カードファイト!! ヴァンガードG -LUPIN-   作:D・MAKER

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 前回、アキラに平手打ちをしたトコハ。
 その理由とは……?


イメージ73:亀裂の果てに……

「っ……」

「ちょっと!何でいきなりアキ君にビンタしてんの!?」

「あ、アキラさん……大丈夫ですか……!?」

「あ、あぁ……」

 

 アキラは頬を手で押さえる。

 

「安城、何故だ……?」

「何で……」

「?」

「何でミゲルのこと、黙ってたの……?」

「ミゲルのこと……?」

「一体何を……」

「惚けないで!!」

「「「「「「!?!?」」」」」」

 

 トコハの怒声が辺りに響く。

 

「兄さんが偶然、アキラとアルセーヌが話しを聞いたって。私とハイメが会った……事故で亡くなったミゲルの中は、惑星クレイのユニットだったって……」

(聞かれてたのか……)

<ぬぬ……>

 

 アキラとアルセーヌはマモルに聞かれてたとは思わず、黙りこんでしまう。

 

「わ、惑星クレイのユニットって……さっきから何を……!?」

(本当にタクトから聞いた通りだった……)

「何で私に隠してたの……?」

「……」

「答えて!」

「と、トコハちゃん……」

「ちょっと待ちなさいよ!」

「……!?」

「レッカさん……」

 

 アキラに勢いよく詰め寄るトコハの前にレッカが立ちはだかる。

 

「どいてください、私はアキラに話してるんです……!」

「アキ君にだって事情ってモンがあるでしょ! 何も知らないクセに!」

「いいんですレッカさん」

「アキ君……」

「隠してた事実に変わりありませんし、U20に関わってる時点で……こうなることは想定内でしたので……」

 

 アキラはそう言ってトコハの元から去って行く。

 

「あ、アキラさん……!?」

「ンベーッ!」

 

 レッカはトコハに向けて舌を出し、ミツヨシと共にアキラを追い掛ける。

 

「……」

「トコハちゃん……」

「ハイメ……アキラはミゲルと面識があったの?」

「ん? あぁ……ミゲルが以前に、アキラとファイトしたって聞いたことがあったよ」

「そうなの?」

「しかし……さっきの話、マモルが言ってたことの方が気になるね……」

「実は俺も気になることがある」

「どうしたの、江西っち?」

 

 江西が口を開く。

 

「俺が鬼丸カズミに敗れる前に、奴から得たいの知れない何かを感じた。もしや……先ほどの海導の件と、何か関係があるかも知れない」

「ん~? 私も変な感じがしたかも……」

「そう言えば、ミゲルは元々……鬼丸カズミのチームメイトだったから……」

「調べてみる必要があるかもね……」

「そうだな……」

 

 ハイメ達はチーム・ディフライダーを調査すると決めたのだった。

 

 

 一方……

 

「レッカさん、すみません……」

「気にしないの! タクトから話は聞いてたからね」

「そ、そうなんですか……? それとアキラさん……サオリ君も……」

「話した方がいいな……実は……」

 

 アキラは2ndステージや自分がU20の出場した理由を話す。

 

「そんなことが……惑星クレイが実在したり、今のサオリ君の中にユニットって……」

<残念ながら事実だ……>

「だから昔のサオリ君とは性格が真逆だったんだ……」

「友達だったんだっけ?」

「はい……」

<人格は本人ではない。ディフライドが解除されれば元の本人に戻るだろう……>

「あ、はい……それにしても、アキラさんが連れてるトカゲ……分身のアルセーヌだったなんて……」

<トカゲではない>

 

 トカゲと言われる度に否定するアルセーヌ。

 

「アキ君、安城トコハの件はどうするの?」

「……」

「安城トコハを巻き込みたくなかったんでしょ?」

「はい……」

魔賊(ルパン)として覚醒しても、アキ君は優しいからねぇ。んま、レッカちゃんはアキ君の味方だから安心してね♪」

「ありがとうございます、レッカさん……」

「お、俺もディフライダーとか……情報を探ってみます!」

「ミツヨシ君……」

「んじゃ、明日も頑張ろう!」

「はい」

 

 レッカの言葉でアキラは少し安心するのだった。

 

 

『さぁ2ndステージ2日目となりみゃした! 次々と勝利するファイターも出れば、チーム自体の敗退も出ておりみゃす!』

 

 2日目から上の階へ進めるようになり、ファイターも少なくなって来た。

 

「鬼丸カズミは……圧倒的だな。俺も急ぐか……」

 

 アキラも次の階層に進もうと足を動かす。

 

<アキラ……>

「ん?」

<トコハのこと……あのままでいいのか?>

「トコハの決めたことだとしたら、俺は止めないさ……恨まれてでも、俺は……」

<しかし……>

<おとうさん……アキラはどうしたの~?>

<ん……大丈夫だ。お前は安心するといい>

「君……」

「ん? あなたは……ディフライダーの」

 

 アキラに話しかけたのは、チーム・ディフライダーの紅一点『ベルノ・ファーレンハート』だ。

 

「あなたも……ユニットですね?」

「うん、『崇高なる美貌(プライムビューティー) アマルーダ』さ。 君が悪神シェキナーを倒した人間……ううん、魔賊(ルパン)だね」

「あらま、ご存じで……」

「なるほど……だから君は誰よりも輝いてるのか」

「輝いてる……?」

 

 アキラはベルノ(アマルーダ)は意味ありげに話す。

 

「昨日ファイトした相手も輝いてたけど、君は特別に輝いてる……凄く綺麗なんだ」

「はぁ……?」

 

 ベルノ(アマルーダ)はそう言いつつアキラに近付く。

 

「……ん」

「!?!?」

<なっ……!?>

<ちゅーした~!>

 

 ラウールの言葉通り……ベルノ(アマルーダ)がアキラの唇を奪ったのだ。

 

「……何でキス……?」

「また会いたいから、再会の約束かな?」

「ファイト、しないの?」

「今度、僕と二人きりでね……じゃあ」

 

 ベルノ(アマルーダ)は意味深な挨拶をして去った。

 

<コレ……トコハに知られたらマズいぞ……>

「言うな……進むぞ」

<うむ……>

 

 アキラは顔を赤くしながら止まってた足を動かす。

 

 

「……」

<アキラ、後ろだ……>

「あぁ……」

 

 アキラは後ろから追い掛けて来る人物に気付き足を止める。

 

「はぁ……はぁ……追い付いた」

「トコハ……」

 

 トコハが息を切らしてアキラの元へ走って来たのだ。

 

「アキラ、ファイトよ……!」

「いいだろう……受けて立つ」

「「スタンドアップ、ヴァンガード!!」」

 

 トコハとアキラのファイトが始まる。

 

「左のアネルマでアタック!」

開花(ブルーム)によるパワーアップは怖い……だけど、ガード!」

「そっちのザインの効果も無茶苦茶だから、私の方は可愛いもんでしょ!」

「だったら、もっと来い!」

「望むところよ!」

 

 昨日みたいな感じはなく、お互いに全力でファイトを楽しんでいる。

 

「行くぞ! ブレイクデモニッカーでアタック!」

「掛かって来い! ノーガード!」

「頂戴する!」

「キャアァ!?」

 

 アキラの新たなGユニット『極滅竜(きょくめつりゅう) ブレイクデモニッカー・ヴルム』のアタックでトコハに勝利した。

 

「私の負けね……」

「トコハ……昨日のことは」

「ゴメン……!」

「!?」

 

 アキラが謝罪する前にトコハが先に頭を下げる。

 

「アキラにも理由があったのに……私、アキラに手を上げた……」

「いいんだ、気にしないでくれ」

「私達のチームも全員負けちゃった……あとは、頑張ってね」

「あぁ……必ず話すから」

「分かった……」

 

 トコハは笑顔を向け去った。

 

『ここでタイムアップ! 頂上へ登り詰めたチームは3チーム、『チーム・ディフライダー』『スタールパン』『ストライダーズ』の3チームだぁ!』

「……ふ」

(鬼丸カズミ……直接近くで見るのは初めてだ)

 

 残り1枠は伊吹から『成績の高い4チームで敗者復活戦』を行い、最後の1チームを決めると宣言し2ndステージは終了した。

 果たして、最後のファイナルステージに勝つチームは……?

 

 TO BE NEXT

 

 

 

『オマケ』

 

 

「……ん」

「!?!?」

『な、なんとベルノ・ファーレンハート……何て大胆な……!?』

「あわわ……」

「おいおい、マジかよ……」

「ああああ、アキラさんの唇を……!?」

 

 敗退したミツヨシやクミ、カズマ達が観客席で顔を赤くしたり目を開いたりとご乱心。

 

「アキラさん、また略奪組を増やしちゃいましたね……」

「また……?」

「はい……アキラさんはトコハさんと付き合ってるのですが……アキラさんの恋人の座を狙う略奪組が……10人以上居ます……」

「な、何だそりゃ!? ハーレムじゃねぇか!」

「邪魔をしたり、アキラさんに何かすれば……トコハさんや略奪組の人達から制裁とか……」

「マジかよ……」

 

 タイヨウの口からでた真実にカズマはげんなりする。

 

 




 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
 次回もお楽しみに!
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