お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE   作:シュステーマ・ソーラーレ

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久しぶりに陽斗がガールズバンドのメンバーを助ける話です!


第135話〜陽斗のお助け記録·NextOne

大ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。

 

最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。

 

様々な危機的状況からCiRCLEを利用しているガールズバンドのメンバーを助けた事から好意を寄せられて猛烈なアプローチを受けている。

 

それは陽斗がCiRCLEバイト2年目に突入しても変わらなかった。むしろ、より一層陽斗に対するスキンシップが激しくなっている。

 

そんな大変な状況になった陽斗だが、それなりに楽しくいつも通りな毎日を過ごしている。

 

今回は陽斗がガールズバンドのメンバーを助ける話です。

 

 

ケース1→ゲーセンでお助け

 

陽斗「ふぅ~···今日はバイトも無いし、まっすぐマンションに帰ろう。」

 

ある日の事。学校終わりでバイトも休みな陽斗は、まっすぐマンションまで帰ろうとしていた。そして、とあるゲーセンの前まで来た。すると···

 

楽奈「······」

 

陽斗「あれ?あれは楽奈ちゃん?何やってるんだろう?クレーンゲームの前で。」

 

MyGO!!!!!の要楽奈がゲーセンのクレーンゲームコーナーの所にいた。楽奈はクレーンゲームの中をじーっと見つめたまま動かない。

 

陽斗「楽奈ちゃん!」

 

楽奈「あっ、はると♡」

 

気になった陽斗がゲーセンの中に入って、楽奈に声をかけた。

 

陽斗「どうしたの?こんな所で。」

 

楽奈「あれ」

 

陽斗「あれ?···あ~···」

 

陽斗がどうしたのかと楽奈に聞いた。すると楽奈がクレーンゲームの中を指差した。その中には可愛い猫のぬいぐるみがあった。

 

それを見た陽斗は全てを察した。楽奈は大の猫好きなので、クレーンゲームの中にある猫のぬいぐるみが欲しいのだ。しかし、自分ではぬいぐるみを取る事が出来なくて、見ているだけしか出来ない。そんな時に陽斗が楽奈に声をかけた···という事なのである。

 

陽斗「ちょっと待ってね!うーん···」

 

楽奈「···?何やってるの?」

 

事情を察した陽斗は、クレーンゲームを周りぬいぐるみの重心を見極める。クレーンの力は弱いのでバランスが命なのだ。なので、ぬいぐるみを配置をしっかりと確認するのが重要なポイントなのを陽斗は知っている。

 

陽斗「200円あればいけるかな···よしっ!」

 

チャリン!!!

 

陽斗はクレーンゲームに200円を入れた。

 

ウィーーン!ガチャ!ウィーーン···ガチャ!ウィーーーン···ポトッ!

 

楽奈「あ···」

 

陽斗「大丈夫!次で取るから!!」

 

1回目ではしっかり掴めていたが、途中でポトリと落としてしまう。楽奈はがっがりした表情になったが、陽斗は次で取ると意気込む。そして!

 

ウィーーン!ガチャ!ウィーーン···ガチャ!ウィーーーン···ポスッ!

 

楽奈「あっ···!」

 

陽斗「やった!」

 

2回目では、見事景品のぬいぐるみを落とし口まで誘導して落としてゲットした。

 

陽斗「はい!どうぞ!」

 

陽斗がゲットした猫のぬいぐるみを楽奈に差し出した。

 

楽奈「ありがとう♡はると大好き♡♡」

 

チュッ♡

 

陽斗「ら、楽奈ちゃん///////////////」

 

楽奈はお礼に陽斗のほっぺたにキスをした。

 

ちなみに、別のクレーンゲームコーナーにはペンギンやパンダのぬいぐるみがあったので、それらもゲットして楽奈と同じMyGO!!!!!のメンバーである高松燈と椎名立希にプレゼントすると···

 

燈「ありがとございます!/////////////一生大事にします♡//////////////」

 

立希「わ、私も!////////////本当にありがとうございました!♡/////////////」

 

大いに感謝された。

 

愛音「いいなぁ〜」

 

そよ「私には何も無いんですね···」

 

陽斗「ご、ごめんね···」

 

他のメンバーからは羨ましいと思われている陽斗であった。

 

楽奈「はると、やっぱおもしれー男♡♪」

 

ケース1終了!

 

ケース2→瀬田薫をお助け

 

陽斗がCiRCLEでバイトをしていたある日の事。ラウンジスペースでは···

 

りみ·ひまり「何これ〜!?」

 

香澄「りみりん!?」

 

巴「どうした!ひまり!?」

 

ポピパの牛込りみとAfterglowの上原ひまりがスマホを見て叫んだ。それに驚くメンバー達。

 

ひまり「これ見てよ!」

 

ひまりが他のメンバーにスマホを見せた。そこには···

 

『瀬田薫は嘘つき』『本当はビビり』『高所やホラー系がダメな臆病者』

 

有咲「何だよこれ···薫先輩を誹謗中傷する記事ばっかりじゃねぇか!」

 

蘭「何これ···ひどい。」

 

ハロハピの瀬田薫を誹謗中傷する記事がびっしり書かれていた。

 

つぐみ「その事なんだけど···うちの学校の演劇部が荒らされていたんだ···」

 

沙綾「そうなの?」

 

つぐみ「うん。薫先輩が使っていた衣装や備品が壊されていたり···本当に酷かった。」

 

更には、かつて薫が所属していた羽丘の演劇部では、部室が荒らされていて、薫が当時使っていた衣装や備品等が壊される被害が出ていた。

 

モカ「これは事件ですな〜···」

 

たえ「事件だね···」

 

そして、当の本人はというと···

 

※とある路地裏

 

薫「これは···どういう事だい?」

 

千聖「あなた達···一体何なの!?」

 

悪ヤンキー達「へへへへへ!」

 

幼馴染の白鷺千聖と一緒にいた所に悪いヤンキー達が現れて、とある路地裏まで連れて行かれた。

 

?「へっ!久しぶりだな〜···弱虫かおちゃん♪」

 

薫「っ!?君は···須加君!!?」

 

千聖「っ!須加って···」

 

須加「そうだよ!お前らのせいで表舞台に立てなくなった須加だよ!!」

 

悪いヤンキー達の中から、ガラの悪いチャラ男系の男が現れた。『須加(すか)』と呼ばれる男に薫と千聖は見覚えがある。何故なら···

 

千聖「ふざけないでくれる?昔は天才子役って言われておきながら、裏で薫をいじめていたのに!」

 

薫「うぅ···」

 

かつては天才子役と言われておきながら、裏で当時同級生だった薫をいじめていた男だったからだ。

 

須加「はっ!弱虫かおちゃんがあまりにもビビりなのがいけないからだろ!それなのに白鷺千聖!お前が学校にチクったせいで世間にもバレて、オレも家族も誹謗中傷されて芸能界から干されたんだ!」

 

そう···今でこそ薫は王子様と称される程の演技力で数多くの人達を魅了している。しかし、子供の頃は引っ込み思案で臆病な所があった大人しい子供だった。

 

そして、この須加という男は薫の性格に目をつけて、毎日のように薫をいじめていた。それに気づいた千聖は学校に報告した。それがきっかけとなり、須加とその家族は世間から誹謗中傷されて、須加は芸能界を引退せざるを得なくなった。

 

悪ヤンキー1「瀬田薫!お前のせいでオレは好きだった女の子にフラれた!」

 

悪ヤンキー2「そうだ!『やっぱり薫様がステキよね♡』っと言われてオレもフラれたんだ!!」

 

須加「どうだ?弱虫かおちゃん!ここにいる連中は皆お前のせいで好きだった女の子にフラれた奴等なんだよ!今こそ恨みを晴らせ!」

 

悪ヤンキー達「うおおおおおー!!」

 

ドドドドドドド!!

 

須加の周りにいる悪いヤンキー達は、薫のファンだった為にフラれた男達だった。その男達が薫のせいでフラれた腹いせにと言わんばかりに薫と千聖に襲いかかる。

 

薫「くっ!せめて千聖だけでも!!」

 

バッ!

 

千聖「薫!」

 

薫は千聖を守ろうと前に出る。まさに絶体絶命なこの危機を救ったのは···もちろん!

 

ヒュゥゥゥー···ドゴォォ!

 

悪ヤンキー達「痛ぁぁぁぁ~!?」

 

ドサッ!

 

須加「何っ!!?」

 

陽斗「薫さん!千聖さん!!大丈夫ですか!?」

 

薫「は、陽斗···♡///////////////////」

 

千聖「陽斗♡やっぱり来てくれたのね♡」

 

陽斗だった!丁度、近くで買い物をしていた陽斗は、路地裏での騒ぎを聞きつけ現場に来たのだ。そして、先程買ったらしい大根を悪いヤンキー達の顔面めがけて投げ飛ばし、それらが命中した悪いヤンキー達は一斉に倒れた。

 

須加「くそっ!こうなったら···」

 

それを見た須加は隙を見て逃げ出そうとするが···

 

黒服の人1「···どちらに?」

 

黒服の人2「逃げる気ですか?」

 

黒服の人3「逃がしませんよ。」

 

ザッ!!!

 

須加「ひぃぃぃ〜!?何だお前らは!!?」

 

弦巻財閥の黒服さん達が須加の周りを囲んで逃さないようにする。

 

陽斗「詳しい事情は分かりませんが···この人が薫さんや千聖さんに悪い事をした張本人ですね?」

 

黒服の人1「はい。」

 

黒服の人2「既に調べはついてます。」

 

黒服の人3「後はこちらで処理致します。」

 

ゾロゾロゾロゾロ!

 

須加「うわぁ~!やめろー!!」

 

悪ヤンキー達「ひぃぃぃー!!?」

 

こうして、須加と悪いヤンキー達は黒服さん達に連行された。その後、何処かの国で農作業やらカニ漁やらをさせられる毎日を送っている···というのは別の話である。

 

薫「ありがとう陽斗♡」

 

千聖「助かったわ♡」

 

薫と千聖は助けてくれた陽斗にお礼を言った。

 

陽斗「ははは!お礼なんていいですよ!当然の事をしただけですし!その···お礼の代わりに、大根一緒に買いに行きませんか?今ので無くなって···」

 

薫「あぁ···いいとも♡」

 

千聖「いいわよ♡一緒に行きましょう♡」

 

お礼の代わりにヤンキー達を倒す時に使ってしまった大根を一緒に買い直そうと2人を誘う。2人は勿論OKした。

 

その数日後、ネットからは薫に関する誹謗中傷の記事が消え去っていた。更に···

 

※CiRCLEの受付カウンター

 

薫「陽斗♡今度、四ツ葉女子大学で劇を行うんだ♡特別に陽斗を招待しよう♡♡」

 

ギュウ♡

 

陽斗「か、薫さん!?/////////////////」

 

千聖「ずいぶんと積極的になったじゃない?か·お·ちゃ·ん♪」

 

りみ「陽斗君♪どういう事なのかな?♫」

 

ひまり「ずるーい!」

 

いつにも増して積極的に陽斗を誘う薫の姿がCiRCLEにあったという···

 

薫「陽斗···愛しているよ····♡恥ずかしい···♡////////////////」

 

ケース2終了!




薫もイヴ同様に過去の因縁にケリがつきました!

そして陽斗にますます積極的にアプローチするようになりました!これからどうなるのでしょうか?

※投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

※お気に入り登録と評価をありがとうございます!

※それでは次回もよろしくお願いします!
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