お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE 作:シュステーマ・ソーラーレ
ケース5の若宮イヴの話は、結構シリアスなのでご注意下さい。
Pastel*Palettes···読み方は『パステルパレット』で、通称『パスパレ』。同じ芸能事務所所属のアイドルで結成されたアイドルガールズバンドだ。
そんな彼女達には好きな人がいる。それは松原陽斗だ。
最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。
昔から何かと世話が焼ける姉の花音を守る為に我流で格闘技の訓練を欠かさない、都内の地理を全て覚える等、姉想いの優しい性格をしている。
空手等の格闘技で鍛えている為、プロの軍人や傭兵を超える人間離れした戦闘力を誇る。
普段の性格は、とても優しくお人好しで困っている人を放っておけない。しかし、本気で怒ると一人称が『オレ』に変わり、ヤンキーみたいな口調になり上記の格闘技で敵を病院送りにしてしまう。
現在高校1年生で、ライブハウスCiRCLEでアルバイトスタッフとして働いている。
そんな陽斗にパスパレのメンバー全員が何故惚れたのか?今回はその理由を話そう···
ケース1→丸山彩の場合
ある日の午後。陽斗は、小腹が空いた為に姉がバイトしている家の近くのファーストフード店で大好物のハンバーガーを買おうとした。しかし······
アンチファンの男「あのさ~君ぶっちゃけ才能無いくせにアイドルやってるなんて生意気なんだよね。こんな所でバイトしてるのもそうだけどさ。」
丸山彩「そ···そんな·····」
陽斗が並んでる列の隣では、1人の男がある店員を批判していた。その店員は、パスパレのリーダーでボーカル担当の丸山彩だった。
アンチ男「ルックスだけしか取り柄が無いし、歌もダンスも下手くそだし、トークもアドリブもダメダメだし、ダメなアイドルのオリンピックがあったら金メダルだよ!ギャハハハ♪」
彩「うう······」
アンチファンである男は、彩に対して物凄い暴言を吐き、下品極まりない声であざ笑い、彩はそのあまりに酷い暴言に泣いてしまっている。それを見た陽斗は······
陽斗「···おい。」
ガシッ!ギギギギギッ!!
アンチ男「痛ただ!?」
アンチ男の腕を掴み、思いっきりひねった。その力の強さに、アンチ男は痛みに苦しむ。
彩「えっ!?えっ!?」
それに慌てふためく彩。
陽斗「女の子を泣かせるんじゃねぇよ!この生ゴミ野郎!!」
ゴキッ!!
アンチ男「ギャアアアー!?」
彩「ええええ!?」
ヤンキーみたいな口調になった陽斗は、そのままアンチ男の腕の骨をへし折った。
陽斗「これ以上この人を泣かせたら許さないぞ!ここからさっさと消えろ!!」
アンチ男「ごごごごご、ごめんなさーい!」
すっかり人が変わってしまった陽斗の怒りにアンチ男は恐怖して、折れた腕を庇いながら急いで店を出て逃げ出した。
陽斗「ったく!······あ。」
哀れなアンチ男を見届けた陽斗は、ふと我に帰った。店にいる全員がアンチ男を追っ払った陽斗に注目していた。
陽斗「し、失礼しましたーー!!/////////////////////」
恥ずかしくなった陽斗は猛ダッシュで店を出ていってしまった。
彩(あの人···確か花音ちゃんの弟だよね?最近CiRCLEでバイトしている···見た目は女の子みたいに可愛いのに強いな〜///////今度来たらいっぱいスマイルあげないと!////////////)
彩が自分に一目惚れした事にも気づかずに······
この数日後、陽斗が再び店に来た時は···
彩「いらっしゃいませ!まん丸お山に彩りを♪丸山彩が対応します♪」
っと、スマイル満開で対応している。
※彩が陽斗に惚れた理由→アンチファンに罵られて泣いていた所を陽斗に助けられたから
※アンチファンは彩だけでなく数多くのアイドルを誹謗中傷していた等の犯罪行為を行っていた事が判明し、ファーストフード店の防犯カメラが元で警察に逮捕された。
ケース2→氷川日菜の場合
パスパレのギター担当である氷川日菜。
彼女には最近気になる人がいる。それは松原陽斗だ。その理由は、日菜の双子の姉である氷川紗夜だ。
紗夜は、Roseliaのギター担当としてライブに向けての練習のし過ぎによる過労の影響で、高熱を出して倒れた所を陽斗に助けられた。
それだけでなく、病院に連れて行ったり、治療費等を全額払ってくれたのだ。その漢気に紗夜は勿論、日菜も惚れてしまった。
これ以降、日菜は陽斗に積極的になって懐いている。それによって生じるのが···
※CiRCLEのラウンジ
日菜「陽斗くーん!遊ぼーう♪」
ギュウッ〜!
陽斗「ちょっと日菜さん!そんなにくっつかないで下さい!/////////////」
紗夜「日菜!陽斗君に抱きつかないで!!」
ギュウッ〜!
陽斗「いや!?紗夜さんも抱きついてますよ!?//////////////」
そう···氷川姉妹による陽斗の取り合いだ。紗夜は風紀委員、日菜はアイドルの仕事の合間にCiRCLEに来ては陽斗に話しかけて取り合いになっていた。
そして、それを見た他のガールズバンドのメンバーが絡んできて更に大騒ぎになった事は言うまでもない。
※日菜が陽斗に惚れた理由→第4話で双子の姉である紗夜を助けてくれたから
ケース3→白鷺千聖の場合
これは···陽斗が中学3年生の夏休みに起きた出来事である。
姉の花音が、友達とカフェに行こうとしたが、極度の方向音痴である花音は道に迷い、陽斗に助けを求めていた。
※駅前通り
陽斗「全く···ちゃんと道調べてから行ってよね。」
花音「ご、ごめんなさい。」
花音を見つけた陽斗は、待ちあわせ場所の駅まで通りを歩いていた。すると···
千聖「こ、困ります!離して下さい!」
DQNナンパ野郎「いいじゃねぇの〜握手位さぁ〜♪」
千聖「これから友達とカフェに行くんです!だから離して!!」
DQNナンパ野郎「そんなの放っといて、オレと遊びに行こぅぜ〜♪」
駅前のロータリーで、花音の親友である白鷺千聖がガラの悪いナンパ野郎に絡まれて手を握られていた。千聖は嫌がるが、ナンパ野郎はお構いなしに千聖を連れて行こうとする。そんな千聖のピンチを救ったのは勿論!
陽斗「···すみません。その人は、これからうちの姉さんと約束があるので···邪魔しないで下さい!」
バシッッッ!
DQNナンパ野郎「痛っ!?」
千聖「あっ!?」
花音「ふぇぇぇぇ!」
陽斗である。陽斗は千聖の手を握っているナンパ野郎の手を思いっきりチョップした。
DQNナンパ野郎「何すんだ、テメェ!?」
ナンパ野郎が陽斗に怒りながら迫るが···
陽斗「それはこっちの···千聖さんが言う台詞だ!」
ガキンッッッッ!!!♪
DQNナンパ野郎「@#$^%|}[/)|~;¡!?」
ドサアッッッッ!
陽斗はナンパ野郎に、ドギツい金的蹴りをお見舞いした。そのあまりの痛さにナンパ野郎は泡を吹きながら気絶した。
千聖「あら······」
花音「ふぇぇ······」
その様子に千聖と花音は驚く。
陽斗「さてと···コイツを警察に連れて行きますから、姉さんの事お願いしますね、千聖さん!」
千聖「待って!私も行くわ!当事者だし。」
花音「私も行くね!」
こうして、陽斗はナンパ野郎に連れて行かれそうになった千聖を助ける事が出来た。そして······
千聖(陽斗···とても勇敢でカッコイイわ////////////////)
陽斗に惚れた千聖であった···
※千聖が陽斗に惚れた理由→DQNナンパ野郎に連れて行かれそうになった所を陽斗に助けられたから
ケース4→大和麻弥の場合
ある日のCiRCLE。この日は、第4スタジオでパスパレの予約が入っていた。メンバーの中で早く仕事が終わったドラム担当の大和麻弥は、陽斗と一緒に音楽機材の準備とチェックをしていた。
※第4スタジオ
陽斗「よいしょっと!こんな感じで大丈夫ですか?」
麻弥「はい!ありがとうございます!···ふぅ······」
陽斗は機材チェックが終わり、麻弥に確認をしてもらう。麻弥は、手伝ってくれた陽斗にお礼を言った。その後、疲れたようにため息をついた。
陽斗「大丈夫ですか?何か疲れているようですけど。」
麻弥「あぁ···すみません。最近、パスパレの仕事や演劇部の裏方作業が忙しくて···肩がこってしまって。」
麻弥はパスパレの仕事と羽丘女子学園で演劇部の裏方をしている。最近、その両方が忙しく体を休める余裕がないのだ。特に肩がこっているらしい。それを聞いた陽斗は···
陽斗「だったら、ボクが肩を揉みましょうか?ボクのマッサージ、結構効くってガールズバンドの皆さんに評判なんで。」
得意のマッサージをしてあげようかっと麻弥に提案した。
麻弥「あっ···そう言えば花音さんがそう言ってましたね···せっかくなんで、お願いしますね?」
麻弥は深く考えずに、陽斗のマッサージを受ける事になった。麻弥は、スタジオに設置されたソファーに座った。そして!
陽斗「行きます!えいっ!」
グイッ!♪
麻弥「フヘッ!?」
陽斗「ご、ごめんなさい!痛かったですか?」
麻弥「い····いえ·······もっとしてほしいです♪フヘヘ/////////////」
こうして、麻弥は陽斗のマッサージの前に屈服した。
麻弥が陽斗に惚れた理由→市ヶ谷有咲同様、疲れて肩がこってる自分をマッサージで癒やしてくれたから
ケース5→若宮イヴの場合
※内容がシリアスです。ご注意してご覧下さい。
これは、まだ若宮イヴがパスパレのキーボード担当となる数ヶ月前。まだ、モデルとして活動していた頃の話だ。
当時のイヴは、パスパレのメンバーがいない別の芸能事務所に所属していた。
日本人とフィンランド人とのハーフであるイヴは、その美形とスタイルの良さから人気があった。
しかし、それが面白くない他のモデル達からは嫌われて、イヴが話かけてもシカトしたり、イヴが着る予定だった衣装を破く等のいじめを受けていた。
その為、精神的にどん底だったイヴは···
※とある人気のない川
イヴ(もう·····私なんて···生きていても···)
チャプ···チャプ···チャプ···
人気のない川に入って自ら命を絶とうとしている。そこに現れたのは······
陽斗「何してるんですか!?」
バチャバチャバチャバチャ!ガシッッッ!!
イヴ「······エッ?」
当時中学3年生の陽斗だった。たまたま近くの河原を歩いていた陽斗は、川に入って命を絶とうとしているイヴを発見して救助したのだ。
※数分後···近くの河原
陽斗「···なるほど。それは酷い···」
イヴを河原まで連れて行った陽斗は、イヴから事情を聞き怒りを露わにした。
イヴ「事務所の人にも相談したんですが···モデルの1人は社長令嬢なので、取り合ってくれませんでした。···フィンランドにいる両親や友達を心配させたくなくて連絡もしてません。私···毎日毎日ヒドイ事をされて、生きるのがツラくて······」
イヴが涙を流しながら説明した。
イヴは、いじめの件を事務所の人に訴えたが、イヴをいじめているモデルの1人は、当時イヴが所属していた芸能事務所の社長令嬢だった為、まともに取り合ってもらえず、いじめは毎日のように続いた。
心配させたくない為に、フィンランドにいる両親や友達に伝えられず、遂に限界を迎えて自ら命を絶とうとしたのだ。
陽斗「辛かったでしょうね······うぅ······」
イヴ「な、泣いてるんですか?ナゼ、私なんかの為に······」
イヴの話を聞いた陽斗は涙を流して悲しんでいる。それにイヴは戸惑った。何故、初対面かつ関係のない自分の為に泣いているのか?
陽斗「当たり前ですよ!目の前で人が亡くなったら悲しいです!初対面のボクが、こんなに悲しいんです!もし、若宮さんが死んだら、ご両親とお友達の方は、比べモノにならない位に悲しみます!だから······もっと自分を大事にして下さい!!」
イヴ「ッ!ウゥ···ウッ····ウワァーーーーン!!」
ギュッ!!
陽斗の魂の叫びを聞いたイヴは、子供のように泣き叫びながら、陽斗に抱きついた。そして、そんなイヴを陽斗は優しく受け止めた。
その後、イヴは陽斗と一緒に警察に行き、いじめの証拠となるモノを全て提出し、警察は、それを元にイヴをいじめたモデル達と、いじめを隠蔽した芸能事務所社長等を逮捕した。
そして、イヴは現在所属している芸能事務所に移籍し、そこでパスパレのキーボード担当に抜擢された。
こうしてイヴは、パスパレのメンバーという仲間や、バンド活動を通じた友人に、自分達を応援してくれる多くのファンが出来て、幸せな毎日を送っている。
※イヴは陽斗に惚れた理由→モデルをしていた頃にいじめに遭って、自ら命を絶とうとした所を陽斗に助けられ、イヴが死ぬ事を本気で悲しんでくれたから
以上が陽斗のパスパレお助け記録である。そして······
※現在、CiRCLEの第1スタジオ
イヴ「ハルトさん!ハグしましょう!ハグハグハグ〜♪」
ギュウッ〜!ムニュムニュ///////////
陽斗「イヴさん!////////ボク、これから仕事しなきゃ···/////////」
日菜「イヴちゃん、ズルい〜!あたしもギュッ!って、する〜〜!」
ギュウッ〜!ムニュムニュ///////////
陽斗「日菜さんまで!?/////////////////」
彩「こら〜!2人共、陽斗君にくっつかないで!!」
千聖「そうよ。抜け駆け厳禁。」
麻弥「ジブンだって陽斗さんと···フヘヘ//////////////」
今日も陽斗は、パスパレに可愛がられていた。
パスパレのお助け記録でした。
氷川日菜は唯一、陽斗に直接助けられた訳ではなく姉の紗夜を助けてくれたから惚れた珍しいケースです。
そして、若宮イヴはパスパレに入る前はかなり酷いいじめを受けて、自ら命を絶とうとしようとして、陽斗に助けられたという話でした。
次回は、陽斗の姉が所属するハロハピの話にしようと思います。
早くモニカやラスも登場させたいですね。
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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