カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN- 作:D・MAKER
『馬鹿な……俺が、負けた……? 俺の方が兄貴より強い筈なのに、何で……』
<簡単です、貴方は自分の事しか考えて無かったからです>
『んだと……』
倒れているアキトがナナ(ウィッチ)を睨む。そんな彼を気にせず、ナナは話を続ける。
<ですが、貴方の兄……My
『っち……綺麗ごとかよ……』
「それで、まだ戦うのか?」
『……あ~あ、もう止めだ! やっぱ兄貴に勝てそうにねぇ!』
「そうか……」
アキトはアキラを殺す事を諦めたようだ。アキラもやっと終わったと胸をなでおろした。
<やっと見つけました……>
「ヘリワード! ウィリアムとディエゴも!」
<俺様達をオマケ見たいに言うんじゃねぇ!>
<アルセーヌ、戻った……>
<アキラのお陰でな>
そこに丁度、ヘリワード達3体も駆けつけて来た。
「所で、今まで何処に行ってたんだ?」
<それがですね、あの日にアルセーヌが消えてからか……>
<急に繋がりが途切れた感じで、俺様達も何がなんだかなぁ>
<原因、分からない……>
「そっか、でもまた会えて良かった」
<そうでしょう? 私が居ないと始まりませんからねぇ>
<あぁ? 俺様の方が大事だろが?>
<何を言ってるのですか? 私ですよ>
<どうでも良い……腹減った>
<お前等は変わらずだな……>
いつも通りのやり取りに呆れるアルセーヌ。だが少し喜んでいる気がした。
<さて……私も記憶を思い出しました。そして私が何故、記憶を失って人間になったたのか。そして……姉の……ウルスラの目的が何かを>
「ウルスラが……姉!?」
<それを知って貰う為にも、ある予言の話をする必要があります>
<……>
ウルスラと姉妹であることが分かり、そして予言とは一体何の事か……?
――――
<惑星クレイには嘗て……メサイアと対となる破滅の竜神に匹敵する、邪悪な存在が居ました>
「邪悪な存在?」
<その存在は、クレイと地球の負のイメージが無意識に集合した絶望を司る神を名乗る存在>
<おや、何か聞いた事がある気がしますが……まさかと思いますが……?>
<ヘリワード様の察しの通りです、名は……『絶望の悪神 シェキナー』>
「悪神 シェキナー……?」
ナナ(ウィッチ)の口から出た邪悪な存在、その名を聞いたアルセーヌ達は……。
<本当に、あのシェキナーか……?>
<はい……>
<冗談じゃねぇぞ! そんなのが復活したら、クレイも地球も絶望に飲まれてしまうじゃねぇか!>
<絶望すれば、破滅……退化、危険>
<予言では、対象の運命力を操作し……絶望させると言う危険な悪神。しかし……そのシェキナーに対抗出来る予言もあります>
「もう1つの予言?」
アキラがナナ(ウィッチ)に聞くと、アキラの方を向いて話し始める。
<『悪神が復活せし時、地球からPSYクリエイトを持つ特別な先導者だけが倒す事が出来るであろう』……そう予言されていました>
「PSY……クリエイト?」
<PSYクリエイト、それは……自身のイメージで惑星クレイの住人を創造し、誕生させる能力を持つ特別な先導者。それが貴方です……My
「俺が……!?」
悪神を倒す事が出来る唯一の希望、PSYクリエイトを持つ特別な先導者、それが
<そう、貴方は生まれた時から
「でも、最初にイメージした時と、少し姿が変わったのは何で?」
<それは私が地球へやって来た時と関係しています>
「そう言えば、俺を守る為って言ってたけど……?」
ナナが来た理由、その事にアキラは先程から疑問を持っていた。
<私の夢で、貴方が襲われる未来を見たのです。私はどうにか阻止出来ないかと、そう考えて……貴方の父、ボスの心に語り掛けました。2つの惑星に危機が迫っている、そして救えるのは息子さんだけと……。そしてボスは、飛行機事故で亡くなったと言う事にして、方法を考えました>
「父さんが飛行機事故で亡くなった事になるキッカケは……俺の所為で」
<お前の所為では無い。トウマは愛する息子であるお前の為に、その選択をしたまでだ>
「アルセーヌ……」
<ボスに伝えた後に、私は姉に襲われて……気付けば人間の姿となって記憶を失ってました。それからボスに拾われて……共に活動をしてました>
『実の妹に手を掛けてんのかよ、あのクソアマ』
<そして、ある日……ボスは『義賊魔竜』として進化したアルセーヌ様と同時に、他のユニット達を描いて作ったデッキをアタッシュケースに入れて、貴方に渡す様に言いました>
「それが、あの日の始まり……」
<んでよ、テメェの姉が妹のテメェを襲った理由は何だんだ?>
「姉とユカと言う人物の言う救済と言うのは恐らく……」
<まさか、
「恐らくは……」
ユカとウルスラの言う救済、それが悪神 シェキナーの復活だとすれば……その話を聞いた全員は……。
<それ、阻止。絶対……>
<えぇ、本当に復活を目論んでいるのなら……時間は残されておりません>
『それが可能なのが、兄貴のみってか……白髪のオッサンもファイト出来ずだしな』
「俺だけが……」
<ええ、ただ……今の貴方はPSYクリエイトの能力を完全には引き出せて無い様です。あるいは……>
「あるいは……?」
<いえ、それでも……貴方は姉達と戦いますか?>
「……」
<アキラ……>
全員がアキラに視線を向ける。アキラはどう決意をしているのだろうか?
「俺は……戦う。奪われたまま終わるのは賊じゃない……奪い返してやるさ!」
<アキラ……>
<さすがはアキラ殿>
<言ってくれるじゃねぇか!>
<ワガハイも、戦う……>
<それでこそ、私達のMy
アキラは躊躇すること無く、戦う決意をする。その決意にアルセーヌ達も賛同する。
『なぁ兄貴」
「ん?」
『一度よぉ、仲間の所に少しでも話しておいた方が良いんじゃねぇか?』
「皆、ヴァンガードに関する全ての記憶を失ってるのにか?」
『確かにな。でもよ……兄貴の言葉を聞けば、ふとしたキッカケになって思い出すかもな? ま、兄貴に任せるぜ』
「アキト……」
ヴァンガードの記憶を失っているトコハ達に、果たして届くのだろうか……?
TO BE NEXT
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
アキラが
そしてアキラ達はユカに勝って悪神 シェキナーの復活を阻止出来るでしょうか?
それでは、次回もお楽しみに! 感想、高評価もよろしくお願いいたします!