

「ううん、そうだったかなってさ……アハハ」

「?」

 

 叔父の言葉に違和感を覚えたアキラだったが、気にせずに朝食を取ることにした。

 

 

――――

 

 

「さて、トコハ達もまだ来てないな」

「お、アキラ!」

「カムイさん」

 

 店内に入ると、カムイが出迎えた。

 

「ヴァンガードの福袋、遂に発売ですか?」

「ヴァンガード……? 何だソレ?」

「え?」

 

 カムイの言葉に、アキラは驚きを隠せなかった。

 

「冗談キツイですよ、カムイさんに限ってヴァンガードを忘れるなんて……」

「俺、そんなカードゲーム……やったこと無いぞ? それにお前達も優勝したのだって……そのヴァンガードって奴じゃないだろ?」

「……え?」

 

 カムイの中では、ヴァンガードの記憶が……存在自体が無くなっていたのだ。アキラは店の辺りを見回すと……ヴァンガードのカードが1枚も無かった。

 

「そ、そう言えば……忘れてました」

「おいおい、優勝者の1人がそんなんで大丈夫かぁ?」

「あはは……、そうだ忘れ物してたんでした! じゃあ!」

「あ、おい……!?」

 

 アキラは苦笑いをしながら、キャピタルから去って行った。

 

「何だったんだ、アイツ……?」

 

 

――――

 

 

「どうなってるんだ、本当……」

 

 

 カードキャピタル2号店の店内どころか、カムイの記憶からヴァンガードが消えていた。そんなこんなで考えながら歩いていると……

 

「よし、今度こそ天下を取るぞ!」

「はい、ツネトさん!」

「あれは……」

 

 叫んでいるのは、ギャグキャラ2号ことツネト達漫才トリオ(・・・・・)だ。

 

「笑いの天下を取るのは……」

「「「俺達、チーム『トリニティドラゴン』!!」

「ウソだろ……」

 

 あの漫才トリオでさえ、ヴァンガードでは無くお笑いで天下を取ると言っている。

 

「本当にどうなってるんだ……」

「皆さ~ん!」

「こんにちは~!」

「今の声……アムとルーナ!?」

 

 外の大きなテレビを向くと、『ラミラビ』の2人が映っていた。『ラミラビ』なら、ヴァンガードのアイドルだから、ちゃんと覚えてるはず。アキラはそう思った……

 

「私達は次回、遊園地でライブイベントをしま~す!」

「歌うアイドル、ラミラビを宜しくお願いします!」

「なっ……!?」

 

 ヴァンガードのアイドルでさえも、ヴァンガードのことを口にしなかった。

 

「本当に、どうなってるんだ……」

「アキラ!」

「トコハ……! クロノとシオンも」

「俺達はオマケかよ……」

「落ち着いてよ……」

 

 トコハ達3人もやって来た。そこでアキラは3人に……

 

「ところで3人共、ヴァンガードって聞いたことある?」

「ヴァンガード?」

「何だソレ?」

「初めて聞くね、意味は……先導者だったかな?」

「……」

 

 チームメイトの3人でさえも、ヴァンガードのことが記憶から消えている。アキラからすれば、今自分が居る世界は本物なのかと……頭に不安で埋め尽くされる。

 

「アキラ……?」

「あ、いや……単に最近、気になる言葉だったからさ……」

「そう?」

 

 ピロリン♪

 

「ゴメン、メールだ。……!!」

 

 メールの着信音はアキラの携帯からだ。届いたメールを見たアキラは目を開く。

 

『アキラ、このメッセージを見たらドラエン支部近くで赤夜君と合流するんだ。 トウマ』

 

(父さんから……!!)

 

 メールの送り主は、父であるトウマからだった。

 

「ビャクヤさんからか?」

「うん、ゴメン。戻って来て欲しいって言うから」

「そっか、じゃあまたね」

「うん」

 

 アキラは3人にそう言って、その場を去った。

 

(父さんからのメッセージ、もしかして……)

 

 アキラは僅かな希望を抱きながらも、赤夜ナナに合流するために急いでドラエン支部に向かう。

 

 

――――

 

 

ドラエン支部

 

 

「ナナさん、どこだろう?」

「こっちよ、アキラ君」

「あ、ナナさん」

 

 近くの木の側で赤夜ナナに声を掛けられる。

 

「ボスからメール、見てくれたのね」

「はい」

「アキラ君は、この異変の影響を受けて無さそうね。ヴァンガードのデッキも持ってるみたいで安心したわ」

「ナナさんも、影響を受けて無いみたいですね」

「ええ、この異変の影響で……私達とボス以外の人間から、ヴァンガードの存在が記憶から消えてるの」

「何でこんな事に……」

「どうやら、アキラ君達がリューズと戦ったあの場所に何かがある(・・・・・)らしいの」

「あの場所に……」

「コレがその映像よ……」

「コレは……」

 

 ナナは携帯の動画をアキラに見せる。そこに映っていたのは、リューズ達と決着を付けた場所で、その場に置かれている台座にヴァンガードのデッキを置いて、人が手を合わせてお願いをしている。そして台座のデッキが消えたと同時に、手を合わせてた人は何も無かったからの様に去って行った。

 

「どうやら、この場所で『ヴァンガードを捧げると、願い事が叶う』と言う噂を聞いた人達が、実際に願いが叶った代わりに、その人の記憶からヴァンガードの存在自体が消えてしまったと思うの」

「まさか、クロノ達やカムイさんがおかしくなったのも……」

「この影響の可能性が高いわね……。アキラ君、この異変の解決に協力して欲しいの」

「勿論です、この異変を解決しましょう」

「ありがとう……。じゃあ向かいましょう」

 

 こうしてアキラとナナは、異変の場所に関するリューズ達と戦った場所へと赴く。

 

 

TO BE NEXT

 

 




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
異変のある場所で、アキラを待ち受けるのは一体……?
更新ペースは遅くなってますが、少しずつ頑張る所存です。
感想と高評価、お願いいたします!
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