カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN-   作:D・MAKER

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 今回から2ndステージになります!


イメージ72:2ndステージ

『U20チャンピオンシップ、2ndステージ!』

「「おおおおおおおお!!」」

 

 本日から2ndステージへ突入に観客席から歓声が響く。

 

『1stを見事に勝ち抜いた16チームが一挙集結! 堂々たる顔ぶれです! ファイナルステージへの切符を手にするのは、はたしてどのチームなのでしょうか!?』

「……」

 

 MCの言葉を終えると本部長の伊吹が2ndステージの説明をする。

 

「『U20チャンピオンシップ』2ndステージは……キャッスルロワイヤル! ステージはここ……」

 

 伊吹が指を鳴らすと城と思われる場所の映像が映し出される。

 

「ファイター諸君はこの5階層からなる城を頂上まで登り、対戦相手を探しファイトしてもらう」

「皆さんのファイダー、2ndステージでは城内全てのファイターの現在位置を確認することができます」

「今度はマップ機能か……」

「各ファイターは1stステージ勝ち抜け順に1位からポイントが与えられる」

「ほう……」

 

 アキラは自分のファイダーを見てポイントを確認する。

 

「ファイター同士が接触した場合、どちらかがファイトを申し込んだ時点でファイト成立です」

「負けたファイターは所有するポイントを全て奪われ1発で脱落。全員が負けた時点でそのチームは敗退となる」

「一気にシビアになりましね、アキラさん……」

「あぁ……」

「頂上に辿り着いたチームの内、所持ポイントの合計が最も多い上位4チーム……ファイナルステージへコマを進めることが出来る。詳細は以上だ。2ndステージは30分後、諸君らの検討を祈る」

「「「「「オオオオオオオオオオ!!」」」」」

 

 観客の声と同時に2ndステージの説明が終わる。

 

 

「アキ君、昨日はどこかに出掛けてたの?」

「あぁ……すみません、用事があったものでして」

「そうだったんだぁ。レッカちゃんはアキ君の代わりにミツヨシ君を特訓させてたよ」

「そうでしたか、すみません……」

「気にしない! 今日はレッカちゃんとパワーアップしたミツヨシ君が活躍するから、大船に乗ったつもりでね♪」

「俺も頑張ります!」

「うん」

 

 チーム内で盛り上がるスタールパン一行。

 

「アキラ」

「ん?」

 

 開始前の準備をしてると、シオンとトコハ……クロノの3人が来た。

 

「どうした、3人とも」

「ちょっといいかな?」

「ん? 少し席を外しますね」

「うん、行ってらっしゃい」

 

 アキラはクロノ達と共に人気のない場所へ移動する。

 

「んで、どうしたんだ話って」

 

 クロノがシオンに尋ねる。

 

「この2ndステージ、僕たち福原ヴァンガード部は君達とは戦わないと決めた。チームディフライダーともだ」

「!?」

「どう言うことだよ?」

「知っての通り、2ndステージは負ければ一発退場」

「うん」

「なら……リスクを最小限に留めるべきだと判断した。僕らの最大の目的は自分の勝利じゃない、福原の勝利なんだ」

「おい、シオン!」

「待ってクロノ!」

「トコハ! お前もそれでいいってのか!?」

「うん……」

 

 クロノの問いにトコハの目に迷いはなかった。

 

「シオンが決めたことだし、それに分からなくもないんだ……」

「……!」

(トコハ……)

「じゃあ、ファイナルステージで……」

 

 シオンはそう告げ静かに去って行く。

 

「私にだって目指す物があるから……」

「……」

 

 トコハもアキラとクロノに告げ去って行った。

 

「とてもじゃないが、やっぱりあの話は出来ないな……」

「あぁ……」

「俺達も、今はU20に集中するんだ。出会った時にはファイトだ」

「あぁ……!」

 

 アキラとクロノはお互いに健闘を称えるのだった。

 

<なぁアキラ……>

「ん?」

 

 アルセーヌがアキラを呼び止める。

 

<トコハに言わなくて……よかったのか?>

「知らぬが仏って言うだろ? 知ったら混乱するし、U20に支障も来たすから」

<ほう……>

「トコハにミゲルの中が、実はユニットだったなんて……言えないだろ」

<まぁ……そうだな>

「だから、俺達で真実を確かめるしかない……」

<分かった……>

<ん~……>

「ラウ、起きた?」

 

 寝ていたラウがデッキから出て来た。

 

<まだ始まらないの~?>

<もう少しの辛抱だ>

「今回もラウにも頑張ってもらいたいからね」

<うん、分かった~!>

「さ、レッカさんとミツヨシ君が待ってるぞ」

 

 アキラは2体にそう言ってチームメイトの元に戻って行った。

 

「……ミゲル・トルレスが、ユニット……!?」

 

 しかしアキラ達は知らなかった。

 その時に……安城マモルに聞かれてたことを……。

 

 

『さぁ各チーム、2ndステージを駆け抜ける! 戦うもよし、ポイントを温存するもよし! ただし、ファイトを挑まれれば拒否できみゃせん!』

 

 2ndステージを進む16チーム。

 

「アタック!」

「ぐわぁ!?」

『ここでスタールパンの海導アキラ! 相手に勝利しポイントを獲得したぁ!』

「よし……!」

 

 アキラは2ndステージ、最初のファイトに勝利してポイントをゲットした。

 

「俺も特訓したんだ……」

「おい、余所見すんな!」

「失礼しました、アタック!」

「ギャアァ!?」

「やったぁ!」

 

 アキラに続いて、ミツヨシもファイトで勝利してポイントをゲットした。

 

「よし! 次はっと……」

「見つけた……」

「ん? 君は……サオリ君!?」

「ん?」

 

 ミツヨシの前に現れたのは、チームディフライダーの一人『渕高サオリ』。

 

「誰だっけ?」

「ミツヨシだよ! 小学校3年の時に遊んだこともあったでしょ?」

「……あぁ、思い出した。久しぶり……ファイトだ」

「うん!」

「「スタンドアップ、ヴァンアード!」」

 

 ミツヨシとサオリは友達同士であった。

 しかし……

 

「はぁ……はぁ……つ、強い……!」

「人間風情が……俺に勝てると思ってたのか?」

「さ、サオリ君……どうしたのさ? 以前と性格が変わってるって言うか……」

「うるせえんだよ! アタックだ!」

「うわああああぁぁ!!」

 

 サオリが使う『かげろう』の猛攻にミツヨシは敗れる。

 

「くっ……サオリ君……」

「失せろ……」

 

 サオリは冷たく言い放ち去った。

 

 

「ミツヨシ君が……敗れたのか。相手は……渕高サオリか」

「俺を呼んだか?」

「噂をすれば……」

 

 アキラの前に渕高サオリが現れる。

 

「この感じ……やっぱりユニットか」

「俺達のことを嗅ぎまわってる人間の一人か……」

「ファイトだ」

「チームメイトのミツヨシ……アイツは昔と変わらず弱かったぜ?」

「その発言、後悔させてやる……」

「「スタンドアップ、ヴァンガード!」」

 

 アキラはサオリにファイトを挑む。

 

「アタック!」

「完全ガード! 『炎熱猟兵(フレアトルーパー) ダムジッド』!」

「ダムジッド……!!」

 

 この時、アキラは渕高サオリの中に居るユニットの正体が分かった。

 

「それがお前の正体か……」

<だったらどうした? 地球の人間が、俺に勝てるわけねぇだろ! ましてやそんな変な盗人っぽいショボイ奴らとかにな!>

「俺の……俺のユニット達は、お前なんかに負けるか!」

<!?>

 

 この時、渕高サオリ……ダムジッドはアキラの周りを見て目を見開く。

 

<何だ……コイツら……!? そ、そうか……コイツが、悪神を倒した人間か……!?>

「どうした? 来いよ」

「調子に乗るな人間!」

「『華重機(かじゅうき) ブルドローズ』の集賊(ギャザー)5! このターン、相手は3回までしたアタックできない!」

「人間のクセに、小賢しい手ばっかしやがって……ズィーゲンブルクでアタック!」

「Gゾーン表のザメクの集賊(ギャザー)6! コストを払って相手のアタックを無効! そして追加効果でダメージ1回復!」

「クソッ!!」

 

 サオリの猛攻をユニットの効果で防いだアキラが反撃に出る。

 

「ストライドジェネレーション! 神聖な光と冥府の呪いよ、1つの兜となりて混沌を制せ! 『極頭竜(きょくとうりゅう) アルセーヌ・Sin・レシュ』!!」

 

 アキラは新しいアルセーヌのGユニットに超越した。

 

「お前はコストを払わないと、全てのコストが+1される! 完全ガードのコストも2枚になる!」

「っちぃ……ふざけやがって……!」

「レシュでアタックだ! 混沌のカオスヘッド・シグマ!」

「クソオオオオオオオッ!!」

 

 極頭竜(きょくとうりゅう) アルセーヌ・Sin・レシュの攻撃がサオリ(ダムジッド)を撃破した。

 

「クソ……人間如きに……グアァ……覚えてろよ!」

「……」

 

 サオリ(ダムジッド)は手の痛みを抑えつつ敗退した。

 

 

「アキラさん、すみません……大事なところで勝てずに……」

「ううん、大丈夫だよ」

「あとはアキ君とレッカちゃんだけだね」

 

 2ndステージが終わり、明日に備えて会場を出たアキラ達。

 

「アキラ……」

「トコハ?」

「……」

 

 アキラを呼び止めたトコハは静かに歩いて来る。

 

「……」

「どうしたんだ?」

「……」

「……!!」

 

 

 

 

 

『パシンッ!!』

 

 

 

 

「……!?」

「「えぇ……!?」」

「と、トコハちゃん……!?」

「安城……?」

「い、一体何を……!?」

 

 各チームメンバーは驚愕した。

 トコハがアキラの頬に突如、平手打ちをしたのだから……

 

 TO BE NEXT

 




 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
 トコハに最後、平手打ちをされましたが、その理由とは……?
 次回はもお楽しみに!
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