お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE 作:シュステーマ・ソーラーレ
今回は陽斗のハロハピお助け記録の話···になるのかな?···という感じの話です。
ハロー、ハッピーワールド!···通称は『ハロハピ』。リーダーの弦巻こころの『世界を笑顔にする』という目的のために結成したエンタメガールズバンドだ。
地元の幼稚園や老人ホーム、商店街のイベントに出演することが多く為、子供からお年寄りまで老若男女問わず人気が高い。
スカイダイビングをしながらライブをする等、奇抜な事を笑顔で行う予測不可能なガールズバンドだ。
このガールズバンドには、主人公の松原陽斗の姉である松原花音がドラム担当として所属している。
そんなハロハピを陽斗はどのようにお助けするのか?
※とある山の一合目
こころ「さぁー行くわよ!」
はぐみ·薫「おおー!!」
陽斗·花音·ミッシェル「お、お〜···」
ある休日。陽斗とハロハピのメンバーはとある山に来ていた。何故なら昨日の弦巻邸で···
こころ『もっともーっと!世界に笑顔を届けたいわね!何か良い方法はないかしら?』
いつも通り弦巻邸のテラス席で、世界を笑顔にする為の会議をするハロハピとそれに付き添った陽斗。そこでベース担当の北沢はぐみが···
はぐみ『山とかで歌えばもーーっと遠くまで聞こえるんじゃない!?』
っと、突拍子もない事を提案した。こころは当然承諾した。
美咲『あぁ···案の定おかしな方向に······』
花音『でも皆でハイキングって考えると少し楽しみかな···?』
陽斗『そうだね、姉さん。』
ハロハピのDJ担当で常識人である『ミッシェル』こと奥沢美咲は、いつも通りの展開に頭を抱える。
花音はこの展開を前向きに考えて、陽斗は納得する。
薫『シェイクスピア曰く·····『そこに山があるから』···つまり······そういうことさ!』
ギター担当の瀬田薫が、いつもの調子で決め台詞を言う。
美咲『シェイクスピア···そんな事言いましたっけ?』
陽斗『ジョージ·マロリーですよ。それ言ったの···正確には『そこにエベレストがあるから』ですけどね······』
美咲の疑問に陽斗が答えた。
※ジョージ·マロリーとは『そこにエベレストがあるから』と言った事で知られる登山家。ちなみに『そこに山があるから』は日本語で翻訳した時に誤訳されて流布した。
そんなこんなで、ハロハピ+陽斗は山に行く事になった。
※とある山での道
こころ·はぐみ·薫「ララ♪ララ♪ララ♪ラララララ〜♪」
頂上目指して陽気に歌を歌いながら山を登るハロハピの3バカ。その後ろには···
ガラガラ······!
陽斗「よいしょ!よいしょ!」
ミッシェル「あぁ~···楽ちん。」
花音「陽斗君···大丈夫?無理しないでね?」
ミッシェルを乗せた人力車を引いている陽斗とその横で歩く花音が、こころ達について行ってる。
陽斗「大丈夫だよ姉さん。これも鍛錬だからね!それに、いつも美咲さんはミッシェルとして頑張っているから、これくらいはしないと!」
ミッシェル「あ···ありがとう////////////////」
美咲(陽斗君、優しいな···//////////////////)
陽斗の侠気あふれる言葉にミッシェルこと美咲は顔を赤らめながら嬉しそうにしている。
花音(美咲ちゃん···まさか陽斗君の事を···!?ふぇぇぇぇ〜!)
それを見た花音は、美咲が陽斗の事を好きだという事を知って心の中で慌てる。何故なら花音は、陽斗大好き超絶ブラコン姉だからだ。
花音「陽斗君!彼女はまだ早いからね!?」
陽斗「···は?」
花音の言葉に陽斗は意味が分からずにキョトンとする。
美咲(花音さん···ブラコンにも程があるでしょ······)
花音のブラコンっぷりに呆れる美咲だった。
ちなみに美咲が陽斗の事を好きなのは、商店街でミッシェルとして活動してた時、DQNヤンキー達に絡まれたり、熱中症になった所を助けられたから···である(リメイク前と同じ)。
※山の頂上
はぐみ「着いたーー!やっほー!!」
こころ「ここが頂上ね!やっほー!!♪」
山の頂上に着いたハロハピ+陽斗。
こころとはぐみは、はしゃいで思いっきりヤッホーっと叫んだ。そして、やまびこが返ってきたが···
『あっほー···』
何故か『あっほー···』っと、返ってきた。
薫「フフフ···無邪気な子猫ちゃん達だ。」
その様子を微笑ましく見ている薫。
陽斗「ふぅ······ようやく着いた。」
花音「お疲れ様、陽斗君!」
ミッシェル「ありがとうね。」
陽斗は頂上の隅にミッシェルを乗せてた人力車を停めた。花音とミッシェルは頂上まで人力車を引いて連れてってくれた陽斗を労う。
こころ「そしてこれがハロハピ特設ライブステージよ!」
バーン!
こころが指差す先には、黒服の人達が昨日の内に準備したステージがあった。
こころ「それじゃあ、早速ライブしましょう♪」
はぐみ「わーい♪」
薫「さぁ···私達の輝く日を仰ぐときだ!」
そして、ハロハピの3バカはステージに上がり、ライブの準備をする。
ミッシェル「底なしの体力···」
花音「凄いなぁ···」
陽斗「音響機器のセッティングしますね!」
ミッシェルと花音は、山登りしたばかりなのに元気よくライブをしようとする3バカの無限大の体力に感心している。陽斗は音響機器のセッティングをする。
こころ「ハッピー!ラッキー!スマイルゥーーー···イエーイ♫」
こころの掛け声と同時にハロハピのライブがスタートした。皆それぞれ楽しそうに演奏をしている。
こころ(どうかしら?あたし達の歌!世界に届いているかしら?)
はぐみ(きっと世界中に届いてるよ!)
薫(世界に轟かせよう!我等の歌を!!)
特にハロハピの3バカはいつも通りに笑顔でライブをしている。
山の動物達「コン!」「ピー!」「ニャ~ン!」
わらわら······!
花音(動物達がすごい寄ってきてるよ···)
ミッシェル(何か変な目で見られてるような気がする···)
一方、花音とミッシェルの常識人コンビは、ハロハピの演奏につられてやって来た動物達に戸惑う。
ウサギ「ウッウッウッ♪」
陽斗「可愛いなぁ、たえさんに写メ送ろう。」
パシャ!
ウサギ「ウッウッウッ♪」
陽斗はというと、ウサギを抱き上げながらスマホのカメラで写真を撮っている。ウサギが大好きなポピパの花園たえに写メを送る為だ。
山猫「ニャ~ン♪」
陽斗「おっ!この子とも一緒に撮ろう。友希那さんに送れば喜ぶだろうし!」
パシャパシャ!
山猫「ニャ~ン♪」
更に猫好きなRoseliaの湊友希那の為に山猫とも一緒に写真を撮り写メを送ろうとする。
陽斗「本当に可愛いなぁ!この山の動物達は!」
山の動物達「キーキー♪」「ウッウッウッ♪」「ピー♪」「ニャ~ン♪」
山の動物達と戯れている陽斗。
ミッシェル(その動物達と戯れている陽斗君も可愛いんだけど////////////////)
それを見ているミッシェルこと奥沢美咲は、陽斗の可愛さの虜になってしまった。
※数曲歌った後
こころ「イエーイ♪盛り上がってきたわね!続いての曲は···」
ライブもいよいよ後半に差し掛かり、こころが次の曲に入ろうとした···その時!
ツキノワグマ「ガァァァァ!」
花音「ふぇぇぇぇ〜!?」
ミッシェル「く、くくくく熊!?」
なんと、突然ツキノワグマが現れたのだ。
陽斗「本物のツキノワグマだ!皆!早く逃げて!!」
山の動物達「キーキー!?」「ウッウッウッ!?」「ピー!?」「ニャ~ン!?」
ダーーーッ!!!!
陽斗は、山の動物達を安全な場所へ避難させる。
こころ「まぁ!ミッシェルのお友達かしら?」
はぐみ「すごーい!はぐみ、ミッシェル以外のくまさん見たの初めてだよ!!」
薫「これは、運命的な出会いだね···儚い。」
ミッシェル「何やってんの!?相手は本物の熊だよ!?逃げないと!?」
こころ「ミッシェルもクマでしょ?」
はぐみ「何で逃げるの?」
薫「きっと運命の導きで巡り会えた家族かもしれないね···あぁ!儚い···」
ミッシェル「もぉおおおお!」
そんな中、ハロハピの3バカは突然現れたツキノワグマに全くビビらず、能天気にはしゃいでる。ミッシェルを本物の熊だと本気で思い込んでいる彼女達にとっては、ツキノワグマもミッシェルの仲間だと認識しているようだ。
ツキノワグマ「ガァァァァ!!」
ツキノワグマは、かなり激怒している様子で、今にも襲いかかろうとしている。そして!
ツキノワグマ「ガァァァァ!!!」
バァッッッ!
ミッシェル「うわぁーー!?」
花音「美咲ちゃーーん!?」
1番近くにいたミッシェルに襲いかかる!するとそこに···
陽斗「ちょっと待ったー!!」
ヒュッ······バッッッ!!
ツキノワグマ「ガァ?」
ミッシェル·花音「陽斗君!?」
陽斗が、地面自体を縮めることで距離を接近させ、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌き、『縮地』と呼ばれる毎度お馴染みの技で、ミッシェルとツキノワグマの間に割って入ってきた。ツキノワグマも思わず立ち止まり、ミッシェルと花音が驚く。
陽斗「これあげるから、機嫌なおしてね?」
ドンッ!
そう言って陽斗は、持っていた壺をツキノワグマの目の前に置いた。
ツキノワグマ「ガゥ?···ングッ···ングッ···」
ツキノワグマは、陽斗が差し出した壺に入っている物を飲んでいる。すると···
ツキノワグマ「ガァァァ···♪ガァ♪ガァ♪」
こころ「あら?突然踊り始めたわ!」
はぐみ「うわぁーー!とっても楽しそう!♪」
薫「フフ···随分と陽気なクマ君だ。儚い···」
さっきまで激怒していたツキノワグマが一変、突然陽気になって踊り始めた。その様子にハロハピの3バカは喜んでいる。
花音「ふぇぇぇぇ!?どういう事!?」
ミッシェル「陽斗君?あの壺の中身は一体···」
一方、花音とミッシェルは驚愕した。そしてミッシェルが陽斗に壺の中身について聞くと···
陽斗「蜂蜜酒です!昨日、黒服さん達に頼んで調合して作ってもらいました!」
ミッシェル「蜂蜜酒!?···あぁ。それで酔っぱらってるんだ。」
陽斗は、壺には熊の大好物である蜂蜜がたっぷり入っている酒だと説明して、ミッシェルは納得した。
陽斗は、こんな事もあろうかと、黒服の人達に頼んで作ってもらったのだ。
こころ「クマさん!かなりゴキゲンね!あたし達の歌を聞いて、もっと笑顔になってね!カモーーン!ミュージック♪」
ミッシェル「えっ!?わ、分かったよ!」
花音「ふぇぇぇぇ!」
はぐみ「わーーーい!」
薫「さぁ!楽しい宴の始まりさ!!」
陽斗「はい!」
ツキノワグマ「ガァァァァ♪」
こうしてハロハピは、蜂蜜酒でご機嫌になったツキノワグマと共に楽しく歌って踊り、ライブを成功させたのであった···
※数日後、CiRCLEの第1スタジオ
美咲「あの···こないだはありがとう////////これ···お礼の羊毛フェルト/////////////」
陽斗「うわぁ!ありがとうございます!!」
美咲「ど、どういたしまして///////////////////」
花音「むむむむむ!」
CiRCLEの第1スタジオでは、美咲が陽斗に助けてくれたお礼として羊毛フェルトをプレゼントした。
陽斗は素直な笑顔でお礼を言って美咲は恋する乙女の表情をうかべる。
その様子を花音が見てヤキモチを焼いたのは言うまでもない···
今回はハロハピのお助け記録というよりもミッシェル(奥沢美咲)のお助け記録になってしまいました。
今の所、ハロハピで陽斗に好意を寄せているのは、奥沢美咲と実の姉である松原花音です(笑)
次回は、モニカとRASの話にする予定です。
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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