カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN-   作:D・MAKER

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 U20の2日目、そして再会……!


イメージ68:師との再会

 U20、1stステージ『クレイスクランブル』の2日目。

 

「あなたにファイトを申し込みます、海導アキラさん」

「いいよ」

 

 アキラがファイトする相手は『チーム新ニッポン』の浅田マコト。

 クールで知的なチームの参謀役、別名『月影の軍師』と呼ばれる『むらくも』使いだ。

 

「ヤスイエでアタック!」

「Gゾーン表のアルセーヌ・Sin・ザメクの集賊(ギャザー)6! ファイト中に1度、コストを支払って相手のアタックを無効にする!」

「なっ!? Gゾーン表のGユニットが完全ガード!?」

「そして相手の国家が『ドラゴンエンパイア』のため、追加効果でダメージを1回復!」

「しかもダメージを回復……!?」

 

 アルセーヌ・Sin・ザメクの効果でマコトを圧倒する。

 

「オリジンでアタック!」

「うわあぁあああ!?」

 

 最後はオリジンでトドメを刺す。

 

「さすがは……ヴァンガード界の魔賊(ルパン)ですね、完敗です」

「オタクもやるじゃん」

「今度はもっと強くなって、あなたに勝ちます」

「待ってる」

 

 マコトと再戦の約束を交わしたアキラ。

 

「ミツヨシ君、大丈夫?」

「す……すみませんアキラさん」

「気にしない」

 

 アキラの近くの床が開き、ミツヨシが出て来た。

 先ほど彼はファイトに負けてドロップゾーンに落ちてた。

 

「俺も、もっと活躍しなければ……失礼します!」

 

 ミツヨシは走って次のファイト相手を探しに行った。

 

「さてと……俺も……ん?」

 

 アキラの付けてるファイダーからアラームが鳴る。

 

「よぉ!」

「カムイさん!」

 

 現れたのは『ヘル&ヘヴン』の一員として参加してるカムイだ。

 

「久しぶりだな、今ではマスターリーグのプロとして活躍してるって聞いてるぜ?」

「いえ……」

「謙遜すんなよ!」

 

 カムイは笑いながらアキラを褒める。

 

「そう言えばカムイさん、ナッちゃんとエミさんとでチーム組んだのですね」

「そうなんだよ~! ナギサは兎も角、エミさんと一緒のチームなんだよなぁ! ただ……」

「ただ?」

 

 カムイの声のトーンが下がり、アキラが首を傾げる。

 

「エミさんがさぁ……『アキラ君と一緒が良かったのになぁ』って……ずっと言い続けてるんだよなぁ……」

「相変わらずですね……」

<さすがは、ギャグキャラ6号だな……>

「誰がギャグキャラ6号だトカゲ!」

<トカゲ言うな!!>

「あぁあああ!! 俺とファイトしろ!!」

「アハハ……」

 

 嫉妬のオーラを纏ったカムイとファイトするアキラ。

 

「このファイトに勝てば1stステージ突破……運命戦か」

「させねぇ……ポイントもエミさんのハートも、俺が奪ってやる!」

「カムイさん……」

「何だ?」

「カムイさんに賊っぽい台詞……似合いませんね」

「うるせぇよ! いいから構えろ!」

<やれやれ……>

 

 運命戦を掛けたカムイとのファイトが始まる。

 

 

「ストライドジェネレーション! 『極殻竜(きょくかくりゅう) アルセーヌ・Sin・ザイン』!!」

「新しいGユニットか……!?」

「登場時にコストを支払って効果を発動! 次の相手ターン、相手のヴァンガードと同じ種族のリアガード全てはスタンドフェイズに【スタンド】出来ない!」

「はあぁぁぁぁぁああ!?」

 

 カムイの絶叫が辺りに響き渡る。

 ビクトールを軸にしたデッキの種族の殆どは『パトロイド』。大半がスタンドフェイズに立ち上がれないのはカムイにとって痛手だ。

 

「ブッタギルのGB1! お前のリアガード1体を退却させる!」

「ザインの集賊(ギャザー)5によって得てる効果で、相手の国家がスターゲートなので、効果の対象になった時、1度だけ無効にする!」

「なんだそりゃああああああ!? 効果が不発に終わったじゃねぇかあああああ!!」

 

 本日2度目の絶叫をするカムイ。

 今まで『セブントライブ』とファイトして来たが、新しく登場した独自の効果には動じる。

 

「アルセーヌ・Xでアタック!」

「ドギャアアアアア!?」

 

 リアガードのアルセーヌ・Xの爪がカムイを撃破。

 

「クッソォ! お前、本当に強くなったなぁ。だがな……エミさんは諦めないからなぁあああ!!」

 

 カムイは自らの心の声を叫びながらドロップゾーンへ落ちて行く。

 

「よし! 突破だ!」

 

 アキラは運命戦を制し、『スタールパン』は1stステージを勝ち抜いた。

 

 

「~♪ ~~♪」

 

 U20、2ndステージ開始まで休暇となったアキラ。

 今は外でスケッチブックに絵を描いてる。

 

<なにしてるの~?>

「あ、ラウ。新しいユニットを考えてるんだ」

<今度はどんなの~? 楽しいお友達かな~?>

「ん~? 今回はベールヴェスタとハンマンターの進化を考えてる」

<そ~なの~?>

<あの2体が聞いたら喜びそうだな……>

<あ、お父さん~!>

 

 ラウールと話してると、父であるアルセーヌもやって来た。

 

<そう言えばアキラ……>

「どうした?」

<メイジやフラッグ・フロッグ達も進化したいと言ってたぞ……?>

「うん……特にフラッグ・フロッグは8号に禁止にされて、凄い落ち込んでたから……」

<うむ……>

 

 8号……伊吹によって禁止にされた醒トリガーのユニット、フラッグ・フロッグ。

 当初は禁止にされたショックで落ち込んでしまい、アキラ達は必死に励ましたことがあった。

 

「今度は伊吹さんに禁止や制限にされないよう祈っておこう……」

「新しいユニットを描いてるの?」

「ん?」

<この声は……>

 

 アキラとアルセーヌの後ろから、聞き覚えのある声が聞こえ振り向く。

 

「やぁ、アキラ君」

「アイチさん!」

<先導アイチ>

<誰~?>

 

 後ろに居たのは先導アイチ。

 『レジェンドQ4』のリーダーであり、アキラの師匠だ。

 

「お久しぶりです! いつ帰国されたのですか?」

「今朝、空港へ到着したんだ。U20でも活躍してるみたいだね」

「ええ、Jr.リーグの途中でもアイチさんにはお世話になりっぱなしでした」

<確かにな、その際に紹介されたラティとか言う娘にも好かれてたな>

「……」

「あ、アハハ……」

「アイチくーん!」

「あ、ラティ」

 

 続いてラティと呼ばれた外国人女性がアイチの元へ走って来た。

 

「ドーナッツ持って来たよ~!」

「こんにちは、ラティさん」

「あ! キランも一緒だ~!」

<キラン……>

「アルセーヌも久しぶり~」

<お、おい……持ち上げるな……!>

 

 アキラ達の再会を喜ぶラティはアルセーヌを持ち上げ上下に振る。

 

「わ~い♪」

<おい……振るな……!?>

<お父さん、楽しそ~!>

「ラティ、そろそろ止めてあげて」

「は~い」

<ぐぅ……>

「お疲れ様」

 

 ラティから解放されたアルセーヌはグッタリしている。

 

「そうだ! キランも一緒に行く?」

「行くってどちらに?」

「アイチ君のお帰りパーティ!」

「パーティですか?」

「うん、1号店で三和君やミサキさんがね」

「なるほど、是非ご一緒させていただきます!」

<我とラウも参加しよう>

<わ~い! パーティだぁ~!>

 

 アキラもアイチのパーティに参加することに決まった。

 

「じゃあキラン! 1号店までレッツゴ~!」

「ちょ、ラティさん……! 腕に……」

「アイチ君も早く~!」

「うん、分かってるよ」

 

 ラティに引っ張られ、アキラ一行は『カードキャピタル1号店』へ向かう。

 

 TO BE NEXT




 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
 次回もお楽しみに!
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