お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE   作:シュステーマ・ソーラーレ

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この話は、モニカとRASの話です。

ちなみに、倉田ましろと朝日六花以外は、陽斗に好意を寄せていません。


モニカ&RAS編
第11話〜陽斗とガールズバンド·モニカ&RAS


大ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。

 

 

今日もCiRCLEで、とある2組のガールズバンドが練習をしにやって来た···

 

 

※CiRCLEの入口

 

ガチャ!

 

倉田ましろ「あれ?真っ暗······」

 

桐ヶ谷透子「まりなさーん?」

 

二葉つくし「今日休みだっけ?」

 

広町七深「休みだったら、閉まってるんじゃないかなぁ〜?」

 

八潮瑠唯「とりあえず、電気を点けましょう。」

 

CiRCLEに入ってきたこの5人は、今年結成されたばかりのガールズバンドである。

 

バンド名は『Morfonica』···読み方は『モルフォニカ』で、通称『モニカ』。名門のお嬢様学校である月ノ森女子学園の高校1年生で結成されたガールズバンドだ。

 

メンバーは次の通りだ。

 

倉田ましろ···モニカのボーカルと作詞を担当している。

 

名門お嬢様校の月ノ森女子学園に憧れ今年入学したが、周りの才能溢れる生徒に圧倒され、落ち込む毎日を送っていたが、ガールズバンドに出会ってから変わり始めた。想像力が豊かで空想癖がある。

 

何かとネガティブで後ろ向きな性格。人見知りが激しく、他人とコミュニケーションを取る事もあまり得意ではないコミュ障気味な所がある。

 

自己評価が低く臆病で逃げ腰、やたらと嫌いな食べ物が多いなど、良くも悪くも思春期の子供な性格をしている。

 

 

桐ヶ谷透子···モニカではギターと衣装制作を担当している。『月ノ森のカリスマ』と呼ばれていて、学校やSNSで人が周囲に集まる人気者である。

 

ブームの先取りを得意としているインフルエンサーであり、彼女がSNSで紹介したモノは必ず人気になる。

 

明るくカラッとした性格で、思い付きで行動することが多く、周囲を振り回す事もある。

 

実家は由緒ある呉服屋で、時折育ちの良さを見せている。口癖は『ミクロンミクロン』。

 

広町七深···モニカでベースを担当している。

 

『普通』に憧れているが、どこかズレた発言や行動をしてしまう事がある。本人はその事を気にしていて、周囲に溶け込むために本当の自分を隠している。

 

また『普通の青春』に憧れてモニカに加入したので、楽器は初心者である。

 

月ノ森では、ホラー研究会に所属する程のホラー好きであり、同じくホラー好きなポピパの牛込りみと意気投合している。

 

口癖は『広町的には~』。

 

手先が非常に器用でアクセサリー作りが得意。お菓子をモチーフにしたものは。本物と見間違うレベルの出来になるほどである。

最近はファミレスでバイトを始めた。

 

二葉つくし···モニカのリーダーでありドラムを担当している。

 

モニカでは、リーダーとして月ノ森の名に恥じないバンドにするためにメンバーをまとめている。

 

透子からは『ふーすけ』、七深からは『つーちゃん』と呼ばれている。

 

クラスでは学級委員長をしており、『しっかり者』を自称し努力家で常に自信満々に行動するが、少しドジな所もあり、本当の意味でしっかり者で頼りになる人を目指して奮闘している。

 

リーダーとして大事なことをパスパレのリーダーである丸山彩から聞き出そうとするが、慌てながらもちゃんと答えようとするのを見てサービス精神が大事だと悟る。

 

八潮瑠唯···モニカではバイオリンと作曲を担当している。

 

非常にドライな性格で、何事でも常にトップを目指しており、学業でも学年トップの成績を維持している。

 

かつて、音楽を無意味なものと捨てた過去があるが、ましろ達の友情と優しさに感動し、モニカに加入して音楽の世界に戻った。

 

高校生に見えないほど非常に大人っぽく、女性的な口調で少し低い声が出る。

 

コミニケーション能力はましろよりも上だがしかし、人の質問に真面目に答えない、正論を言って怒らせる等空気を読まない所へあり、『正論爆撃機』という二つ名が付けられている。

 

ちょっかいを出されると、塩対応をする一面もある。

 

透子とは正反対な性格な為にたまに喧嘩をするほど仲が良い。

メンバーに指摘されると、目を逸らす一面もある。

 

また、思った事を素直に言えないシャイな所もあったり、なんだかんだで面倒見が良い一面もある。

 

以上がモニカのメンバーである。

 

モニカは今日、バンド練習をしようとCiRCLEに来店した。しかし、何故か店内は電気が点いておらず、従業員スタッフが1人もいない。すると···

 

 

チュチュ「Excuse me!」

 

ましろ·透子·つくし「きゃあ!?」

 

七深·瑠唯「?」

 

モニカの背後から発音の良い英語が聞こえてきた。モニカのメンバーが振り向くと、そこには猫耳のヘッドホンをした背の低い女の子とその周りに4人の女の子がいた。

 

レイヤ「ごめんなさい。驚かしてしまって。」

 

ロック「あわわ〜真っ暗や〜!」

 

マスキング「何だよ···今日は休みか?」

 

パレオ「そんなはずはありません!ちゃんと予約はしました!」

 

チュチュ「そうよ!···ところで、そこにいる人達!スタジオに行きたいからそこどいてくれる?」

 

そう···彼女達は『RAISE A SUILEN』というガールズバンドなのだ···

 

RAISE A SUILEN···読み方は『レイズ ア スイレン』で、通称は『RAS(ラス)』。プロデューサーのチュチュが『自身のプロデュースする最強の音楽でガールズバンド戦国時代を終わらせる』という目的の為に結成された凄腕ガールズバンドだ。

 

メンバーは次の通りだ。

 

和奏レイ(レイヤ)···都立芸術学院高校の音楽科2年生。

 

ポピパの花園たえの幼なじみで一時期、同じミュージックスクールに通っていた。

 

幼少期から歌うことが好きで、歌唱力に関しては幼少期から高い実力を持っており、同じスクールの生徒でありながら面識·交流のなかったポピパの市ヶ谷有咲からもその存在を知られていた。

 

しかし、自身の大人びた歌い方故に周りから浮いていた矢先に、たえと出会い、彼女と公園で過ごすようになる。引っ越しが決まった時には『いつか一緒に音楽をやる』事を約束して、共に『ナカナ イナ カナイ』を歌った、

 

たえのことを『花ちゃん』と呼んでいる。ちなみにたえは『レイ』と呼んでいる。

 

一時期名古屋にいた事もあり時々名古屋弁で喋る事がある。

 

高校生になった後に、音楽の仕事をやるためにチャンスの多い東京へ上京して、一人暮らしをしながらアルバイトとしてコーラスや仮歌をしていたほか、たえと演奏するために覚えたベースで、アーティストのバックバンドをしていた。

 

周りと一定の距離感を保ち、高校生とは思えない大人びた言動をする。一方で誰に対しても優しく接し、周りのために自身の願いを諦める勇気を持っている。たえと歌った『ナカナ イナ カナイ』の約束を守り、絶対に泣かない事を決めている。

 

 

朝日六花(ロック)···羽丘女子学園の1年A組所属。RASのギター担当。

 

岐阜県出身で中学卒業後の3月に岐阜県からバンド活動をしたくて上京してきて親戚が営業している銭湯『旭湯』に住み込みで番台のバイトをしている。また、商店街の一角にあるライブハウス『Galaxy(ギャラクシー)』のアルバイトスタッフでもある。

 

ドジな所があり、興奮したり慌てたりすると地元の方言である美濃弁が漏れてしまうこともある。

 

運が悪い所も様々な出来事に巻き込まれる苦労人でもあるが、何事にもひたむきに頑張る努力家な一面もある。また父親似で頑固で意志が強い性格でもある。

 

花咲川女子学園の同級生同士で結成された王道ガールズバンド『Poppin'Party(ポッピンパーティー)』、通称『ポピパ』の大ファンで、ポピパの事を語ると語彙力が無くなる程に興奮する。

 

佐藤ますき(マスキング)···白雪学園高等部2年生でRASのドラム担当。

 

商店街にリニューアルオープンしたライブハウス『Galaxy(ギャラクシー)』のオーナーの娘であり、父に憧れてドラムを始めた。見た目こそヤンキーだが学力は高い。

 

演奏に夢中になると即興で音を入れることから『狂犬』と言われ、楽譜通りの正確な演奏を求めるチュチュから度々注意される事があるが、仲間想いの性格をしており、他人の為に涙を流せる優しさを持っている。ただし、バンドメンバーの技量を褒めることは滅多に無い。

 

可愛い物好きな一面もあり、汎用うさぎのスカジャンを身に着けている

 

レイヤとは以前からの仕事仲間であり、音楽に悩む彼女にアドバイスをする。

 

ドラムの実力は音楽業界でも知られており、同じくスタジオミュージシャンであった麻弥にとっても憧れの存在の一人であり、マスキング自身も麻弥に敬意を払っている。

 

自動二輪免許を所持しており、移動の際にはバイクを使用する事がある。ケーキ作りを得意としており、バンドメンバー等にお祝いのケーキを作ることもある。

 

鳰原令王那(パレオ)···千葉県加茂川市在住で、加茂川中央中学校の2年生。RASのキーボード担当。

 

元々はエレクトーンを学んでいたが、チュチュにスカウトされる形でキーボードに転向する。また、衣装とメイク担当もこなし、衣装の採寸はタブレットにインストールしたデジタルメジャーで行う。

 

自身をスカウトしたチュチュの事を『暗闇の中からパレオという私を見つけてくれた』と慕っており、チュチュ様』や『ご主人様』と呼んで、メイドのように振る舞い行動を共にしている一方で、時折彼女をからかう事がある。

 

仲間想いで、バンドメンバーのことをよく見ている他、威圧的な態度を取りやすいチュチュのサポートをしている。

 

パスパレの大ファンであり、ライブの際には会場に一番乗りをしたり、髪をパスパレカラーに染めるなど強く影響を受けている。彼女の存在はパスパレのメンバーも知っている。

 

ライブの際には髪の色をモノクロにしている。高い演奏技術を持ち、演奏中には激しいパフォーマンスを披露する。

 

通っている中学では眼鏡を掛けており、クラスの学級委員長や手芸部の副部長を務めるなどスポーツ万能な優等生として知られている一方で、実家の干物屋「干物の鳰原」を営む多忙な両親と共に過ごす時間はほとんど無い。

 

 

珠手ちゆ(チュチュ)···セロシアインターナショナルスクール11年生。RASのDJ兼プロデューサーで、作詞と作編曲も担当。デスクトップミュージックで作曲をしている。

 

帰国子女で、会話に英語が混じるときがあり、日本語の発音も帰国子女特有の表現になる。

 

また、実年齢は14歳だが、成績優秀ということから飛び級していて日本の高校2年生にあたる。

 

いつも、猫耳のヘッドホンを着けている。

 

自信家でプロ意識が高い一方、基本的に自分の価値観でしか物事を認めようとしない傾向から我侭で態度が悪い面も目立ち、相手の心情も無視した歯に絹着せぬ言動も合わさった結果、RASのメンバーや他のガールズバンドに反感を与えてしまう事もあるのだが、マナーはしっかりと守っている。

 

好物のジャーキーを始め、肉や菓子類以外はあまり食べようとしない偏食ぶりや、衛生面でもシャワーしか浴びようとしない等、やや自己の健康管理に関して疎かな面もある。

 

最強の音楽で世界を変えて『大ガールズバンド時代を終わらせる』事を目標にしている。

 

仕事場は高層ビルの屋上にあるプール付きの巨大なスタジオであり、これがチュチュのモノだとすると、実家は大富豪である。両親は音楽関係の仕事で海外に住んでいる。

 

 

以上がRASのメンバーである。

 

彼女達も、モニカと同じく今年結成されたばかりのガールズバンドであり、今日バンド練習をする為にCiRCLEにやって来たのだ。

 

ましろ「あっ···あなた達は···」

 

つくし「RAISE A SUILEN!最強の音楽を奏でる最強のバンドとはよく言ったモノ!選りすぐりのメンバーで構成された···凄腕ガールズバンドだーーー!」

 

七深「どうしたの?つーちゃん。突然。」

 

つくし「···はっ!?何か言わなきゃいけない気がして········」

 

パレオ「御説明ありがとうございます!」

 

RASのメンバーを見たつくしは、何故かテンション高めでRASの事を紹介する。それに対してパレオがお礼を言った。

 

透子「うわ〜!RAISE A SUILENって、人気急上昇中で、SNSでもバズってるガールズバンドじゃん!」

 

七深「本当だ〜!RASさん達も練習しに来たんですか〜?」

 

透子と七深がRASのメンバーを見て興奮している。

 

チュチュ「YES!そういうあなた達は·······」

 

パレオ「Morfonica!通称はモニカ!可憐に舞う蒼きモルフォ蝶のように舞い···幻想的で神秘的な音を奏で聴く者達を魅了する···新星ガールズバンドでーす♪」

 

マスキング「···どうしたんだパレオ。疲れてんのか?」

 

パレオ「違います〜!モニカの皆さんが私達の事を紹介してくれたので···」

 

それに対してパレオは突然、モニカの事をガルパ☆ピコ的に紹介した。それをマスキングが『大丈夫かコイツ?』っと、言いたげな目で見ながら、パレオを心配する。

 

つくし「は、はじめまして!Morfonicaのリーダーで、ドラム担当の二葉つくしです!」

 

チュチュ「Nice to meet you!私はRAISE A SUILENのProducerのチュチュと申します。バンド内ではDJを担当してます。」

 

つくし「あっ!ご丁寧にありがとうございます!」

 

モニカを代表して、RASに挨拶をするリーダーのつくし。それに対して、プロデューサーのチュチュが名刺を差し出して挨拶する。まるでサラリーマンの接待のようにも見える。すると···

 

 

パッ!!

 

ましろ「ひゃあ!?あ、明かりが···」

 

レイヤ「電気が復旧した···」

 

突然CiRCLEの明かりが点いた。電気が復旧したようだ。更に···

 

まりな「いや〜!ブレーカーが壊れるなんて、思ってもみなかったよ〜!」

 

陽斗「でも、無事に交換出来てよかったですね!」

 

地下に通じる階段から上がって来たのは、CiRCLEの女性スタッフである月島まりなとアルバイトスタッフである陽斗だった。どうやら、CiRCLEの電気ブレーカーが故障してしまったので、今まで交換作業をしていた為、CiRCLEの電気が点いておらず受付が不在のままになっていたようだ。

 

ましろ「ま···まーくん//////////////」

 

透子「あっ!まりなさん!それにハル!」

 

七深「ごきげんよう〜」

 

 

ロック「は、陽斗くん!////////////////」

 

レイヤ「おじゃましてます。」

 

パレオ「今日はよろしくお願いします!」

 

モニカとRASは、まりなと陽斗に挨拶をしてから、それぞれ予約したスタジオへと入っていった。

 

まりな「さぁ!仕事仕事!よろしくー!」

 

陽斗「はい!」

 

こうして、陽斗のCiRCLEでの仕事が始まる······

 

※2時間後

 

ましろ「まーくん!/////////一緒に帰ろう!////////////」

 

ロック「駄目!////////陽斗くんは私と一緒に帰るんや!//////////」

 

ギュウッ〜/////////////////

 

陽斗「ふ、2人共!/////////そんなにくっつかないで!////////////」

 

 

透子「シロ!負けんなよ!」

 

七深「頑張って〜」

 

つくし「あんな積極的なましろちゃん、初めて見たよ·····」

 

瑠唯「恋は盲目···と言った感じかしらね···?」

 

 

マスキング「いいぞ、ロック!そのまま持ち帰れ!!」

 

レイヤ「もう···ますきったら面白がって···」

 

パレオ「おお〜!恋する乙女は最強ですね!」

 

チュチュ「Unbelievable···」

 

その2時間後に、ましろとロックによる陽斗争奪戦の様子を面白そうに見物するモニカ&RASの様子がそこにはあった······




モニカとRASのメンバーで、陽斗に好意を寄せているのはこの2人だけです。

投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

それでは次回もよろしくお願いします。

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