カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN-   作:D・MAKER

94 / 135
 久しぶりの更新です!


イメージ69:師からの挑戦状

「あ、アキラく~ん!」

「おっと……こんにちは、エミさん」

「エヘヘ~♪」

「ぎゃああああああ!?」

「またカムイさんが……」

 

 1号店に到着早々、エミがアキラに抱き着く。

 当然カムイは嫉妬で声を上げる。

 

「エミ、アキラ君が困ってるよ?」

「えぇ~……アキラ君は優しいから大丈夫だよ!」

「あ、はい……」

(トコハに見られたらヤベェな……)

「エミ、アキラ君は既に相手が居るんだから……」

「何言ってるの! アイチやお母さんが略奪が成功したら、付き合って良いって言ってたじゃん!」

「……え?」

 

 エミの発言にアイチが固まる。

 

「え、エミ……まさか、本気で略奪を?」

「本気だよ!」

(アイチさん、冗談で流してたのだろうか?)

「お、おおおお……」

「カムイさん?」

「お兄さあぁん! 本当に略奪を認めたんですかぁ!?」

「えっと……」

 

 カムイが涙目でアイチに詰め寄る。

 

「カムイさん、アイチさんが困ってます」

「うるせぇ……! 元はお前の所為だろうが……!」

「てか、カムイさんにナギサさんが……」

「だああぁ! 俺の目の前でナギサの名前を口にするなぁ!」

「カムイくん、ウザイ!」

「ガハ!?」

「カムイくん!?」

 

 エミの辛辣な言葉に、カムイは血を履いて倒れる。

 

「いつもの芸です……」

「お約束ですので」

「あ……うん」

 

 アキラとカムイの言葉にアイチは苦笑い。

 

「エミちゃん、飾り付けが終わったよ~!」

「あ、マイちゃん!」

 

 別の女性がエミの元へやって来た。

 

「あ、アキラ君に紹介するね! 友達の『飛田マイ』ちゃん!」

「飛田マイです、初めまして!」

「あ、初めまして。海導アキラです」

「一度、アキラ君に会いたかったの! 宜しくね♪」

「あ、はい……」

「マイちゃん、アキラ君は渡さないよ?」

「えぇ、エミちゃんだけズルイよ~!」

「えっと……」

 

 友達が相手でも譲らないと宣言するエミ。

 アキラは自分の所為で友情が崩壊しないかと苦笑いを浮かべる。

 

「わぁ! 本物のアキラ君だぁ!」

「!?」

「「あ!?」」

 

 すると緑色の髪の女性がアキラに抱き着く。

 

「あ……えっと……どちらさまでしょうか?」

「アカリ、アキラが困ってるでしょ?」

「んもう、ミサキが紹介してくれないからじゃん!」

「アキラ、紹介するわ。『四会アカリ』よ」

「は~い! ミサキの友人、アカリだよ~!」

「あ、はい……」

「アカリ、そろそろ離れな」

「え~」

「アハハ……ん?」

 

 苦笑いを浮かべるアキラは、誰かに服の袖を引っ張られることに気付く。

 

「キラン、ファイトしよ~!」

「す、少し待っててください……」

「キラン、ファイト~!」

「ラティさん、分かりましたから……引っ張らないでください……」

「あ~、アキラ君がぁ……!?」

 

 ラティにアキラを奪われ、アカリはショックを受ける。

 

 

跳躍超越(ワープストライド)! 『極賊竜(きょくぞくりゅう) アルセーヌ・Sin・サタナエル』!!」

「き、来た……噂の跳躍超越(ワープストライド)……!!」

「グレード5って……またぶっ飛んでるなぁ……」

「そのグレード5、俺にもくれよぉ~!」

「森川、お前は『セブントライブ』持ってないだろ……」

 

 グレード5を初めて見る三和達。

 森川のクレクレ宣言に、伊崎が苦笑いしつつツッコミを入れる。

 

「んもう、キランってば強いよ~!」

「こっちもグレード0と入れ替わりで大変でしたが……」

「二人とも、良いファイトだったよ」

「ありがとうございます」

 

 ラティとのファイトを終えると、アイチが二人に声を掛ける。

 

「さすがアキラ君!」

「ホントホント!」

「あ……」

「ギャアアアアアアアア!?」

「うるせぇ!」

「ゴフッ!?」

「あ~らら、彼……大丈夫?」

 

 エミとマイがアキラに抱き着き、悲鳴を上げるカムイはミサキにしばかれ気絶し、アカリは苦笑い。

 

「マイちゃん、アキラ君に抱き着くのは私だけだよ?」

「え~、私も略奪組に入るからいいでしょ?」

「……え?」

「あ~! 噂の略奪組なら混ぜて~!」

「アカリ、アンタも……?」

「キラン、混ぜて~!」

「ラティさんまで……」

「おいおい、一気に三人も略奪組が増えてるじゃねぇか……」

 

 トコハが知ったら再び暴走するんじゃないかと、冷や汗を垂らしながら言うクロノだった。

 

「そうだアキラ君! このあと……二人で話したいことがあるんだ。いいかな?」

「はい、大丈夫です! よろしければ今でも大丈夫ですが」

「本当? じゃあ一緒に来てもらえるかな?」

「はい。みなさん、すみませんが失礼します」

「「「あ~、アキラく~ん!!」」」

「アイチくん、キラン、また後でね~!」

 

 

「それでアイチさん、お話とは?」

「うん、話って言うのはね……」

 

 カフェの外、アキラとアイチは珈琲を飲みながら会話中。

 

「明日、僕とファイトして欲しいんだ」

「ファイトですか、特訓の日以来ですね」

「そしてもう1つ……はい」

「カード……!? コレは……!?」

 

 アイチからファイトの申し込みと同時に、1枚のカードを受け取る。

 そのカードには『GB8』と記されたGユニットだった。

 

「アイチさん、このカードは?」

「君のお父さん、トウマ博士に呼ばれた時に渡して欲しいって頼まれたんだ」

「父さんが?」

「この前、新しいカードの制作を協力して欲しいって、僕と櫂君、レンさんは頼まれたんだ」

「あ~……確かに三人は世界でも有名なファイターですから。にしてもGB8って……条件が難しそうですね」

「うん、表のGユニットが8枚ってことだから……でも、アキラ君なら大丈夫だよ」

「ありがとうございます……ん?」

「どうしたの?」

「デッキの方で何か……」

 

 アキラはケースからデッキを取り出す。

 

<あ~……すまん、アキラ>

「どうした?」

<いやな……ベールヴェスタとハンマンターが、お前に頼みたいことがあると>

「ん? 俺にか?」

<ちょっと待て、変わる>

「カード越しでも声が聞こえるね……」

「アイチさんも聞こえるのですか? えっと、PSYクオリアでしたっけ?」

「うん」

<<アキラ様~!!>>

「うわぁ!?」

「どうした? アイチさんが驚いてるだろ?」

 

 アルセーヌのカードから『ベールヴェスタ』と『ハンマンター』の声が聞こえる。

 

<ボクら、アキラ様に進化系でお願いがあるんです!>

「お願い?」

<地球で凄くカッコイイ物を見て……ソレをオレ達に加えてイメージして欲しいっす!!>

「カッコイイ物って何だ……?」

<えっと、ボクは長いアームを持った乗り物です!>

<オレは海の底に潜れる乗り物っす>

「もしかしたら、ショベルカーと潜水艦じゃないかな?」

「あ~……確かに特徴が一致しますね」

<<お願いします!!>>

 

 ベールヴェスタはショベルカー、ハンマンターは潜水艦を取り入れて欲しいとアキラに頼む。

 

「分かった、任せてくれ」

<アキラ様……!>

<あざっす!>

 

 アキラの言葉に二体は大喜びする。

 

「アキラ君、ユニットにも好かれてるね。えっと……能力はあまり飛び過ぎないでね?」

「能力は誕生するまで分からないんですよ」

「え? ユニットの能力はアキラ君がイメージしてるんじゃないの?」

「姿や名前はイメージ出来ますがね」

「そ、そうだったんだ……ハハ」

「アハハ……」

 

 お互いに思わず笑ってしまう。

 

「明日のファイト、楽しみにしてます!」

「うん、僕もだよ!」

「はい、では失礼します」

「明日、2号店でね」

 

 アキラはアイチに挨拶をして帰って行く。

 

 

 翌日……

 

「父さんにも認可が間に合ってよかった……」

<ギリギリだったな……二体分は時間が掛かるだろう>

<どんなの? どんなの~?>

「ファイトまでお楽しみだ」

<えぇ~>

<ともかく、2号店へ向かうぞ>

「あぁ」

 

 アキラはデッキを持ち、2号店へ向かった。

 

 

 20分後……

 

「やぁアキラ君」

「いらっしゃい」

「お待たせしました……櫂さん!」

「あぁ、お前とアイチのファイト……見せてもらうぞ」

「はい。そして……ギャグキャラ5、6、8号も」

「「「おい!!」」」

 

 ギャグキャラ呼びでツッコミを入れるクロノ達。

 

「海導アキラ……」

「はい……」

「カムイがギャグキャラなのは……昔からだ」

「おいテメェ!!」

「アハハ……さすが櫂くん」

「お兄さんまで!?」

「カムイさん達はさて置き……アイチさん、ファイトお願いします」

「置くな!!」

「うん」

「俺達、あっさりスルーっすね」

(俺なんて空気だぞ……)

 

 アキラとアイチはファイトテーブルへ立ち、デッキを出して準備を始める。

 

「実際、アキラと先導の実力はどう思う? 櫂」

「アイチの方が勝利数は多いが、海導アキラも世界を相手に強くなってる」

「師弟対決だからなぁ……目が離せねぇぜ」

「そうっすね」

「行くよ、アキラ君」

「いつでも!」

「「スタンドアップ! ヴァンガード!!」」

 

 TO BE NEXT

 

 




 最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
 次回は師弟対決、アイチとのファイトとなります!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。