お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE 作:シュステーマ・ソーラーレ
大ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。
最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。
様々な危機的状況からCiRCLEを利用しているガールズバンドのメンバーを助けた事から好意を寄せられて猛烈なアプローチを受けている。
それは陽斗がCiRCLEバイト2年目に突入しても変わらなかった。むしろ、より一層陽斗に対するスキンシップが激しくなっている。
そんな大変な状況になった陽斗だが、それなりに楽しくいつも通り毎日を過ごしている。
今回は、そんな陽斗があるアイドルユニットを助ける話である。
※陽斗が通っている高校の教室
純平「2人共、sumimiって知っているか?」
陽斗「す···sumimi?」
烈火「あぁ···今、人気のアイドルユニットな。」
ある日の事。陽斗は通っている高校の教室でクラスメイトの豊島純平と板橋烈火とおしゃべりをしていた。
その途中、純平がsumimiを知っているか陽斗と烈火に聞いた
sumimi(すみみ)とは、楽曲の作詞作曲も担当して7弦ギターというこれまた難易度が高い楽器を使用し、クールな佇まいと優しい性格が人気の三角初華と、初華のパートナーで、天真爛漫な性格と元気な笑顔で人気を得ている純田まな。
この2人からなる人気急上昇中のアイドルユニットだ。
純平が何故そんなsumimiの話をしたかというと···
純平「実は今度の日曜にうちの近くにあるライブハウスでsumimiがライブするんだよ〜♪それでチケットが3人分取れたから一緒に行こうぜ!」
陽斗·烈火「えぇ···」
純平の家の近くにあるライブハウスでsumimiが今度の日曜にライブを行うのだ。しかも大ファンである純平は、そのライブのチケットが3人分手に入れたので、一緒に行こうと陽斗と烈火を誘ってきたのだ。
陽斗(姉さん達にバレたら、きっとキツイお仕置きされる!)
陽斗は姉の花音やガールズバンドにバレたら大変な事になるので行きたくない。しかし···
※日曜日·ライブハウス
ワイワイガヤガヤ!
陽斗「来ちゃった···」
烈火「まぁまぁ···」
純平「うひょー!人がスゴいいっぱいだ!さっすがsumimiだぜ!!」
結局、純平のお願いを断れず来てしまった。
幸い、『友達と遊んでくる』と言ったら花音達は『男友達とならいいよ』と許してくれた。ただし、sumimiのライブに行くとは言ってないが···
司会者「それではsumimiの登場です!」
観客達「うぉーーー!!!!」
司会者がsumimiの出番を告げると観客達は大いに盛り上がった。
三角初華「皆さーん!」
純田まな「こんにちは〜!」
初華·まな「sumimiです!♪」
ステージの袖から、2人の美少女が現れた。彼女達がsumimiである。sumimiはライブハウスに集まったファンの人達に挨拶をした。
観客1「初華ちゃーん!キレイだよ〜♪」
観客2「まなちゃーん!キュート♪」
観客達「sumimi最高〜〜♪☆」
sumimiが登場すると、ファンの人達は熱烈歓迎した。まだライブが始まっていないにもかかわらずボルテージは最高潮だ。
純平「うーいかちゃーん!まーーなちゃ~ん♪」
烈火「···他人のフリしようぜ。」
陽斗「そうだね···」
純平もハイテンションになり、sumimiに熱い声援を送る。それを見た陽斗と烈火は恥ずかしくなり、触らぬ神に祟りなしと言わんばかりに他人のフリをする事にした。
初華「ありがとうございます!」
まな「それでは早速1曲目、聞いてください♪」
♪〜♪〜〜♫〜〜〜♪♪♫
観客達「初華ちゃーん♪」
純平「まなちゃーん♪」
烈火「ははは···」
こうして、大熱狂の中でsumimiのライブが始まった。初華の7弦ギターによる高度な演奏と歌声、まなのアイドル全開な可愛い踊りに純平を含む観客達は虜になっている。烈火はハイテンションな純平達に呆れているが···
陽斗(7弦ギター弾いてる人初めて見た···しかも上手い!)
そんな中、陽斗は7弦ギターという珍しく高難度な楽器を難なく演奏出来る初華に感心している。
※1曲目終了
初華「はい!1曲目聞いていただきましてありがとうございます!!」
まな「ありがとうー!♪」
観客達「わぁー〜♪♫☆」
1曲目が終了し、皆のテンションも大いにアゲアゲになってきた。
純平「スゲェだろぅ!?sumimi!!♪」
陽斗「う、うん!凄いね!!」
烈火「お見逸れしたぞ。」
陽斗達もsumimiのライブを凄いと感じた。
初華「それでは続けて2曲目···」
そしてsumimiが2曲目を始めようとしていた···その時!
DQN客1「おい!痛えじゃねぇか!?」
DQN客2「あぁ!?そっちがぶつかってきたんだろ!?」
DQN客1「やんのかコラッ!!」
DQN客2「上等だコラァ!!」
ドカァッ!!
初華「えっ!?ちょっと···」
まな「喧嘩は止めてくださーい!」
2人のDQN客がライブ中にもかかわらず喧嘩をし始めたのだ。sumimiが慌てて止めようとするが···
DQN客1「うるせぇ!」
DQN客2「邪魔すんな!!」
ブンッ!ヒュゥゥゥゥー···!!
初華「あっ!?」
まな「きゃあ!?」
怒ったDQN客はsumimi目がけて持っていたサイリウムを投げ飛ばした。このままでは顔面に当たってしまう。そんなsumimiの危機を救ったのは勿論言わずもがな···
陽斗「よっと!」
バシッ!バシッ!ガチャァァアン!!
初華·まな「えっ!!?」
陽斗だった。陽斗は、地面自体を縮めることで距離を接近させ、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌き、『縮地』と呼ばれる技で瞬時にsumimiがいるステージまで移動した。
そして、DQN客が投げたサイリウムを手刀で叩き落とした。
観客1「おい!彼は確か···」
観客2「CiRCLEっていうライブハウスの···」
観客3「松原陽斗だ!」
ワイワイガヤガヤ!
他の観客達も陽斗がCiRCLEの有名人だと気づいてざわつく。
DQN客1·2「あわわわ!すみませんでしたぁ!!」
DQN客2人も陽斗の姿を見てビビってあっさり土下座して謝った。
この後、DQN客2人はスタッフから厳重注意をたっぷり受け出禁処分となった。
※スタッフルーム
マネージャー「この度は、うちのsumimiを助けていただきありがとうございました!」
ペコッ!
初華·まな「ありがとうございました!!」
ペコッ!!
ライブ終了後、スタッフに呼ばれた陽斗はsumimiとマネージャーから助けてもらったお礼を言われる。
陽斗「いやいや!お2人がご無事でなによりです♪☆」
キラキラニコッ☆
初華·まな「っ♡♡////////////////」
トゥンク♡♡
それに対して陽斗は気にするなと言わんばかりに、必殺のキラキラドキドキスマイルを向けてsumimiの胸をトゥンクと鳴らしてときめかせる。
初華(なんてすてきな笑顔なの♡/////////////キラキラ輝く星みたい♡♡/////////////)
まな(この笑顔は絶対アイドルになれるよ!♡/////////////////)
こうして人気アイドルユニットのsumimiを惚れさせた陽斗。
花音「は·る·と·クン♪お姉ちゃんを騙してアイドルのライブに行ってたんだ···♫」
千聖「いい度胸ネ♪私という人がいながら···オシオキが必要カシラ?♫」
陽斗「ごめんなさーい!!」
この後、sumimiのライブに行っていた事がバレて花音達からこっぴどくお仕置きされた事は言うまでもない。
三角初華だけでなく純田まなまで惚れさせた恐ろしい男···それが陽斗です!このまま全てのメンバーを惚れさせてしまうのか!?
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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