お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE 作:シュステーマ・ソーラーレ
大ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。
最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。
様々な危機的状況からCiRCLEを利用しているガールズバンドのメンバーを助けた事から好意を寄せられて猛烈なアプローチを受けている。
それは陽斗がCiRCLEバイト2年目に突入しても変わらなかった。むしろ、より一層陽斗に対するスキンシップが激しくなっている。
そんな大変な状況になった陽斗だが、それなりに楽しくいつも通り毎日を過ごしている。
今回の話は、そんな陽斗が『にゃむち』や『アモーリス』等と呼ばれるドラマーを助ける話である。
※CiRCLEのスタッフルーム
陽斗「にゃむち···ですか?」
まりな「そうなのよ〜!その人がCiRCLEに来て、ライブ配信したいって言うのよ〜!」
陽斗「ライブ配信?」
まりな「うん!実はにゃむちさん、うちのオーナーと昔からの知り合いらしくてね!CiRCLEの宣伝を兼ねて、私達スタッフのインタビュー動画も配信したいって!」
陽斗「なるほど···」
ある日のCiRCLE。陽斗は、バイトが終わって帰ろうとしたところ、上司の月島まりなに呼ばれてスタッフルームに来た。
そこでまりなが言うには、『にゃむち』の愛称で親しまれている人気動画配信者、『祐天寺にゃむ』がCiRCLEに来て、CiRCLEの宣伝用のライブ配信をしたいという事だ。
にゃむは、主にメイク動画を取り扱っているが、『電子ドラムを叩いてみた』等、様々なジャンルに挑戦している動画を配信する事もある。
現在は、ガールズバンド『Ave Mujica(アヴェ ムジカ)』のドラム担当、『アモーリス』としても活動している。
そんなにゃむだが、実はCiRCLEのオーナーと知り合いなのだ(どんな知り合いかは不明)。
今回のCiRCLEライブ配信も、CiRCLEの宣伝を兼ねていて、スタッフ達のインタビュー動画も撮影したいと言うのだ。
陽斗「そういう事なら、ボクは構いませんよ!」
まりな「そう···ありがとね!じゃあ、来週の日曜日に来るみたいだから、その時はよろしくね!!」
陽斗「はい!分かりました!!」
陽斗は、CiRCLEの知名度が上がるならと、にゃむのインタビュー動画に出演する事を承諾した。
しかし、まりなにはある不安があった。それは勿論!
まりな(CiRCLEが有名になる事は嬉しい事だよ?でも···もし、にゃむちが陽斗君に惚れるような事があったら···もう!オーナーの頼みじゃなかったら、絶対断ってるのにー!!)
にゃむが陽斗に惚れるかもしれない事だった。これまで数多くの危機から、ガールズバンド&関係者達を助けて惚れさせた陽斗の事だ。
もしライブ配信の時に何かトラブルが発生し、にゃむに危機が迫る時に陽斗は必ず助けるだろう。それでにゃむが陽斗に惚れてしまう事を、まりなは恐れているのだ。
※ライブ配信当日·CiRCLE入口前
ピッ♪
祐天寺にゃむ「こんにちにゃむにゃむ〜♪みんな~元気?今日はなんとー···じゃーん♪ライブハウスCiRCLEさんに来ちゃいました〜♫あのパスパレやRoseliaも御用達のスタジオなんだって~♪」
当日になり、CiRCLEの入口前で猫撫で声で可愛くライブ配信しているのが祐天寺にゃむ、通称にゃむちである。
にゃむ「そして、そんなCiRCLEで働く2人のスタッフさんを紹介しまーす♪月島まりなさんと松原陽斗さんでーす♫」
まりな「こ、こんにちは~!」
陽斗「こんにちは!松原陽斗です!」
にゃむが動画撮影に使っている自撮り棒付きスマホのカメラの前で、にゃむに紹介されまりなと陽斗がカメラの前に出てきて挨拶する。
にゃむ「それでは早速〜!CiRCLEに入ってみよう〜〜♪♫」
陽斗「ご案内します!」
にゃむ「ありがとう♡」
そして、にゃむは陽斗の案内でCiRCLEへと入っていった。
※数時間後·CiRCLEラウンジスペース
にゃむ「今日はありがとうございました!」
まりな「こちらこそCiRCLEの宣伝ありがとうございます!」
数時間以上のCiRCLE宣伝用動画撮影が終わり、にゃむはまりなにお礼を言った。
陽斗「お疲れ様でした!」
キラッ☆
陽斗もにゃむに向かってお疲れ様と言いながらキラキラドキドキスマイルを向けた。
にゃむ「っ!?♡」
トゥンク♡
にゃむ(何々!?♡この子の笑顔!?♡めっちゃ可愛いんだけど〜!♡動画撮ればバズるかも!!♡♡)
それを見たにゃむは、思わず胸をトゥンクと鳴らして心がときめいた。
まりな(まーた女の子を誑かす事して·····)
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
それを見たまりなが嫉妬にまみれた闇のヤンデレオーラを醸し出している。
こうして、にゃむによるCiRCLE宣伝動画撮影は終わった。
※翌日·CiRCLEの近く
にゃむ(松原陽斗って子が気になってまたCiRCLEまで来ちゃった。)
翌日になり、陽斗の事が気になりCiRCLEの近くまでやって来たにゃむ。
にゃむ(SNSとかで調べたら、松原陽斗ってCiRCLE周辺じゃあ結構な有名人みたいだし···上手く私の動画配信に出てくれたら再生回数伸びそうだな〜···)
にゃむは、SNS等で陽斗の事を調べて陽斗が有名人であるのを知って、自らの動画配信に出てもらい再生回数を伸ばそうとしたのだ。
にゃむの本性は、有名人を使って動画配信を行い、自ら大金を得ようとする腹黒配信者だったのだ。
するとそこへ···
DQNナンパ男1「あれあれぇ〜?♪」
DQNナンパ2「そこにいるのは、にゃむちちゃんじゃない〜?♪」
DQNナンパ3「オレ達と一緒に遊ぼうぜぇ〜♪」
たちの悪いDQNナンパ男達が現れて、にゃむの周りを囲んで遊びに誘う。
にゃむ「はっ?いや、遊ばないし···むぐっ!?」
当然にゃむは断るがDQNナンパ男に口を塞がれた。
DQNナンパ男1「はいはーい♪騒がないでねぇ~♪」
DQNナンパ男2「オレ達といい事してあげるぜぇ〜♪」
DQNナンパ男3「どうせなら動画撮って配信してやろうか♪」
にゃむ(いや···誰か助けて···)
DQNナンパ男達に襲われてどうする事も出来ないにゃむ。そんなにゃむの危機を救ったのは勿論!
陽斗「何してるんですか!?」
にゃむ(あの子は···!)
DQNナンパ男1「あ〜ん!?」
DQNナンパ男2「誰だテメェは〜!?」
DQNナンパ男3「やっちまえ!!」
陽斗だった!丁度、バイトをしようとCiRCLEまで歩いていた時に、にゃむが襲われた所に出くわしたのだ。
そんな陽斗にDQNナンパ男達は怒り襲いかかるが結果は···
ドガッ!バキッ!ボコッ!!
陽斗「まだ····やりますか?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
DQNナンパ男達「すみませんでした~!!」
ダッダッダッ!
にゃむ「す···凄い···」
当然、陽斗にボコボコにされて退散してしまった。陽斗の強さに驚くにゃむ。
陽斗「大丈夫ですか?怪我とかは···」
にゃむ「へっ!?あっ!大丈夫!ありがとね!」
にゃむの無事を確認する陽斗。それに対してにゃむは大丈夫だと言った。
陽斗「そうですか!よかったです!☆」
キラキラニコッ☆
にゃむ「っ♡♡」
トゥンク♡♡
にゃむが無事だと確認した陽斗は、いつも通りキラキラドキドキスマイルをにゃむに向けた。
それを見たにゃむは昨日の時よりも更に胸をトゥンクと鳴らしてときめいた。
にゃむ(何この子!?♡///////////超可愛いんだけど〜♡♡///////////////)
こうして、陽斗に助けられたにゃむは陽斗に惚れてしまったのだ。
にゃむ「こんにち〜にゃむにゃむ〜♡」
まりな「やっぱりこうなったわね···陽斗君にはたー〜っぷりとオシオキネ♡」
にゃむちも陽斗に惚れてしまいましたました!
次回は誰を助けるのでしょうか?
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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