お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE   作:シュステーマ・ソーラーレ

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今回の話は、陽斗がガールズバンド以外の女子達からラブレターを貰ったたら?···っという話です。


第16話〜陽斗がラブレターを貰った為に嫉妬するパスパレ&ガールズバンド

大ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、新たなガールズバンドの聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。

 

最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。

 

昔から何かと世話が焼ける姉の花音を守る為に我流で格闘技の訓練を欠かさない、都内の地理を全て覚える等、姉想いの優しい性格をしている。

 

空手等の格闘技で鍛えている為、プロの軍人や傭兵を超える人間離れした戦闘力を誇る。

 

普段の性格は、とても優しくお人好しで困っている人を放っておけない。しかし、本気で怒ると一人称が『オレ』に変わり、ヤンキーみたいな口調になり上記の格闘技で敵を病院送りにしてしまう。

 

この話では···陽斗が、とあるガールズバンドとの日常を描いた話となっている。早速ご覧いただこう···

 

 

 

※CiRCLEのラウンジスペース

 

陽斗「はぁ···また貰っちゃった···断ったはずなのに···」

 

ある日のCiRCLE。そのラウンジスペースで休憩中の陽斗は困っていた。それは···高校の先輩からラブレターを貰った事だった!

 

陽斗が通っている高校は普通の公立高校だ。偏差値も部活動もそこそこで、特にこれといった特徴の無い高校だ。

 

ただ···1つだけ他の高校と違うのは女子が多いという事だ。男子と女子の比率は、男子が2割に対して女子は8割と圧倒的に多い。

 

実は、陽斗が通っている高校は元女子校であり、少子高齢化による生徒数の減少で数年前に共学になったばかりの高校なのだ。

 

そんな高校に通う陽斗は、上記の能力と性格もあり、女子達にかなりモテる。それ故にラブレターを貰う事はしょっちゅうある。

 

陽斗はCiRCLEのラウンジで、誰にも知らないように秘かにラブレターを読んで断りの返事を書いている所だ。

 

ちなみにそのラブレターにはこのような文章が書かれていた。

 

 

『拝啓

松原陽斗様

 

突然このような手紙を書きました ご無礼をお許し下さい

 

ですが どうしても抑えきれない この気持ちを伝えたくて 筆をとりました

 

率直に申しあげます 私は貴方の事が大好きです

できれば返事を焦らせたくありませんが 待ち続けるのも辛いので ○月☓日までに返事を下さい

 

良い返事を期待しています

 

3年A組 上野夕子』

 

···とても丁寧で綺麗な文字と表現である。

 

陽斗「図書委員長から貰うなんて···綺麗な字で文章も丁寧だ。」

 

ちなみに、陽斗にラブレターを書いたのは、陽斗が通っている高校で図書委員長を務めている上野夕子『うえの·ゆうこ』という女子だ。陽斗も図書委員なので面識がある。

 

見た目も中身も清楚な大和撫子で、高校では人気トップ3に入る程に人気がある。そんな人からラブレターを貰って正直悪い気はしない。

 

しかし陽斗には、ラブレターを書いた女子の気持ちに応えられない理由がある。

 

 

彩「あっ!陽斗君!こんにちは!」

 

日菜「ヤッホー♪」

 

千聖「陽斗。お仕事お疲れ様。」

 

麻弥「こんにちは。お仕事お疲れ様です。」

 

イヴ「ハルトさん!お仕事御苦労様です!」

 

 

そう···陽斗に恋するガールズバンド···そして超ブラコン姉である花音の存在だ。

 

もし、陽斗が高校でラブレターを貰う位にモテモテなのを彼女達が知れば、とんでもない修羅場になる事が予測出来る。それだけはどうしても避けたい。

 

 

陽斗「あっ!パスパレの皆さん、お疲れ様です!」

 

サッ!

 

ラウンジにアイドルガールズバンドのパスパレが来て、陽斗は慌てて読んでいたラブレターを隠す。

 

日菜「あれ?何か隠さなかった?」

 

それでも日菜が気づいて、陽斗に何か隠さなかった?っと問いかける。

 

陽斗「いえ、何も隠してないですよ?」

 

それに対して、陽斗は動揺する事無く誤魔化そうとする。しかし···

 

日菜「怪しい〜···」

 

千聖「そうね···」

 

日菜と千聖から疑いの眼差しを向けられる。

 

陽斗「いや···何でもないですよ?」

 

その眼差しに内心大焦りの陽斗。更に···

 

彩「あれ?陽斗君、後ろのポケットに何かはみ出てるよ?」

 

麻弥「あっ···本当ですね。」

 

陽斗(ま、マズイ!)

 

陽斗の後ろにいた彩と麻弥が、陽斗が履いているズボンの後ろポケットに何かがはみ出ている事を指摘した。その何かとは勿論···ラブレターである。

 

イヴ「スキあり!」

 

バッ!

 

陽斗「あっ!?」

 

イヴが、陽斗の一瞬の隙をついて陽斗がズボンの後ろポケットに入れたラブレターを取った。そして!

 

彩「···っ!?これって!?」

 

日菜「何々〜?···あ。」

 

千聖「何なの?イヴちゃん、それは···あら。」

 

麻弥「何ですか?それは···な!?」

 

イヴ「これは···むむ。」

 

陽斗(お、終わった······)

 

ラブレターを見つけた途端、パスパレの目からハイライトが消えた。

 

彩「···ねぇ陽斗君?これって、もしかしなくてもラブレターだよね···」

 

麻弥「濃いピンク色の封筒···中央に陽斗君の宛名···間違いありませんね···」

 

日菜「はーるくーん···誰かなぁ〜?るんっ♪ってしない事をしたのは〜···」

 

千聖「本当ね···陽斗を奪おうとしている泥棒猫は誰かしらね···?は·る·と♪」

 

イヴ「そんな不届き者は、ワタシがセイバイしてさしあげます♪」

 

ゴゴゴゴゴ·····!!!!!

 

陽斗(うわぁーー!やっぱりこうなったーー!!)

 

 

パスパレは、陽斗にラブレターを出した女子に激しい怒りに満ちた闇のオーラを出している。

 

その後の事だが···

 

※約1時間後のCiRCLE第1スタジオ

 

麻弥「本日はお集まりいただきありがとうございます。」

 

千聖「今日集まってもらったのは他でもないわ···」

 

イヴ「ハルトさんにラブレターを送った不届き者がいる事について···」

 

日菜「ハル君やその子をどうしようかを話し合うよ~···」

 

彩「皆···ヨロシクね♪」

 

 

花音「むむむっ!」

 

美咲「ふーん···陽斗君がラブレターを···へー···」

 

 

有咲「緊急事態って言うから来たけど···陽斗がラブレターを貰うとはな···」

 

沙綾「誰かな?陽斗を奪おうとするおバカさんは···?」

 

りみ「絶対許さへん···」

 

 

紗夜「陽斗君にラブレターを渡すなんて···許し難いですね。」

 

燐子「陽斗君は···私の陽斗君なのに···許せない···です···」

 

 

モカ「これは流石のモカちゃんも放っておけませんな〜···」

 

つぐみ「陽斗君は私のだよ?それなのにラブレターを渡すなんて···許さない許さない許さない許さない許さない······!」

 

 

ましろ「私のまーくんを奪おうとする泥棒猫がいるなんて···フフフ···殺っちゃおうかな♪」

 

六花「陽斗くんにラブレターを渡すなんて···ごーがわく!」

 

※『ごーがわく』とは岐阜の方言で『腹が立つ』

 

 

パスパレから連絡を受けた一部のガールズバンドのメンバーがCiRCLEに駆けつけた。

 

そして、陽斗ラブレター対策会議を開催して出た結論は2つだ···

 

1→上野夕子の告白を必ず断る事

 

2→CiRCLEに来る時に必ず陽斗の持ち物検査を徹底的に実施する

 

こうしてこの日以降、ガールズバンドの陽斗に対する束縛···もとい独占欲が増した(笑)




今回は短めでしたが、凄い修羅場になったと思います。

※ちなみに、名前だけ登場したオリキャラの上野夕子は、多分今後登場しないと思います。

投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

それでは次回もよろしくお願いします。

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